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学院中等部 8学年生
第2王子妃殿下
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「失礼したね」
「いいえ。正しい権力の使い方だと思いますわよ」
「ああいうご老人って、貴族にも居るんですねぇ」
「貴族のほうが多いと思うよ。早速根回しをしてくるよ。サフィアを安心させてやりたいし」
サフィア妃殿下を愛されてるんだな、と思う。第2王子が立ち去ってから、さっき気になった事をサミュエル先生に聞いてみた。
「先生、私と先生の仮婚約なのですが、お義父様の妨害はしておりませんわよね?」
「してないね。その辺の根回しは済んでるよ。キャシーちゃんは『行方不明の婚約者を健気に待ち続ける光の聖女様』で、『今回の私との仮婚約は海外からの横やり除け』という事になっているから。実際にそうだしね」
「それならよろしいのですが」
夜会が終わって翌日には、第2王子妃殿下からお茶会の招待状が届いた。
「キャシーちゃん、これは何かしら?」
そしてお義母様に呼び出されて、問い詰められる私。
「第2王子妃殿下からのお茶会の招待状です」
「それは見れば分かるわ。どうしてキャシーちゃんに届いたのかしら?」
「ご相談事かと」
「光の聖女候補のキャシーちゃんにご相談事ねぇ」
なんだかトゲがあるなぁ?
「お義母様、第2王子妃殿下はどのようなお方なのですか?」
「第2王子妃サフィア様は、元はグロゥ男爵家のご出身よ」
「え?私はディアベル伯爵家の令嬢だったと、お聞きしていたのですが」
「見初めた相手の身分が低いからと、養子縁組みするなんて、一般的な手段でしょう?」
それはそうだけど。
「第2王子殿下には当時他に婚約者がいらっしゃったのよ。キューロー伯爵家のご令嬢で、とても気立てのいいお嬢様だったわ。でもね、儚くなってしまわれたの」
「そうだったのですか」
「第2王子殿下の悲しみに付け込んだのが、今のサフィア妃よ」
わぉ、ララさんが喜びそうなシンデレラストーリー。
「あの方が悪いとは言わないけれど、良い印象は持たれていないわね。特に高位夫人達の支持はほとんど無いわ」
「その辺りのストレスも、お悩みに関係してきそうですね」
「お悩み?子が出来ない事かしら?」
「はい。夜会の時に、第2王子殿下にご相談をされました」
「臣籍降下されればいいのでしょうけど、王族は難しいから」
王族の臣籍降下は、王太子殿下の子が立太子確実となってからという取り決めがある。つまり、現王が譲位しないと臣籍降下出来ない。王位継承争いを避ける為にと、その昔に決められたらしいけど、今の状況に合ってないよね。決められた当初は、側妃がたくさん居たらしいし。
「時代に即した王室典範に改正するには、手続きが複雑すぎるのよね。反対する元当主も居るし」
要するに当主でなくなったのに、隠居せず王宮で口だけ出す老害が居るって訳ね。そういう人って自分の事を重鎮だとか重要人物で、頼りにされてるって思い込んでるのよね。実際に目撃したけど、ああいうのがゴロゴロしてるのか。
思わずため息が出てしまった。
お茶会の日。サミュエル先生が迎えに来てくれて、馬車に乗る。
「キャシーちゃん、ずいぶんと難しい顔をしているけど?」
「先生はすぐにお分かりになりますのね」
もうひとり、先生より私の変化に気付く人が居た。ローレンス様だ。本当にどこにおられるんだろう?
「何か懸念材料でも?」
「懸念材料というか。王宮を離れられたら、お子が出来るのでは?と思っただけです」
「その訳は?」
「ストレスが少なからず関係していると思いますので」
「ストレスか。あるだろうね」
「しかも妃殿下だけの話じゃないんですよね」
「と、いうと?」
「第2王子殿下にも関わってきます。ストレスが原因の男性不妊もあるんですよ」
「男性不妊というのもあるっていうのは知っているけどね。ストレスは溜まるだろうね。王宮だし」
王宮の第2王子宮に案内される。第2王子宮は政務宮の北西にあって、少し寂れていると感じた。
「扱いに差がある訳じゃなさそうなんだけどね」
「周りの思惑ですか」
「だろうね」
第2王子が軽んじられている訳じゃない。でもサフィア妃は軽んじられているんだろうな。
サミュエル先生と別れて、私だけお茶会の会場に案内される。
「光の聖女様、ようこそいらっしゃいました」
「本日はお招きいただき、ありがとう存じます」
お茶会にはもう2人、招かれた人が居た。なんだか敵がい心を顕に私を見てるんだけど。この2人に見覚えはない。
「ずいぶんお若いです事。私達の話に付いてこられるのかしら?」
「第2王子妃殿下のご友人に名を連ねられる名誉を得るのは、簡単じゃなくてよ?」
言外に「お呼びじゃないのよ、ガキンチョが」って聞こえるんだけど。たぶん気の所為じゃない。
「第2王子妃サフィア様。ご紹介いただいても?」
「えぇ、私の旧くからの友人達なの。彼女がガドール家のマデリン様、彼女がメイジャー家のイオタ様よ。2人共、この方は光の聖女様候補のキャスリーン・フェルナー様です」
「「光の聖女様候補?この子……方が?」」
「初めてお目もじいたします、フェルナー侯爵が長女、キャスリーン・フェルナーにございます」
少し嫌味っぽかったかな?丁寧にカーツィーをしてみたけれど。
「あ、その……」
「私達は、その……」
「お2人は、サフィア妃殿下のご友人であられるのですよね?」
「えぇ。先程はごめんなさい」
「お謝りになられないでくださいませ。お2人がサフィア様を守ろうとしておられる、そのお気持ちは伝わりましたから」
「あのっ」
「はい」
「光の聖女様候補って、本当に?」
「はい。任命はまだですが、実力的には十分だと仰っていただきました」
「今日は、その?」
「先の夜会で、第2王子殿下からご相談をお受けいたしまして」
「相談って、え?光の聖女様に?」
「私は転生者でございます。前世でも医療に携わっておりましたので、お力になれるかと。第2王子殿下はサフィア様を殊更気遣われ、お悩みの解消を、と願われました」
「でも、悩みの解消と言っても……」
「そうですわね。一朝一夕にはまいりません。まずは環境改善からですね。失礼ですが、サフィア様、王宮をお出になる覚悟はございますか?」
「王宮を出る?」
「別に第2王子殿下と別れろなどと言う気はございません。ただ、サフィア様にとって、王宮は居心地の良い場所ではないのでは?と推察したまででございます」
「確かに居心地は悪いわ。付けられた侍女も不満げな人が居るし」
やっぱり。茶器も揃いの物じゃないし、わざとやっているんだろうな?と察せられるほど、おしゃべりの声が聞こえる。
「サフィア様は王子妃として立派に頑張っておられるのに、侍女の程度は低いですのね」
声高に言うと、おしゃべりの声がピタッと止んだ。
「お義父様にも報告しておきますわ。ブランジット公爵家のサミュエル様は、今は私の仮婚約者ですから、そちらにも話してしまうかもしれませんわね」
バタバタという音が聞こえた。おそらくは準備室から。
「フェルナー様、何を?」
「耳障りでしたので。お義父様やブランジット様にお話しはしようと思いますが、おそらくあの侍女達は解雇か降格でしょうね」
「でも今までどうにもならなかったのよ?」
「私の推測ですが、爵位や家名を見て、その人を見ていない方ばかりだったのでしょう。私の事も「フェルナー侯爵家の娘」だから丁寧に接してくれたのでしょうし、お2人の事は「男爵の娘」だからと下に見ていたのでしょう。でなければ茶器にこのように差が出るはずがございません」
「え?茶器の差?」
「いいえ。正しい権力の使い方だと思いますわよ」
「ああいうご老人って、貴族にも居るんですねぇ」
「貴族のほうが多いと思うよ。早速根回しをしてくるよ。サフィアを安心させてやりたいし」
サフィア妃殿下を愛されてるんだな、と思う。第2王子が立ち去ってから、さっき気になった事をサミュエル先生に聞いてみた。
「先生、私と先生の仮婚約なのですが、お義父様の妨害はしておりませんわよね?」
「してないね。その辺の根回しは済んでるよ。キャシーちゃんは『行方不明の婚約者を健気に待ち続ける光の聖女様』で、『今回の私との仮婚約は海外からの横やり除け』という事になっているから。実際にそうだしね」
「それならよろしいのですが」
夜会が終わって翌日には、第2王子妃殿下からお茶会の招待状が届いた。
「キャシーちゃん、これは何かしら?」
そしてお義母様に呼び出されて、問い詰められる私。
「第2王子妃殿下からのお茶会の招待状です」
「それは見れば分かるわ。どうしてキャシーちゃんに届いたのかしら?」
「ご相談事かと」
「光の聖女候補のキャシーちゃんにご相談事ねぇ」
なんだかトゲがあるなぁ?
「お義母様、第2王子妃殿下はどのようなお方なのですか?」
「第2王子妃サフィア様は、元はグロゥ男爵家のご出身よ」
「え?私はディアベル伯爵家の令嬢だったと、お聞きしていたのですが」
「見初めた相手の身分が低いからと、養子縁組みするなんて、一般的な手段でしょう?」
それはそうだけど。
「第2王子殿下には当時他に婚約者がいらっしゃったのよ。キューロー伯爵家のご令嬢で、とても気立てのいいお嬢様だったわ。でもね、儚くなってしまわれたの」
「そうだったのですか」
「第2王子殿下の悲しみに付け込んだのが、今のサフィア妃よ」
わぉ、ララさんが喜びそうなシンデレラストーリー。
「あの方が悪いとは言わないけれど、良い印象は持たれていないわね。特に高位夫人達の支持はほとんど無いわ」
「その辺りのストレスも、お悩みに関係してきそうですね」
「お悩み?子が出来ない事かしら?」
「はい。夜会の時に、第2王子殿下にご相談をされました」
「臣籍降下されればいいのでしょうけど、王族は難しいから」
王族の臣籍降下は、王太子殿下の子が立太子確実となってからという取り決めがある。つまり、現王が譲位しないと臣籍降下出来ない。王位継承争いを避ける為にと、その昔に決められたらしいけど、今の状況に合ってないよね。決められた当初は、側妃がたくさん居たらしいし。
「時代に即した王室典範に改正するには、手続きが複雑すぎるのよね。反対する元当主も居るし」
要するに当主でなくなったのに、隠居せず王宮で口だけ出す老害が居るって訳ね。そういう人って自分の事を重鎮だとか重要人物で、頼りにされてるって思い込んでるのよね。実際に目撃したけど、ああいうのがゴロゴロしてるのか。
思わずため息が出てしまった。
お茶会の日。サミュエル先生が迎えに来てくれて、馬車に乗る。
「キャシーちゃん、ずいぶんと難しい顔をしているけど?」
「先生はすぐにお分かりになりますのね」
もうひとり、先生より私の変化に気付く人が居た。ローレンス様だ。本当にどこにおられるんだろう?
「何か懸念材料でも?」
「懸念材料というか。王宮を離れられたら、お子が出来るのでは?と思っただけです」
「その訳は?」
「ストレスが少なからず関係していると思いますので」
「ストレスか。あるだろうね」
「しかも妃殿下だけの話じゃないんですよね」
「と、いうと?」
「第2王子殿下にも関わってきます。ストレスが原因の男性不妊もあるんですよ」
「男性不妊というのもあるっていうのは知っているけどね。ストレスは溜まるだろうね。王宮だし」
王宮の第2王子宮に案内される。第2王子宮は政務宮の北西にあって、少し寂れていると感じた。
「扱いに差がある訳じゃなさそうなんだけどね」
「周りの思惑ですか」
「だろうね」
第2王子が軽んじられている訳じゃない。でもサフィア妃は軽んじられているんだろうな。
サミュエル先生と別れて、私だけお茶会の会場に案内される。
「光の聖女様、ようこそいらっしゃいました」
「本日はお招きいただき、ありがとう存じます」
お茶会にはもう2人、招かれた人が居た。なんだか敵がい心を顕に私を見てるんだけど。この2人に見覚えはない。
「ずいぶんお若いです事。私達の話に付いてこられるのかしら?」
「第2王子妃殿下のご友人に名を連ねられる名誉を得るのは、簡単じゃなくてよ?」
言外に「お呼びじゃないのよ、ガキンチョが」って聞こえるんだけど。たぶん気の所為じゃない。
「第2王子妃サフィア様。ご紹介いただいても?」
「えぇ、私の旧くからの友人達なの。彼女がガドール家のマデリン様、彼女がメイジャー家のイオタ様よ。2人共、この方は光の聖女様候補のキャスリーン・フェルナー様です」
「「光の聖女様候補?この子……方が?」」
「初めてお目もじいたします、フェルナー侯爵が長女、キャスリーン・フェルナーにございます」
少し嫌味っぽかったかな?丁寧にカーツィーをしてみたけれど。
「あ、その……」
「私達は、その……」
「お2人は、サフィア妃殿下のご友人であられるのですよね?」
「えぇ。先程はごめんなさい」
「お謝りになられないでくださいませ。お2人がサフィア様を守ろうとしておられる、そのお気持ちは伝わりましたから」
「あのっ」
「はい」
「光の聖女様候補って、本当に?」
「はい。任命はまだですが、実力的には十分だと仰っていただきました」
「今日は、その?」
「先の夜会で、第2王子殿下からご相談をお受けいたしまして」
「相談って、え?光の聖女様に?」
「私は転生者でございます。前世でも医療に携わっておりましたので、お力になれるかと。第2王子殿下はサフィア様を殊更気遣われ、お悩みの解消を、と願われました」
「でも、悩みの解消と言っても……」
「そうですわね。一朝一夕にはまいりません。まずは環境改善からですね。失礼ですが、サフィア様、王宮をお出になる覚悟はございますか?」
「王宮を出る?」
「別に第2王子殿下と別れろなどと言う気はございません。ただ、サフィア様にとって、王宮は居心地の良い場所ではないのでは?と推察したまででございます」
「確かに居心地は悪いわ。付けられた侍女も不満げな人が居るし」
やっぱり。茶器も揃いの物じゃないし、わざとやっているんだろうな?と察せられるほど、おしゃべりの声が聞こえる。
「サフィア様は王子妃として立派に頑張っておられるのに、侍女の程度は低いですのね」
声高に言うと、おしゃべりの声がピタッと止んだ。
「お義父様にも報告しておきますわ。ブランジット公爵家のサミュエル様は、今は私の仮婚約者ですから、そちらにも話してしまうかもしれませんわね」
バタバタという音が聞こえた。おそらくは準備室から。
「フェルナー様、何を?」
「耳障りでしたので。お義父様やブランジット様にお話しはしようと思いますが、おそらくあの侍女達は解雇か降格でしょうね」
「でも今までどうにもならなかったのよ?」
「私の推測ですが、爵位や家名を見て、その人を見ていない方ばかりだったのでしょう。私の事も「フェルナー侯爵家の娘」だから丁寧に接してくれたのでしょうし、お2人の事は「男爵の娘」だからと下に見ていたのでしょう。でなければ茶器にこのように差が出るはずがございません」
「え?茶器の差?」
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