聖命のアストリスト

キト

文字の大きさ
1 / 1

1話:血を受け継ぐ者

しおりを挟む
ヒップホップが大音量で響くクラブにて、様々な色にライトが激しく点灯する。

そんなクラブに、とある少女がいた。名を「エリン」と呼ぶ。

エリンはいつも踊らずバーのカウンターでジュースを飲みながらゴブリンの店主と話していた

エリンがジュースを飲みながら言う

「あー...私はいつもこんなところでなにやってんだろ...」

ゴブリン店主が肘をつきながら言う

「エリン。そろそろ酒飲んだらどうだぁ?お前もう15だろぉ?」

エリンがジュースを飲みながらゴブリン店主に目を合わせる

「ダメなの。お酒は20歳になってから...しかも...あんなみんな酔ってさ...バカみたい。」

ゴブリン店主が少し目を細めて言う

「君にもいつかわかる日が来るさ。」

エリンがジュースを飲み終わりゴロゴロと出す。勢いよくカウンターにコップを置いてコインを投げる

「マスター今日はこれで!!」

そう言うとエリンはクラブを出る

横にいた客が店主に言う

「おいおいあの嬢ちゃんぜんぜん金足りてねえだろ?いいのか?」

ゴブリン店主が言う

「子供にゃ夢見せなきゃいけねーんだよ。」

客が呆れてように言う

「そうかもなw」

~~~~~~~~~~~~~~

エリンがクラブを出ると、いつも通りの街が広がる

砂で歩く度にジャリジャリいう地面

あちらこちらで果物が吊るされている店や変な道具をたくさん売っている店

それと...店主が言ってた怪しい店。ここは...何なんだろう?

「初回一発無料」...一発....?まあいいや。

そう言うと辺りがザワザワし始める

どうやらなんか偉い人がこの街に来たらしい

はぁ...どうしてこの街に...道の邪魔なんだよ...

どうやら小さい馬車と周りの武装した護衛の騎士が馬に乗って囲んでいる

エリンはめんどくさいと感じながら道の端へ寄る

そうすると何故か集団は止まり、馬車から誰かが出てくる

その人に護衛が着いて、エリンの元へと向かって行く

え!?え!?え!?え!?

エリンはとても慌てている

何故なら家も親もいない金もないエリンには色々心当たりがありすぎたからだ

華美で綺麗な服を着たおじいさんがエリンの元へと膝まづく

周りのザワザワが一気に大きくなる気がした

「エリン殿で、ございますな?」

エリンは覚悟をしたようにおじいさんを見る

私の人生はもうここで終わるのか....?

クラブの入口を見るとクラブの中にいた人達は全員外に出てきて、その中にはゴブリン店主もいる

ゴブリン店主と客の話し声が聞こえる

「夢見せて、良かったろ?」

客が不安そうに言う

「夢であってほしいよ....」

エリンはおじいさんに慌てて言う

「はい。私は...エリン...です...」

おじいさんは頭を下げて言う

「宮廷にはお越しいただくことは可能でしょうか?」

...え...?

周りのザワザワした声が聞こえなくなった。おじいさんの言葉の意味を考えることが出来なかった

普通に考えて断ることは出来ないだろう

「はい」と言うしかない...

「は...はい...いい...ですよ...」

そう言うとおじいさんと一緒に護衛に守られながら馬車に乗る

馬車の中ではおじいさんはエリンに優しく微笑んでいた

「まさかこんなところに居られたとは...」

エリンが慣れてない敬語を頑張って使う

「あのっ...どうして...私は...呼ばれたんでスカ...?」

おじいさんは髭を撫でながら言う

「ほっほっほ。説明不足でありましたかな。」

おじいさんは説明しだす

「エリン殿は聖命のアストリストの血を受け継ぐ...言うなればお姫様だったのです...」

こ...この私が...お姫様...!?!?!?!?!?!?!?

おじいさんが微笑みながら

「ほっほっほ。驚きましたかな?」

エリンがタジタジになりながら言う

「わた...私は...どうなるん...デスカ...」

おじいさんが微笑んだまま言う

「女王様になっていただこうと思いまして」

.....。

馬車の外を眺めるとどんどん景色が流れて行く、辺り砂一面の世界から初めて抜け出したエリンには初めて見る景色だ

心臓の鼓動がどんどん早くなって行くのを感じた

それと同時にワクワクしていた。

少し時間が経つと馬車は止まり、おじいさんの指示で馬車を降りる

そうすると辺りには眩しくなるような庭園が広がっていた

目の前には見た事見ないほど大きい建物...いや...城...と言うべきか...?

エリンが絶望したような表情を浮かべる

全く何も実感が沸かない...

おじいさんが言う

「おや、宮廷を見るのは初めてでしたかな?」

初めてですよ!!あっったりめえだろぉ!!

「...はい...」

おじいさんはエリンの前を歩く

まるで着いてこいというような背中だ

まあ...着いていくけど...

宮廷の中はピッカピカの真っ白でとにかくえげつない物がたくさんある!!って言っても伝わらないか...w

まぁとにかく!!....やばい。

そうしておじいさんの後を着いていくととある一室へと案内される

おじいさんが案内を済ませると言う

「こちらへ。」

そう言われるがままに部屋に入る

そうするとなんか恐らくメイドの獣人女の子がベットで寝転がっている

「あぁ!!ご主人様ですね!?」

そう言うとベットから飛び降りエリンの元へと駆け寄る

「んん...!!何だこの子...!!暑苦しい...!!」

そうしてメイドを引き剥がそうとしているとメイドが離れる

メイドが上目遣いで目を合わせて言う

「ご主人様はペタのことが嫌いになられたのですか...?」

そう言うとペタの瞳から涙がこぼえてゆく

何だこの子ォ!!!???

おじいさんが微笑んで言う

「ほっほっほ。相性抜群ですな...?」

なんだこのおっさん!!

「嫌いになってないよぉ...?ペタ...?だから泣かないでぇ...?」

「ご...ご主人様が慰めてくれるだなんて....!!ペタは幸せ者ですっ!!」

暑苦しいッ!!

おじいさんが言う

「では。わたくしはこれで...」

そう言うと護衛と共に去ってゆく

この子と二人きりになってしまった

ペタが言う

「ねぇねぇご主人様?今夜は舞踏会があることはご存知ですかぁ?」

ご主人様はそんなこと知りませんッ!!

「そ...そうなの...?ペタ...?」

ペタが言う

「そんなご主人様にペタは踊りを教えなければならないのです!!」

わかったから....

そう言うと2人は練習へと行く


「読者様♡いいね押してくださいね♡」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

処理中です...