17 / 22
第17話 二人だけじゃない
しおりを挟む
次の日の朝早くに、騎士団がクララック家に現れた。
雷の魔術師による、堕胎詐欺事件の重要参考人としてロベナーが連行されたのだ。私は何も知らない、と叫びながらロベナーは連れられたが、レリアとクロードはそんな彼をどこか冷たい目で見送った。動揺していたのは娘のレリアだけだ。
「お母様、どういう事? どうしてお父様が? 一体何があったの? どうしてそんなに平然としていられるの?」
娘レリアが、不安そうにレリアを覗き込んでくる。
「……今日は、ヨハナ家と婚約だったわね」
「ええ。でもお父様がいなくては……」
「いない方がいいわ。聞いて、レリア。私はロベナーと離婚することに決めたの」
「……お母様、何を言っているの? 意味が分からないわ」
何も知らない娘に、レリアはロベナーの悪事を話して聞かせた。話が進むたび、娘の表情が悪夢を見ているかの様な表情に変わって行く。
「私の結婚はどうなるの……?」
レリアが全てを話し終えた時に、娘が最初に発した言葉はそれだった。
「こうなっては、ヨハナ家に全てを伝えない訳にはいかないわ」
「そんな……じゃあ、この縁談は……」
「……無かった事になるかもしれない……」
「な……どうして……」
手で顔を覆い、俯く娘をレリアは優しく抱き締める。
「ロベナーと縁を切ると言えば、何とかなるかもしれないわ。まだ諦めないで」
ぐすん、と鼻を鳴らす娘。何とかなるのだろうか。状況は厳しい。
やがてヨハナ家が来ると、レリアはラファエルらに、ロベナーが同席していない事情をきちんと話した。まだ騎士団からは何も言って来ないが、悪事に加担していて逮捕されるであろうという事。そんなロベナーとは離婚をして、クララックから除名せしめるつもりだという事。それを踏まえた上で、娘レリアを嫁に貰って欲しい旨を伝えた。
ヨハナ家は、思った通り良い顔をしなかった。いくらロベナーと縁を切ると言っても、半分は彼の血が混ざった娘だ。高貴な貴族が、犯罪者の娘を受け入れるという前例がないわけではない。しかし歓迎出来る事柄でないのは事実である。
結局ヨハナ家は婚約はせずに、保留という形を取って帰って行った。すぐに断られなかっただけで良しとせねばなるまい。
だが、ロベナーが連行されて二日目の晩のことだった。ミハエル騎士団のアクセルとロレンツォが、クララック家にやって来たのは。
「ロベナーが自供しました。彼の罪は、堕胎出来ると嘘をついて金を巻き上げた詐欺罪。それとイースト地区での婦女暴行を指示したとしての、強姦教唆罪。婦女暴行を実行した者を捕らえて、ある女性に彼らを見てもらった所、人身売買をしていた連中だという事が分かりまして……ロベナーはその実行犯である事も分かりました。故に人身売買罪。この三つの罪から彼は逮捕されました。裁判はこれからですが、恐らくは一生、牢から出る事は出来ないでしょう」
美麗の騎士、ロレンツォが淡々と説明する。その隣でアクセルが小難しい顔をしたままレリアを見ていた。
「そうですか、分かりました。わざわざお知らせ頂き、ありがとうございます」
「まだ話は終わりではないのです。レディクララック。その名を剥奪致します」
「……はい」
「え!? お母様!」
隣で聞いていた娘が、すがるようにレリアの腕を取った。
「クララックを剥奪って……貴族じゃなくなっちゃうの!?」
「……そういう事ね」
「そんな、どうして……!!」
娘の疑問に、またもロレンツォが答える。
「ロベナーはあまりに多くの罪を犯し過ぎた。クララックという名が、貴族という格を落としめる事に他ならない。中央官庁は以上の理由から、クララックの家督を剥奪する事に決定した」
落胆する娘を前に、さらにロレンツォは続ける。
「それと、クララックに関する全ての財産を没収する。そのお金は、人身売買された者達や強姦に遭った被害者への見舞金として使われ、詐欺に遭った者へも返還される。恐らくはこの家も、売りに出さねばならぬ事でしょう」
「そんな! お、お母様!」
それだけ大きな罪を犯していたという事だろう。もっと早くに離婚していれば良かったかもしれない。しかしそれでも同じ事だ。ロベナーと離婚するには家督を譲り、全財産を破棄しないと離婚出来なかったに違いないのだから。
「分かりました。なるべく早くこの家を出る事に致します」
「ご理解頂けて助かります。その際、財産となり得る物の持ち出しは無いようにお願いします」
「ええ、分かっていますが……私が描いた絵も、持ち出しは禁止でしょうか」
「貴女の絵は、美術館のメインホールに飾られる程の絵だと伺った事があります。充分に財産としての価値はありますので、完成品の持ち出しは無しでお願いします。未完成品や、絵の具ならば宜しいですよ」
「そうですか……」
アクセルの為に描いた絵が持ち出せない、という事だけが残念だった。ようやく乾いて額に入れたばかりだというのに。しかし、不貞を働いていた女の絵など、もう彼は欲しくなどないだろう。
これで良かったのだ、とレリアは自分に言い聞かせた。
「では、失礼します」
そう言うと、ロレンツォは家を出て行こうとする。しかしもう一人の騎士が止まっているのに気付いて、彼は振り返った。
「おい、アクセル?」
「先に行っててくれ」
「……分かった」
バタン、と音を立てて出て行くロレンツォ。レリアがアクセルを見つめると、彼は手に握っていた物をレリアの前へと差し出した。
「アクセル様?」
「……使ってくれ」
その手には、見覚えのある鍵。そう、アルバンで何度も見た、あの部屋の鍵だ。
「でも……」
「使ってくれ」
アクセルはもう一度、同じ台詞を吐いた。そっと手を出し、その鍵を受け取る。
「ありがとうございます……」
「……ヨハナ家にも、話は通してある。行ってみるといい」
下げた頭を上げると、そこにはもうアクセルの姿はなかった。音も無く、彼は扉の向こうに消えていた。
アクセルの言う通りヨハナ家に向かうと、娘のレリアは迎え入れられた。なんでもレリアを迎え入れれば、ユーバシャール家から潤沢な資金援助を受けられるという事らしい。元々ラファエルは娘レリアを気に入ってくれていたのもあって、その日のうちに娘はヨハナ家に嫁ぐ事が決まった。
「二人っきりになってしまいましたね」
クロードが、レリアを見て弱々しく笑う。
「そうね……でも……でもね、二人だけじゃないの」
「え?」
雷の魔術師が、簡単に堕胎出来るという話が嘘だと知った今。全ての財産を失い、堕胎の手術を受ける事も出来ない今。もう隠し通せる事ではない。
「ここに、もう一人いるの」
レリアは、正直に自身のお腹を撫でた。クロードはなんと言うだろうか。レリアは睫毛を下に向ける。
「相手は、アクセル様でしょう」
クロードの言葉に、レリアは目を丸めた。
「……ええ、知っていたの……?」
「近頃のお母様は、レリアと同じ様に恋をしている顔をなさっていましたから」
なんと、この息子はロベナーの悪事だけでなく、レリアの浮気をも分かっていたのだ。どれだけの心の負担を強いていた事か。レリアは申し訳無くて涙が溢れる。
「ごめんね、クロード……」
「いえ。それよりお母様、この事をアクセル様は……」
「知らないわ」
「知らせないおつもりですか?」
レリアは黙った。もしも子供が出来ていたら責任を取ると言ってくれていたアクセルだったが、それはレリアが独身と思っていたからに違いない。
「お母様が言い辛いのでしたら、僭越ですが僕の方から……」
「待って。あのね、私……生みたいの」
「だったら尚更……!」
「聞いて頂戴。今、アクセル様に子供が出来たなんて言いたくないの。お金をせびる様で嫌だし、もしも堕ろせって言われたら、困るわ」
ついこの間まで堕ろすつもりでいたのに、不思議な感情の変化だ。ロベナーと離縁する事を、心に決めたせいだろうか。今はアクセルの子供が欲しくて仕方無い。
「だから、言うにしても子供が生まれた後にして欲しいの。……お願い」
「お母様……」
クロードは眉を下げながらも、「分かりました」と頷いてくれた。
「あなたに負担を掛けてばかりで、ごめんなさいね。クロード……」
「いいえ。お母様が絵を描いて下されば、僕がそれを売ってみせます。それでどうにか生計を立てて行きましょう。大丈夫です。僕がお母様とその子を守ってみせます」
「ありがとう。でも、詐欺して売っちゃ駄目よ」
「分かってます」
クロードは苦笑い、レリアも己の冗談に笑った。
色々とあったが、なるようになるだろう。
娘のレリアの心配をしなくて良くなったのが大きい。彼は権力を振りかざすのが嫌いなはずなのに、それをしてくれたのだ。こんな黒い冗談に笑っていられるのは、アクセルのお陰だ。
こうしてレリアとクロードは、アクセルが借りているアルバンの街の一室に、身を寄せる事となったのだった。
雷の魔術師による、堕胎詐欺事件の重要参考人としてロベナーが連行されたのだ。私は何も知らない、と叫びながらロベナーは連れられたが、レリアとクロードはそんな彼をどこか冷たい目で見送った。動揺していたのは娘のレリアだけだ。
「お母様、どういう事? どうしてお父様が? 一体何があったの? どうしてそんなに平然としていられるの?」
娘レリアが、不安そうにレリアを覗き込んでくる。
「……今日は、ヨハナ家と婚約だったわね」
「ええ。でもお父様がいなくては……」
「いない方がいいわ。聞いて、レリア。私はロベナーと離婚することに決めたの」
「……お母様、何を言っているの? 意味が分からないわ」
何も知らない娘に、レリアはロベナーの悪事を話して聞かせた。話が進むたび、娘の表情が悪夢を見ているかの様な表情に変わって行く。
「私の結婚はどうなるの……?」
レリアが全てを話し終えた時に、娘が最初に発した言葉はそれだった。
「こうなっては、ヨハナ家に全てを伝えない訳にはいかないわ」
「そんな……じゃあ、この縁談は……」
「……無かった事になるかもしれない……」
「な……どうして……」
手で顔を覆い、俯く娘をレリアは優しく抱き締める。
「ロベナーと縁を切ると言えば、何とかなるかもしれないわ。まだ諦めないで」
ぐすん、と鼻を鳴らす娘。何とかなるのだろうか。状況は厳しい。
やがてヨハナ家が来ると、レリアはラファエルらに、ロベナーが同席していない事情をきちんと話した。まだ騎士団からは何も言って来ないが、悪事に加担していて逮捕されるであろうという事。そんなロベナーとは離婚をして、クララックから除名せしめるつもりだという事。それを踏まえた上で、娘レリアを嫁に貰って欲しい旨を伝えた。
ヨハナ家は、思った通り良い顔をしなかった。いくらロベナーと縁を切ると言っても、半分は彼の血が混ざった娘だ。高貴な貴族が、犯罪者の娘を受け入れるという前例がないわけではない。しかし歓迎出来る事柄でないのは事実である。
結局ヨハナ家は婚約はせずに、保留という形を取って帰って行った。すぐに断られなかっただけで良しとせねばなるまい。
だが、ロベナーが連行されて二日目の晩のことだった。ミハエル騎士団のアクセルとロレンツォが、クララック家にやって来たのは。
「ロベナーが自供しました。彼の罪は、堕胎出来ると嘘をついて金を巻き上げた詐欺罪。それとイースト地区での婦女暴行を指示したとしての、強姦教唆罪。婦女暴行を実行した者を捕らえて、ある女性に彼らを見てもらった所、人身売買をしていた連中だという事が分かりまして……ロベナーはその実行犯である事も分かりました。故に人身売買罪。この三つの罪から彼は逮捕されました。裁判はこれからですが、恐らくは一生、牢から出る事は出来ないでしょう」
美麗の騎士、ロレンツォが淡々と説明する。その隣でアクセルが小難しい顔をしたままレリアを見ていた。
「そうですか、分かりました。わざわざお知らせ頂き、ありがとうございます」
「まだ話は終わりではないのです。レディクララック。その名を剥奪致します」
「……はい」
「え!? お母様!」
隣で聞いていた娘が、すがるようにレリアの腕を取った。
「クララックを剥奪って……貴族じゃなくなっちゃうの!?」
「……そういう事ね」
「そんな、どうして……!!」
娘の疑問に、またもロレンツォが答える。
「ロベナーはあまりに多くの罪を犯し過ぎた。クララックという名が、貴族という格を落としめる事に他ならない。中央官庁は以上の理由から、クララックの家督を剥奪する事に決定した」
落胆する娘を前に、さらにロレンツォは続ける。
「それと、クララックに関する全ての財産を没収する。そのお金は、人身売買された者達や強姦に遭った被害者への見舞金として使われ、詐欺に遭った者へも返還される。恐らくはこの家も、売りに出さねばならぬ事でしょう」
「そんな! お、お母様!」
それだけ大きな罪を犯していたという事だろう。もっと早くに離婚していれば良かったかもしれない。しかしそれでも同じ事だ。ロベナーと離婚するには家督を譲り、全財産を破棄しないと離婚出来なかったに違いないのだから。
「分かりました。なるべく早くこの家を出る事に致します」
「ご理解頂けて助かります。その際、財産となり得る物の持ち出しは無いようにお願いします」
「ええ、分かっていますが……私が描いた絵も、持ち出しは禁止でしょうか」
「貴女の絵は、美術館のメインホールに飾られる程の絵だと伺った事があります。充分に財産としての価値はありますので、完成品の持ち出しは無しでお願いします。未完成品や、絵の具ならば宜しいですよ」
「そうですか……」
アクセルの為に描いた絵が持ち出せない、という事だけが残念だった。ようやく乾いて額に入れたばかりだというのに。しかし、不貞を働いていた女の絵など、もう彼は欲しくなどないだろう。
これで良かったのだ、とレリアは自分に言い聞かせた。
「では、失礼します」
そう言うと、ロレンツォは家を出て行こうとする。しかしもう一人の騎士が止まっているのに気付いて、彼は振り返った。
「おい、アクセル?」
「先に行っててくれ」
「……分かった」
バタン、と音を立てて出て行くロレンツォ。レリアがアクセルを見つめると、彼は手に握っていた物をレリアの前へと差し出した。
「アクセル様?」
「……使ってくれ」
その手には、見覚えのある鍵。そう、アルバンで何度も見た、あの部屋の鍵だ。
「でも……」
「使ってくれ」
アクセルはもう一度、同じ台詞を吐いた。そっと手を出し、その鍵を受け取る。
「ありがとうございます……」
「……ヨハナ家にも、話は通してある。行ってみるといい」
下げた頭を上げると、そこにはもうアクセルの姿はなかった。音も無く、彼は扉の向こうに消えていた。
アクセルの言う通りヨハナ家に向かうと、娘のレリアは迎え入れられた。なんでもレリアを迎え入れれば、ユーバシャール家から潤沢な資金援助を受けられるという事らしい。元々ラファエルは娘レリアを気に入ってくれていたのもあって、その日のうちに娘はヨハナ家に嫁ぐ事が決まった。
「二人っきりになってしまいましたね」
クロードが、レリアを見て弱々しく笑う。
「そうね……でも……でもね、二人だけじゃないの」
「え?」
雷の魔術師が、簡単に堕胎出来るという話が嘘だと知った今。全ての財産を失い、堕胎の手術を受ける事も出来ない今。もう隠し通せる事ではない。
「ここに、もう一人いるの」
レリアは、正直に自身のお腹を撫でた。クロードはなんと言うだろうか。レリアは睫毛を下に向ける。
「相手は、アクセル様でしょう」
クロードの言葉に、レリアは目を丸めた。
「……ええ、知っていたの……?」
「近頃のお母様は、レリアと同じ様に恋をしている顔をなさっていましたから」
なんと、この息子はロベナーの悪事だけでなく、レリアの浮気をも分かっていたのだ。どれだけの心の負担を強いていた事か。レリアは申し訳無くて涙が溢れる。
「ごめんね、クロード……」
「いえ。それよりお母様、この事をアクセル様は……」
「知らないわ」
「知らせないおつもりですか?」
レリアは黙った。もしも子供が出来ていたら責任を取ると言ってくれていたアクセルだったが、それはレリアが独身と思っていたからに違いない。
「お母様が言い辛いのでしたら、僭越ですが僕の方から……」
「待って。あのね、私……生みたいの」
「だったら尚更……!」
「聞いて頂戴。今、アクセル様に子供が出来たなんて言いたくないの。お金をせびる様で嫌だし、もしも堕ろせって言われたら、困るわ」
ついこの間まで堕ろすつもりでいたのに、不思議な感情の変化だ。ロベナーと離縁する事を、心に決めたせいだろうか。今はアクセルの子供が欲しくて仕方無い。
「だから、言うにしても子供が生まれた後にして欲しいの。……お願い」
「お母様……」
クロードは眉を下げながらも、「分かりました」と頷いてくれた。
「あなたに負担を掛けてばかりで、ごめんなさいね。クロード……」
「いいえ。お母様が絵を描いて下されば、僕がそれを売ってみせます。それでどうにか生計を立てて行きましょう。大丈夫です。僕がお母様とその子を守ってみせます」
「ありがとう。でも、詐欺して売っちゃ駄目よ」
「分かってます」
クロードは苦笑い、レリアも己の冗談に笑った。
色々とあったが、なるようになるだろう。
娘のレリアの心配をしなくて良くなったのが大きい。彼は権力を振りかざすのが嫌いなはずなのに、それをしてくれたのだ。こんな黒い冗談に笑っていられるのは、アクセルのお陰だ。
こうしてレリアとクロードは、アクセルが借りているアルバンの街の一室に、身を寄せる事となったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす
小木楓
恋愛
完結しました✨
タグ&あらすじ変更しました。
略奪された皇后を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。
「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」
「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」
大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。
しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。
強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。
夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。
恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……?
「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」
逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。
それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。
「一生、私の腕の中で溺れていろ」
守るために壊し、愛するために縛る。
冷酷な仮面の下に隠された、
一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。
★最後は極上のハッピーエンドです。
※AI画像を使用しています。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる