どうも、邪神です

満月丸

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創世編

年休を所望します!

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 なんか双子がグリムちゃんに戻ったら、おねだりされた。
 冥府に安置してる魂の、ほら彼、半獣で領主の。彼が欲しいって言うからさ、あげちゃった♪
 だってねぇ、なんか嬉しそうに微睡む彼の魂を見てるからさ、欲しいなら良いかなって。うん、正直言うと彼、死ぬより酷い目に遭うかもしれん。
 大喜びしながら魂持っていっちゃったけど……まあいっか。お友達らしいし、私は友人関係に口出しはしない。楽しく遊んでおいで。

 さて、下界だがね、なんとまたザーレド大陸からの侵略者が来たのだよ! ちょっと驚きだね。
 そいつらはザーレドで幅を利かせてる「ディア族」だ。外面は蜥蜴人ね。で、こいつらが軍ごと海を泳いで渡ってきたという。鱗類なだけあって水には強いようだ。
 北から入ってきたこいつらの侵略に、不意を衝かれたのはドワーフと平原の民だった。とはいえ、ドワーフは堅牢な山に囲まれていて攻め切ることは難しく、仕方無しに連中は先へと行軍した。襲われたリングナーは、人種の中でも足が早いので襲撃から脱出できた者も多く、彼らが方々の都市へ逃げ込んで危険を知らせた結果、出てきたのは我らが勇者。そう、皇女ちゃんだったのだ。魔法都市が立地的に帝都への途中にあるから、必然的に出会うわけ。
 されど、魔法都市はあっという間に「ディア族」に囲まれてしまった。魔法都市は湖の中の牙城だが、ディア族にとっちゃ水は障害には成り得ない。一斉攻勢に出られれば、魔法都市も苦しい戦いになるだろう。
 皇女ちゃんは戦々恐々として慌てふためく都市の議事堂で、腕組みしながら半眼で何か考えてたんだけど……遅々として進まない会議に痺れを切らしたのか、何も言わずに足音高く出ていった。で、彼女、部屋から錬金術アイテムを魔法バッグ(魔法アイテム。中が見た目よりずっと大きく、ある程度の物まで入れられる)に入れて、それ持って一人で出て行っちゃった。当然、追いすがるのは番兵達だけど、皇女ちゃんはそれには構わず、不敵な笑みを浮かべて堂々と平原へ繋がる唯一の大橋の前へと、姿を現した。

 一人だけの人種の登場に、怪訝な様子で静観するディア族へ、皇女ちゃんは退くように警告する。

『お下がりなさい! これ以上の侵略は、互いのためにはなりませんわよ。痛い目に遭いたくなくば、さっさとその小さな尻尾を巻いて逃げ帰りなさい!』

 微妙に帰す気のない文言である。
 あ、それと使っている言語は獣種の言葉だね。頑張って覚えたそれが、今ここで遺憾なく発揮されている。
 ところがどっこい、それを鼻で笑い捨てるのは、敵の指揮官だ。ディア族の戦士らしく、物々しい鱗に覆われて鉄製武具を身に包む、槍を持ったリザードマン。皇女ちゃんへ槍を突きつけ、誰何の声を上げた。

『下らぬ戯言を宣う貴様は一体誰だ! 戦場に武具すら持たぬ女がしゃしゃり出てくるな!』
『んまぁ! 随分な物言いですわね! これだからディア族は野蛮で困りますのよ!』
『なんだとっ……!?』
『以前、貴方がたの大陸に行った時も、貴方のような連中に幾度となく襲われましたの。まったく、種族でしか他人を測れぬその蒙昧な瞳、洗って出直してきたほうが宜しいのでなくて? ああ、ディア族はアタクシに協力しなかった連中ですものね。そんな知恵も無いでしょうけども』
『貴様っ……!』

 一気に殺気立つ相手集団を意にも返さず、堂々と皇女ちゃんは腕を払って言い放った。

『結構! 相手の力量差もわからぬ雑兵風情が、身の程を知りなさい! それ以上、一歩でも前に出てご覧なさいな、アタクシがまとめて痛い目に遭わせてさしあげます!』
『戯言を……! 引き裂いて殺せっ! あの首を食いちぎってやれ!!』

 鬨の声と共に走り出した一団へ、しかし皇女ちゃんは呆れたような目をしてから、持っていた杖をトンッ、とついて、呪文を唱えた。
 次の瞬間、皇女ちゃんを中心に一瞬で巨大な魔法円が発動し、あっという間に戦場全てを覆ってしまった。
 そして、皇女ちゃんはカバンから取り出した瓶を地面に叩きつけた、
 瞬間、

 パキンッ!

 と、戦場が青い水の元素の輝きに満たされ、平原には氷の樹海が広がっていた。
 駆け出していたディア族は、1匹残らず氷に閉じ込められ、息絶えていたのだ。うわぁ、容赦無いなぁ。
 投げた瓶は錬金術アイテムで、触れた対象を凍りつかせる水の元素が籠められた液体。魔法で行う工程を無視した、錬金術お手製の攻撃アイテムだ。それを魔法で広範囲に伝導させるのが、彼女の十八番なのだな。
 一瞬で敵の大群を無力化した情景は、彼女がまさに勇者である証明でもあろう。それを察したのか、後方に居たディア族は驚き戸惑い、慄いている。
 そんな連中へ、皇女ちゃんは樹氷の上に浮いてから、威風堂々と名乗りを上げた。

『アタクシは、デグゼラス帝国が皇女、メルサディール・アルクーゼ・セラヴァルス。人はアタクシを救世姫と呼びますわ』

 その言葉に、じわじわとディア族の間で動揺が広がり、次いで、一斉に悲鳴を上げながら踵を返して逃げ出してしまった。
 懸命だわな。勇者の凄まじさは、獣種の間でも語り継がれている。皇女ちゃんの前の勇者は獅子の獣種で、なんかライオーンくんと一緒に魔王と戦ってたし……うん、何やってんだろうね、あっちの始祖は。
 で、文字通り尻尾巻いて逃げ出した敵軍を眺めながら、皇女ちゃんは頭痛がするようにため息混じりて頭抑えて、それから後ろで腰抜かしてる兵士たちへ微笑んだ。

「申し訳ないけれども、議長を呼んできてくださらないかしら? この惨状の片付けをしなければいけませんから」


・・・・・・・・


 はい、そんな感じで敵軍を単身で撃退しちゃった皇女ちゃんですがね、正体がバレててんやわんやの大騒ぎ。当然、家出してた帝都にも報告がいって、あっちの皇帝から戻ってこいって催促の使者が連日連夜やって来てる。それどころか、魔法都市の議会にも圧力かけたのか、禿頭な議長さんが汗をふきふき説得してくる始末。それが面倒なのか、更に都市に迷惑を掛けてるのをわかってたのか、皇女ちゃんは帝都に帰ることになった。十数年ぶりの帰還だな。

 そんで、彼女って錬金術科の先生で、30代だけど変わらず美人なツインドリルなわけで。スパルタ気味だけど教えるのも上手くなったんで、生徒からの評判はめっぽう良い。で、勇者って事がバレて、生徒からの熱烈なファンが出るわ出るわ。帝都に帰ることになって暴動一歩手前の騒動になったりしたけど、まあ皇女ちゃんの説得でみんな大人しくなった。うむ、悪役令嬢やってたころの面影なんざ無いな~。成長したのぅ。
 で、生徒一同に見守られて、皇女ちゃんは帝都に帰っていった。
 しかし、彼女が家出したのって、たぶん半獣との戦争に利用されるのを防ぐ為だったんだろうけども……帰ったらまた利用されかねないんだよなぁ。
 ううん、彼女なら大丈夫だろうけど……ま、たまには覗いてやろうかな。


※※※


 う~ん……ここをこうして、デザインはこうで……あ、どうせだし老人がいいかな? あと冥府の鎌とか持たせて……うん、ええ感じ!

 ええとね、化身を作ってみた。ええ、私の化身、分身というか、入れ物みたいなものね。
 私に現実感が無いのは五感が無いせいかも、ということに思い至り、なら五感を戻してちょいっと人間の感触を思い出そうって画策したんだよね。で、五感を持つ受肉した化身を創造したのは良いけども、ちょっと凝り性なんでいろいろディテールを決めていたのだ。

 はい、見た目は爺だよ。髭は無いが皺深く、ニヤリ笑いが似合いそうな悪人面な爺。髪は黒で目の色も黒なのは、ヴァルスと一緒。
 なんかさ、私の姿って定命の者には様々な形に見えるんだけど、その中で一番まともだったのが爺だったわけで。じゃ、爺でいいやって感じで作った。勢いだった。反省はしていない。
 それに、性能は普通より高めにしておいたんで、外見が若いと「これだけの技量をなんでお前みたいな子供が!?」とか言われそうじゃん? でも爺なら「昔いろいろあったんじゃよ(ニヤリ)」で万事解決! すごいぞジジイ! 年の功だな!
 外見も身体の作りも人間そのものにして、自エネ吸収機構もちょろっとつける……ちょろっと? それってどれくらい?……ま、目分量でいっか。適当適当。
 ……万能で最強レベルな人間って、今じゃもう簡単に作れないんだよねぇ。世界が固着化している弊害か、定命の者が持てる力にも限りが出来てしまっている。ので、一応は人間に設定しているこの爺さん化身も、力は持たせてはいるけども潜在能力としてはオールラウンダーな勇者には劣る。設定できる能力は比例するようで、力に割り振れば知力が下がる、みたいな感じになってしまうのだ。
 なので、能力オールマックスは無理なんだけど、魔法使いをイメージしてそっち方面の才能を高めにさせてみた。うむ、魔法ジジイの爆誕であるぞ。

 魔法でさ、元祖魔法ジジイの田人の爺さんが作り出した、呪文ってのがあるじゃん? これってようは世界に命令できる『神語』って言語に近いのだ。
 『精霊語』は精霊に語りかける言語だけど、『神語』は、ようは世界というプログラムにアクセスするプログラム言語みたいな代物だ。我ら原初の神は無意識に使ってて、発した言葉がそのまま世界に影響を与えることがある。普通の神々は意識しないと使えず、制約がある。定命の者は使えない。
 で、呪文ってのは、かつてティニマが魔法システムを作り出す際に作っておいた、自エネのみに影響を与える『神語』っぽい何かなので、定命の者でも扱える。こんな代物の構文とかを子供の頃にぽんっと作り出せる田人の爺さんが、どれほど凄いかわかるだろうか。あの人、思考的化物だな。
 ちなみに錬金術はこの呪文理論を元に改良された魔法体系だ。まあ、言語化が出来なかったんで魔法陣で代用しているようだが。なお、再度言うがこれを作ったのはヴァーベルの奴である。くそっ、なんか脳筋なのに頭良い感じのシステム作りやがって、と妙な対抗意識が芽生える。我ながら何を張り合ってんだか。
 まあつまり、私は定命の者の魔法を素で扱うことが出来るので、呪文関連の才能は付帯させていない。代わりに余ったリソースを全て吸収機構への強化に注ぎ込んだので、普通の魔法使いよりずっと大容量の魔法を扱えるようになった。

 最後に爺に紫ローブ着せて、それから用意したながーい杖に鎌をつけた武器を持たせれば、あら冥府の番人っぽい爺が出来た。
 なお、この化身が攻撃を受けても、私はやや痛いとは感じるが傷つくことはない。化身が殺傷されても私本体はなんともない。が、たぶんイラッとして化身から抜け出る時に余波で敵を消し飛ばすと思う。……え、約束? なんだっけぇ~僕わからないなぁ~?

 さて、化身の準備はバッチリだ。
 それから、私の小屋の机の上にメモ書き残していざ出陣!
 いくぜぇ下界!
 休暇だぁやっほぉぉいっ!!!


※※※


 数日後。
 姿を見せない主神を探しに、ルドラの領域にやってきたヴァルスの前には、こんなメモが。


【ヴァルスへ
 ちょっと気分転換に旅に出ます。探さないでください。

 P.S. 冥府の仕事は任せたぜぇマイサン!
                      by ルドラ】


 「…………しゅ……主上ぉぉぉっ!?!?」


 誰も居ない小屋で、ヴァルスの悲鳴が虚しく響いていた。南無三。



※※※


【さて、我々獣種の名前には命名式が存在している。
 最初に種族名、真ん中に性別、最後が名前という単純な構成だ。種族名は、代表的5部族で言えば、ヴィイ族(犬・狼)、ヴォイ族(猫・獅子)、ディア族(蜥蜴)、シャト族(熊)、リオ族(兎)となる。性別は女がジェ、男がジャだ。最後の名前に関しては特に制約はないのだが、獣種は翼種よりは短い名前が多く、人種よりはやや変わった発音が多いと言われているが、まあ我らにはよくわからない部分でもある。

~中略~

 さて、五部族の中でも、ディア族は変わり種な部族でもある。なんと言っても、彼らは蜥蜴人なのだ。鱗を身に纏い、二足歩行する巨大な蜥蜴と言われて恐怖を覚えないものは居ないだろうが、まあ二足歩行する兎やら狼やらが居るのだ。かくいう筆者も犬の顔のヴィイ族なので、今更喋る蜥蜴が居たところでなんの不都合があろうか。
 ディア族は硬い鱗が特徴的な種であり、その天然の鱗は毛皮などよりも衝撃にも防刃性にも優れた、天然の鎧である。鉄製武具が一般的であった時代では、実に驚異的な存在であったようだ。水との親和性が高く、人魚のように海を泳ぎきるスタミナを持ち、同時に平原を疾駆する速度は風のよう。まさに戦うために生まれてきたと言っても過言ではない。
 平原ではディア族よりも素早く力強いヴォイ族こそが王者とも言われているが、水上ではディア族に軍配が上がる。その辺りの力関係がディア族の台頭に直結したのである。

 そんなディア族が幅を利かせていた、1500年も前のことだ。当時のザーレド大陸は始祖ライオーンが出奔してから長い時が過ぎ、戦乱の時代が過去のものとなり、ようやく部族同士の同盟が組まれて落ち着いた頃合いだった。5部族で最も強いと称されたヴォイ族は内陸、海岸沿いは全てディア族が支配していた為、必然的に他部族は肩身の狭い思いをする羽目になっていた。ディア族は自らが優性種だと主張し、他部族はそれを諌めることが出来なかったのだ。
 そんな折、よりもよってディア族は単身、人種のゲンニ大陸へと侵攻を開始した。
 これに仰天したのは当時の他部族の長たちだ。彼らは急いで集まり、ディア族を切り捨てるべきか、それともディア族と手を組んで侵略に加担すべきか、という判断を迫られた。
 なお、注釈として記しておけば、当時の獣種は人種への理解が前時代的であった。古代、獣種は人種を侵略して奴隷とした歴史があることは公然の事実であるが、当時の獣種も人種への認識はその頃と変わっていなかったのだ。所詮、毛皮も爪も持たぬ弱き者共だと。……現在、そのような考えをする者はどこにも居ないだろうが。
 人種の持つ強みは道具を進化させることに特化した力だ。鉄製が主流であった当時、人種は既に鋼鉄にドワーフ鋼、そしてオリハルコンの武具を創り出している。もしもこのまま、人種と獣種との戦争になっていれば、或いは獣種は手痛いしっぺ返しを食らっていた可能性はとても高い。

 しかし、戦争となることは、幸か不幸か無かった。

 そう、かの有名な救世姫メルサディールが登場したからだ。淑女の中の淑女、可憐にして苛烈、世界の慰者にして錬金術の祖である彼女は、勇者である。そんな桁外れの存在と相対して、生き残れるわけがなかったのだ。
 案の定、メルサディールに敗退したディア族は這々の体で本土へ帰還し、勇者がまだ居ることを知って尻尾を震わせるわけである。彼らとしても、勇者は既に神界に旅立っているという噂を信じていた為、これは完全に予想外だったのだろう。なお、この噂の出処はデグゼラス帝国なので、或いは時の皇帝がそれを流布した可能性はある。
 ……ともあれ、メルサディール一人に敗退したディア族は、無様に負けたという敗北を受け入れられず、再度の侵攻をしようと画策していた。が、そこで唐突に始祖ライオーンが帰還し、力を誇示してディア族を押さえつけたという。
 なんとも、ディア族は勇者メルサディールの旅路の邪魔をし(なお、当時のメルサディールは身分を隠していたようだ。身分に頼らず使命を全うしたい、という彼女なりの意思表明だったらしい)、他部族の顰蹙を買っていたにも関わらず、今度は侵略行為である。これに始祖ライオーンはたいそう怒り狂い、ディア族の長をそれはもうボッコボコに転がり回したとされている。その恐ろしさは現在でも口伝に残っているほどだ。……身の丈が通常の倍以上の獅子の獣種に殴られて、無事でいられる獣種は少ないだろう。
        ヴィイ・ジェ・レオハン著「獣種の歴史について」より】


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