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本編
36
ぐるぐる喉を鳴らす猫が四匹。
膝の上を陣取ったダイナと、右側にぴったりとくっつくノア、ノエルごとまとめて引っ付いてくるアデルと、反対側にくっつくカイン。
「…………暑い!!」
いくら本格的な夏がまだだとは言え、新緑の輝く初夏。こうもぴったりくっつかれたらいくら俺でも汗をかく。
ダイナを腕の中に抱いて立ち上がり、正面のソファに移動した。なんで三人掛けのソファがふたつあるのにひとつに四人+一匹でぎゅうぎゅうに座ってるんだ。せっかく広いのだから広々使いたい。
一匹だけ膝に抱かれたダイナの表情が心なしかドヤっていてかわいらしい。超絶プリティーだ。絵画に残して額に飾るべき。
「待て、こっちに来るな。移動した意味がなくなるだろ」
腰を浮かせた三人に手のひらを向けて制する。暑いと言って移動したのになんでこっちに来ようとするんだ。
ハンカチで首の後ろをぬぐい、背中で流れる髪に舌を打つ。結わえずに流しているから熱がこもっているんだ。うざったくてムッとする。
アデルも高い位置で結って団子にしているから暑いに違いない。カインはそもそも肩につかない位置で切りそろえているから暑くもなんともないんだろう。
「髪を切りたい」
「ダメ」
「却下」
「もったいないです!」
却下された。一も二もなく却下された。
うぐぐ、と歯を食いしめれば熱を帯びた目を向けられた肩が跳ねた。こいつら、予備動作無くそういう表情を向けてくるから怖いんだ。――夜を思い出させるから、やめてほしい。
「星を閉じ込めた月の御髪を切ってしまうなんて、私たちにはできない」
「水のように流れて手のひらから零れ落ちていく、黄金の髪が好きなんだ」
「汗の滲んだ肌に張り付く輝きは目を奪われて、もし手元が狂って白い柔肌を傷つけたらと思うと……」
「いや、なんでお前らが切る前提なんだよ」
「…………えっ、まさか、ノエルは僕たち以外にその美しい髪を触らせるつもりで!?」
なんでそこでスイッチが入るんだ!
「メイドにやらせるつもりだった? それとも町の理容師……はそもそも却下だね。ノエルの姿を見せるのももったいない」
「ねぇ、ノア君はどう思う? ノエルの猫のしっぽみたいな髪が短くなってしまうの」
「僕は、ヤです……せっかく綺麗で、まっすぐな髪なのに。僕は母上に似てふわふわしてるから、兄上のまっすぐな髪が羨ましい」
すぐにノアを味方につけようとするんだから!
ノアも、すっかり警戒心を解かれて双子に懐いている。うちのきょうだいはみんな物騒だったから、俺以外に甘やかして優しくしてくれる「年上のお兄さん」に警戒心はあれど興味好奇心もあったんだろう。
双子が無害だとわかれば、懐くのはあっという間だった。ノアの兄は俺なのに、と思う気持ちもあるが、ノアが俺以外に頼れる存在を見つけてくれてとても嬉しい気持ちもある。
――問題は、アデルとカインは、ノアが俺の弟だから優しくしているだけ、という点だ。
判断の基準が「俺」なのは、今もこれからも変わることはないんだろう。そこはもう諦めるしかないと思っている。というか諦めてる。
「じゃあ、せめて毛先を整えたい。それならいいだろ」
指先でつまんだ黄金は、確かに艶やかでしっとりしているものの、細くなった毛先が縮れていたり、枝分かれしているのが少なからずあった。
「それくらいなら、まぁ」と許可が出そうな雰囲気にかこつけて、お願いをする。
「体調も整っている日が増えてきた。背中ももう痛まないし、外の空気を吸いたい」
緩みかけた雰囲気が再び張り詰める。いい加減、引きこもりも飽きてしまった。
きっと、率直に言っても却下されるだろう。彼らが口を開く前に、続けてお願いをした。
「お前らが生まれ育った土地を、俺も見たいんだ。ひとりで馬に乗るのがダメなら、お前らの馬に乗せてくれよ。お前らが俺に怪我をさせるわけもないだろうしな」
ふたりのことを信じているよ、と全面に押し出して、微笑みかける。断るわけがないよね、と笑めば、ウッと言葉に詰まるのだ。
俺をひとりにするのが不安なら、初めからふたりと一緒にいるのを前提に話を進めればいい。
乗馬がダメなら、ふたりと一緒に乗ればいい。ひとりで出歩くのがダメなら、一緒に出歩けばいい。町に行きたかったら連れて行ってもらおう。
アデルとカインに甘やかされる日々の中で、俺は確信した。
こいつら、ヤンデレ予備軍だ――!
駒鳥シリーズの後方腕汲み厄介オタクな俺は、駒鳥シリーズにたどり着くまでにいろんなジャンルの沼に足を入れてきた。時には腰まで、またある時は手足を別々の沼に浸からせるオタクだった。
二次創作サイトやランキングの巡回は日課だったし、いわゆる地雷というのもなかったので手当たり次第に好みの小説やらイラストやらを読み漁った。
逆ハー、溺愛、死ネタ、救済IF――ヤンデレ。
夢主や創作主がキャラクターにヤンデレられる、そういったものは一定の層にウケて、人気のジャンルに分類されてた。
オタク目線で見て申し訳ないのだが、アデルとカインは確実にヤンデレに進化するタイプ。数々の創作を読み漁ってきた俺は断言できる。
貴方を殺して私も死ぬ、みたいなヤンデレが多いけど、俺は別に嫌いじゃない。普通に面白く見ていられた。――自分が当事者じゃなければの話だけど。
ヤンデレはどこまでいってもヤンデレでしかない。一般人に擬態しようと擬態できるのはごく一部に限られる。そしてアデルとカインは擬態できるタイプのヤンデレだった。
内心では恐ろしいことを考えているんだろうけど、たまに閉じた蓋の隙間から溢れてくる執着や独占欲もヤンデレの一欠片だったんだろう。
ヤンデレだからといって、俺は逃げるつもりはない。逃げるからヤンデレになるんだ。ふたりの抱えた感情もなにもかもを包み込んで認めて、否定をしない。そうすることでヤンデレはちょっとヤンデレくらいにまで収まる。
逃げたら足でも切られた一生監禁生活だろうけど、俺には逃げる理由がない。ノアも、ここにいて楽しそうだし。ダイナも伸び伸びしてる。
第一に、どうして好いた人たちのもとから逃げなきゃいけないんだ。
「俺は、アデルとカインといろんなところへ行って、いろんなものを見て、いろんな経験を共にしたいんだ。待っているだけのお姫様なんて、俺の柄じゃあないんだよ。お前らが俺にどんな感情を抱いていようと、俺はアデルのこともカインのことも嫌わない。――愛しているんだからな」
……これこそ、柄じゃなかった。
感情を吐露した俺に呆けた双子は、次いで破顔する。子供みたいに、照れくさそうにはにかむものだから俺まで照れくさくなってしまう。
「たまには、街へ行くのもいいかもね」
「夏用の服でも仕立てようか」
……勝った!
眉を下げて、深く溜め息を吐き出したふたりは困ったように笑って頷いた。
「お出かけするんですか……?」
「……ノア、」
「僕、ケーキが食べたいです! フルーツがたくさんのった、美味しいやつ。お土産に、買ってきてくださいね、兄上」
僕も行きたい、と言うかと思った。町へ行くのならノアも連れていきたいとお願いするつもりだったのに。
戸惑い、口を噤んでしまった俺を見て、「……初デートに、弟がついていったらダメでしょ?」と小さくこぼしたノア。
初、デート……?
きっかり三拍、沈黙が流れた。
「な、なっ、ノア!? ち、違う、デートの誘うじゃないが!?」
「え? でも、兄上たちは恋人同士なんですよね?」
「ち、ちが……違わない……」
「それなら、やっぱりデートですね! 僕も、街に行ってみたいけど、それはまた今度、連れて行ってください!」
にっこり。ピュアピュアなスマイルに心が浄化されていく。双子も何かしら感じたのか、左右からノアの頭を良い子良い子と撫でていた。
俺の弟がこんなに良い子。ほんとに、どうしてデズモンドなんかに生まれてしまったのか。
ノアのありえた未来を思い返すと、本当に涙が溢れてくる。こんなに良い子が、あんな目にあっていいはずがない。
「デート」
「デート……!?」
「アデル、おめかしをしなくちゃ」
「カイン、エスコートの予定を立てなきゃ」
「俺はいつも通りでいいんだけど……」
まぁ、なんだかアデルとカインが嬉しそうだからいいか。
――俺も、ふたりと出かけるのがとても楽しみだ。口に出したら調子になるから言わないけど。あんなに喜ぶんなら、たまには、素直になってもいいのかな。
膝の上を陣取ったダイナと、右側にぴったりとくっつくノア、ノエルごとまとめて引っ付いてくるアデルと、反対側にくっつくカイン。
「…………暑い!!」
いくら本格的な夏がまだだとは言え、新緑の輝く初夏。こうもぴったりくっつかれたらいくら俺でも汗をかく。
ダイナを腕の中に抱いて立ち上がり、正面のソファに移動した。なんで三人掛けのソファがふたつあるのにひとつに四人+一匹でぎゅうぎゅうに座ってるんだ。せっかく広いのだから広々使いたい。
一匹だけ膝に抱かれたダイナの表情が心なしかドヤっていてかわいらしい。超絶プリティーだ。絵画に残して額に飾るべき。
「待て、こっちに来るな。移動した意味がなくなるだろ」
腰を浮かせた三人に手のひらを向けて制する。暑いと言って移動したのになんでこっちに来ようとするんだ。
ハンカチで首の後ろをぬぐい、背中で流れる髪に舌を打つ。結わえずに流しているから熱がこもっているんだ。うざったくてムッとする。
アデルも高い位置で結って団子にしているから暑いに違いない。カインはそもそも肩につかない位置で切りそろえているから暑くもなんともないんだろう。
「髪を切りたい」
「ダメ」
「却下」
「もったいないです!」
却下された。一も二もなく却下された。
うぐぐ、と歯を食いしめれば熱を帯びた目を向けられた肩が跳ねた。こいつら、予備動作無くそういう表情を向けてくるから怖いんだ。――夜を思い出させるから、やめてほしい。
「星を閉じ込めた月の御髪を切ってしまうなんて、私たちにはできない」
「水のように流れて手のひらから零れ落ちていく、黄金の髪が好きなんだ」
「汗の滲んだ肌に張り付く輝きは目を奪われて、もし手元が狂って白い柔肌を傷つけたらと思うと……」
「いや、なんでお前らが切る前提なんだよ」
「…………えっ、まさか、ノエルは僕たち以外にその美しい髪を触らせるつもりで!?」
なんでそこでスイッチが入るんだ!
「メイドにやらせるつもりだった? それとも町の理容師……はそもそも却下だね。ノエルの姿を見せるのももったいない」
「ねぇ、ノア君はどう思う? ノエルの猫のしっぽみたいな髪が短くなってしまうの」
「僕は、ヤです……せっかく綺麗で、まっすぐな髪なのに。僕は母上に似てふわふわしてるから、兄上のまっすぐな髪が羨ましい」
すぐにノアを味方につけようとするんだから!
ノアも、すっかり警戒心を解かれて双子に懐いている。うちのきょうだいはみんな物騒だったから、俺以外に甘やかして優しくしてくれる「年上のお兄さん」に警戒心はあれど興味好奇心もあったんだろう。
双子が無害だとわかれば、懐くのはあっという間だった。ノアの兄は俺なのに、と思う気持ちもあるが、ノアが俺以外に頼れる存在を見つけてくれてとても嬉しい気持ちもある。
――問題は、アデルとカインは、ノアが俺の弟だから優しくしているだけ、という点だ。
判断の基準が「俺」なのは、今もこれからも変わることはないんだろう。そこはもう諦めるしかないと思っている。というか諦めてる。
「じゃあ、せめて毛先を整えたい。それならいいだろ」
指先でつまんだ黄金は、確かに艶やかでしっとりしているものの、細くなった毛先が縮れていたり、枝分かれしているのが少なからずあった。
「それくらいなら、まぁ」と許可が出そうな雰囲気にかこつけて、お願いをする。
「体調も整っている日が増えてきた。背中ももう痛まないし、外の空気を吸いたい」
緩みかけた雰囲気が再び張り詰める。いい加減、引きこもりも飽きてしまった。
きっと、率直に言っても却下されるだろう。彼らが口を開く前に、続けてお願いをした。
「お前らが生まれ育った土地を、俺も見たいんだ。ひとりで馬に乗るのがダメなら、お前らの馬に乗せてくれよ。お前らが俺に怪我をさせるわけもないだろうしな」
ふたりのことを信じているよ、と全面に押し出して、微笑みかける。断るわけがないよね、と笑めば、ウッと言葉に詰まるのだ。
俺をひとりにするのが不安なら、初めからふたりと一緒にいるのを前提に話を進めればいい。
乗馬がダメなら、ふたりと一緒に乗ればいい。ひとりで出歩くのがダメなら、一緒に出歩けばいい。町に行きたかったら連れて行ってもらおう。
アデルとカインに甘やかされる日々の中で、俺は確信した。
こいつら、ヤンデレ予備軍だ――!
駒鳥シリーズの後方腕汲み厄介オタクな俺は、駒鳥シリーズにたどり着くまでにいろんなジャンルの沼に足を入れてきた。時には腰まで、またある時は手足を別々の沼に浸からせるオタクだった。
二次創作サイトやランキングの巡回は日課だったし、いわゆる地雷というのもなかったので手当たり次第に好みの小説やらイラストやらを読み漁った。
逆ハー、溺愛、死ネタ、救済IF――ヤンデレ。
夢主や創作主がキャラクターにヤンデレられる、そういったものは一定の層にウケて、人気のジャンルに分類されてた。
オタク目線で見て申し訳ないのだが、アデルとカインは確実にヤンデレに進化するタイプ。数々の創作を読み漁ってきた俺は断言できる。
貴方を殺して私も死ぬ、みたいなヤンデレが多いけど、俺は別に嫌いじゃない。普通に面白く見ていられた。――自分が当事者じゃなければの話だけど。
ヤンデレはどこまでいってもヤンデレでしかない。一般人に擬態しようと擬態できるのはごく一部に限られる。そしてアデルとカインは擬態できるタイプのヤンデレだった。
内心では恐ろしいことを考えているんだろうけど、たまに閉じた蓋の隙間から溢れてくる執着や独占欲もヤンデレの一欠片だったんだろう。
ヤンデレだからといって、俺は逃げるつもりはない。逃げるからヤンデレになるんだ。ふたりの抱えた感情もなにもかもを包み込んで認めて、否定をしない。そうすることでヤンデレはちょっとヤンデレくらいにまで収まる。
逃げたら足でも切られた一生監禁生活だろうけど、俺には逃げる理由がない。ノアも、ここにいて楽しそうだし。ダイナも伸び伸びしてる。
第一に、どうして好いた人たちのもとから逃げなきゃいけないんだ。
「俺は、アデルとカインといろんなところへ行って、いろんなものを見て、いろんな経験を共にしたいんだ。待っているだけのお姫様なんて、俺の柄じゃあないんだよ。お前らが俺にどんな感情を抱いていようと、俺はアデルのこともカインのことも嫌わない。――愛しているんだからな」
……これこそ、柄じゃなかった。
感情を吐露した俺に呆けた双子は、次いで破顔する。子供みたいに、照れくさそうにはにかむものだから俺まで照れくさくなってしまう。
「たまには、街へ行くのもいいかもね」
「夏用の服でも仕立てようか」
……勝った!
眉を下げて、深く溜め息を吐き出したふたりは困ったように笑って頷いた。
「お出かけするんですか……?」
「……ノア、」
「僕、ケーキが食べたいです! フルーツがたくさんのった、美味しいやつ。お土産に、買ってきてくださいね、兄上」
僕も行きたい、と言うかと思った。町へ行くのならノアも連れていきたいとお願いするつもりだったのに。
戸惑い、口を噤んでしまった俺を見て、「……初デートに、弟がついていったらダメでしょ?」と小さくこぼしたノア。
初、デート……?
きっかり三拍、沈黙が流れた。
「な、なっ、ノア!? ち、違う、デートの誘うじゃないが!?」
「え? でも、兄上たちは恋人同士なんですよね?」
「ち、ちが……違わない……」
「それなら、やっぱりデートですね! 僕も、街に行ってみたいけど、それはまた今度、連れて行ってください!」
にっこり。ピュアピュアなスマイルに心が浄化されていく。双子も何かしら感じたのか、左右からノアの頭を良い子良い子と撫でていた。
俺の弟がこんなに良い子。ほんとに、どうしてデズモンドなんかに生まれてしまったのか。
ノアのありえた未来を思い返すと、本当に涙が溢れてくる。こんなに良い子が、あんな目にあっていいはずがない。
「デート」
「デート……!?」
「アデル、おめかしをしなくちゃ」
「カイン、エスコートの予定を立てなきゃ」
「俺はいつも通りでいいんだけど……」
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