16 / 43
Lift&thrust
しおりを挟む
【前回までのあらすじ】
アペプを憑依させ、情報共有を済ませウォーリアン砂漠から脱出しようとした時、空から獣人リーゼロッテが襲ってきた。
マチルダ、ななこをかばい、3人で神話級である彼女に立ち向かうが...。
ターニャ「グッちゃん、バフを!!」
グディオン「は~~い」
3人にバフがかかる。。
ターニャ「これは!? 2人とも注意してくださいまし。彼女は獣人で近接メインですがどうやら魔法もかなり使うようですわ!!」
リーゼロッテ「はぁ!? 何でいきなりバレてんだ?? 奥の手だったのによぉ」
アスタロト「このバフ。。バックファイアーに近い効果も入ってる。つまりグッちゃんは無意識で魔法への警戒をしてたってことか...」
マチルダ「グッちゃんのあのバフ。ななの直感にひけを取らない正確性みたいね」
ターニャ「わたくしから行きます!!」
ターニャが突進する。
リーゼロッテ「!! 思ったより速い!!」
ただ、ターニャの拳打は空を切る。。
リーゼロッテ(ガキの短い腕で助かったぜ...でも何で右足を前に、んっ!?)
ターニャはそこからつま先で器用に高速回転し、能力を発動する。。
ターニャ『マインゴーシュ!!』
リーゼロッテ「ぐおっ、何だと!!」
マインゴーシュは相手に刃物で一刀両断されたと錯覚させる能力である、錯覚なので当然外傷も痛みもない。。
ななこ「すごい!! マインゴーシュを当てるために初めから踏み込みを右足にして回転した!!」
ターニャ「今です!! アスタロト、魔法を!!」
アスタロト「任せて!!『グングニル』」
無数の氷の矢がリーゼロッテに向かっていく。。
リーゼロッテ『トル・ネルタ!!』
風魔法で自身の眼前に風のバリアを張り、グングニルを散らす。。
ターニャ(感性の鋭い獣人族にやはりマインゴーシュは効果薄いですか...)
リーゼロッテ「ビックリしたぜ。何か刃物で斬られた感覚だ、面白い能力だな。それにお前。その動きは何だ?」
ターニャ「異世界にはバレエダンスという芸術があります。その動きを取り入れたまでですわ」
リーゼロッテ「...柔軟だ、頭も動きも。今のだけで分かるぜ、全ての情報を取り入れ吸収しようとする工夫を常にしてる。数年後には俺を越えてるかもな。今日は俺が勝つだろうがまた戦ってくれよな」
ターニャ「今日も勝ちますわよ、グッちゃんデバフを!!」
グディオン「オッケー『バランスウェイト!!』」
リーゼロッテの体が重くなる。。
リーゼロッテ「はっ、バランスウェイトだと? スピードは確かに落ちるが力は逆に増しちまってんぞ??」
バランスウェイトというデバフは相手を重くする代わりに力を増やしてしまう。
ターニャ「もちろん承知の上。獣人族の速度はまともに付き合えません。リスクリワード的に最適解のデバフですわ。これで注意すべきは魔法のみです」
リーゼロッテ「リスク...何だって??w お前頭もいいんだな。ますます気に入ったぜ、来いよ!!」
バフデバフを成功させ、計画は順調に見えるがターニャは何かが引っ掛かっていた。
しかし、ターニャである時はティターニアの時ほどの頭の冴えはなく、違和感に気付く事は出来なかった。。
その時…。
マチルダ「迂闊に飛びこんじゃダメ!! 何かおかしい…情報を一旦分析すべきよ!!」
ターニャ「…アスタロト。出の早い魔法で弾幕を張って彼女を近付けないようにして下さい。少し時間を稼いで…」
アスタロト「了解!!」
グディオン「私も手伝うよ」
2人はターニャの考えがまとまるまで時間稼ぎを試みる。。
ななこ「マチ。何が引っかかってるの??」
マチルダ「...分からない。。でも間違いなく何かを見落としているわ。多分、ターニャもそれが気になって時間稼がせてるのよ」
アスタロトとグディオンの魔法攻撃が続く。。
リーゼロッテ「チッ!! あの悪魔族、思ったより使う...」
牽制の魔法とは思えない威力と速度で微小だがじわじわとリーゼロッテにダメージが蓄積していく。
ななこ「アスタロトさん、訓練の時より凄く強くなってない??」
マチルダ「こっち来てだいぶ分かってきたけど、あいつの言う『ジャンマーで私に勝ちたい』って私達からするとすっごいしょうもない理由付けじゃない? でもあいつにとっては命を賭す価値のある理由なのよ。悪魔族ってそういうものみたいね」
他種族にはなかなか理解し難い価値観だが、悪魔族とはそういうものなのだ。。
リーゼロッテ「ふぅ、オッケー。どうせ食らうならこっちも攻めなきゃな!!」
リーゼロッテは手を後ろに向ける。。
その瞬間マチルダとターニャはずっと感じていた違和感に気付く。
ターニャ「!! 分かりましたわ、あいつは風を操って移動を...」
ターニャが注意を言い終わる前にリーゼロッテは自身の後方に風魔法を放ち、とてつもないスピードでアスタロトに飛んでいく。
アスタロト「!! フレイマ!!」
最接近直前に魔法が間に合うが、リーゼロッテは更に左手で風魔法を放ち、直角に移動する。。
アスタロト「!!! グッちゃ...」
アスタロトの真横にいたグディオンの鳩尾にリーゼロッテ渾身のパンチが入るが...
