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第5話 ベッドイン
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イオスが部屋を出て数分、医師が入って来て診察してくれた。
痛み止めと塗り薬を処方してもらい、しばらくは安静にという言葉を残して出て行った。
その医師と入れ違いに入って来たのが、初老の女性だ。
「あら、あなたがダニエラさんね? かわいらしいお嬢さんだこと。嬉しいわ」
何が嬉しいのだろうかと訝しみながらも、ベッドに寝転んだまま軽く頭を下げた。
「怪我をしたんですってね。イオスに聞いてびっくりしちゃったわ。怪我人といえど女の子を家に上げるなんて、そうそうないことだもの。ね、あなた、もしかしてイオスの恋人?」
少々不躾な質問に不審と懐疑を覚えながらも、ダニエラは「はい」と答える。
「きゃっ! やっぱり! あの子、こういうことはひとつも教えてくれないんだもの!」
「あの、失礼ですが、あなたはイオス様とどういう……」
参謀軍師であるイオスを呼び捨てにしたり、ましてや「あの子」呼ばわりする者など、ダニエラの周りではいない。一体この女性はどういう人物なのだろうか。
「あらやだ、ごめんなさいね。自己紹介もなしに」
そういうと女性は佇まいを居直し、スカートを少し持ち上げながら微笑んだ。
「私はアリル・リントス。イオスの母です」
「……っえ!? イ、イオス様のお母様!?」
予想外の答えにダニエラは飛び起きようとする。恋人の母親を前に、寝転んで挨拶する女はいないだろう。しかし、体は言うことを聞いてくれない。
「い、いたたたっ」
「あらあら、無理しないで。そのまま寝ていて」
「で、ですが、お母様を前に……」
「あら、お母様と呼んでくれるの? うふふ。そうね、きちんとした挨拶はまた今度にしましょ。今度、うちに招待するわ」
「あ、ありがとうございます」
アリルは上機嫌でダニエラの世話をし、世間話をしてくれた。あのイオスの母親とは思えぬほどの饒舌ぶりである。
「イオスは遅くに出来た子でね、しかも一人っ子だから、つい甘やかし過ぎちゃって。騎士団ではうまくやっていけてるのかしら」
「勿論です! 隊長兼参謀軍師という立派な地位で、皆も尊敬しています!」
「あらそう? うふふ。ねぇ、ダニエラちゃんはイオスのどんなところを好きになったの?」
いつの間にかアリルはダニエラのことをちゃん付けて呼んでいる。恋人の母親と仲良くなれる、ということは嬉しいものだ。
ダニエラはイオスの好きな部分をひとつひとつ挙げていった。アリルも自分の息子を良く言ってくれるのは嬉しいのだろう。ニコニコと満面の笑みでダニエラの話を聞いてくれた。
「ダニエラちゃんって、ホント良い子ね! もうこのままこのうちに住んでしまいなさいな! 私が許可するわ!」
「そ、そんな、そういう訳には……」
「あ、そうね、この家は嫌よね。じゃぁここを売りに出して、うちと同居でもいいし、他に家を構えるのでもいいし……」
今の言葉から、イオスは両親と同居していないことがわかる。けれど『この家は嫌』という意味が分からず、ダニエラは首を傾げた。
「私は別にこの家でも……」
「あら、ダニエラちゃんって大らかなのねぇ。私なら、別の女のために建てた家になんて住みたくないけれど」
「……別の、女?」
ダニエラが聞き返すと、アリルは「あらやだ」と口元を押さえて口ごもる。
「……もしかして、知らなかった? 失言だったかしら」
「誰、ですか?」
ダニエラの問いに、アリルは少し迷ったようだったが、ひとつ息を吐いて教えてくれた。
「知らされないっていうのも嫌よね。この家はね、昔あの子が結婚する前提で建てた家なの。婚約して、結婚する直前にイオスが振られちゃってね」
そう言えば、誰かがイオスには婚約者がいた、と言っていたのを聞いた気がする。その時には気にも止めなかった。イオスは三十二歳なのだ。そんな人がいたとしても不思議ではない、と。
しかし、『誰かと結婚して住まうための家』をイオスが建てていたのだと知ってしまうと嫉妬した。そんなに真剣に思い寄せる人物が、イオスにはいたのだ。
「でももう、八年も前の話よ? それから何ひとつ浮いた話もないし、心配してたの。ダニエラちゃんがイオスの彼女になってくれて嬉しいわ。あの子の事、お願いね」
「いえ、そんな……」
『恋人ですよね』『そうだったな』という会話を思い出す。自分はまだ、その元婚約者の域に達していないのは明らかだ。いつかその彼女以上に愛してくれる日は来るのだろうか。
アリルは夕食の準備をし終えると、「イオスと食べてね」と家に帰って行った。時刻は午後五時。イオスが戻ってくるのは何時だろうか。
目の前には美味しそうな料理。ファレンテイン人のソウルフードと言える料理がフルコースで並んでいる。早く食べたい、と頭を持ち上げた。痛み止めが効いているためか、塗り薬で症状が緩和されたためか、ダニエラの体は持ち上がって座ることが出来た。
そっとお皿に手を伸ばす。お昼に頂いたアリルのご飯も絶品だった。こんな目の前に美味しい料理を置かれていては我慢できないではないか。
ダニエラはフォークとナイフを手に取ることはせず、素手で魚の切り身を持ち上げる。行儀悪いが、フォークとナイフを汚してしまっては、先に食べてしまったことがイオスにバレてしまう。
一切れだけ。そう思いながら魚を口に入れた、その時。
「元気そうだな」
「んっむぐっ!?」
魚が喉に支えて、コップに手を伸ばした。慌てて飲み干すと、今度はむせてげほげほと咳き込む。イオスが呆れたようにこちらを見ていた。
「イオス様……お帰りだったんですか……」
「ああ。先に食べていていい。着替えてくる」
「いえ、待ってます!」
「そうか」
すでに食べていたくせに、とは言われなかったが、とんでもなくハシタナイところを見られてしまった。恥ずかしい、消えちゃいたい、ともがいていると、イオスが着替えを済ませて再び入室してくる。
「軽い物で良いと言ったのだが……この分では昼も食べさせられただろう?」
「こんな美味しい物ならば、いくらでも入っていきます。お料理上手で、優しくて素敵なお母様ですね。色々お話して下さって」
「……何か言っていたか?」
「ええ、まぁ色々と聞きました」
「しゃべり好きで困る。まぁ女は得てしてそういう生き物だが」
イオスはそう言って、呆れたような溜め息を吐いていた。
それから二人は食事を始めた。自宅デートみたいだなと思いながらフォークとナイフを忙しく働かせる。どれを食べてもとてつもなくおいしい。
必死になって食べていると、「ぷっ」という声がして顔を上げる。今笑ったのは、もしかしてイオスだろうか。しかし視線の先のイオスはすでに元の無愛想な顔だ。
「いい食べっぷりだな。見ているだけで愉快だ」
やはり笑ったのはイオスだったらしい。彼の笑顔を見そこねてしまった。おしいことをしたと悔やむ。
「本当に美味しくって」
「伝えておこう。母も喜ぶ」
「自分で伝えます。お母様が家に遊びに来るようにと言って下さいましたから」
「ああ、行かなくていい」
「…………」
当たり前のように言われてダニエラは何と言っていいか分からず、ただイオスの方を見た。イオスはその視線を感じ、再度繰り返す。
「行く必要はない」
必要ない。いつもならそう言われれば従う。仕事上ではイオスの言うことは絶対だし、間違いもないと信じているからだ。けれど、今回はプライベート事である。いくら相手は彼の母親だからと、一度交わした約束を反故にはしたくない。
「……私が行きたいと望んでも、ですか?」
「そうだ、行くな」
「どうしてですか? 知る必要はない、って答えはやめて下さいね!?」
一番簡単な答えを奪われたイオスはひとつ息をついた。
「ダニエラは私と結婚するつもりがあるか?」
結局答えではなく質問で返されてしまったが、ダニエラは結婚の二文字に頭が沸騰しそうになる。でも、その質問なら答えは決まっていた。
「はい、あります!」
動悸で目の前が真っ白になりつつも、ハッキリと答える。イオスはじっとダニエラの瞳を見つめ、ダニエラもまた見つめ返した。
「私と結婚したいなどと、お前は奇特な女だ」
イオスが破顔した。滅多に見せぬその表情に、ダニエラは喜ぶ。すでに彼の顔は、元の無愛想に戻っていたが。
「奇特で結構です! イオス様と、一生を共にできるのなら!」
「……ふむ」
ダニエラの言葉の後、イオスはしばらく考え込んでいた。そしていつもの悪どい笑みを見せられた。
「それでは今夜、試してみるか?」
「試す? 何をです?」
「身体の相性をだ。ダニエラが良いと思ったなら、私の実家に行こうと何をしようと、好きにすればいい」
この男はさらりととんでもないことを言ってのけた。いきなりすぎる。今夜、いきなり結ばれるというのか。しかし断れば、次、いつまたこんなチャンスがやってくるかわからない。ダニエラは覚悟を決めた。
「う、受けて立ちます!」
その受け答えに、イオスはまた破顔していた。
痛み止めと塗り薬を処方してもらい、しばらくは安静にという言葉を残して出て行った。
その医師と入れ違いに入って来たのが、初老の女性だ。
「あら、あなたがダニエラさんね? かわいらしいお嬢さんだこと。嬉しいわ」
何が嬉しいのだろうかと訝しみながらも、ベッドに寝転んだまま軽く頭を下げた。
「怪我をしたんですってね。イオスに聞いてびっくりしちゃったわ。怪我人といえど女の子を家に上げるなんて、そうそうないことだもの。ね、あなた、もしかしてイオスの恋人?」
少々不躾な質問に不審と懐疑を覚えながらも、ダニエラは「はい」と答える。
「きゃっ! やっぱり! あの子、こういうことはひとつも教えてくれないんだもの!」
「あの、失礼ですが、あなたはイオス様とどういう……」
参謀軍師であるイオスを呼び捨てにしたり、ましてや「あの子」呼ばわりする者など、ダニエラの周りではいない。一体この女性はどういう人物なのだろうか。
「あらやだ、ごめんなさいね。自己紹介もなしに」
そういうと女性は佇まいを居直し、スカートを少し持ち上げながら微笑んだ。
「私はアリル・リントス。イオスの母です」
「……っえ!? イ、イオス様のお母様!?」
予想外の答えにダニエラは飛び起きようとする。恋人の母親を前に、寝転んで挨拶する女はいないだろう。しかし、体は言うことを聞いてくれない。
「い、いたたたっ」
「あらあら、無理しないで。そのまま寝ていて」
「で、ですが、お母様を前に……」
「あら、お母様と呼んでくれるの? うふふ。そうね、きちんとした挨拶はまた今度にしましょ。今度、うちに招待するわ」
「あ、ありがとうございます」
アリルは上機嫌でダニエラの世話をし、世間話をしてくれた。あのイオスの母親とは思えぬほどの饒舌ぶりである。
「イオスは遅くに出来た子でね、しかも一人っ子だから、つい甘やかし過ぎちゃって。騎士団ではうまくやっていけてるのかしら」
「勿論です! 隊長兼参謀軍師という立派な地位で、皆も尊敬しています!」
「あらそう? うふふ。ねぇ、ダニエラちゃんはイオスのどんなところを好きになったの?」
いつの間にかアリルはダニエラのことをちゃん付けて呼んでいる。恋人の母親と仲良くなれる、ということは嬉しいものだ。
ダニエラはイオスの好きな部分をひとつひとつ挙げていった。アリルも自分の息子を良く言ってくれるのは嬉しいのだろう。ニコニコと満面の笑みでダニエラの話を聞いてくれた。
「ダニエラちゃんって、ホント良い子ね! もうこのままこのうちに住んでしまいなさいな! 私が許可するわ!」
「そ、そんな、そういう訳には……」
「あ、そうね、この家は嫌よね。じゃぁここを売りに出して、うちと同居でもいいし、他に家を構えるのでもいいし……」
今の言葉から、イオスは両親と同居していないことがわかる。けれど『この家は嫌』という意味が分からず、ダニエラは首を傾げた。
「私は別にこの家でも……」
「あら、ダニエラちゃんって大らかなのねぇ。私なら、別の女のために建てた家になんて住みたくないけれど」
「……別の、女?」
ダニエラが聞き返すと、アリルは「あらやだ」と口元を押さえて口ごもる。
「……もしかして、知らなかった? 失言だったかしら」
「誰、ですか?」
ダニエラの問いに、アリルは少し迷ったようだったが、ひとつ息を吐いて教えてくれた。
「知らされないっていうのも嫌よね。この家はね、昔あの子が結婚する前提で建てた家なの。婚約して、結婚する直前にイオスが振られちゃってね」
そう言えば、誰かがイオスには婚約者がいた、と言っていたのを聞いた気がする。その時には気にも止めなかった。イオスは三十二歳なのだ。そんな人がいたとしても不思議ではない、と。
しかし、『誰かと結婚して住まうための家』をイオスが建てていたのだと知ってしまうと嫉妬した。そんなに真剣に思い寄せる人物が、イオスにはいたのだ。
「でももう、八年も前の話よ? それから何ひとつ浮いた話もないし、心配してたの。ダニエラちゃんがイオスの彼女になってくれて嬉しいわ。あの子の事、お願いね」
「いえ、そんな……」
『恋人ですよね』『そうだったな』という会話を思い出す。自分はまだ、その元婚約者の域に達していないのは明らかだ。いつかその彼女以上に愛してくれる日は来るのだろうか。
アリルは夕食の準備をし終えると、「イオスと食べてね」と家に帰って行った。時刻は午後五時。イオスが戻ってくるのは何時だろうか。
目の前には美味しそうな料理。ファレンテイン人のソウルフードと言える料理がフルコースで並んでいる。早く食べたい、と頭を持ち上げた。痛み止めが効いているためか、塗り薬で症状が緩和されたためか、ダニエラの体は持ち上がって座ることが出来た。
そっとお皿に手を伸ばす。お昼に頂いたアリルのご飯も絶品だった。こんな目の前に美味しい料理を置かれていては我慢できないではないか。
ダニエラはフォークとナイフを手に取ることはせず、素手で魚の切り身を持ち上げる。行儀悪いが、フォークとナイフを汚してしまっては、先に食べてしまったことがイオスにバレてしまう。
一切れだけ。そう思いながら魚を口に入れた、その時。
「元気そうだな」
「んっむぐっ!?」
魚が喉に支えて、コップに手を伸ばした。慌てて飲み干すと、今度はむせてげほげほと咳き込む。イオスが呆れたようにこちらを見ていた。
「イオス様……お帰りだったんですか……」
「ああ。先に食べていていい。着替えてくる」
「いえ、待ってます!」
「そうか」
すでに食べていたくせに、とは言われなかったが、とんでもなくハシタナイところを見られてしまった。恥ずかしい、消えちゃいたい、ともがいていると、イオスが着替えを済ませて再び入室してくる。
「軽い物で良いと言ったのだが……この分では昼も食べさせられただろう?」
「こんな美味しい物ならば、いくらでも入っていきます。お料理上手で、優しくて素敵なお母様ですね。色々お話して下さって」
「……何か言っていたか?」
「ええ、まぁ色々と聞きました」
「しゃべり好きで困る。まぁ女は得てしてそういう生き物だが」
イオスはそう言って、呆れたような溜め息を吐いていた。
それから二人は食事を始めた。自宅デートみたいだなと思いながらフォークとナイフを忙しく働かせる。どれを食べてもとてつもなくおいしい。
必死になって食べていると、「ぷっ」という声がして顔を上げる。今笑ったのは、もしかしてイオスだろうか。しかし視線の先のイオスはすでに元の無愛想な顔だ。
「いい食べっぷりだな。見ているだけで愉快だ」
やはり笑ったのはイオスだったらしい。彼の笑顔を見そこねてしまった。おしいことをしたと悔やむ。
「本当に美味しくって」
「伝えておこう。母も喜ぶ」
「自分で伝えます。お母様が家に遊びに来るようにと言って下さいましたから」
「ああ、行かなくていい」
「…………」
当たり前のように言われてダニエラは何と言っていいか分からず、ただイオスの方を見た。イオスはその視線を感じ、再度繰り返す。
「行く必要はない」
必要ない。いつもならそう言われれば従う。仕事上ではイオスの言うことは絶対だし、間違いもないと信じているからだ。けれど、今回はプライベート事である。いくら相手は彼の母親だからと、一度交わした約束を反故にはしたくない。
「……私が行きたいと望んでも、ですか?」
「そうだ、行くな」
「どうしてですか? 知る必要はない、って答えはやめて下さいね!?」
一番簡単な答えを奪われたイオスはひとつ息をついた。
「ダニエラは私と結婚するつもりがあるか?」
結局答えではなく質問で返されてしまったが、ダニエラは結婚の二文字に頭が沸騰しそうになる。でも、その質問なら答えは決まっていた。
「はい、あります!」
動悸で目の前が真っ白になりつつも、ハッキリと答える。イオスはじっとダニエラの瞳を見つめ、ダニエラもまた見つめ返した。
「私と結婚したいなどと、お前は奇特な女だ」
イオスが破顔した。滅多に見せぬその表情に、ダニエラは喜ぶ。すでに彼の顔は、元の無愛想に戻っていたが。
「奇特で結構です! イオス様と、一生を共にできるのなら!」
「……ふむ」
ダニエラの言葉の後、イオスはしばらく考え込んでいた。そしていつもの悪どい笑みを見せられた。
「それでは今夜、試してみるか?」
「試す? 何をです?」
「身体の相性をだ。ダニエラが良いと思ったなら、私の実家に行こうと何をしようと、好きにすればいい」
この男はさらりととんでもないことを言ってのけた。いきなりすぎる。今夜、いきなり結ばれるというのか。しかし断れば、次、いつまたこんなチャンスがやってくるかわからない。ダニエラは覚悟を決めた。
「う、受けて立ちます!」
その受け答えに、イオスはまた破顔していた。
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