わたしと幽霊のお兄ちゃん

石動なつめ

文字の大きさ
1 / 1

わたしと幽霊のお兄ちゃん

しおりを挟む
 わたしには兄のようなものがいる。
 ようなものと言うのは、その人が幽霊だからだ。歳を尋ねると享年二十二歳だと答えてくれた。
 名前をシュウスケと言い、わたしはいつも『シュウ兄』と呼んでいる。

 シュウ兄がいつから我が家にいるのかは覚えていないが、物心ついた時にはすでにいて、居間でごろごろと寛いだり、テレビのチャンネルを変えてくれと騒いだりしていた。
 わたし以外の家族には見えないようで、シュウ兄がごろごろと転がる上からお母さんが掃除機をかけている様はなかなかにシュールだった。

 その内にシュウ兄は自分も食事がしたいと駄々をこね始め、わたしに憑りついてはテーブルの上に並んだ食事をもしゃもしゃと食べた。
 満足感はあるものの満腹感はないようで、とにかくシュウ兄は良く食べる。おかげで一時期わたしの体重は大変な事になった。

『体重すげぇ』
「誰のせいだと思ってる」

 頭を抱えるわたしの隣で体重計を覗きこんだシュウ兄は目を丸くして言った。
 これは、あれだ。このまま何もせずに放っておけば、特定の店に行かなければ服を買えないようなサイズになってしまう。
 必ずやって来るであろう未来に青ざめたわたしはダイエットを決意した。
 家族からは「そりゃあれだけ食べればねぇ」と言われたが、酷い誤解だ。遺憾の意を示したい。

 ダイエットと聞いてわたしの頭に浮かぶのがジョギングだ。
 テレビでよく早朝のジョギングをしている人を見るので、きっとこれが良い手段なのだと思う。
 何よりも早朝ならば夏の暑い日差しを浴びず、涼しい空気の中を走れるのは最高だと思う。
 そう思って目覚まし時計をセットしたが、少々早すぎたようだ。空にはまだ星が出ており、辺りは暗い。
 それでも起きてしまったものは仕方がないので、わたしはTシャツとズボンに、首からタオルを下げて家を出た。

『あれ、お前、もう走るの?』
「うん。目が覚めちゃったし」

 すると、ふよふよと宙に浮きながらシュウ兄がついてきた。
 幽霊であるシュウ兄は眠らないようだ。
 夜は何をしているのかと気になって以前シュウ兄に聞いたところ、瞑想をしているとの答えが返ってきた。何を悟るつもりなのだろう。
 
わたしが走り始めると、その速度に合わせてシュウ兄がついてくる。
 最初は立ったままだったシュウ兄は、飽きてくるとごろんと転がったり、バク転したり、逆立ちのように逆になったりと、様々な移動のバリエーションを披露してくれた。

『がんばれ! お前ならいける! がんばれ!』
「シュウ兄も走ったら良いと思います」
『無駄にエネルギーを消費するから嫌だ』

 シュウ兄は真面目な顔で首を横に振って言った。
 幽霊もエネルギーを消費するのか!
 新しい発見にわたしは目を張ったが、何故わたしを通して食べた分がそのエネルギーにならないのか甚だ疑問である。

 そんな話をしながらぐるりと近所を周っていると、だんだんと辺りも明るくなる。
 シュウ兄と話しながらジョギングをしていると、途中ですれ違った新聞配達のお兄さんには奇妙なものを見るような目で見られた。

 へ、変じゃないよ、普通だよ!

 そう心の中で訴えかけながら、わたしはシュウ兄と一緒に家へと戻った。
 シュウ兄が皆に見えるようになれば良いのにと思いながら朝ごはんを食べていると、シュウ兄がまた「自分も食べたい!」と憑りついて、食べ出したものだから、運動と食事量でプラマイゼロのような気がしないでもない。
 明日から距離増やそうかなと思いながら、わたしはそっと体重計に乗った。




 それから十日ほど経った後。
 最初は朝起きるのが辛かったが、だんだんと慣れてきた。相変わらず暗い時間に目を覚ますと服を着替え、わたしはいつものようにジョギングを開始する。
 シュウ兄も毎朝ついて来た。

