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学院中等部 7学年生
プレ社交会 ①
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「良いのでしょうか?」
「何が?」
「私の婚約は、光の聖女をスタヴィリス国に留め置くという意図もございましょう?ローレンス様との婚約はゴッドセンドだった訳です。国内貴族と婚約しているのは結果的に良かったと思っておられる方も、いらっしゃるでしょう。その方々が「行方不明となった婚約者を待ち続ける健気な令嬢」に納得されるのでしょうか?」
「納得してもらうよ。キャシーちゃんだって人間だ。心のあるね。国の為の婚約なんて王族でも少ない時代に、光の聖女候補だからってねぇ、ちょっと無いよね?」
「先生が私と、婚約したくないからではございませんの?」
「キャシーちゃんと婚約ねぇ。ま、キャシーちゃんが望むならって感じだね」
「今までご婚約されなかったのは?」
「突っ込んだ事を聞くねぇ。公爵家子息という立場と、光魔法使いという立場。けっこう大変なんだよね。ハニートラップとか色仕掛けとか、金品を無理に受け取らされそうになったりね。怪しい飲み物とか、怪しい茶菓子とかね。それが嫌になって、私もマギア・ディスケイブルド・ピューバーティのような症状があったんだよ。マギア・ディスケイブルド・ピューバーティとは診断されなかったけど」
「されませんでしたの?」
「部分的に使えていたからね。具体的に言うと結界術だね」
「もしかして、今、先生の結界術が強固で完璧なのは……」
「それもあるだろうね。結界術しか使えなくて、人避けに常時使っていたから」
「常時ですか?」
「こう言ってはなんだけど、光魔法使いでなくても、私はモテたんだよ。何人かは必ず側に居たし」
「それは侍女ではないのですわよね?普通の男性でしたら喜びそうですけど?」
「すべての男性がそうだと思わないでよね?ローレンス君みたいにキャシーちゃん一筋って男性もいるんだし」
ローレンス様は今、どこに居るんだろう。冷たい水底じゃないと信じてはいるけど、怪我はしているかもしれないと思うと、落ち着かない。
「とにかくキャシーちゃん。婚約の話は気にしなくて良いからね。後はプレ社交会か」
「パートナーのアイザック・クロフォード様は事情を知っておられます。ダンスもしなくても良いと言ってくださいました」
「それなら大丈夫そうだね。先生方には私から話しておくよ」
「お願いいたします」
サミュエル先生と話し合った10日後、プレ社交会が開かれた。私の衣装はローレンス様が用意してくれていたドレス。着てしまったらローレンス様の事を考えてしまって、リリス様に心配されてしまった。イザベラ様とガブリエラ様は先に出て、それぞれのパートナーとデートがてらゆっくりと向かうんだって。
「フェルナー嬢、よくお似合いです」
「ありがとうぞんじます。ローレンス様からの誕生日プレゼントです」
「そうだったのですね。フェルナー様はフェルナー嬢に似合う物をよく分かってらっしゃる」
アルベリク・リトルトンがリリス様を迎えに来て、私を凝視して立ち止まった。
「行きましょう」
「良いのかな?」
「良いんです」
「噂は聞いてたよ。リトルトン先輩の」
「噂ですか?」
「フェルナー嬢を慕ってるって。ちょっと行きすぎた行動を取ってたって聞いたけど?」
「付き纏いとでも言うのでしょうか?行く先々に現れて、少し迷惑でした」
「あー、なるほど」
ラウンジは落ち着いた雰囲気だった。執行部のお手伝いもしているクロフォード様によると、ダンスエリアはもう少し派手らしい。
フロアが分かれてるって事?
開場寸前になってようやく現れたイザベラ様とガブリエラ様のカップルと一緒に、会場に入った。会場は照明が抑えられた落ち着いた雰囲気と明るいエリアに分けられていた。
「こっちこっち」
クロフォード様が先導した先にあったのは、ダンスフロアを見渡せる休憩スペース。スキップフロアみたいに段になっていて、奥の方だとゆっくり出来る。ダンスエリアよりも狭いけれど、十分なスペースがあって、テーブルとソファーが置いてあった。
「スゴいな、これは」
「よく考えられておりますわね」
ノーマン様とイザベラ様が感嘆の言葉を漏らした。
「この奥の方だったら、フェルナー嬢が踊らずにいても目立たないと思って。それにここなら近付く人がすぐに分かるしね」
「ご配慮、ありがとうございます」
「どういたしまして」
プレ社交会が始まった。最初のダンスに参加しない生徒も少数だけど居るようで、なん組かが休憩スペースに留まっていた。
「よろしいのですか?」
「何が?」
「私に付き合ってくださって」
「いいよ。だってさ、フェルナー嬢のそんな姿、周りに見せたくないから」
「どこかおかしいですか?」
「表情は変わらないけど、フェルナー様の事を考えてるでしょ?」
「そのような事は……」
「考えるのが普通だと思う。婚約者じゃなくても、ちいさいころから仲の良かった兄妹だよ?行方不明って聞いていつものように笑えてたらおかしいって。もちろん淑女はみんな、感情を簡単に出さないけど、そういうのって分かっちゃうからね」
「1ヶ月経っておりますが」
「だから?何も手がかりも情報も無くて、その状態で切り替え出来る程、冷淡じゃないでしょ?フェルナー嬢は。フェルナー様の事好きなわけだし」
「好きって、分かって?」
「バレバレだったよ?もしかして気付いてなかったの?」
「自覚したのが、つい最近です」
「フェルナー嬢って……」
「恋愛関係は、ポンコツらしいですわ、私」
「ポンコツ……」
呟いて横を向いてしまったクロフォード様。肩が揺れていましてよ?
「お笑いになりたければ、お笑いくださいまし」
「ごめん、ごめん。バカにしてるとかそういうのじゃなくて、なんだか意外で」
イザベラ様とガブリエラ様のカップルが、ダンスを終えて戻ってきた。
「クロフォード様、何を笑っておりますの?」
「フェルナー嬢の意外な一面を知って、ちょっと可愛いって思ってしまって」
「キャスリーン様は元からお可愛らしくてよ?」
「フェルナー嬢ってしっかりしてて、控え目なのに頼りになるっていうか……。上手く言えないな」
「キャスリーン様は可愛くて聡明なのですわ」
「それに光の聖女候補に恥じない公正さと、優しさを持っておられますわ」
「あぁ、分かるね。光の聖女候補って聞いてちょっと警戒してたんだけど」
「警戒?」
「光魔法使いは希少だし、あのブランジット公爵家のご子息のお気に入りだって事だったからね」
「あの?ブランジット先生がどうかなさいましたの?」
「ノーマン家は外交関係を担っているからね。ブランジット様の手腕はよく知ってるんだよ」
あぁ、ラッセル様が言っていた。サミュエル先生が外交に出てきたらいつの間にか、こちらに有利な条件にさせられてたって。
「ブランジット先生って、そのような事をされておられましたの?」
「若い頃というより、今のフェルナー嬢と同じように、学院生の頃から長期休暇に外交に行っていたらしいよ」
「そうでしたのね。キャスリーン様はご存じでしたの?」
「つい最近教えてくださる方がおりまして」
「どなたですの?」
「ゴーヴィリス国の方です。同じ転生者の方でサミュエル先生とお親しそうでしたわ」
「そうなのですね。意外でしたわ。ブランジット先生って親しみやすいって、女性生徒の間で人気ですのよ。キャスリーン様が居られますから諦めているようですけど」
「諦めて?」
「何が?」
「私の婚約は、光の聖女をスタヴィリス国に留め置くという意図もございましょう?ローレンス様との婚約はゴッドセンドだった訳です。国内貴族と婚約しているのは結果的に良かったと思っておられる方も、いらっしゃるでしょう。その方々が「行方不明となった婚約者を待ち続ける健気な令嬢」に納得されるのでしょうか?」
「納得してもらうよ。キャシーちゃんだって人間だ。心のあるね。国の為の婚約なんて王族でも少ない時代に、光の聖女候補だからってねぇ、ちょっと無いよね?」
「先生が私と、婚約したくないからではございませんの?」
「キャシーちゃんと婚約ねぇ。ま、キャシーちゃんが望むならって感じだね」
「今までご婚約されなかったのは?」
「突っ込んだ事を聞くねぇ。公爵家子息という立場と、光魔法使いという立場。けっこう大変なんだよね。ハニートラップとか色仕掛けとか、金品を無理に受け取らされそうになったりね。怪しい飲み物とか、怪しい茶菓子とかね。それが嫌になって、私もマギア・ディスケイブルド・ピューバーティのような症状があったんだよ。マギア・ディスケイブルド・ピューバーティとは診断されなかったけど」
「されませんでしたの?」
「部分的に使えていたからね。具体的に言うと結界術だね」
「もしかして、今、先生の結界術が強固で完璧なのは……」
「それもあるだろうね。結界術しか使えなくて、人避けに常時使っていたから」
「常時ですか?」
「こう言ってはなんだけど、光魔法使いでなくても、私はモテたんだよ。何人かは必ず側に居たし」
「それは侍女ではないのですわよね?普通の男性でしたら喜びそうですけど?」
「すべての男性がそうだと思わないでよね?ローレンス君みたいにキャシーちゃん一筋って男性もいるんだし」
ローレンス様は今、どこに居るんだろう。冷たい水底じゃないと信じてはいるけど、怪我はしているかもしれないと思うと、落ち着かない。
「とにかくキャシーちゃん。婚約の話は気にしなくて良いからね。後はプレ社交会か」
「パートナーのアイザック・クロフォード様は事情を知っておられます。ダンスもしなくても良いと言ってくださいました」
「それなら大丈夫そうだね。先生方には私から話しておくよ」
「お願いいたします」
サミュエル先生と話し合った10日後、プレ社交会が開かれた。私の衣装はローレンス様が用意してくれていたドレス。着てしまったらローレンス様の事を考えてしまって、リリス様に心配されてしまった。イザベラ様とガブリエラ様は先に出て、それぞれのパートナーとデートがてらゆっくりと向かうんだって。
「フェルナー嬢、よくお似合いです」
「ありがとうぞんじます。ローレンス様からの誕生日プレゼントです」
「そうだったのですね。フェルナー様はフェルナー嬢に似合う物をよく分かってらっしゃる」
アルベリク・リトルトンがリリス様を迎えに来て、私を凝視して立ち止まった。
「行きましょう」
「良いのかな?」
「良いんです」
「噂は聞いてたよ。リトルトン先輩の」
「噂ですか?」
「フェルナー嬢を慕ってるって。ちょっと行きすぎた行動を取ってたって聞いたけど?」
「付き纏いとでも言うのでしょうか?行く先々に現れて、少し迷惑でした」
「あー、なるほど」
ラウンジは落ち着いた雰囲気だった。執行部のお手伝いもしているクロフォード様によると、ダンスエリアはもう少し派手らしい。
フロアが分かれてるって事?
開場寸前になってようやく現れたイザベラ様とガブリエラ様のカップルと一緒に、会場に入った。会場は照明が抑えられた落ち着いた雰囲気と明るいエリアに分けられていた。
「こっちこっち」
クロフォード様が先導した先にあったのは、ダンスフロアを見渡せる休憩スペース。スキップフロアみたいに段になっていて、奥の方だとゆっくり出来る。ダンスエリアよりも狭いけれど、十分なスペースがあって、テーブルとソファーが置いてあった。
「スゴいな、これは」
「よく考えられておりますわね」
ノーマン様とイザベラ様が感嘆の言葉を漏らした。
「この奥の方だったら、フェルナー嬢が踊らずにいても目立たないと思って。それにここなら近付く人がすぐに分かるしね」
「ご配慮、ありがとうございます」
「どういたしまして」
プレ社交会が始まった。最初のダンスに参加しない生徒も少数だけど居るようで、なん組かが休憩スペースに留まっていた。
「よろしいのですか?」
「何が?」
「私に付き合ってくださって」
「いいよ。だってさ、フェルナー嬢のそんな姿、周りに見せたくないから」
「どこかおかしいですか?」
「表情は変わらないけど、フェルナー様の事を考えてるでしょ?」
「そのような事は……」
「考えるのが普通だと思う。婚約者じゃなくても、ちいさいころから仲の良かった兄妹だよ?行方不明って聞いていつものように笑えてたらおかしいって。もちろん淑女はみんな、感情を簡単に出さないけど、そういうのって分かっちゃうからね」
「1ヶ月経っておりますが」
「だから?何も手がかりも情報も無くて、その状態で切り替え出来る程、冷淡じゃないでしょ?フェルナー嬢は。フェルナー様の事好きなわけだし」
「好きって、分かって?」
「バレバレだったよ?もしかして気付いてなかったの?」
「自覚したのが、つい最近です」
「フェルナー嬢って……」
「恋愛関係は、ポンコツらしいですわ、私」
「ポンコツ……」
呟いて横を向いてしまったクロフォード様。肩が揺れていましてよ?
「お笑いになりたければ、お笑いくださいまし」
「ごめん、ごめん。バカにしてるとかそういうのじゃなくて、なんだか意外で」
イザベラ様とガブリエラ様のカップルが、ダンスを終えて戻ってきた。
「クロフォード様、何を笑っておりますの?」
「フェルナー嬢の意外な一面を知って、ちょっと可愛いって思ってしまって」
「キャスリーン様は元からお可愛らしくてよ?」
「フェルナー嬢ってしっかりしてて、控え目なのに頼りになるっていうか……。上手く言えないな」
「キャスリーン様は可愛くて聡明なのですわ」
「それに光の聖女候補に恥じない公正さと、優しさを持っておられますわ」
「あぁ、分かるね。光の聖女候補って聞いてちょっと警戒してたんだけど」
「警戒?」
「光魔法使いは希少だし、あのブランジット公爵家のご子息のお気に入りだって事だったからね」
「あの?ブランジット先生がどうかなさいましたの?」
「ノーマン家は外交関係を担っているからね。ブランジット様の手腕はよく知ってるんだよ」
あぁ、ラッセル様が言っていた。サミュエル先生が外交に出てきたらいつの間にか、こちらに有利な条件にさせられてたって。
「ブランジット先生って、そのような事をされておられましたの?」
「若い頃というより、今のフェルナー嬢と同じように、学院生の頃から長期休暇に外交に行っていたらしいよ」
「そうでしたのね。キャスリーン様はご存じでしたの?」
「つい最近教えてくださる方がおりまして」
「どなたですの?」
「ゴーヴィリス国の方です。同じ転生者の方でサミュエル先生とお親しそうでしたわ」
「そうなのですね。意外でしたわ。ブランジット先生って親しみやすいって、女性生徒の間で人気ですのよ。キャスリーン様が居られますから諦めているようですけど」
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