11 / 36
第3章③
しおりを挟む
動画を上げたと珠樹から連絡が来た。緊張しつつも教えてもらった動画チャンネルを探し出す。
「マジか……」
チャンネルの登録者数を見て俺は固まった。なんと二万人を超えているのだ。もちろん化け物みたいな有名配信者に比べればまだまだなのかもしれないが、冷静に考えてみると二万人もの人が動画を見たくて登録してるって凄くないか。あまり興味もなかったから詳しく聞いてなかったけど、あいつ本当に影響力のある配信者なんじゃないだろうか。
「こんな人気チャンネルで俺なんかのピアノ演奏上げて大丈夫かな?」
冷や汗とともに独り言が流れ落ちる。
しかし、上げていいと言ったのは俺だし、もう上がってしまっているのだからどうしようもない。勇気を出して再生させた。
冒頭は珠樹がアニメの主題歌を弾いていた。俺には珠樹の斜め後ろで奏子さんが楽しそうに聴いている姿が見える。他の人にはどう見えているのだろうか。珠樹が何も言って来なかったことを考えると、少なくとも珠樹には奏子さんの姿は映像でも見えていなさそうだ。
そして、編集で付け加えられた場繋ぎのBGMが流れ始め『心霊ピアニストに遭遇』『頼み込んだら弾いてくれた!』などと説明の文字がポップなフォントで踊る。文字と入れ替わるように俺の後ろ姿が映った。肩が落ちて、いかにもしぶしぶ弾きますオーラが出まくっている。
静かに『喜びの島』が流れ始めた。ところどころ気になる部分があって冷や汗が滲むが、最終的にはもう仕方がないと諦める。それよりも奏子さんの様子が気になり、動画を拡大するために全画面表示に切り替えた。
奏子さんはあんな表情で聞いていたのか。懐かしむような、泣きそうでもあり、微笑んでいるようにもとれる、そんな表情だ。
「……んで、……なんで、そんな儚げなんだよ」
俺の弾く曲に耳を傾け、佇む奏子さんは、とても美しい存在だと思った。儚いものほど、美しいとはよく言ったものだ。普段の元気で明るい奏子さんに誤魔化されるけれど彼女は幽霊だから、生きている俺とは違う存在なんだと改めて実感させられた。
だからこそ、あることが気になり始めたのだった。むしろ、何故そのことを先に危惧しなかったのだろうか。
***
あの動画を上げた翌日、ストリートピアノに行くとすでに珠樹がいた。
「文晶、お前あの動画に何か見えるか?」
挨拶もすっとばし、ずいっと興奮気味に顔を寄せられ思わずのけぞる。
「な、なんで?」
「動画のコメントに、女の人が立ってるって書かれてた」
「何だ何だ、また私が見えてしまっているのか?」
奏子さんが割り込んできた。俺は聖徳太子じゃないから、二人同時に会話とか無理なんだって。もう奏子さんのことを言うべきか。でも、見えていないのに言って信じてもらえるだろうか。気味悪がられるかもしれない。
黙り込んだ俺を見かねてか、珠樹が口を開いた。
「見えてるなら見えてるでいいんだよ。俺だって、ここにきたキッカケは前の動画で光ってるのが見えたからだし。な、教えてくれよ」
珠樹の真剣な瞳を見て、少なくとも笑ったり気味悪がったりするヤツじゃないなと思いなおす。
「あー、まぁ、その、見える……かな」
「マジか。俺には文晶が弾いてる姿しか見えないのに」
驚きつつも見えないことに肩を落とす珠樹に、奏子さんが『よしよし、元気を出せ』と頭を撫でている。すり抜けるからエアーよしよしだが。
こういう姿を見るにつけ、奏子さんって幽霊っていうよりは、ピアノの精霊とか言われた方がそれっぽいよなとすら思う。だけど、元は人間で、死んでしまって、でもこの世に未練があって幽霊になったのは事実なのだ。
「なぁ珠樹、動画見てここのピアノ怖がられたりしないかな」
俺は昨日からこれが不安だった。話題になればたくさん人が来ると思ったけれど、よくよく冷静に考えてみると、幽霊が出るなんて逆に近寄らなくなるのではと思うのだ。俺だったら絶対に近寄らない。
「はっ、その可能性は考えてなかった!」
奏子さんの驚きぶりに、俺はがっくりと肩を落とす。奏子さんは自分が怖い存在だという概念はあまりないのだろう。だから、単純に話題になれば人が来ると考えた。俺も、それに引きずられたわけだ。
「どうした文晶、急に猫背になって」
「な、なんでもない」
「なんでもなくないぞ、これは由々しき事態だ」
奏子さんが俺の肩を揺すろうとしてすり抜けて地団駄を踏んでいる。
カオスだ。俺の処理能力を超えている。
「でさ文晶。話戻るけど、動画見て怖がられるんじゃないかってやつ」
「ああ……えっ」
「うんうん、珠樹くん」
奏子さんがキラキラした瞳で珠樹の言葉を待つ。
いや、俺の腹から顔出して珠樹の話聞かないでくれ。感触は何もなくとも、視覚情報だけでなんか腹が痛くなりそう。
俺はそっと横にずれて、奏子さんから離れる。
「今のところ怖がられてはないから大丈夫。というか不思議なことにさ、見えるって人ほど怖がってないんだよなぁ。だから、見えない人達もびびるというよりは、見えないのを悔しがってる感じ」
「つまり、おおむね好意的に受け入れられていると?」
「その通り!」
珠樹の力強い肯定にほっとした。でも何故奏子さんが見える人ほど怖がらないのだろう。普通、いないはずのものが見えたら怖いんじゃないだろうか。
考え込む俺を横目に、奏子さんは怖がられてないことにニコニコと音がしそうなほどの笑みを浮かべている。
「まぁ文晶が心配する気持ちも分かるけどな。そりゃ怖がる人もいるし、そもそも俺が心霊現象が起こると煽って、再生回数稼ごうとしてるって非難するコメントもあるし」
見えていない人にとってはただの演奏動画だから、逆に珠樹が再生回数を伸ばすために利用してるって思う人もいるわけか。
「えっと、詳しいことは分からないけど、珠樹くんは大丈夫なのか? もしかして迷惑かけてしまった?」
奏子さんが目を丸くして、珠樹の前に駆け寄ってきた。だから、通過するのが分かってるとはいえ、俺をすり抜けるのはやめて欲しい。急に自分の肩から三本目の腕が見えるなんて恐怖体験でしかないから。
「ビクッとしてどうした。虫でもいたか?」
俺の挙動不審な動きに珠樹が首を傾げている。
「い、いや、心配ないから。それより珠樹の方こそ、逆に動画で迷惑かけてるんじゃないか?」
「こんなの通常モードだから。いちいちネガティブなコメントに反応してたら動画配信なんてやってられないよ」
珠樹は軽く両肩をあげた。
確かに世の中に発信するということは、良くも悪くも反応が返ってくるということ。人の反応なんて千差万別で、同じものでもこの人にとっては好意的に思えても、別の人にとっては腹立たしく思われることだってある。だから、これくらいは許容範囲内ということなんだろう。
「マジか……」
チャンネルの登録者数を見て俺は固まった。なんと二万人を超えているのだ。もちろん化け物みたいな有名配信者に比べればまだまだなのかもしれないが、冷静に考えてみると二万人もの人が動画を見たくて登録してるって凄くないか。あまり興味もなかったから詳しく聞いてなかったけど、あいつ本当に影響力のある配信者なんじゃないだろうか。
「こんな人気チャンネルで俺なんかのピアノ演奏上げて大丈夫かな?」
冷や汗とともに独り言が流れ落ちる。
しかし、上げていいと言ったのは俺だし、もう上がってしまっているのだからどうしようもない。勇気を出して再生させた。