『今日は何を食べようかなー』
「ほどほどに」
『分かった。善処する』

 シュウ兄は頷くが、善処すると言って善処された覚えはないので、信用できない。
 走っていると横を新聞配達のお兄さんが通って行った。
 最初は不審そうに見られていたが、今では「おはようございます」とお互いに挨拶を交わす程になった。進歩である。

「そう言えばシュウ兄、前にエネルギーがどうのって言っていたじゃない」
『うん、言ったな』

 新聞配達のお兄さんを見ていたら、ふと、ジョギングを始めた日の事を思い出して、わたしはシュウ兄に尋ねた。

「あれってさ、止まっていてたら消費しないの?」
『いいや? 普通にしてても少しずつ消費するぞ』
「それ、使い切るとどうなるの?」
『召される』

 事も無げに言ったシュウ兄の顔を見て、わたしは思わず足を止めた。

「召されるって、いなくなるって事?」
『そうなるなぁ』

 いなくなると聞いて、わたしは背中に冷たいものを感じた。
 シュウ兄はわたしの様子を見て『まだ大丈夫』と笑ったが、善処するとシュウ兄が言った言葉と同じくらい、わたしには信用が出来なかった。

 だってシュウ兄はわたしが物心ついた頃から傍にいるのだ。
 今年でわたしは十五になるが、少なくとも十年以上は存在している事になる。

 本当に大丈夫なのだろか。こうしてジョギングについて来てくれている内にも、エネルギーはしっかり消費されているんじゃないのだろうか。
 そんな不安が心の中に広がって、その日はジョギング中に何があったのか覚えていないくらい、気がそぞろで家に戻った。

 それからわたしはシュウ兄がジョギングについてくるのを何かと理由をつけて断った。
 もしシュウ兄がいなくなったらと考えると怖くて、出来るだけエネルギーを消費しないように、家にいて貰いたかったのだ。

『反抗期かぁ……』

 シュウ兄は寂しそうにそう言っていたが、しぶしぶ了承してくれた。
 反抗期などとっくの昔に終わっているが、そう思ってくれた方が気が楽だった。
 だって、いなくなるかもしれないのだ。

 確かにシュウ兄は幽霊だけど、ずっと一緒にいる兄のようなものなのだ。
 朝起きたら「おはよう」と言って、夜寝る時は「おやすみ」と言って、チャンネル争いの不毛な言い合いをしたり、ご飯を一緒に食べたり。
 それがわたしの中では当たり前で、それがずっと続いて行くと思っていた。

 でも。

 でも、そうではないと言うのなら、わたしは出来るだけ長くシュウ兄と一緒にいたい。たった一人の兄なのだ。
 兄弟のいないわたしにとって、ずっとそばにいて励ましてくれた、自慢の兄なのだ。



 朝の爽やかな空気の中、わたしは鬱々とした気持ちでジョギングをする。
 いつも通りのルートを走り、ちょうど堤防に差し掛かった時だ。
 ここは真っ直ぐに進むと堤防があり、少し右に逸れると信号機のある道路に出る。この堤防の下は川を挟んで向日葵畑になっており、小さいころから夏になる度にわたしはシュウ兄と遊びに来ていた。

 朝焼けの中に見える向日葵畑を見ていると、シュウ兄と一緒に遊んだ思い出が浮かんできて、もしいなくなったらと考える不安が襲い掛かり、わたしはなるべく見ないように下を向いて目を逸らし、堤防を避けるように右へ逸れようとした。

 その時だ。

 堤防を通ろうと道路の方から回ってきたバイクが目の前に来ていた。
 下を向いていたからか、ぼんやりしていたからか、反応をするのが遅れた。
 わたしはバイクを避ける為に勢いよく後ろへ後ずさる。勢いのまま数歩足を動かすと、ふいにがくりと足が沈む。
 はっとして振り返ると、自分が堤防の端の斜面まで下がっていた事に気が付いた。

「まず」

 まずい、と体を立て直す余裕もなく、私の体はぐらりと傾く。

『危ないッ!!』

 ふいに、聞きなれた声が、妙にクリアに耳に届く。
 思わず声の方に目を動かすとそこにはシュウ兄の姿があった。
 分かったと了承するフリをして、シュウ兄はこっそり後ろをついて来ていたのだろうか。

