友人たちの距離感がバグっている

イセヤ レキ

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「ほら、さっさとお湯溜めて、先にあったまって」
「育も一緒に入ろうよ」
「俺はそんなに濡れてないし、一緒だと狭くないか?」
「ここの風呂大きいし、別々は寂しいよ」
「ん、わかった。じゃあ一緒に入ろっか」

俺たちは服を脱ぎ、ハンガーに掛けた。

お湯を溜めながら身体を温め、狼の腕に触れる。
冷えていなくて、ホッとした。

狼はにっこり笑うと、俺に尋ねる。

「育、今日も抜き合う?」

狼に問われて、頷く。
オナニーは一人でするより、狼としたほうが何倍も気持ち良い。
半年前くらいにそれを狼から教わってから、一人でシコることが激減した。

「する。二日空いたから溜まってんだよな」
「じゃあ、僕の上に跨って」
「ん」

狼のほうが身体が大きいので、兜合わせをする時は大抵俺が狼の上に跨る。
狼の大きな手が二本のペニスを包んだところで俺は狼の首に両手を回し、しがみつくようにしてバランスを取りつつ腰をゆるゆると振った。

「ん……♡、は、ぁ♡」

瞳を閉じて、快感を追いかける。
セックスをしたことはないが、他人にちんこを扱かれるだけでこんなに気持ち良いのに、まんこに突っ込んだらどれだけ気持ちが良いのだろうと、期待と妄想を膨らませる。

好きな子がいないので、まだ予定は未定だが。

「育、気持ち良い?」
「ん♡ 気持ち、い……っ♡♡」

ちゅう、と狼にキスをされ、仕方なくそれを受け止めた。
半年前、キスはお互い好きな子のために取っておこうと話した筈なのに、狼はそんなルールをすっかり忘れてお構いなしにしてくる。

ファーストキスを奪われ、心の中で泣きながら「今のはノーカンな」と言ったのに、結局セカンドキスもその次もその次も狼にされて、もう諦めた。
いちいちキスするなと言うのも、気分が盛り下がることだし。
恐らく狼は、気持ちが昂るとキスをしたくなる体質なのだろう。

狼の掌の中でお互いの性器を擦り合わせれば、あっという間に射精感が高まっていく。

「……っ、狼、も、イきそ……♡」
「あと少し、待って、育。一緒に、イこ……っ」

ぬちゅぬちゅ、といういつもの水音の代わりに、湯船の中の湯が飛沫となってパシャパシャと弾けた。

「ぁ♡ 早く♡ も、限界……っっ♡」
「育、育……っっ!」

限界だと言っているのに、狼は俺の首をべろりと舐めあげ、その舌先を耳にねじ込む。
くちゃくちゃ♡ と耳の中を犯され、俺の我慢はピークに達する。

「んあ♡ それ駄目っ♡ イく、イくぅ……っ♡♡」
「僕も……っ」

俺たちは同時に、湯の中に白く濁った欲を放った。


半年前、俺が学校のトイレでシコっているのを気分が悪いと勘違いして狼が突撃してきたのをきっかけに、俺たちはこうして抜き合いをする関係になった。

男友達相手に不健全かもしれないが、性欲のありあまった寂しい非リア充な独り身としてはごく健全な流れだったと思う。

まぁ、見つかったのも相手してくれたのも狼で良かった。
シモの処理まで一緒に出来る親友なんて貴重だ。

だから先ほどの、「いくら友達でも、僕にしてることをそのまましちゃ駄目だよ」という狼の言葉は確実に、この行為を指しているのだと思う。


はぁ、はぁ、と息を整えている俺の身体に、狼はキスをする。
最近の狼は乳首を吸うのが好きみたいで、ちゅうちゅうと俺の乳首に吸い付きながら、もう片方の乳首を優しくカリカリ♡ と指で引っ掻いた。
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