冒頭は珠樹がアニメの主題歌を弾いていた。俺には珠樹の斜め後ろで奏子さんが楽しそうに聴いている姿が見える。他の人にはどう見えているのだろうか。珠樹が何も言って来なかったことを考えると、少なくとも珠樹には奏子さんの姿は映像でも見えていなさそうだ。
そして、編集で付け加えられた場繋ぎのBGMが流れ始め『心霊ピアニストに遭遇』『頼み込んだら弾いてくれた!』などと説明の文字がポップなフォントで踊る。文字と入れ替わるように俺の後ろ姿が映った。肩が落ちて、いかにもしぶしぶ弾きますオーラが出まくっている。
静かに『喜びの島』が流れ始めた。ところどころ気になる部分があって冷や汗が滲むが、最終的にはもう仕方がないと諦める。それよりも奏子さんの様子が気になり、動画を拡大するために全画面表示に切り替えた。
奏子さんはあんな表情で聞いていたのか。懐かしむような、泣きそうでもあり、微笑んでいるようにもとれる、そんな表情だ。
「……んで、……なんで、そんな儚げなんだよ」
俺の弾く曲に耳を傾け、佇む奏子さんは、とても美しい存在だと思った。儚いものほど、美しいとはよく言ったものだ。普段の元気で明るい奏子さんに誤魔化されるけれど彼女は幽霊だから、生きている俺とは違う存在なんだと改めて実感させられた。
だからこそ、あることが気になり始めたのだった。むしろ、何故そのことを先に危惧しなかったのだろうか。
***
あの動画を上げた翌日、ストリートピアノに行くとすでに珠樹がいた。
「文晶、お前あの動画に何か見えるか?」
挨拶もすっとばし、ずいっと興奮気味に顔を寄せられ思わずのけぞる。
「な、なんで?」
「動画のコメントに、女の人が立ってるって書かれてた」
「何だ何だ、また私が見えてしまっているのか?」
奏子さんが割り込んできた。俺は聖徳太子じゃないから、二人同時に会話とか無理なんだって。もう奏子さんのことを言うべきか。でも、見えていないのに言って信じてもらえるだろうか。気味悪がられるかもしれない。
黙り込んだ俺を見かねてか、珠樹が口を開いた。
「見えてるなら見えてるでいいんだよ。俺だって、ここにきたキッカケは前の動画で光ってるのが見えたからだし。な、教えてくれよ」
珠樹の真剣な瞳を見て、少なくとも笑ったり気味悪がったりするヤツじゃないなと思いなおす。
「あー、まぁ、その、見える……かな」
「マジか。俺には文晶が弾いてる姿しか見えないのに」
驚きつつも見えないことに肩を落とす珠樹に、奏子さんが『よしよし、元気を出せ』と頭を撫でている。すり抜けるからエアーよしよしだが。
こういう姿を見るにつけ、奏子さんって幽霊っていうよりは、ピアノの精霊とか言われた方がそれっぽいよなとすら思う。だけど、元は人間で、死んでしまって、でもこの世に未練があって幽霊になったのは事実なのだ。
「なぁ珠樹、動画見てここのピアノ怖がられたりしないかな」
俺は昨日からこれが不安だった。話題になればたくさん人が来ると思ったけれど、よくよく冷静に考えてみると、幽霊が出るなんて逆に近寄らなくなるのではと思うのだ。俺だったら絶対に近寄らない。
「はっ、その可能性は考えてなかった!」
奏子さんの驚きぶりに、俺はがっくりと肩を落とす。奏子さんは自分が怖い存在だという概念はあまりないのだろう。だから、単純に話題になれば人が来ると考えた。俺も、それに引きずられたわけだ。
「どうした文晶、急に猫背になって」
「な、なんでもない」
「なんでもなくないぞ、これは由々しき事態だ」
奏子さんが俺の肩を揺すろうとしてすり抜けて地団駄を踏んでいる。
カオスだ。俺の処理能力を超えている。
「でさ文晶。話戻るけど、動画見て怖がられるんじゃないかってやつ」
「ああ……えっ」
「うんうん、珠樹くん」
奏子さんがキラキラした瞳で珠樹の言葉を待つ。
いや、俺の腹から顔出して珠樹の話聞かないでくれ。感触は何もなくとも、視覚情報だけでなんか腹が痛くなりそう。
俺はそっと横にずれて、奏子さんから離れる。
「今のところ怖がられてはないから大丈夫。というか不思議なことにさ、見えるって人ほど怖がってないんだよなぁ。だから、見えない人達もびびるというよりは、見えないのを悔しがってる感じ」
「つまり、おおむね好意的に受け入れられていると?」
「その通り!」
珠樹の力強い肯定にほっとした。でも何故奏子さんが見える人ほど怖がらないのだろう。普通、いないはずのものが見えたら怖いんじゃないだろうか。
考え込む俺を横目に、奏子さんは怖がられてないことにニコニコと音がしそうなほどの笑みを浮かべている。
「まぁ文晶が心配する気持ちも分かるけどな。そりゃ怖がる人もいるし、そもそも俺が心霊現象が起こると煽って、再生回数稼ごうとしてるって非難するコメントもあるし」
見えていない人にとってはただの演奏動画だから、逆に珠樹が再生回数を伸ばすために利用してるって思う人もいるわけか。
「えっと、詳しいことは分からないけど、珠樹くんは大丈夫なのか? もしかして迷惑かけてしまった?」
奏子さんが目を丸くして、珠樹の前に駆け寄ってきた。だから、通過するのが分かってるとはいえ、俺をすり抜けるのはやめて欲しい。急に自分の肩から三本目の腕が見えるなんて恐怖体験でしかないから。
「ビクッとしてどうした。虫でもいたか?」
俺の挙動不審な動きに珠樹が首を傾げている。
「い、いや、心配ないから。それより珠樹の方こそ、逆に動画で迷惑かけてるんじゃないか?」
「こんなの通常モードだから。いちいちネガティブなコメントに反応してたら動画配信なんてやってられないよ」
珠樹は軽く両肩をあげた。
確かに世の中に発信するということは、良くも悪くも反応が返ってくるということ。人の反応なんて千差万別で、同じものでもこの人にとっては好意的に思えても、別の人にとっては腹立たしく思われることだってある。だから、これくらいは許容範囲内ということなんだろう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
汚部屋女神に無茶振りされたアラサー清掃員、チートな浄化スキルで魔境ダンジョンを快適ソロライフ聖域に変えます!
虹湖🌈
ファンタジー
女神様、さては…汚部屋の住人ですね? もう足の踏み場がありませーん><
面倒な人間関係はゼロ! 掃除で稼いで推し活に生きる! そんな快適ソロライフを夢見るオタク清掃員が、ダメ女神に振り回されながらも、世界一汚いダンジョンを自分だけの楽園に作り変えていく、異世界お掃除ファンタジー。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
【完結】新皇帝の後宮に献上された姫は、皇帝の寵愛を望まない
ユユ
恋愛
周辺諸国19国を統べるエテルネル帝国の皇帝が崩御し、若い皇子が即位した2年前から従属国が次々と姫や公女、もしくは美女を献上している。
既に帝国の令嬢数人と従属国から18人が後宮で住んでいる。
未だ献上していなかったプロプル王国では、王女である私が仕方なく献上されることになった。
後宮の余った人気のない部屋に押し込まれ、選択を迫られた。
欲の無い王女と、女達の醜い争いに辟易した新皇帝の噛み合わない新生活が始まった。
* 作り話です
* そんなに長くしない予定です
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる