46 / 73
2章 町と仲間と成長と
26話 目覚めとその後
しおりを挟む
一体どれほどの時間が経過したのか、僕はふと目を覚ました。
日の光の眩しさに目を凝らしながら、状況確認のために慌てて周囲を見回す。するとここが見知った建物であることに気がつく。
「ここは紫電一閃の皆さんが宿泊している宿……? あれからどうなったんだろう……」
記憶を整理しつつ上半身を起こし、足元へと視線を向ける。そこにはベッドを枕にして眠っている1人の少女の姿があった。
「……シュム。よかった、無事だったんだね」
目前で尻尾をゆらゆらとしながら、だらしない表情で眠っている彼女の姿に思わず微笑みを浮かべていると、ここでシュムがピクリと両耳を動かす。どうやら目を覚ましたようである。
「うにゃ……」
寝ぼけているのだろうか、シュムはそう謎の声を上げながらボーッと周囲を見回し──僕と目が合う。
「おはよう、シュム」
「おは──にゃっ!?」
シュムはいつものように挨拶をしようとするが、ここでようやくはっきりと目が覚めたのか、猫のような声を上げながら驚いた表情になる。
「ファン! 目覚めたのにゃ!?」
言いながらシュムは慌てて僕の側へとやってくると、僕の身体をペタペタと触ってくる。
「怪我は……もう大丈夫なのにゃ!?」
言葉を受け、僕はペロリと服を捲る。そして自身のお腹を見るが、そこには刺されたことが幻であったかのように傷跡1つない。
……これが回復魔法の、ルナさんの力。凄まじいな。
「うん、傷跡もないし……身体を動かしても特に痛みもないから大丈夫だと思うよ」
「よかったにゃ……」
言ってホッと息を吐くシュム。その姿に微笑みを浮かべつつ、僕は再度口を開く。
「それよりも僕はどのくらい寝てたの?」
「にゃー……」
シュムは指を折る。
「ちょうど3日にゃ!」
「そんなに!?」
「そうにゃ! だからすごく心配だったんだにゃー!」
言葉と共にシュムが優しく抱きついてくる。僕はふんわりと手を回しながら、トントンと背中を叩く。
「心配かけてごめんね。もう大丈夫だから」
「ファンー!」
「よしよし」
こうして少しの間抱きしめ合った後、彼女は名残惜しそうに離れる。そしてすぐさまハッとした表情を浮かべた。
「そうにゃ! みんにゃにファンが起きたって伝えにゃきゃにゃ!」
シュムはそう言うと、すぐさま部屋を出ていった。
「あ、うん。よろし……いっちゃった」
先ほどのシュムの表情はとても明るいものであった。いや、確かに今までも明るい子ではあったのだが、なんというか、醸し出す雰囲気に悲哀の念を一切感じなかったのである。
……この様子だと、皆さん無事みたいだ。
そんなことを考えながらボーッとしていると、突然ドタドタと地響きのような振動を感じる。その振動は段々と大きくなっていく。そして──遂にバタンと部屋のドアが開くと、ルナさんが凄まじい勢いで僕へと飛びついてきた。
「……ファンくーん!!」
「ルナさ……ぶっ!」
ルナさんに抱きつかれ、その豊満な胸に顔が埋まる。
「よかった。本当によかった~!」
言いながら、ルナさんが子供のように泣き出す。
「……ぷはっ! すみません、ご心配をおかけしました」
「やあ、ファン。目を覚ましたんだね」
「おはよう、ファン!」
「ファンくん大復活~!」
「メリオさん、アキレスさん、カンナさん! 皆さんも無事で本当によかったです!」
「俺たちよりもお前だファン! あの時お前の姿を見た時はヒヤヒヤしたぞ!」
「……あの時……あ、そうだ。あの後どうなったんですか?」
「あの後……今から話してもいいけど、どうだい? お腹は空いてないかい?」
メリオさんの言葉を受け、僕は空腹を自覚する。
「ペコペコです」
「なら食事を取りながら、もしくは取ってからにしよう。ここでもいいけど、もし動けそうなら皆が座れる会議室に移動するのはどうだろうか?」
僕は上半身を動かしてみる。血を失ったからか、多少の怠さはあるが、日常生活を送るだけなら問題なさそうな体調であった。
「体調は大丈夫なので移動しましょう!」
「……了解。どうだい、立てそうかい?」
「えっと、ルナさんが離してくれれば……」
小さく笑いながら僕がそう言うと、珍しくメリオさんが吹き出す。そこから連鎖するように皆さんが笑う。
その声で平和な日々が戻ってきたことを強く実感した。
◇
宿のオーナーさんに用意してもらった食事を皆さんと一緒に取った後、僕が気を失ってからどうなったのかメリオさんが説明を始めた。
「結論から言うとジャックをあと一歩まで追い込むことはできた……ただ逃げられてしまってね」
悔しそうにメリオさんが唇を噛む。アキレスさんが続くように声を上げる。
「まさか転移の魔道具を持っているとはな!」
「転移の魔道具ですか」
言葉通りであれば、瞬間移動をする魔道具であろうか。ずいぶんと高価で希少なものに思える。
「早々手に入らない代物でね。だからこそその存在を失念していたんだ」
「希少な魔道具なんだにゃ~」
皆さんがうんと頷く。
「少なくとも一介の元冒険者が持っているような品物ではないんですよね。であれば仕方がないですよ。それよりも皆さんお怪我の方は大丈夫でしたか?」
「あぁ……正直ほとんど怪我なく対峙することができたよ。相手は元Bランクの冒険者とはいえ、さすがに多対一ではどうしようもなかったようだ」
「よかったです……」
「ただそれは魔剣が一切機能しなかったからというのもある。ファン……君がアレをぶっ壊したのだろう? ジャックが嘆いていたよ。これさえ無事ならってね」
「あ、はい。最後の悪あがきとして武器破壊を試しました。もちろん今までやったことがなかったので、無意識下でのアドリブだったのですが……きちんと効果があったんですね」
「あぁ、完全に壊せていたよ。おかげでほとんど怪我なく対処できたともいえる。もし魔剣持ちであれば彼の戦闘力はAランク冒険者と同等かそれ以上だったかもしれないからね」
「Aランク相当ですか……」
ジャックのことを強者で僕にとっては格上の存在だとは思っていたが、まさかそこまでだとは。今こうして無事であることはある意味奇跡的なことなのかもしれないな。
僕はフーッと息を吐く。
「だからファンには感謝しなければいけないね。こうして皆が無事に生還できたのは君のおかげでもあるのだから」
「そんな! 感謝するのはこちらの方ですよ! 皆さんが助けにきてくれなかったら今頃僕とシュムの命はなかったかもしれないのですから!」
「ただ君が狙われる要因を辿れば、俺たちが露店を訪れたことだろう? であれば元はと言えば我々に非があったといえる」
「それは結果論ですよ。そもそも露店を始めたのは僕たちの意志ですし、皆さんのお力がなくとも、いつか狙われた可能性は否定できませんから」
「むむ。……ならばここはお互い様ということでどうだろうか」
「……うーん。救われた立場としてはなんだか釈然としませんが、そういうことにしましょうか」
「ふふっ……」
メリオさんが小さく笑い声を上げる。釣られて僕も笑みを浮かべ、こうして事の顛末に関する話は和やかな雰囲気のまま終わりを告げた。
日の光の眩しさに目を凝らしながら、状況確認のために慌てて周囲を見回す。するとここが見知った建物であることに気がつく。
「ここは紫電一閃の皆さんが宿泊している宿……? あれからどうなったんだろう……」
記憶を整理しつつ上半身を起こし、足元へと視線を向ける。そこにはベッドを枕にして眠っている1人の少女の姿があった。
「……シュム。よかった、無事だったんだね」
目前で尻尾をゆらゆらとしながら、だらしない表情で眠っている彼女の姿に思わず微笑みを浮かべていると、ここでシュムがピクリと両耳を動かす。どうやら目を覚ましたようである。
「うにゃ……」
寝ぼけているのだろうか、シュムはそう謎の声を上げながらボーッと周囲を見回し──僕と目が合う。
「おはよう、シュム」
「おは──にゃっ!?」
シュムはいつものように挨拶をしようとするが、ここでようやくはっきりと目が覚めたのか、猫のような声を上げながら驚いた表情になる。
「ファン! 目覚めたのにゃ!?」
言いながらシュムは慌てて僕の側へとやってくると、僕の身体をペタペタと触ってくる。
「怪我は……もう大丈夫なのにゃ!?」
言葉を受け、僕はペロリと服を捲る。そして自身のお腹を見るが、そこには刺されたことが幻であったかのように傷跡1つない。
……これが回復魔法の、ルナさんの力。凄まじいな。
「うん、傷跡もないし……身体を動かしても特に痛みもないから大丈夫だと思うよ」
「よかったにゃ……」
言ってホッと息を吐くシュム。その姿に微笑みを浮かべつつ、僕は再度口を開く。
「それよりも僕はどのくらい寝てたの?」
「にゃー……」
シュムは指を折る。
「ちょうど3日にゃ!」
「そんなに!?」
「そうにゃ! だからすごく心配だったんだにゃー!」
言葉と共にシュムが優しく抱きついてくる。僕はふんわりと手を回しながら、トントンと背中を叩く。
「心配かけてごめんね。もう大丈夫だから」
「ファンー!」
「よしよし」
こうして少しの間抱きしめ合った後、彼女は名残惜しそうに離れる。そしてすぐさまハッとした表情を浮かべた。
「そうにゃ! みんにゃにファンが起きたって伝えにゃきゃにゃ!」
シュムはそう言うと、すぐさま部屋を出ていった。
「あ、うん。よろし……いっちゃった」
先ほどのシュムの表情はとても明るいものであった。いや、確かに今までも明るい子ではあったのだが、なんというか、醸し出す雰囲気に悲哀の念を一切感じなかったのである。
……この様子だと、皆さん無事みたいだ。
そんなことを考えながらボーッとしていると、突然ドタドタと地響きのような振動を感じる。その振動は段々と大きくなっていく。そして──遂にバタンと部屋のドアが開くと、ルナさんが凄まじい勢いで僕へと飛びついてきた。
「……ファンくーん!!」
「ルナさ……ぶっ!」
ルナさんに抱きつかれ、その豊満な胸に顔が埋まる。
「よかった。本当によかった~!」
言いながら、ルナさんが子供のように泣き出す。
「……ぷはっ! すみません、ご心配をおかけしました」
「やあ、ファン。目を覚ましたんだね」
「おはよう、ファン!」
「ファンくん大復活~!」
「メリオさん、アキレスさん、カンナさん! 皆さんも無事で本当によかったです!」
「俺たちよりもお前だファン! あの時お前の姿を見た時はヒヤヒヤしたぞ!」
「……あの時……あ、そうだ。あの後どうなったんですか?」
「あの後……今から話してもいいけど、どうだい? お腹は空いてないかい?」
メリオさんの言葉を受け、僕は空腹を自覚する。
「ペコペコです」
「なら食事を取りながら、もしくは取ってからにしよう。ここでもいいけど、もし動けそうなら皆が座れる会議室に移動するのはどうだろうか?」
僕は上半身を動かしてみる。血を失ったからか、多少の怠さはあるが、日常生活を送るだけなら問題なさそうな体調であった。
「体調は大丈夫なので移動しましょう!」
「……了解。どうだい、立てそうかい?」
「えっと、ルナさんが離してくれれば……」
小さく笑いながら僕がそう言うと、珍しくメリオさんが吹き出す。そこから連鎖するように皆さんが笑う。
その声で平和な日々が戻ってきたことを強く実感した。
◇
宿のオーナーさんに用意してもらった食事を皆さんと一緒に取った後、僕が気を失ってからどうなったのかメリオさんが説明を始めた。
「結論から言うとジャックをあと一歩まで追い込むことはできた……ただ逃げられてしまってね」
悔しそうにメリオさんが唇を噛む。アキレスさんが続くように声を上げる。
「まさか転移の魔道具を持っているとはな!」
「転移の魔道具ですか」
言葉通りであれば、瞬間移動をする魔道具であろうか。ずいぶんと高価で希少なものに思える。
「早々手に入らない代物でね。だからこそその存在を失念していたんだ」
「希少な魔道具なんだにゃ~」
皆さんがうんと頷く。
「少なくとも一介の元冒険者が持っているような品物ではないんですよね。であれば仕方がないですよ。それよりも皆さんお怪我の方は大丈夫でしたか?」
「あぁ……正直ほとんど怪我なく対峙することができたよ。相手は元Bランクの冒険者とはいえ、さすがに多対一ではどうしようもなかったようだ」
「よかったです……」
「ただそれは魔剣が一切機能しなかったからというのもある。ファン……君がアレをぶっ壊したのだろう? ジャックが嘆いていたよ。これさえ無事ならってね」
「あ、はい。最後の悪あがきとして武器破壊を試しました。もちろん今までやったことがなかったので、無意識下でのアドリブだったのですが……きちんと効果があったんですね」
「あぁ、完全に壊せていたよ。おかげでほとんど怪我なく対処できたともいえる。もし魔剣持ちであれば彼の戦闘力はAランク冒険者と同等かそれ以上だったかもしれないからね」
「Aランク相当ですか……」
ジャックのことを強者で僕にとっては格上の存在だとは思っていたが、まさかそこまでだとは。今こうして無事であることはある意味奇跡的なことなのかもしれないな。
僕はフーッと息を吐く。
「だからファンには感謝しなければいけないね。こうして皆が無事に生還できたのは君のおかげでもあるのだから」
「そんな! 感謝するのはこちらの方ですよ! 皆さんが助けにきてくれなかったら今頃僕とシュムの命はなかったかもしれないのですから!」
「ただ君が狙われる要因を辿れば、俺たちが露店を訪れたことだろう? であれば元はと言えば我々に非があったといえる」
「それは結果論ですよ。そもそも露店を始めたのは僕たちの意志ですし、皆さんのお力がなくとも、いつか狙われた可能性は否定できませんから」
「むむ。……ならばここはお互い様ということでどうだろうか」
「……うーん。救われた立場としてはなんだか釈然としませんが、そういうことにしましょうか」
「ふふっ……」
メリオさんが小さく笑い声を上げる。釣られて僕も笑みを浮かべ、こうして事の顛末に関する話は和やかな雰囲気のまま終わりを告げた。
71
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる