どうやら俺の性欲が世界を滅ぼすらしい〜俺と美少女の共同性活〜

福寿草真@異世界エステ1巻12/25発売

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10話 少し刺激的な朝

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 朝目が覚めると何故か俺の上にリーリェがいた。

「……へ?」

 想定外の状況と、全身を包み込む柔らかさと温かさ、そしてふわりと香る女の子特有の甘い匂いに思わず緊張する。
 しかしすぐさま、自身の上からスースーというかわいらしい寝息が聞こえてきたため、俺は彼女が未だ寝ていることに気がついた。

 ……まさかリーリェは寝相が悪いのか?

 一見完璧超人であるリーリェだが、どうやら料理が壊滅的であったり、こうして寝相が悪かったりと、随分と可愛らしい一面があるようだ。

 ……人は見た目で判断できないってわけだ。……さて、とりあえず起きるか。

 全身を包む魅惑の感触に思わずずっとこのままいたくなるが、さすがにそういう訳にはいかない。ということで俺は彼女をふんわりと抱くと、起こさないよう細心の注意を払いながら元いた位置へと転がす。

 そして、まったく朝から心臓に悪いなと思いながらリビングへ行く。するとキッチンには料理を行う憐花の姿があった。

「おはよう憐花」

「おはよ。案外早起きなのね」

「そちらこそ。あ、手伝うぞ」

「ありがと。そうね、ならトーストの準備をお願いしてもいいかしら」 

「了解っと」

 返事をした後、俺はトーストの準備を始めた。その後互いに無言で調理を行う中、ふいに憐花がバツが悪そうな表情で口を開いた。

「昨日は悪かったわね……その、あなたのア、アレを見てしまって」

「あはは。こちらこそお見苦しいものをお見せしてしまって申し訳ない」

「見苦しいなんてそんな、むしろ興味深……なんでもないわ」

「お、おう」

「……そ、それよりもうち朝はパン派なんだけど問題ないかしら?」

「問題ないぞ。そこら辺特にこだわりはないからな」

「そ。ならよかったわ」

「ほい、焼けたぞ」

「ありがと」

「他なんかあるか?」

「んーそうね。なら2人を起こしてきてくれるかしら」

「了解」

 ということで俺は2人を起こしに向かった。そして数分後、寝ぼけたリーリェ、ニア、しっかりとした憐花と共に朝食をとる。

 それから少し休憩した後、3人は今日もダンジョンに向かうとのことだったため、俺は彼女たちを見送った。

 ◇

 掃除等家事をしたり、カトレアと戯れているとあっという間に夕方になった。
 そろそろかと夕食の準備をしていると、少しして3人が帰宅する。その後シャワーを浴びにいったため、その間に料理を完成させ、戻ってきた彼女たちと共に食事を開始した。

 食事中再び互いの1日を報告した。こちらは大したことなかったが、向こうは相変わらずド派手な探索者ライフを過ごしていたことだけは伝えておこう。

 そんなこんなで話しているうちに、俺はリーリェから予想外の話を振られた。

「雄馬様には2日後に探索者協会会長の月葉さんと会話いただくことになりました」

「……は? 会長と?」

「はい」

 探索者協会の会長は流石の俺でも知っている。

 名は四ノ宮月葉《しのみやつきは》。Sランク探索者にして、62歳という年齢ながら、世に出回っている探索者ランキングで現在4位につけている傑物である。

 時折テレビに出演しており、その際に抱いた印象はとにかく豪快で厳格な人……である。

「あー何の用事かは聞いてるか?」

 俺の問いに対し、憐花が口を開く。

「直接顔を合わせて話したいって。仕事の件もそこで伝えてくれるみたい。まぁ流石に怒られたりはしないから安心していいと思うわよ」

「だといいけど」

 不安に思いつつも俺は了承。その後4人で再び談笑を続けた。こうして食事が終わり、皆で片付けをしている中、憐花がケロッとした表情で声を掛けてくる。

「あ、今日の当番はあたしだから。あとで部屋行くわね」

「お、おう」

 やり取りの後、俺は風呂に入り支度を整え、部屋へと向かった。それから少しして、ドアのノックと共に憐花がやってくる。

「き、きたわよ」

「おう……いらっしゃい」

 憐花の服装はリーリェと違い可愛らしい普通のパジャマであり、俺は内心ホッとした。
 風呂上がってからは毎度そうだが、髪を下ろしている今の姿は普段よりも少し大人っぽく見える。

「ど、どうぞ」

「あ、ありがと」

 互いによそよそしさがあるものの、俺は彼女をベッドに案内する。そして同じベッドに、互いに背を向ける形で横になった。

 それから無言の時間が過ぎること数分。唐突に憐花が声を上げた。

「どうしてかしら」

「ん?」

「ただ同じベッドに寝ているだけなのに、どうも落ち着かないのよね」

「はは、わかるわ。なんでだろうな」

 少なくとも彼女と俺の間には人1人分以上の隙間がある。また互いにそっぽ向いているため、彼女の温もりも匂いも感じることはない。にもかかわらず心が落ち着かないのは、少なからず彼女を異性として意識しまっているからか。

「ねぇ、雄馬」

「ん?」

「……いえ、なんでもないわ。明日も朝早いんだしもう寝ましょ」

「だな。おやすみ、憐花」

「ふふっ、おやすみ雄馬」

 言葉の後、俺の意識は段々と遠のいていった。
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