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学院中等部 7学年生
みんなの気遣い
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「ストゥルッフォリ。ナポリの伝統菓子よ。小さな丸いドーナツにたっぷりのはちみつをからめて、さらにカンディーティという果物の砂糖漬けやシロップ漬けやトッピング用の砂糖などを合わせた甘~いお菓子」
「聞いただけで甘そう」
「ジンジャーブレッドマンは?」
「作っちゃう?材料はあるわよ?」
「作りたいっ」
きゃあきゃあと予定が決まっていく。ララさんは「イチゴのショートケーキを食べたい」と言って、「ブッシュ・ド・ノエルで我慢してね」と言われていた。この時期、フラガリアは無いのよね。グリーンハウスで大々的に栽培流通してないから。
私はどこか他人事として、みんなを見ていた。虚無感が自分を満たしている気がする。積極的に何かをしようと思わない。
「キャスリーンちゃんは何か食べたい物は?」
セシルさんが聞いた。
「私は……。ごめんなさい」
「良いのよ?無理をしなくて良いわ」
リーサさんが背中を撫でてくれた。
午後のお茶の時間には、使用人達も一緒にお茶を楽しんだ。男女関係無くて、リーサさんも楽しそうで充実しているのが分かる。
夕食後、ひとしきり騒いだ後、各々の部屋に引き上げた。
「ここがキャスリーンちゃんのお部屋よ」
タウンハウスのお部屋よりは小さいけれど、広い部屋に広い天蓋付きのベッドが置いてあった。他にもソファーセットとか、ドレッサーも用意されている。
「よろしいのですか?こんなに大きなお部屋を」
「私が決めたの。当然よ」
「ありがとうございます」
天蓋の内側で着替えをして、ソファーセットに座る。
「疲れた?」
「いいえ。疲れてなどおりません」
「ねぇ、キャスリーンちゃん。ローレンス様の事は、私も聞いたわ。大丈夫?無理してない?」
「無理はしておりません。それにローレンス様は必ず帰っていらっしゃいます」
「えぇ、そうね。私もそう思うわ。でもね、不安じゃない?」
「不安など。ローレンス様の方が辛く苦しい思いをしてらっしゃるに違いございません。私が不安になど……」
ポロリと涙が頬を伝った。あれ?おかしいな?
「泣いてしまいなさい。ローレンス様はきっと帰ってらっしゃるけれど、それまで泣いちゃダメなんて誰も言わないわ。泣いて良いのよ」
リーサさんにそっと抱き締められた。どうしよう。涙が止まらない。
気が付いたらリーサさんに抱き締められたまま、わんわんと大声で泣いていた。
「大丈夫。大丈夫よ。1度吐き出してしまいなさい。そうすればもっと強くなれるわ。大丈夫よ。みんなが居るわ」
リーサさんの言葉が心に沁みていく。みっともなく大声で泣いて、いつのまにか眠ってしまった。
~~~リーサ視点~~~
キャスリーンちゃんは泣いたまま眠ってしまった。部屋の隅に居たキャスリーンちゃんの護衛に頼んで、ベッドに運んでもらう。
「お手数をお掛け致しました」
「良いのよ。もしかしてずっとあんな感じだったの?」
「そうですね。今回の件でお泣きになられたのは、先程が初めてです」
「貴女からも話を聞きたいわ。一緒に来てちょうだい」
キャスリーンちゃんの護衛を連れて、部屋に戻る。
「遅かったわね。どうだった?」
「泣いて泣いて、泣き疲れて眠ったわ。まともに眠れてないようだから、朝まで起きないと思うけど。眠り香だっけ?あの匂いにも気付いていないようだったから」
「そう。珍しいわね。キャシーちゃんは匂いにも敏感で、いつもと少しでも違ったら、すぐに気付くのに」
「そうなの?」
「うん。だから香水も控えめだし、普段と違うとすぐにバレるのよね」
「キャスリーンちゃんは、ここに来るまでどうしてたの?」
「ローレンス様の事があってから、暇さえあればお祈りよ。無意識に魔力も使ってるみたいで、キャシーちゃんがお祈りをすると、不調が消えるのよ。気付いていないみたいだけど。それにキャシーちゃん自身が淡く発光するの」
「え?」
「そうよね?」
「はい。フェルナー邸でも同じです。その度にキャスリーン様が消えてしまいそうで、不安になってしまいます」
「確かに不安よね?今14歳?」
「もう少しで15歳になられますね」
「小さすぎない?というか、細すぎない?身長はあると思うけど。細いから心配だわ」
「でも身長は伸びたのよ。嬉しそうだったもの、夏に会った時に」
「今はその事は良いのよ。もちろん喜ばしい事だけど心も身体も大人びてきてというか、心は大人だったわね、前から。そうでしょ?」
「えぇ。会った時からね。しっかりしてるってレベルじゃなかったわ」
「あの、皆様方。キャスリーン様はいまだ……」
「ん?どうしたの?いまだって何の事?」
「月の物が来ておりません」
「え……」
遅くない?だいたい15歳までには、毎月の煩わしさに悩まされるわよね?
「私がキャスリーン様に付けられたのは、そもそもが女性だから、という理由でございます。男性には話しにくい事も多いだろうからと。学院に居る間はそう護衛が必要な事態には陥りません。キャスリーン様はすでに何回か、危ない目に遭われておられますが、それでも影でお守りする人数も増やしていますし、本来は目立つ護衛は1人で十分なのです」
「私にも付いてたの?」
「ララ様はそれほど目立たれませんでしたので。もっともキャスリーン様と一緒に居る場合が多いからと判断されましたので、その兼ね合いもございましたけれど」
「あ、そうなんだ」
「残念だったわね」
「揶揄わないでよぅ」
「キャスリーンちゃんが『光の聖女』候補になったのも関係はあるの?」
「ございます」
「そう。それならここに居る間、キャスリーンちゃんを徹底的に甘やかしましょう。キャスリーンちゃんって転生前の年齢が高かったからって、年相応の精神状態じゃないと思うの。今のキャスリーンちゃんは私達の妹ポジションなのに、1番大人びてるってどうなのよ。分かってる?ララさん、セシル」
「分かってるわ」
「分かってまぁす」
「マリアさんもお願いします。私達はキャスリーンちゃんとこういう時にしか関われないの。学院に居る間はマリアさんに頼むしかないの」
「承知いたしました」
「ブランジット様に、了解は取った方がいいのかしら?」
「話しておきます。反対はされないと思いますので」
「ブランジット先生も、キャシーちゃんを気に入ってるのよね」
「あ、そうだ。明日はラッセルさんとレオナルドさんが来るわ。キャスリーンちゃんにはサプライズでお願い。ラッセルさんはもう1人連れてくるって言っていたけど。ジョーダンさんかしら?」
「オルブライトさんかも?」
「誰?それ」
「牧場主さんよ。キャシーちゃんと一緒に会った、転生者の1人。ご結婚されているから自由に動けないって言っていたけど」
「家族を放ってくるのもね。考えものだものね」
「じゃあ違うんじゃない?」
セシルとララさんが話をしている。
「ねぇ、マリアさん。さっきの話、学院内で危険な目に遭ったって、どういう危険だったの?」
「……誘拐監禁でございます。我々が潰した誘拐計画が3件。キャスリーン様を我が物にせんとする襲撃計画が5件でございます」
「多すぎない?」
「全て潰しきる事が出来なかった我々の、不徳の致すところでございます」
「キャスリーンちゃんが危ない目に遭ったのは2回だっけ?それなら優秀な方じゃない?」
「お守りすべき対象を危険にさらすようでは、3流の仕事ですので」
「厳しいわねぇ」
「当然の事です」
「聞いただけで甘そう」
「ジンジャーブレッドマンは?」
「作っちゃう?材料はあるわよ?」
「作りたいっ」
きゃあきゃあと予定が決まっていく。ララさんは「イチゴのショートケーキを食べたい」と言って、「ブッシュ・ド・ノエルで我慢してね」と言われていた。この時期、フラガリアは無いのよね。グリーンハウスで大々的に栽培流通してないから。
私はどこか他人事として、みんなを見ていた。虚無感が自分を満たしている気がする。積極的に何かをしようと思わない。
「キャスリーンちゃんは何か食べたい物は?」
セシルさんが聞いた。
「私は……。ごめんなさい」
「良いのよ?無理をしなくて良いわ」
リーサさんが背中を撫でてくれた。
午後のお茶の時間には、使用人達も一緒にお茶を楽しんだ。男女関係無くて、リーサさんも楽しそうで充実しているのが分かる。
夕食後、ひとしきり騒いだ後、各々の部屋に引き上げた。
「ここがキャスリーンちゃんのお部屋よ」
タウンハウスのお部屋よりは小さいけれど、広い部屋に広い天蓋付きのベッドが置いてあった。他にもソファーセットとか、ドレッサーも用意されている。
「よろしいのですか?こんなに大きなお部屋を」
「私が決めたの。当然よ」
「ありがとうございます」
天蓋の内側で着替えをして、ソファーセットに座る。
「疲れた?」
「いいえ。疲れてなどおりません」
「ねぇ、キャスリーンちゃん。ローレンス様の事は、私も聞いたわ。大丈夫?無理してない?」
「無理はしておりません。それにローレンス様は必ず帰っていらっしゃいます」
「えぇ、そうね。私もそう思うわ。でもね、不安じゃない?」
「不安など。ローレンス様の方が辛く苦しい思いをしてらっしゃるに違いございません。私が不安になど……」
ポロリと涙が頬を伝った。あれ?おかしいな?
「泣いてしまいなさい。ローレンス様はきっと帰ってらっしゃるけれど、それまで泣いちゃダメなんて誰も言わないわ。泣いて良いのよ」
リーサさんにそっと抱き締められた。どうしよう。涙が止まらない。
気が付いたらリーサさんに抱き締められたまま、わんわんと大声で泣いていた。
「大丈夫。大丈夫よ。1度吐き出してしまいなさい。そうすればもっと強くなれるわ。大丈夫よ。みんなが居るわ」
リーサさんの言葉が心に沁みていく。みっともなく大声で泣いて、いつのまにか眠ってしまった。
~~~リーサ視点~~~
キャスリーンちゃんは泣いたまま眠ってしまった。部屋の隅に居たキャスリーンちゃんの護衛に頼んで、ベッドに運んでもらう。
「お手数をお掛け致しました」
「良いのよ。もしかしてずっとあんな感じだったの?」
「そうですね。今回の件でお泣きになられたのは、先程が初めてです」
「貴女からも話を聞きたいわ。一緒に来てちょうだい」
キャスリーンちゃんの護衛を連れて、部屋に戻る。
「遅かったわね。どうだった?」
「泣いて泣いて、泣き疲れて眠ったわ。まともに眠れてないようだから、朝まで起きないと思うけど。眠り香だっけ?あの匂いにも気付いていないようだったから」
「そう。珍しいわね。キャシーちゃんは匂いにも敏感で、いつもと少しでも違ったら、すぐに気付くのに」
「そうなの?」
「うん。だから香水も控えめだし、普段と違うとすぐにバレるのよね」
「キャスリーンちゃんは、ここに来るまでどうしてたの?」
「ローレンス様の事があってから、暇さえあればお祈りよ。無意識に魔力も使ってるみたいで、キャシーちゃんがお祈りをすると、不調が消えるのよ。気付いていないみたいだけど。それにキャシーちゃん自身が淡く発光するの」
「え?」
「そうよね?」
「はい。フェルナー邸でも同じです。その度にキャスリーン様が消えてしまいそうで、不安になってしまいます」
「確かに不安よね?今14歳?」
「もう少しで15歳になられますね」
「小さすぎない?というか、細すぎない?身長はあると思うけど。細いから心配だわ」
「でも身長は伸びたのよ。嬉しそうだったもの、夏に会った時に」
「今はその事は良いのよ。もちろん喜ばしい事だけど心も身体も大人びてきてというか、心は大人だったわね、前から。そうでしょ?」
「えぇ。会った時からね。しっかりしてるってレベルじゃなかったわ」
「あの、皆様方。キャスリーン様はいまだ……」
「ん?どうしたの?いまだって何の事?」
「月の物が来ておりません」
「え……」
遅くない?だいたい15歳までには、毎月の煩わしさに悩まされるわよね?
「私がキャスリーン様に付けられたのは、そもそもが女性だから、という理由でございます。男性には話しにくい事も多いだろうからと。学院に居る間はそう護衛が必要な事態には陥りません。キャスリーン様はすでに何回か、危ない目に遭われておられますが、それでも影でお守りする人数も増やしていますし、本来は目立つ護衛は1人で十分なのです」
「私にも付いてたの?」
「ララ様はそれほど目立たれませんでしたので。もっともキャスリーン様と一緒に居る場合が多いからと判断されましたので、その兼ね合いもございましたけれど」
「あ、そうなんだ」
「残念だったわね」
「揶揄わないでよぅ」
「キャスリーンちゃんが『光の聖女』候補になったのも関係はあるの?」
「ございます」
「そう。それならここに居る間、キャスリーンちゃんを徹底的に甘やかしましょう。キャスリーンちゃんって転生前の年齢が高かったからって、年相応の精神状態じゃないと思うの。今のキャスリーンちゃんは私達の妹ポジションなのに、1番大人びてるってどうなのよ。分かってる?ララさん、セシル」
「分かってるわ」
「分かってまぁす」
「マリアさんもお願いします。私達はキャスリーンちゃんとこういう時にしか関われないの。学院に居る間はマリアさんに頼むしかないの」
「承知いたしました」
「ブランジット様に、了解は取った方がいいのかしら?」
「話しておきます。反対はされないと思いますので」
「ブランジット先生も、キャシーちゃんを気に入ってるのよね」
「あ、そうだ。明日はラッセルさんとレオナルドさんが来るわ。キャスリーンちゃんにはサプライズでお願い。ラッセルさんはもう1人連れてくるって言っていたけど。ジョーダンさんかしら?」
「オルブライトさんかも?」
「誰?それ」
「牧場主さんよ。キャシーちゃんと一緒に会った、転生者の1人。ご結婚されているから自由に動けないって言っていたけど」
「家族を放ってくるのもね。考えものだものね」
「じゃあ違うんじゃない?」
セシルとララさんが話をしている。
「ねぇ、マリアさん。さっきの話、学院内で危険な目に遭ったって、どういう危険だったの?」
「……誘拐監禁でございます。我々が潰した誘拐計画が3件。キャスリーン様を我が物にせんとする襲撃計画が5件でございます」
「多すぎない?」
「全て潰しきる事が出来なかった我々の、不徳の致すところでございます」
「キャスリーンちゃんが危ない目に遭ったのは2回だっけ?それなら優秀な方じゃない?」
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