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マリアンナの気付き
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ゴードンに肩を掴まれて青あざになり、1週間学院を休んだマリアンナは久しぶりに登校した。
何しろ心配性のデヴィの過保護に拍車が掛かって外出も却下だし、食事の際などスプーンによそおった料理をデヴィの手で食べさせられる始末である。同性といえども羞恥で赤くなったマリアンナは「デヴィ様!一人で食べられますから」と思わず叫んでいた。
使用人たちもロックフィールド公爵も、デビィの行動を当たり前のように受け入れていて、マリアンナは恥ずかしくて味わうどころではなかった。
ようやく通学を再開した朝、ウキウキと教室に入ったマリアンナを待っていたのは思いがけない人だった。
「マリアンナ様、放課後我が家へお招きしたいのですが、ご都合はよろしくて?珍しい東方のお菓子がありますのよ」
侯爵令嬢のエルリーヌは、見た目ゴージャスでキラキラ、その上押しの強い女性だった。自分の身分と容姿を最大限に活かして学院の中に一大派閥を作り上げている。そんな彼女のお誘いを断れる筈がない。
今までは同じクラスであっても貧乏子爵家のマリアンナとは全く交流が無かったのに何故?と訝しく思う。ロックフィールド家でお茶をした時に誤解は解けたはずなのだが、まさかまたジェイムス絡みで何か誤解があったのかしら、とマリアンナは警戒した。
「わたくしお世話になっている家に連絡を入れませんと、心配されるのですが(主にデヴィ様に)」と困った顔をすると、それは大丈夫、わたくしの家の者がお伝えいたしますから、とエルリーヌは即答した。
(まさか、エルリーヌ様はジェイムス様とわたしの事をまだ勘違いなさってるの?それとも別に何かあるのかしら?)
たまたま父の縁でお世話になっているだけの公爵家であるし、ジェイムスへの恋心などあるはずもない。
いや、少し前までは確かに彼は憧れの人だったが、公爵家で顔を合わせ食事や会話をするうちに、ジェイムスというのは、王子様のような外見をしているが実は案外腹黒いことに気付いていた。美しい顔をしており、誰にでも親切ではあるが、その本心はまるで見えないのだ。
デヴィも引き籠りのはずなのに、ずっと家にいるわけではないことも知っている。使用人に尋ねても知りませんと誤魔化されるばかりで、訊いてはいけない暗黙の了解のようであった。
そもそも病弱と聞いていたのにデヴィは元気過ぎる。肩に青あざが出来ただけのマリアンナを抱き上げて運ぼうとした時には驚いた。確かにデヴィは女性にしてはとても背が高いけれど、寧ろ自分のほうが力持ちだと思うのに、軽々と抱き上げられて唖然としていると、侍女のシャーリーが、お嬢様、なんてはしたない!と嗜めてくれた。それがなければそのまま部屋まで運ばれていたかもしれない。
そしてその時に気がついたことがある。今までは自分の事に必死でわかっていなかった。
デヴィの手は女性にしては随分大きかったし剣ダコのようなものがあった。それに落ちないようにとしがみついた胸元は意外と硬く、あるはずの場所に膨らみはなかった。背だってマリアンナが思っている以上に高い。
まるで物語のヒロインのようにとんとん拍子に話が進み、公爵家でお嬢様のような扱いを受けることに未だに混乱しているマリアンナだったが、色々と鈍い彼女も流石に理解した。
デヴィ様は本当は男性なのかもしれない。
かもしれないではなく確実に男性なのだが、マリアンナとしては受け入れ難い理由があった。
だって!デヴィ様ってしょっちゅう抱きしめたり、手を握ったりするんですもの。婚約者でもない男性からそんな事をされるのは良くないわ。ましてや公爵家のご子息なのだとしたら大問題だわ。仮に愛玩動物みたいに思っているから、などという他愛のない理由だったにしても、触れ合うのはやはり宜しくない。
デヴィが男性かもしれない、いや確実に男性だと気がついてから、マリアンナはデヴィと距離を取るようにしていた。
話し相手として雇われている事は十分理解しているけれど、デヴィの顔をまともに見る事ができない。今までの言動を思い返して、同性だからと思って素顔を見せたり、可愛い服や小物の話で盛り上がったりと、どう考えても子爵の娘が格上の貴族の子息にとってよい態度ではなかったなと大いに反省していたのであった。
*
そんなあれこれを思い出して赤面したり落ち込んだりするマリアンナを、エルリーヌは面白そうに眺めていた。
ソーンダイク家に連れてこられたマリアンナは、エルリーヌの私室に招かれた。意外なことにそこは2人きりで、取り巻きの令嬢たちもいないし、側付のメイドも護衛もいなかった。
そして東方の茶菓子と最高級の茶葉で淹れたお茶を勧められたが、手をつけて良いものかマリアンナは戸惑った。うっかり口にして、これだから貧乏人は意地汚いなどと言われたら、お世話になっているロックフィールド公爵家の恥となってしまう。
赤から青い顔色に変わったマリアンナを見て、エルリーヌは苦笑いを浮かべた。
「マリアンナ様、2人だけしかいないのだからどうか気安くしてくださいな。貴女と本音でお話ししたかったからなの。お菓子もお茶遠慮なく手を付けてくれてらいいのよ」
エルリーヌの言葉を受けて、マリアンナは勇気を出した。
「エルリーヌ様。何か誤解をされていらっしゃったら申し訳ございません。公爵様にお世話になっている事で、エルリーヌ様にもご迷惑をおかけしているのでしょうか。わたくしには頭を下げることしか出来ません。申し訳ございませんでした」
マリアンナはひたすら頭を下げ謝った。
エルリーヌは慌ててマリアンナに頭を上げさせると、
「一体どうしてそんな風にお考えになるのかしら。そわたくしは誤解などしていないし、迷惑もかけられていませんわ。
わたくしジェイムス様の家でのご様子はもちろんのこと、デヴィ様のご様子も知りたいの。
わたくしたち3人は小さい頃からの幼馴染みですのよ。先日本当に久しぶりにデヴィ様のお顔を見て、ずいぶんご様子が変わってらしたので驚きましたわ。
子どもの頃はあんな方じゃなかったのに」
「ジェイムス様は礼儀正しく非の打ち所がない方です。エルリーヌ様とおふたりで並ぶとその美しさに圧倒されますわ。お二人は学生たちの憧れですわ。
そしてデヴィ様はとても優しい方で、よく気がついてあれこれとお気遣いいただいてます。他人の気持ちに寄り添う事ができる方だと思いますわ」
マリアンナは何が正解かわからぬまま慎重に答えた。
「そう。ふたりの事をよく見てらっしゃるのね」
エルリーヌの言葉に他意はないのであろうが、咎められているような気分になって落ち着かない。正解がわからない。
「それで、マリアンナ様とオディール家について、現状を貴女の口から聞かせていただけるかしら」
そこで、領地の不作から始まり、ゴードン男爵の横暴、退学を決意して学院長室を尋ねたところ偶然居合わせたジェイムズ様から、デヴィ様の話し相手として働かないかと提案を受けたことなどを話した。エルリーヌはマリアンナの言葉に深く頷ぅ。
「そう、ジェイムズ様から聞いた内容と同じね。騙しているとすれば、どこかに齟齬が生じるものですけれど。
マリアンナ様のご事情は理解いたしました。ご実家の借家返済についてはロックフィールド公爵家にとっては微々たる額だと思いますから、きっと不安も心配もなく、オディール家の憂いが晴れるだろうとわたくし断言いたしますわ。
それでね、今日お尋ねしたかったのは、貴女、デヴィ様のことをどう思われていますの?デヴィ様は貴女のことを随分と慕ってらっしゃるようですけど」
エルリーヌの、いきなりのしかも核心をついた質問にマリアンナはお茶のカップを落としそうになった。
「デヴィ様のことがお好きなの?」
何しろ心配性のデヴィの過保護に拍車が掛かって外出も却下だし、食事の際などスプーンによそおった料理をデヴィの手で食べさせられる始末である。同性といえども羞恥で赤くなったマリアンナは「デヴィ様!一人で食べられますから」と思わず叫んでいた。
使用人たちもロックフィールド公爵も、デビィの行動を当たり前のように受け入れていて、マリアンナは恥ずかしくて味わうどころではなかった。
ようやく通学を再開した朝、ウキウキと教室に入ったマリアンナを待っていたのは思いがけない人だった。
「マリアンナ様、放課後我が家へお招きしたいのですが、ご都合はよろしくて?珍しい東方のお菓子がありますのよ」
侯爵令嬢のエルリーヌは、見た目ゴージャスでキラキラ、その上押しの強い女性だった。自分の身分と容姿を最大限に活かして学院の中に一大派閥を作り上げている。そんな彼女のお誘いを断れる筈がない。
今までは同じクラスであっても貧乏子爵家のマリアンナとは全く交流が無かったのに何故?と訝しく思う。ロックフィールド家でお茶をした時に誤解は解けたはずなのだが、まさかまたジェイムス絡みで何か誤解があったのかしら、とマリアンナは警戒した。
「わたくしお世話になっている家に連絡を入れませんと、心配されるのですが(主にデヴィ様に)」と困った顔をすると、それは大丈夫、わたくしの家の者がお伝えいたしますから、とエルリーヌは即答した。
(まさか、エルリーヌ様はジェイムス様とわたしの事をまだ勘違いなさってるの?それとも別に何かあるのかしら?)
たまたま父の縁でお世話になっているだけの公爵家であるし、ジェイムスへの恋心などあるはずもない。
いや、少し前までは確かに彼は憧れの人だったが、公爵家で顔を合わせ食事や会話をするうちに、ジェイムスというのは、王子様のような外見をしているが実は案外腹黒いことに気付いていた。美しい顔をしており、誰にでも親切ではあるが、その本心はまるで見えないのだ。
デヴィも引き籠りのはずなのに、ずっと家にいるわけではないことも知っている。使用人に尋ねても知りませんと誤魔化されるばかりで、訊いてはいけない暗黙の了解のようであった。
そもそも病弱と聞いていたのにデヴィは元気過ぎる。肩に青あざが出来ただけのマリアンナを抱き上げて運ぼうとした時には驚いた。確かにデヴィは女性にしてはとても背が高いけれど、寧ろ自分のほうが力持ちだと思うのに、軽々と抱き上げられて唖然としていると、侍女のシャーリーが、お嬢様、なんてはしたない!と嗜めてくれた。それがなければそのまま部屋まで運ばれていたかもしれない。
そしてその時に気がついたことがある。今までは自分の事に必死でわかっていなかった。
デヴィの手は女性にしては随分大きかったし剣ダコのようなものがあった。それに落ちないようにとしがみついた胸元は意外と硬く、あるはずの場所に膨らみはなかった。背だってマリアンナが思っている以上に高い。
まるで物語のヒロインのようにとんとん拍子に話が進み、公爵家でお嬢様のような扱いを受けることに未だに混乱しているマリアンナだったが、色々と鈍い彼女も流石に理解した。
デヴィ様は本当は男性なのかもしれない。
かもしれないではなく確実に男性なのだが、マリアンナとしては受け入れ難い理由があった。
だって!デヴィ様ってしょっちゅう抱きしめたり、手を握ったりするんですもの。婚約者でもない男性からそんな事をされるのは良くないわ。ましてや公爵家のご子息なのだとしたら大問題だわ。仮に愛玩動物みたいに思っているから、などという他愛のない理由だったにしても、触れ合うのはやはり宜しくない。
デヴィが男性かもしれない、いや確実に男性だと気がついてから、マリアンナはデヴィと距離を取るようにしていた。
話し相手として雇われている事は十分理解しているけれど、デヴィの顔をまともに見る事ができない。今までの言動を思い返して、同性だからと思って素顔を見せたり、可愛い服や小物の話で盛り上がったりと、どう考えても子爵の娘が格上の貴族の子息にとってよい態度ではなかったなと大いに反省していたのであった。
*
そんなあれこれを思い出して赤面したり落ち込んだりするマリアンナを、エルリーヌは面白そうに眺めていた。
ソーンダイク家に連れてこられたマリアンナは、エルリーヌの私室に招かれた。意外なことにそこは2人きりで、取り巻きの令嬢たちもいないし、側付のメイドも護衛もいなかった。
そして東方の茶菓子と最高級の茶葉で淹れたお茶を勧められたが、手をつけて良いものかマリアンナは戸惑った。うっかり口にして、これだから貧乏人は意地汚いなどと言われたら、お世話になっているロックフィールド公爵家の恥となってしまう。
赤から青い顔色に変わったマリアンナを見て、エルリーヌは苦笑いを浮かべた。
「マリアンナ様、2人だけしかいないのだからどうか気安くしてくださいな。貴女と本音でお話ししたかったからなの。お菓子もお茶遠慮なく手を付けてくれてらいいのよ」
エルリーヌの言葉を受けて、マリアンナは勇気を出した。
「エルリーヌ様。何か誤解をされていらっしゃったら申し訳ございません。公爵様にお世話になっている事で、エルリーヌ様にもご迷惑をおかけしているのでしょうか。わたくしには頭を下げることしか出来ません。申し訳ございませんでした」
マリアンナはひたすら頭を下げ謝った。
エルリーヌは慌ててマリアンナに頭を上げさせると、
「一体どうしてそんな風にお考えになるのかしら。そわたくしは誤解などしていないし、迷惑もかけられていませんわ。
わたくしジェイムス様の家でのご様子はもちろんのこと、デヴィ様のご様子も知りたいの。
わたくしたち3人は小さい頃からの幼馴染みですのよ。先日本当に久しぶりにデヴィ様のお顔を見て、ずいぶんご様子が変わってらしたので驚きましたわ。
子どもの頃はあんな方じゃなかったのに」
「ジェイムス様は礼儀正しく非の打ち所がない方です。エルリーヌ様とおふたりで並ぶとその美しさに圧倒されますわ。お二人は学生たちの憧れですわ。
そしてデヴィ様はとても優しい方で、よく気がついてあれこれとお気遣いいただいてます。他人の気持ちに寄り添う事ができる方だと思いますわ」
マリアンナは何が正解かわからぬまま慎重に答えた。
「そう。ふたりの事をよく見てらっしゃるのね」
エルリーヌの言葉に他意はないのであろうが、咎められているような気分になって落ち着かない。正解がわからない。
「それで、マリアンナ様とオディール家について、現状を貴女の口から聞かせていただけるかしら」
そこで、領地の不作から始まり、ゴードン男爵の横暴、退学を決意して学院長室を尋ねたところ偶然居合わせたジェイムズ様から、デヴィ様の話し相手として働かないかと提案を受けたことなどを話した。エルリーヌはマリアンナの言葉に深く頷ぅ。
「そう、ジェイムズ様から聞いた内容と同じね。騙しているとすれば、どこかに齟齬が生じるものですけれど。
マリアンナ様のご事情は理解いたしました。ご実家の借家返済についてはロックフィールド公爵家にとっては微々たる額だと思いますから、きっと不安も心配もなく、オディール家の憂いが晴れるだろうとわたくし断言いたしますわ。
それでね、今日お尋ねしたかったのは、貴女、デヴィ様のことをどう思われていますの?デヴィ様は貴女のことを随分と慕ってらっしゃるようですけど」
エルリーヌの、いきなりのしかも核心をついた質問にマリアンナはお茶のカップを落としそうになった。
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