「お兄ちゃ」

 シュウ兄は必死の形相で、地に足をつけて跳んだ。
 ふよふよと浮かんでいた時とは違い、格段に速いそのスピードでわたしの方へと跳ぶと、シュウ兄が手を伸ばす。

 わたしもその手を取ろうと手を伸ばした。だが、幽霊であるシュウ兄の手はわたしの手をすり抜ける。
 すれ違い様にシュウ兄の顔が強張ったのが分かった。

 そのままごろごろと斜面を転げ落ちる。
 岩や草に顔が擦れて痛みが走る。ぎゅうと目を瞑って体が止まるのを待つと、川の手前ギリギリで体が止まった。
 向日葵がクッションになってスピードを弱めてくれたおかげだろう。
 朝露で濡れた向日葵で顔も服もぐっしょりだったが、何とかわたしは無事だった。

『おい、大丈夫か!?』

 シュウ兄が飛んでやって来てくれた。
 痛む体を起こしながら、わたしは大丈夫だよと言いかけた時、わたしは大きく目を見張る。
 シュウ兄の体が透けていたのだ。

「シュウ兄、それ」
『あー、お前、顔とかすげぇぞ、大丈夫か? ふらふら走ってるからだよ、気を付けないとダメだろ?』
「シュウに」
『まったく、これだからお前は心配なんだよ。いいか、いくら朝で車の通りが少なくたってな、お前が寝ぼけてぼーっとしているのと同じく、ぼーっとしている可能性があるだろ?』
「シュウ兄!」

 わたしが叫ぶと、シュウ兄は言葉を止めて、少しだけ寂しそうに首を傾けて笑った。

『俺がついててやれねぇんだから、ちゃんと気をつけろよ?』

 いやだ。
 いやだ、どうしてこんなに。
 こんなに早く。

「わた、わたしのせいで」
『いや、そんな事ねぇよ。もともと、あとひと月も経てばこうなってた』
「まだ大丈夫って言った」
『ごめんな』

 シュウ兄の体からキラキラとした光の粒が漏れて透けて行く。 
 行かないでと、わたしはシュウ兄に手を伸ばした。
 だがわたしの手はシュウ兄の体をすり抜ける。

 分かっていた事だ。
 ずっと昔から、どんなに手を伸ばしても生身のわたしでは幽霊であるシュウ兄の手を掴むことも、飛びつく事も出来ない。
 シュウ兄は『しょうがねぇなぁ』と笑いながら、抱きしめるように腕を背中に回した。
 光の粒がわたしの頬をなでて空へと昇って行く。

『がんばれ。お前ならいける。がんばれ』

 ジョギングを始めた頃にシュウ兄がわたしに向けて言った言葉だ。
 わたしはその言葉に何度も何度も頷いた。
 だんだんとシュウ兄の声は小さくなる。

「がんばる。がんばる、から、だから」
『よし』

 それがわたしとシュウ兄が交わした最後の言葉となった。
 光の粒が消えると、そこにはもう、わたしの自慢の兄の姿はない。
 朝日の向こうで向日葵が揺れ、花を濡らした露がキラキラと輝いた。

「…………今日のお昼のご飯、シュウ兄の好きなカレーだって」

 ぽつり呟いた言葉は朝の静かな空気の中に消えていく。
 言葉は返ってこなかった。
 鼻の奥がつんと痛んで顔を上げると、空に輝く星々が眩い朝の金色の向こうに消えていく。

 ひとつ。
 またひとつ。

 まるでそこには最初から何もなかったかのように空の星は消えていく。
 のど奥からじわりと熱が這い上がってきたのを感じた。
 深呼吸をして落ち着こうと開いた口から、咽るように息を吐き出す。

「…………しゅ」

 シュウ兄。
 肩が震え出し、名前すらうまく呼べなくなったわたしの目から、ボロボロと熱いものが流れ落ちて服を、地面を濡らす。
 気が付けばわたしは小さな子供のように大きな声で鳴いていた。
 上の堤防の方からは、バイクに乗っていたらしき男性が呼びかける声すら気づかないくらいの大きな声で、わたしは泣いた。



