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1章 Reincarnation

Game over

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おねがい...!おいていかないで...!」









はは...お前は泣きすぎだって...ボロ泣きじゃねぇか…





そう言ってやりたいのに、口から出る音は、か細いヒューという音ばかり。


「なんで...おれなんかかばったんだよ...!」



ばーか、お前のこと必死で守ったやつにそんな酷いこと言うなって...悲しくなるからさ……









「お...うが...ぬ......だっ......」








うーん、わりぃ...お前の言うこと最後まで聞いてやりたいんだけどさ...






もう、聞こえにくくなってる耳が仕事を放棄し始めたみたいだ。









目も、もう見えないしさ…俺の感覚機関は仕事をボイコットし出しすぎじゃないか…




「ま......!ら.......あ.....か...!」

 









最後ぐらいせめて




  














「(あぁ...これから、お前がどんなふうに成長するのかが...)た...の、し...み.........だ...な......」


「......!」













弟分の将来の姿幸せな未来ぐらい思い浮かべることぐらいは、ゆるされるんじゃないだろうか.....













なぁ?神様

































そうして、俺は、弟分の腕の中で息絶えたのであった。













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テレテテレテテテン...


テーテー...






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game over...


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テテレテレテテン






ピッ





~~~~~~~~~~~


new game←

continue

option


~~~~~~~~~~~






ピッ




~~~~~~~~~~~


new game

continue←

option


~~~~~~~~~~~











ピコンッ






ジラッ


ジラッ




ザーザーザーザーザー






プツンッ















………









しゃらん

りんっ

しゃらん

りんっ


しゃらん


ぺらっ







ちりんっ



ーーーーーー~~~ーーーーーーー



もう1度転生挑戦しますか? 

はい ←
いいえ


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しゃりんっ





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