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メインストーリー1
メムロの章
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ん・・・?
「メムロ!早く、起きなさい!」
部屋の外から声が聞こえる。
ガチャッ!
ドアが開いて母親が部屋の中を見るなり「また、本を読みながら眠ったのね。部屋の中も本でいっぱい。いったい誰に似たんだか」
いつもの小言が始まった。
「ご飯はもうちょっと後で食べに行くから・・・」と返事だけして二度寝しようとすると遮るように「何を言ってるの。今日はあなたの誕生日でしょ。早くギルドに行って登録してきなさい!」
あぁ、そういえば16才になったのか。
この村では16才になるとギルドに登録してモンスターの討伐をして村を守るという非常に面倒なしきたりがある。
面倒くさそうな顔をしているのを見てダメ押しのように言ってくる
「本が欲しければ、これからは自分で稼いだお金で買いなさい」
あぁ、面倒くさい。
討伐どころか剣なんか触れたこともない。
ギルドといっても大きな街のように、大勢いるわけでも依頼が沢山あるわけもない名ばかりの組織。
戦いよりも知恵を得て楽な生活を望んでいるのに。
と、うだうだと考えていても仕方が無いのでご飯を食べて家を出た。
「おー、メムロ。朝早くから家の外に出るなんて珍しいけどどうした?」
隣のおじさんが声をかけてきた。
「16才になったからギルドに行けってさ」
「そうか、おまえもいよいよ大人か。家に引き篭もってないで外の世界を堪能しろよ。百聞は一見に如かずってやつだ」
「はいはい、どーも」
長くなりそうなので手を振って足早にギルドに向うことにした。
「ギルドに登録しにきましたよーっと」
同年代の中には血気盛んにギルドに登録する事を名誉に感じてるやつが多いが僕は違うって感じのやる気のない挨拶をしてみた。
「ん、もう登録は終わってるから、これから規則を伝える」
来る意味があるのか?と思いながらもとりあえず規則を聞く羽目になった。
眠い。
どうして、こう偉い人の話は長くて眠気を誘うのだろう。
「・・・ということで、とりあえずは近場でモンスターと戦う練習でもしてこい。おまえの好きな本を買うためのお金も稼げて一石二鳥」
はぁ、結局そうなるわけか。
木刀と盾はギルドが貸してくれた。
もっといい装備を揃えたいなら自分で調達しろってことね。
本を沢山読んでいたので知識はある。
この近辺で弱いモンスターといったら、ゼリー状のゲルと毛がふわふわのモコモ。
たまに村に襲ってくるゴブリはまだ勝てそうにないから見かけたら逃げよう。
村の外は草原が広がっている。
平和だ。
なるほど、村の外はこんな感じなのか。
本だけではわからない事をこれから知ることができると考えると少し楽しみにも感じてきた。
その時、草むらから何かが出てきた。
ゲルである。
動きも遅いので楽勝で勝てそうである。
木刀を握ってバシバシ叩いてみると潰れて消えた。
「なーんだ、対したこと無いなぁ」
その後もゲル相手に日が暮れるまで木刀の使い方の練習をした。
収穫は2Yellのみ。
しょぼい。
労力の割りに収穫が少ない。
雑魚相手だとしょうがないか。
「ただいまー。お腹すいたー。ごはんー」
「村の外はどうだった?本ではわからない事がいっぱいあったでしょ」
普段引きこもっていただけに息子が村の外に出たことがよっぽど嬉しかったのかニコニコしながら話してくる。
「ギルドって面倒くさい」
思ったことを言ったら、やれやれといった感じで「まぁ、明日からもがんばりなさいよ」と返してきた。
その日以来、ゲルとモコモを戦う日々が続いた。
「はぁ、欲しい本のお金が溜まるまでどれぐらいかかるのやら」
ため息混じりにぼやいたその時である。
ゴブリがこっちに向って走って来るのが見えた。
ヤバイ!
正直まだ勝てる相手じゃない。
村まで距離がある、逃げ切れるか!?
一目散に村へ向ってダッシュした。
が、ゴブリの方が動きが早い。
あっという間に追いつかれて棍棒のようなもので背中を殴られた。
ドカッ!
ドサーッ!
派手に転倒。
顔も痛いが背中はもっと痛い。
逃げ切れないならダメ元で戦ってみるしか!と、木刀を振り回すもさっきの1撃でヘロヘロになった自分の攻撃はゴブリに当たらない。
ゴブリの攻撃を身体中に受けて膝から崩れ落ちた。
「あぁ、僕はもう死ぬのか・・・」
ゴブリの顔がニヤリとしているようにも見えた
頭に向ってゴブリの棍棒が振り下ろされた。
ドカッ!
何も見えなくなった。
・・・
あれ?
目を覚ますと草原が広がっている。
さっきゴブリに襲われた場所だ。
周りを見渡してもゴブリは居ない。
助かったのか?
よく分からないけど、助かったみたいなので村に戻ろう。
なんだか身体が軽く感じるし、視線も低く感じる。
異変を感じながらも原因はわからない。
村に着いた。
が、みんなの視線が異様である。
悲鳴が上がってみんなが離れていく。
もうすぐで家に着くところで、1人の剣士が立ちはだかった。
「ガイアさん!」
僕よりも少し年上で村を襲ってくるモンスターに対しても臆する事も無く戦う将来有望の人である。
駆け寄ろうとするとガイアさんが剣を抜いてきた。
「ガイアさん。何してるんですか、メムロですよ!」
『何を言ってるんだこいつ。村を襲うモンスターは撃退するのみ!』
そういうと、ガイアさんは僕に向って容赦なく攻撃してきた。
「な、なんで?」
考えるが先か走るのが先か、慌てて村から脱出した。
ハァハァハァ。
さっきゴブリに襲われた時よりも全力で走って村の近くにある湖に着いた。
ハァハァハァ。
水でも飲んで一息つこうと湖に近寄った時に気がついた。
湖に映った姿。
それは紛れも無く、さっき襲われたゴブリの姿だった。
「なんでゴブリが映ってるんだ、僕はどうなってるんだ?」
背後から気配を感じて振り返るとゴブリが居た。
ヤバイ!と逃げようとすると「どうした、メコブー。怪我してるけどまた村にちょっかいかけに行ったのか?」
心配そうな顔をしながらゴブリが話しかけてきた。
というか、ゴブリの言葉がわかる。
???
メコブーの章へつづく。
「メムロ!早く、起きなさい!」
部屋の外から声が聞こえる。
ガチャッ!
ドアが開いて母親が部屋の中を見るなり「また、本を読みながら眠ったのね。部屋の中も本でいっぱい。いったい誰に似たんだか」
いつもの小言が始まった。
「ご飯はもうちょっと後で食べに行くから・・・」と返事だけして二度寝しようとすると遮るように「何を言ってるの。今日はあなたの誕生日でしょ。早くギルドに行って登録してきなさい!」
あぁ、そういえば16才になったのか。
この村では16才になるとギルドに登録してモンスターの討伐をして村を守るという非常に面倒なしきたりがある。
面倒くさそうな顔をしているのを見てダメ押しのように言ってくる
「本が欲しければ、これからは自分で稼いだお金で買いなさい」
あぁ、面倒くさい。
討伐どころか剣なんか触れたこともない。
ギルドといっても大きな街のように、大勢いるわけでも依頼が沢山あるわけもない名ばかりの組織。
戦いよりも知恵を得て楽な生活を望んでいるのに。
と、うだうだと考えていても仕方が無いのでご飯を食べて家を出た。
「おー、メムロ。朝早くから家の外に出るなんて珍しいけどどうした?」
隣のおじさんが声をかけてきた。
「16才になったからギルドに行けってさ」
「そうか、おまえもいよいよ大人か。家に引き篭もってないで外の世界を堪能しろよ。百聞は一見に如かずってやつだ」
「はいはい、どーも」
長くなりそうなので手を振って足早にギルドに向うことにした。
「ギルドに登録しにきましたよーっと」
同年代の中には血気盛んにギルドに登録する事を名誉に感じてるやつが多いが僕は違うって感じのやる気のない挨拶をしてみた。
「ん、もう登録は終わってるから、これから規則を伝える」
来る意味があるのか?と思いながらもとりあえず規則を聞く羽目になった。
眠い。
どうして、こう偉い人の話は長くて眠気を誘うのだろう。
「・・・ということで、とりあえずは近場でモンスターと戦う練習でもしてこい。おまえの好きな本を買うためのお金も稼げて一石二鳥」
はぁ、結局そうなるわけか。
木刀と盾はギルドが貸してくれた。
もっといい装備を揃えたいなら自分で調達しろってことね。
本を沢山読んでいたので知識はある。
この近辺で弱いモンスターといったら、ゼリー状のゲルと毛がふわふわのモコモ。
たまに村に襲ってくるゴブリはまだ勝てそうにないから見かけたら逃げよう。
村の外は草原が広がっている。
平和だ。
なるほど、村の外はこんな感じなのか。
本だけではわからない事をこれから知ることができると考えると少し楽しみにも感じてきた。
その時、草むらから何かが出てきた。
ゲルである。
動きも遅いので楽勝で勝てそうである。
木刀を握ってバシバシ叩いてみると潰れて消えた。
「なーんだ、対したこと無いなぁ」
その後もゲル相手に日が暮れるまで木刀の使い方の練習をした。
収穫は2Yellのみ。
しょぼい。
労力の割りに収穫が少ない。
雑魚相手だとしょうがないか。
「ただいまー。お腹すいたー。ごはんー」
「村の外はどうだった?本ではわからない事がいっぱいあったでしょ」
普段引きこもっていただけに息子が村の外に出たことがよっぽど嬉しかったのかニコニコしながら話してくる。
「ギルドって面倒くさい」
思ったことを言ったら、やれやれといった感じで「まぁ、明日からもがんばりなさいよ」と返してきた。
その日以来、ゲルとモコモを戦う日々が続いた。
「はぁ、欲しい本のお金が溜まるまでどれぐらいかかるのやら」
ため息混じりにぼやいたその時である。
ゴブリがこっちに向って走って来るのが見えた。
ヤバイ!
正直まだ勝てる相手じゃない。
村まで距離がある、逃げ切れるか!?
一目散に村へ向ってダッシュした。
が、ゴブリの方が動きが早い。
あっという間に追いつかれて棍棒のようなもので背中を殴られた。
ドカッ!
ドサーッ!
派手に転倒。
顔も痛いが背中はもっと痛い。
逃げ切れないならダメ元で戦ってみるしか!と、木刀を振り回すもさっきの1撃でヘロヘロになった自分の攻撃はゴブリに当たらない。
ゴブリの攻撃を身体中に受けて膝から崩れ落ちた。
「あぁ、僕はもう死ぬのか・・・」
ゴブリの顔がニヤリとしているようにも見えた
頭に向ってゴブリの棍棒が振り下ろされた。
ドカッ!
何も見えなくなった。
・・・
あれ?
目を覚ますと草原が広がっている。
さっきゴブリに襲われた場所だ。
周りを見渡してもゴブリは居ない。
助かったのか?
よく分からないけど、助かったみたいなので村に戻ろう。
なんだか身体が軽く感じるし、視線も低く感じる。
異変を感じながらも原因はわからない。
村に着いた。
が、みんなの視線が異様である。
悲鳴が上がってみんなが離れていく。
もうすぐで家に着くところで、1人の剣士が立ちはだかった。
「ガイアさん!」
僕よりも少し年上で村を襲ってくるモンスターに対しても臆する事も無く戦う将来有望の人である。
駆け寄ろうとするとガイアさんが剣を抜いてきた。
「ガイアさん。何してるんですか、メムロですよ!」
『何を言ってるんだこいつ。村を襲うモンスターは撃退するのみ!』
そういうと、ガイアさんは僕に向って容赦なく攻撃してきた。
「な、なんで?」
考えるが先か走るのが先か、慌てて村から脱出した。
ハァハァハァ。
さっきゴブリに襲われた時よりも全力で走って村の近くにある湖に着いた。
ハァハァハァ。
水でも飲んで一息つこうと湖に近寄った時に気がついた。
湖に映った姿。
それは紛れも無く、さっき襲われたゴブリの姿だった。
「なんでゴブリが映ってるんだ、僕はどうなってるんだ?」
背後から気配を感じて振り返るとゴブリが居た。
ヤバイ!と逃げようとすると「どうした、メコブー。怪我してるけどまた村にちょっかいかけに行ったのか?」
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というか、ゴブリの言葉がわかる。
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