リーゼロッテ「ダメージなしだと!!」
マチルダの仲間全員に及ぶパッシブ能力ウンブジッグバーによって一撃目は無傷で済むが...
グディオン「うっ!!」
リーゼロッテの素早い機転で左ボディブローが続けざまに入る。。
グディオンはその場にうずくまってしまった。。
リーゼロッテ「初撃が感触ゼロだったんで焦ったぜ、一発分無敵なだけか。まぁ、利き腕じゃない方のパンチだ、暫く動けはしないが放っといても死にゃしねぇぜ」
マチルダ「グッちゃん!! あのクソアマァ~~!!」
激高したマチルダをななこが後ろから羽交い絞めして抑え込む。
ななこ「落ち着いてマチ!! 今出て行ったら3人の意に反するわ!!」
ターニャ「そうですわ!! 冷静に...冷静に見ててくださいまし」
マチルダ「くっ!! そうね、悪かったわ...」
スピードを殺したはずだったが想定外の方法で距離を詰めて来るリーゼロッテ。
2人はここからどうするのか??
何故グディオンは痛がりながらもニヤニヤしているのか??w
.....................
【補足コーナー】
・この世界のデバフは何かしらのメリットとデメリットが同時に起こってしまう事が殆ど。だが、魔王護衛軍のマァナのようにダンカー(銃撃手)の使用するデバフ用弾丸はそういったデメリットが一切ないので非常に強力かつ有用。だが当然ながら銃と弾丸と技術が必要である
・マチルダとターニャはリーゼロッテが空から落ちて来た事が頭の中でずっと引っかかっていたという事を、リーゼロッテが手を後ろに向けた瞬間に気付いた、が時すでに遅しだった(羽もないのに空から降ってこられたのは風魔法で自らを浮かせていたため)
・力が強化されたリーゼロッテの右手ボディブローがまともに入ったらグディオンは一撃で意識を失っていた
アペプを憑依させ、情報共有を済ませウォーリアン砂漠から脱出しようとした時、空から獣人リーゼロッテが襲ってきた。
マチルダ、ななこをかばい、3人で神話級である彼女に立ち向かうが...。
ターニャ「グッちゃん、バフを!!」
グディオン「は~~い」
3人にバフがかかる。。
ターニャ「これは!? 2人とも注意してくださいまし。彼女は獣人で近接メインですがどうやら魔法もかなり使うようですわ!!」
リーゼロッテ「はぁ!? 何でいきなりバレてんだ?? 奥の手だったのによぉ」
アスタロト「このバフ。。バックファイアーに近い効果も入ってる。つまりグッちゃんは無意識で魔法への警戒をしてたってことか...」
マチルダ「グッちゃんのあのバフ。ななの直感にひけを取らない正確性みたいね」
ターニャ「わたくしから行きます!!」
ターニャが突進する。
リーゼロッテ「!! 思ったより速い!!」
ただ、ターニャの拳打は空を切る。。
リーゼロッテ(ガキの短い腕で助かったぜ...でも何で右足を前に、んっ!?)
ターニャはそこからつま先で器用に高速回転し、能力を発動する。。
ターニャ『マインゴーシュ!!』
リーゼロッテ「ぐおっ、何だと!!」
マインゴーシュは相手に刃物で一刀両断されたと錯覚させる能力である、錯覚なので当然外傷も痛みもない。。
ななこ「すごい!! マインゴーシュを当てるために初めから踏み込みを右足にして回転した!!」
ターニャ「今です!! アスタロト、魔法を!!」
アスタロト「任せて!!『グングニル』」
無数の氷の矢がリーゼロッテに向かっていく。。
リーゼロッテ『トル・ネルタ!!』
風魔法で自身の眼前に風のバリアを張り、グングニルを散らす。。
ターニャ(感性の鋭い獣人族にやはりマインゴーシュは効果薄いですか...)
リーゼロッテ「ビックリしたぜ。何か刃物で斬られた感覚だ、面白い能力だな。それにお前。その動きは何だ?」
ターニャ「異世界にはバレエダンスという芸術があります。その動きを取り入れたまでですわ」
リーゼロッテ「...柔軟だ、頭も動きも。今のだけで分かるぜ、全ての情報を取り入れ吸収しようとする工夫を常にしてる。数年後には俺を越えてるかもな。今日は俺が勝つだろうがまた戦ってくれよな」
ターニャ「今日も勝ちますわよ、グッちゃんデバフを!!」
グディオン「オッケー『バランスウェイト!!』」
リーゼロッテの体が重くなる。。
リーゼロッテ「はっ、バランスウェイトだと? スピードは確かに落ちるが力は逆に増しちまってんぞ??」
バランスウェイトというデバフは相手を重くする代わりに力を増やしてしまう。
ターニャ「もちろん承知の上。獣人族の速度はまともに付き合えません。リスクリワード的に最適解のデバフですわ。これで注意すべきは魔法のみです」
リーゼロッテ「リスク...何だって??w お前頭もいいんだな。ますます気に入ったぜ、来いよ!!」
バフデバフを成功させ、計画は順調に見えるがターニャは何かが引っ掛かっていた。
しかし、ターニャである時はティターニアの時ほどの頭の冴えはなく、違和感に気付く事は出来なかった。。
その時…。
マチルダ「迂闊に飛びこんじゃダメ!! 何かおかしい…情報を一旦分析すべきよ!!」
ターニャ「…アスタロト。出の早い魔法で弾幕を張って彼女を近付けないようにして下さい。少し時間を稼いで…」
アスタロト「了解!!」
グディオン「私も手伝うよ」
2人はターニャの考えがまとまるまで時間稼ぎを試みる。。
ななこ「マチ。何が引っかかってるの??」
マチルダ「...分からない。。でも間違いなく何かを見落としているわ。多分、ターニャもそれが気になって時間稼がせてるのよ」
アスタロトとグディオンの魔法攻撃が続く。。
リーゼロッテ「チッ!! あの悪魔族、思ったより使う...」
牽制の魔法とは思えない威力と速度で微小だがじわじわとリーゼロッテにダメージが蓄積していく。
ななこ「アスタロトさん、訓練の時より凄く強くなってない??」
マチルダ「こっち来てだいぶ分かってきたけど、あいつの言う『ジャンマーで私に勝ちたい』って私達からするとすっごいしょうもない理由付けじゃない? でもあいつにとっては命を賭す価値のある理由なのよ。悪魔族ってそういうものみたいね」
他種族にはなかなか理解し難い価値観だが、悪魔族とはそういうものなのだ。。
リーゼロッテ「ふぅ、オッケー。どうせ食らうならこっちも攻めなきゃな!!」
リーゼロッテは手を後ろに向ける。。
その瞬間マチルダとターニャはずっと感じていた違和感に気付く。
ターニャ「!! 分かりましたわ、あいつは風を操って移動を...」
ターニャが注意を言い終わる前にリーゼロッテは自身の後方に風魔法を放ち、とてつもないスピードでアスタロトに飛んでいく。
アスタロト「!! フレイマ!!」
最接近直前に魔法が間に合うが、リーゼロッテは更に左手で風魔法を放ち、直角に移動する。。
アスタロト「!!! グッちゃ...」
アスタロトの真横にいたグディオンの鳩尾にリーゼロッテ渾身のパンチが入るが...
リーゼロッテ「ダメージなしだと!!」
マチルダの仲間全員に及ぶパッシブ能力ウンブジッグバーによって一撃目は無傷で済むが...
グディオン「うっ!!」
リーゼロッテの素早い機転で左ボディブローが続けざまに入る。。
グディオンはその場にうずくまってしまった。。
リーゼロッテ「初撃が感触ゼロだったんで焦ったぜ、一発分無敵なだけか。まぁ、利き腕じゃない方のパンチだ、暫く動けはしないが放っといても死にゃしねぇぜ」
マチルダ「グッちゃん!! あのクソアマァ~~!!」
激高したマチルダをななこが後ろから羽交い絞めして抑え込む。
ななこ「落ち着いてマチ!! 今出て行ったら3人の意に反するわ!!」
ターニャ「そうですわ!! 冷静に...冷静に見ててくださいまし」
マチルダ「くっ!! そうね、悪かったわ...」
スピードを殺したはずだったが想定外の方法で距離を詰めて来るリーゼロッテ。
2人はここからどうするのか??
何故グディオンは痛がりながらもニヤニヤしているのか??w
.....................
【補足コーナー】
・この世界のデバフは何かしらのメリットとデメリットが同時に起こってしまう事が殆ど。だが、魔王護衛軍のマァナのようにダンカー(銃撃手)の使用するデバフ用弾丸はそういったデメリットが一切ないので非常に強力かつ有用。だが当然ながら銃と弾丸と技術が必要である
・マチルダとターニャはリーゼロッテが空から落ちて来た事が頭の中でずっと引っかかっていたという事を、リーゼロッテが手を後ろに向けた瞬間に気付いた、が時すでに遅しだった(羽もないのに空から降ってこられたのは風魔法で自らを浮かせていたため)
・力が強化されたリーゼロッテの右手ボディブローがまともに入ったらグディオンは一撃で意識を失っていた
0
あなたにおすすめの小説
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる





