どうも、邪神です

満月丸

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冒険者編

メルメルと愉快な旅の路1

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 おじい様が持ってきた依頼を受けることになり、アタクシ達は数日後、帝都西外門の前で件の待ち人と合流しました。
護衛対象の男性は翼種で、おそらく地族。あの大きさの翼ならそうでしょうね。金毛の髪と翼を持つ、良くも悪くも軟弱そうな殿方でしたわ。

「始めまして、僕はトゥーセルカと申します。長い間となりますが、どうぞよろしく」

トゥーセルカと名乗った男性へめいめいに自己紹介してから、アタクシたちは早速ガゼリスへと旅立ちました。キュレスタ様の用意された、華美では無いけれども質の良い馬車に乗って、御者と一緒に護衛の旅が始まりましたの。

 トゥーセルカという殿方は気さくな方で、ハディの無邪気な質問に笑顔で答えていました。音楽の含蓄とか、トゥーセルカ様が書いた文字譜とか…正直、アタクシにはチンプンカンプンでしたけども、吟遊詩人はみんなこれを読むことが出来るのかしら?文字もろくに読めないハディは関心しっぱなしですけど、理解はしていなさそうですわね。
聞いている限り、トゥーセルカ様は邪気の無さそうな、平和を愛する翼種らしい穏やかな殿方ね。吟遊詩人らしく、トゥーセルカ様は剣を持ったことは無いようですけど、手の見れば楽器を嗜む方なのは一目瞭然でした。けれどもスランプらしく、ハディの「歌を聞かせてほしい」という頼みには、苦笑して首を振っていました。どうにもあの子、空気の読めない子ですわね。釘を刺さなくては。

そして、6日後、特に魔物に襲われることもなく、ガゼリスに到着しました。

 ガゼリスは穀倉地帯、その小麦の黄金畑は一見の価値ありと言われています。実際、アタクシも初めて見た時は思わず感嘆のため息が漏れてしまいましたもの。
ポツポツと建つ風車を背景に、地平線の彼方に沈む夕日に照らされ、赤い黄金色の小麦が風と一緒に波打つ情景は、詩人でなくとも思わず詩的な表現をしたくなります。確かにゲンニ大陸の名所に選ばれるだけはありますのね。
ガゼリスに到着した時、ちょうど夕日が消える間近の光景でしたから、皆で馬車から降りて丘の上から眺めましたの。ハディは凄い感動したように見つめてて、いつもは無感動気味なケルティオも何かを感じ入っているようですわね。おじい様も、流石にこういう時は茶化すことはありませんでした。
トゥーセルカ様はその情景を見入ってから、背負っていた変わった楽器を抱いて爪弾けば、聞き覚えのない音楽が小麦の情景に流れましたわ。不思議と穏やかな気持にさせられる、とても良い音色の楽器です。
けれども、弾いた曲は満足いく出来では無かったらしく、消沈した様子で首を振っておられました。確かに煮詰まっていらっしゃるようね。アタクシには曲の良し悪しまでは、よくわからないのですけども。

 ガゼリスの街は、城壁が無い牧歌的な場所ですの。商業都市ではなく、農業が盛んな土地柄、店という代物はあまりありません。けれども、仕入れを行う者は多いので商人同士の物流は盛んなのですわ。城壁が無いのは不用心に思えますけども、都市でない場所はほとんど城壁なんてありませんから、これが普通ですわね。それに城壁があったら畑や水路の拡充が難しくなる、らしいですわ。
ここは農場主と農奴の居住区である荘園が大半ですから、広い敷地で分かれているので、表向きはそこそこに整列しているように見えますわね。まあ、帝都とは比ぶべくもないのですけども。
キュレスタ様の用意された一等宿に泊まり、アタクシ達は長旅の休息を取ることにしました。3日ほどの滞在をして、それからディグリ山脈を越えて元ドワーフ首都跡地へ。戻ってから北街道を通りギグ・シュトールへ向かうのでしたわね。あそこまでは長いですから、今のうちに足を伸ばしておきましょう。野営は気が休まりませんものね。

 宿はそれぞれの個室が割り当てられていたので、夕餉を共にしてからアタクシは遠慮なく身繕いします。殿方の視線を気にしなくて良いのは楽ですわ~。
魔法バッグに入れていた大桶を取り出して、魔法で水を張ってから温めて入浴しました。
う~ん、やっぱりこの瞬間が最高ですわね~!王宮ではお風呂に入れますけど、旅の途中ではそうもいきませんから。旅をするようになってから危機感を感じて覚えた魔法が、トイレと消臭の魔法だなんて、誰にも言えませんわねぇ。特にトイレ。正直、淑女としては実に難しい問題ですし、護衛から離れる訳にも行かなかったので実に、じ!つ!に!苦労しましたわ…ええ。…あの朴念仁騎士、淑女の小用をいちいち尋ねてくるから面倒でしたわね。ゲッシュやクイスレーハですら何も言わずにいてくれるに、どうしてこうも違うのか…あら嫌だわ、小皺が寄りそう。
もっとも、今じゃ錬金術のおかげでお腹の老廃物をスッキリさせる薬を開発したので、トイレなんて不要ですもの。ああ、なんて素晴らしい発明なのかしら。我ながら感心してしまうばかりですわー!

…お風呂に入ってサッパリしてから階下に降りれば、人気のない食堂ではハディが椅子に座ってワインを飲んでいましたわ。おじい様、何故か子供がお酒を飲むのには厳しいので、見られたら怒られるのではないかしら?
けれども、ハディの顔を見た瞬間に、思わず身構えてしまいましたわ。
その表情はハディには似つかわしくない、狡猾で人の悪そうな表情でしたから。

「…貴方、何者ですの?」
「なんだ、勇者か。我と会うのは初めてであったかな?」

その台詞に、おじい様の言っていた虚無憑きという言葉を思い出しました。これは、ハディの中にいる虚無ですわね。
油断なく見ていれば、虚無はチラリとこちらを見て手招きしました。

「そう突っ立って居られると酒が不味くなる。座ったらどうだ?」
「ハディはどうしましたの」
「寝ている。疲れたのだろうな」

その言葉に嘘は無さそうでしたので、アタクシはとりあえず向かいの席に座りました。次いで、虚無はワイン瓶を掲げてこちらを見ましたけども、流石に辞退します。酔っ払うなんて隙は晒せませんから。
こちらの思惑を察したのか、虚無はクツクツと笑っています。

「警戒深いことだな。だからこそ勇者というわけか」
「貴方にとっては天敵と称される存在、と認識していますけど。随分な胆力ですのね」
「なに、我を殺すにはハディをも殺さねばならぬ。あの老人ならばともかく、貴様はこの子供は殺せまい?」

その言葉に思わず奥歯を噛み締めました。
まるでハディを人質のように扱うのだな、と思いましたの。

「まあ、そう警戒するな。我は今は無力で無害な虚無なのだ。無抵抗の存在を嬲る趣味はあるのかね?」
「無抵抗な魔物など聞いたこともありませんけどね」
「低級な魔物と一緒にされては困る。我は虚無の根より分たれた、虚公の一部なのだ。まあ、正確にいうなれば、その更に欠片なのだが」
「虚公?」
「虚無の大公。我が偉大なる上司殿は、自らをそう名付けたようだな。人間のような洒落た言い回しを好まれるようだが、我から見ればそれにどんな意味があるのか理解しかねるが」
「虚無の大公…地位という概念も無さそうな虚無風情が、随分と御大層な称号を自らお付けになるのね」
「直接言ってやれ。我は知ったことではない」

しかし、虚公とは。初めて聞いた言葉に、漠然とした不安感を抱きますわ。
なんというか、嫌な予感とでも言いますの?産毛が峙つような、不吉な名…。
悩むアタクシを眺めながら、虚無は事もなげに続けます。

「それで、麗しき救世姫どのは、この卑賤な虚無に何用かな?言っておくが、消し飛ばすのならば我は全力で抵抗させてもらう」
「貴方がその気にならなければ、そのような事は致しませんわ。ええ、貴方が身の程を弁えればの話ですけども」
「手厳しいことだな」
「…貴方、本当にハディと、人と共生するおつもりですの?」
「共生というのは違うな。言うなれば、利用し合う関係だ」

虚無はニヤリと笑みを浮かべてこちらを見ますわ。

「我と小僧は一蓮托生、奴が死ねば我も死ぬが、小僧が死なねば我も死なぬ。故に、我は全力で小僧を守るということだ。そうでなくば、わざわざ卑小な人間風情を救ったりはせぬよ」
「何があってそんな状態になりましたの?貴方がハディを吸血鬼にしたとお聞きしましたけど」
「間違ってはいないな。…我が本体は、どうやら虚無としては欠陥品のようでな。とても慈悲深くあるようだ…この小僧やあの男、それに幾人かの者達を殺さずに、変化させるだけに留めたのだからな」
「貴方の本体って…」

聞き捨てならない言葉でしたのに、虚無はそれ以上は語るつもりもなく、ただワインを呷るだけでした。なにかしら、虚公と言い本体と言い…こう、ぞわぞわしてきますわね。

「…そうそう、我からも一つ聞いて良いか?」
「…あら、なんですの?」

目を向ければ、虚無は少し、目を眇めてアタクシを見ています。悪意とは違う、怪訝な表情です。

「お前たち定命の者達は…何故、圧倒的格差がある相手へ、逃げずに挑むのだ?それだけではなく、非合理な行動を行う。諦めた者の前に身を投げ出せる自己犠牲、理解が出来ぬ」

…それは、ハディの事ですわね。

「それについて、ハディはなんと?」
「やらなきゃならないと思ったから、だそうだ。我には小僧の思考までは読めぬよ」
「ハディらしいですわね」

あの一件に関して、閉じ込められながらも見ていたアタクシには、なんとなく理解できましたわ。

 ケルティオは、自己評価が壊滅的でしたわ。何も出来ないと自分でそう信じているの。けれども、彼の個人授業を行ってみたところ、知識も発想も悪くはない。それどころか、精霊語も呪文の発声法も優秀ですし、ヴァルの取り込みもスムーズ、その辺りは同年代の誰よりも秀でていると評価できますわ。おそらく、血の滲むような訓練あっての賜物でしょうね。
しかし、ケルティオは諦め癖が強く、どうにもならない状況になると、打開策を考えるよりも先に諦めてしまう悪癖があるのです。戦闘に於いて、魔法士は後衛から打開策を練るのも仕事。このままではいざという時、ケルティオだけが心折れてしまうのは明白でしたわ。
だから、ハディは身を挺してでもケルティオの目を覚まそうとした。諦観は=パーティの全滅、それはハディの死をも表す。その現実を目の前で見せつけることで、ケルティオに発破を掛けようとした…いえ、おそらく当人は無意識で、意図してやった行動ではないでしょうけども。意図してやったのなら、拳骨をお見舞いしてましたわよ。

「…誰かの為に身を犠牲にするのは、相手を想うがため。自己犠牲は毒ですけど、人の感情は歯止めが効かない代物。それも人の心の妙なのですわね」
「理解しがたいな。理由を聞いても、我にはわからぬ。虚無とは利己主義だ。自我を持ってもそれは同じ」
「虚無には心がありませんのね」
「定命の心など持つはずがない。我らは生きてもおらず、消えるだけの塵芥でしかない。死すべき者達の心など、我が意識の範疇外。そもそも立っている位置が違いすぎるのだ」
「…立ち位置が違う、ですの。それは、おじい様にも言えることなのかしら?」
「言えるだろうな。かの老人は、不老不死にしてこの有限の頂きに立つ存在の一柱だ。元来、このような場所で燻って良い存在ではない。今が異常なのだ」
「虚無にすら異常と言われるなんて、お可哀そうなおじい様」

ま、事実ですけどもね。
とりあえず、話し相手の虚無に悪意は無さそうなので、一先ずは様子見といきましょうかしら。正直、背中を預けるには心配ですけども。
と、そんな事を言ってみれば、虚無はなんとも言えない顔でこちらを見て言いました。

「レビだ」
「…え?」
「我が名はレビ、虚無と何度も言うな。我は顕現した虚無の一部だが、それでも我という自我がある一個体だからな」

意外なことに、この虚無は種族名ではなく、名前で呼ばれたいという欲求を持っているようでしたわ。本当に人間らしい情緒で、なんだか変なものを見る目で見てしまいました。
それから、アタクシも微笑んで答えます。
どちらにしろ、ハディと共にいると言うのならば、虚無もパーティの一員ではありますからね。

「でしたら、名乗り返しましょうか?アタクシはメルサディール・アルクーゼ・セラヴァルス。気軽にメルサディール様とお呼びなさい」

アタクシの名乗りに、レビは少しこちらを見てから、フッと笑って言いましたわ。

「なるほど、了承したぞメルメル」
「メルメルってお呼びにならないでくださらない?」

そう呼んで良いのは、友人になった方だけですわよ、まったく!


※※※


 3日間の滞在でも、トゥーセルカ様はスランプを脱されませんでした。何かが足りない、と仰っておられるようでしたけど、それが何かまではわかりません。いっその事おじい様にでも頼れば簡単なのでしょうけども、それは当人の為にはなりませんものね。スランプを乗り越えた先に、新たな道が拓けることもあるのですから。

そして三日後、ガゼリスを発って北街道を進み、途中で西旧街道に入り込んでゴトゴト道を進むこと更に3日。途中でおじい様の「山道にも飽きた」宣言で、馬車と馬が大幅パワーアップして随分とスムーズに進むことが出来ましたわ。どうせなら最初からやって下さればいいのに。

そして辿り着いたのは、ドワーフ首都跡地。
現在のゴド・ヴェンガードができる以前、ドワーフ達はここに住んでいたそうですわね。

山の中、不自然に大きく抉れた空洞の中にドワーフの住居跡が残っていて、岩くれの廃墟ですけど人が住んでいた形跡がありました。古代、ドワーフは何百年もここに住んでいました。あの有名な童話「鍛冶屋エーメルの冒険」だと、ここでドワーフ王ディルモリンと友好を深めたんでしたっけ。こっそりとおじい様に聞けば、本当にそういう事があったらしいですわ。なんだか古代の浪漫を感じますわねぇ。
それと、ドワーフが移動した原因ですけども、なんでもこの火山が休眠期に移行してから溶岩が出なくなってしまい、鍛冶として用いていた溶鉱炉が停止してしまったそうですわ。だから、火山が活発な北山脈に移動したのだと。
実際、かつて溶岩が流れていたらしき黒焦げた河のような跡がありますけど、今はそこに何も流れていません。むしろ、ちょっとだけ植物が生えていることに生命の神秘を感じますわね。それに、この山には良質なヴァルタイトが眠っているようなので、かつて火山が活発だったのは事実のようですわね。
ヴァルタイトは錬金術を行使する上で必須な鉱石ですので、アタクシも補充を兼ねて少し頂いてしまいましたわ。見た目は普通の石ころですけども、魔法士にはヴァルの流れがわかりますから、これを集めるのも錬金術師の必須スキルですわね。

そして、古代人の跡地にテントを張って、アタクシ達は一泊しました。流石に廃墟ですから、そう何日も滞在なんてしていられませんもの。けれども、トゥーセルカ様はドワーフ跡地を巡って、古代人の気配を感じながら何度か楽器を爪弾いておられました。
岩天井の合間から見える月が綺麗で、廃墟の広間で楽器を弾く詩人の姿は、なんだか物語の挿絵のようにも思えましたわ…いえ、トゥーセルカ様が美麗な翼種というのもあるかもしれませんけども。やはり麗人は映えますわね。ま、アタクシも負けてはいませんわ。
そうそう、ドワーフ跡地では今まで大人しかったネセレが、金目の物を求めて物色しておりましたけど、芳しい成果は無かったようですわね。何やら、王城跡地に厳重に隠された扉があったそうですけど、奥に残っていたのは停止した溶鉱炉と、埃を被った鉱石だけ。骨折り損だぜ、と拗ねた感じで言ってましたわ。こうしてみれば、歳よりもずっと幼く見えますのね。
ただ、その話しを聞いておじい様がニヤリと笑っていたのが気になりますけど。
なんでしょう、その溶鉱炉に何かあるのかしら?


※※※


【ヴァルタイト[ヴァール石]について
古来より「万物にはエネルギーが宿っており、それを常に放出している」という考え方が主流であった。その放出されるエネルギーこそが、「ヴァル」と呼んでいる代物だ。ヴァルの元となる力は天より降ってくると言われていたため、そこから天光神ヴァーベルにちなんで「ヴァル」と名付けられたのだ。一説では、神々はこれらを「ジエネ」と呼称していたらしいが、真偽の程は定かではない。
さて、この「ヴァル」は魔法を使う際に必須な要素である。魔法士はヴァルを吸収し、精霊語で精霊を招来し、そして魔法言語である「呪文」と精霊の補助によってヴァルを変質させ、放出しているのだ。つまり、かつての人々はマナではなく、ヴァルによって魔法を行使していたのである。このヴァルは火の気、水の気等が各々で強い場所に偏在する傾向があり、その偏在する場所に長期間晒された物質にヴァルが宿るとされている。つまり、これがヴァルタイトと呼ばれる代物だ。
ヴァルタイトは、ようはヴァルが保管されたエネルギータンクだ。本来、魔法道具や物質変換を行う錬金術の行使にはヴァルを吸収して精霊に干渉する術者と、それとは別に対象物質を変換・封入する操り手の二名が必要で、術者だけでは錬金が不可能であったという。それを改善するために、救世姫メルサディールは精霊に干渉する魔法陣にヴァルタイトのヴァルを流し込むことで、一人分の働きをこなすという手法を思いついたという。また、ヴァルタイトは同属性による魔法の成功率を上昇させる効果もあるため、様々な状況で活用できる優れものだ。
故に、錬金術にヴァルタイトは必須の素材なのであり、魔術神が生まれた以降でも未だに安定した需要が見込める魔法素材でもある。
            エルベン・マグリル著「世界の不思議物質辞典」より】


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