 その後、通りかかった近所の人から連絡を受けた家族が駆け付けるまで、わたしは泣き続けた。痛みと恐怖で泣いているのだろう思っている家族に本当の事は言えなかった。
 それから、少し休みなさいと言われしばらくの間は朝のジョギングは禁止になっとなってしまった。
 それでも早起きに慣れてしまった体は目覚まし時計がなくともいつもの時間に目を覚ます。 
 布団の中に転がりながらわたしは部屋の中をぐるりと見回した。
 壁をすり抜けてシュウ兄がやってくる事はもうない。そう思うとまた目の奥が熱くなって、わたしはパジャマの袖でごしごしと乱暴に目をこすった。

「あれ?」

 こすってぼやける目が、壁のカレンダーを捉える。
 そう言えば来月はわたしの誕生日だ。
 誕生日になるとシュウ兄が『誕生日のお祝い』だと言いながら、ホラーテイストのドッキリを仕掛けるので気が気ではなかった。

「あとひと月かぁ……」

 もうそんな事はないのだろう。
 呟きながら、わたしは今までの誕生日の事を思い出す。
 そこでようやく気が付いた。もしかしたらあのお祝いも、相当エネルギーを使うのではないのだろうか。
 シュウ兄は何もしなくてもあとひと月でいなくなると言っていた。あとひと月後は、わたしの誕生日だ。

「…………がんばりすぎだよ」

 涙をこらえて、出てくる嗚咽を必死で飲みこみながら、わたしは少しだけ笑った。
 やがて外が明るくなり、味噌汁の香りが部屋の中まで漂ってくると、わたしは体を起こして居間へと向かった。
 家族に「おはよう」と言って皆揃って朝ごはんを食べる。
 今日の朝食は、ふっくらとした温かいご飯に、豆腐とネギの味噌汁、焼いたサンマだ。
 味噌汁に口をつけると、味噌の良い香りと出汁の味が舌の上に広がった。

「今日もたくさん作ったから、しっかり食べて良いわよ」

 お母さんが明るくそう言う。
 食べていたのはシュウ兄なんだけどな、と少しだけ笑いながらわたしは頷いた。

「そう言えば、前から思っていたんだけどな」

 同じように味噌汁を飲んだ後、お父さんが何かを思い出したようにそう言った。

「お父さんの弟に、お前みたいに良く食べるのがいたんだよ」
「ああ、あの子ね! 何杯も何杯もおかわりしてくれたわね。あの食べっぷりは作る側としては嬉しかったわぁ」
「そうなんだ」

 懐かしそうに笑う両親に、わたしは食べながら相槌を打つ。
「でも若い頃に事故にあってなぁ……二十二歳だったよ」

 お父さんの言葉にわたしの手は止まった。
 二十二歳。どこかで覚えがある言葉だ。
 心臓がドクドクと早鐘を打ち始めたのを感じながら、わたしはお父さんに恐る恐る尋ねた。

「名前は何ていうの?」 
「ん? ああ、シュウスケだよ」

 だから。
 だからか。
 だからシュウ兄はずっと、朝のジョギングについて来てくれていたんだ。

 わたしが事故に合わないようにずっとずっと、心配してついて来てくれていたんだ。
 そう思ったら、押し込めていた熱がぐわっとまた上がって来て、目から零れる。

「ちょ、ちょっと、どうしたの!? お父さん、何かした!?」
「えっ僕!? な、何もしていないよな!? なっ!?」

 急にぼろぼろと泣きだしたわたしに驚いて、両親ががたりと立ち上がる。
 わたしは服の袖でごしごしと目をこすりながら、首を振って笑った。

「今度、お墓参りに行ってもいい?」

 そう言えば、まだありがとうも言っていなかった。
 涙も一緒に飲み込むようにご飯をかきこむと、わたしはお母さんに「おかわり!」と茶碗を差し出した。 
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

王子様への置き手紙

あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯ 小説家になろうにも掲載しています。

雪の日に

藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。 親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。 大学卒業を控えた冬。 私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ―― ※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。

嫌われたと思って離れたのに

ラム猫
恋愛
 私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。  距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

処理中です...