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二章
5、勉強合宿の朝
勉強合宿の日は、朝から雨やった。
灰色の重い雲が空を覆い、霧のような雨が駅までの道に並んだ家の屋根をしっとりと濡らしてる。
梅雨が戻ってきたみたいだ。
猫っ毛のオレの髪もぺたっとしてて、ブラシで直してもどうにも決まらへん。洗面所に入ってきた母さんが、洗濯をするかどうか迷ってる。
合宿中は私服でええから、オレはグレーのTシャツと膝より下くらいのショートパンツをはいてる。
「朔也くんは東京の大学に行くんよね。暁はどうするの?」
「え?」
ブラシを持ったまま、オレは母さんを凝視する。
「梢子が言うとったよ。朔也くんは東京に行くから、関西弁を直してるって」
「オレ、聞いてない」
いや、薄々予感はあった。去年から朔也は急に標準語を話しだして。慣れるまで時間がかかったけど、あえて理由は問わなかった。
関西から、この町から出ていくって聞きたくなかったから。
オレには打ち明けてくれへんのに、姉ちゃんには話すんや。手に持ったブラシが、こつんと床に落ちる。
オレに相談したら、反対するのが分かってるから……かな。
急に自分が心の狭い人間に思えた。ちくりと棘が胸を刺す。
「大丈夫なん、暁? ぼぉっとしてるよ」
オレの顔の前で、母さんが手を振るけど。大丈夫やないかもしれへん。
今日から勉強合宿で、ホテルは朔也とも同室で。事実を確認する時間はいくらでもある――けど確認して、東京の大学に行くのがほんまやったら。
こぶしをぎゅっと握りしめて、オレは洗面所を出ていった。
家を出ると、地面のアスファルトがうっすらと濡れて黒が濃くなってた。
夏休みやから学生もおらんし、通勤時間も過ぎてるから大人も歩いてない。炎天下でのマスクも汗ばんでしんどいけど、雨の日も湿気がこもって苦手や。
さっさとマスクを外したらええと分かってるのに、どうしてもお守りを外すことができへん。
シンプルな黒っぽい傘を差した朔也が、道に立ってた。合宿の荷物は少なめで、リュック一つにまとめてる。
朔也は涼しそうな水色のシャツに、細身のベージュ色のパンツスタイルだ。姿勢よく立つ姿は炎天下でも雨の中でも変わらへん。
「この間はありがとう。助けてくれて」
おはようの代わりに、中学の時の先輩に襲われそうになった時のお礼を告げる。
ほんまに訊きたいことは別にあるのに。「東京の大学に行く」という決定的な言葉をくらうのが怖くて、口にできない。
オレはさっさと駅に向かう。朔也が話しかけてくるけど、全部適当に返した。
今日は学校に行くよりも、もう少し長く電車に乗る。車内もがらがらで、オレと朔也は横並びに座った。
「妙におとなしいけど、具合悪いのか? 暁」
「わるない」
気遣ってくれる言葉に、心が苦しくなる。けど、あと一年半もしたら朔也はいなくなる。こんな風にオレのことを心配することもなくなる。
オレのスマホに位置情報のを入れたいって、言ってたやん。心配で置いて行けないって言ってたやん。
置いて行けない……ああ、そうや。尋ねる前にもう朔也は正解を言ってる。ほんまに神戸から、関西から出ていくんや。
静かな車内で、線路の継ぎ目のカタンカタンという音がする。高架から見える須磨海岸は、雨なのでパラソルが畳んだままで棒みたいに並んでる。
「ひたいが赤いぞ」
オレの顔を、朔也が覗きこんできた。急や、あまりにも急やったから。オレはびっくりして瞬きすらできんかった。
「ぶつけたのかな。痛くないか?」
なんやねん。さっきからオレのことを気遣う言葉ばっかりやん。もしかしてふだんから、そうやったん? オレの心配ばっかりしてたん?
せやからもうオレのことが面倒見きれんようになったん? だから置いて行きたくないけど、放っていくんや。
「……ふっ」
涙が滲みそうで、マスクの下で急いで唇を噛みしめる。
「オレに構わんといて」と、かすれる声を投げつける。いつも下りる須磨駅を過ぎて、車窓はふだんは見ない景色へと変わる。
瀬戸内海は一緒やのに、電車の左右の窓を松林に囲まれた須磨浦公園を抜けて、徐々に視界が開けていく。
さらに海の近くを走る、眼下に見えるJRの新快速が速いスピードで去っていく。
あかん。合宿とはいえせっかくのお出かけなんや。こんなしょぼくれとったらあかん。
オレは自分の頰を両手でパシンと叩いた。
「構わんといて」ってきつい台詞を投げたのに、電車を降りても相変わらず朔也はオレの様子を窺ってる。
傘を差してるから朔也の顔までは見えない。なのに足を止めたら、なんとかオレの顔を見ようと、膝を屈めるんが分かる。
バツが悪くなってオレは顔を逸らした。そしてさらに早足でホテルへ続く坂を上る。
朔也は面倒見がええから、甘えすぎてたんかもしれへん。女子に人気があるのに、オレはずっと朔也を独占してた。独り占めするのが当たり前やと疑うこともなかった。
どうしよう。もうええで、って言うた方がええんやろか。オレのことばっかり構わんでええで、オレとばっかりおらんでもええでって。
オレが足を速めると、朔也もまた早足になる。
あかん、こんな風に我儘に振る舞うのも、朔也の負担になる。呆れられてしまう。
けど、どうしたらええのか、何を言うたらええのか分からへん。
「やっぱり、梅園と谷山だ。ちょうどよかった」
後ろから声をかけられて、オレと朔也は立ち止まった。
傘を左右に揺らしながら走ってきたのは黒川だ。手首につけたチェーンブレスレットをじゃらじゃら鳴らし、パイナップル柄のアロハシャツにだぼっとしたパンツをはいてる。肩までの髪は結ばずにおろしてるから、普段よりももっとチャラい。
張りつめた空気が一瞬にしてほどけるのが分かった。
「傘さしてるから、すぐには二人って分からなかったよ。妙に早歩きだったけど、競歩でもしてるの?」
「していない」
朔也が短く応える。傘の下の顔は無表情だ。
「そりゃそうか。ホテルってこの道で合ってるよな」
「間違いない」
やはり朔也は必要最低限しか答えない。森の前に立ててある看板を指さすと、ちゃんとホテルの名前が書いてある。ホテルは小高い丘の上にある。
「黒川は茶道部なんやから、パイナップルよりお茶菓子とかお抹茶の方がええんとちゃうん?」
オレは人が増えたことでほっとして、黒川に話しかける。
「ん? アロハの柄のこと言ってる? そういう柄があったら考えてもいいかもなぁ」
太陽そのものを背負ってるような黒川が参入したことで、気まずい空気が一掃された。
胸のつかえがとれて、オレと黒川はどうでもええことを話し続けた。
傘の向こうから朔也の視線を感じる。
「なぁ、谷山」と、ふいに黒川が朔也に話をふる。
「合宿中は当然風呂にも入るし、二十四時間どころか二泊三日一緒だ。ようやく梅園のマスクの下を拝めるな」
え? そないなこと考えてたん。オレは黒川の嬉々とした声に、歩みを止めてた。
確かにホテルのそれぞれの部屋にお風呂はついてるけど。基本的には大風呂を使うように先生に言われてる。夜中や朝に部屋のお風呂に入らんようにらしい。
そうか……確かにお風呂は鬼門だ。
中学の時の修学旅行は、確か余分にタオルを持って行って口元を隠してた気がする。
しかも「キスしたいランキング」の事情を知ってる生徒ばっかりやったから、わざわざオレの口元を見ようとする不粋な奴はおらんかった。
「黒川」
鋭い口調で、朔也が呼びかける。道にまで伸びた木々の枝は、茂った葉が濡れた重みでしなってる。
「黒川は女子が三日間一緒に寝泊まりするなら、せっかくだからと服を剥ぎとって眺めたいタイプなのか?」
「……え?」
唐突な指摘に、黒川はぽかんと口を開く。
他の生徒が「遅れるでー」と声をかけながら、丘の坂を上っていく。
「いやいや、何を馬鹿なことを言ってるんだ、谷山。梅園のマスクと女子の服を一緒にしたらダメでしょ」
「一緒ではないが。何もなければ酷暑にマスクなどつけない。それでも暁が外さないのには事情がある」
朔也の目が怖い。鋭い眼光で黒川を睨みつけている。
同じ中学の出身の生徒以外は「キスしたい唇ランキング」のことを知らない。当然、オレが先輩らに狙われたことも。
「んー、失礼なことを言ってしまったみたいだ。冗談だろ……って流したらダメなんだろうな。ごめんな、梅園」
ぺこりと黒川が頭を下げる。同時に傘も一緒に下がり、布の上を水の玉がころころとすべり落ちた。
「オレ、分かったわ。黒川がなんで彼女に捨てられへんのか」
「捨て……っ。ひどい、仮定とはいえそんな残酷な言葉を聞かされるとは。こんなにも彼女に尽くしてるのに」
「お返しや」
オレは口の端を上げた。ついでに目も細めたので、多分笑ってると分かるやろ。
灰色の重い雲が空を覆い、霧のような雨が駅までの道に並んだ家の屋根をしっとりと濡らしてる。
梅雨が戻ってきたみたいだ。
猫っ毛のオレの髪もぺたっとしてて、ブラシで直してもどうにも決まらへん。洗面所に入ってきた母さんが、洗濯をするかどうか迷ってる。
合宿中は私服でええから、オレはグレーのTシャツと膝より下くらいのショートパンツをはいてる。
「朔也くんは東京の大学に行くんよね。暁はどうするの?」
「え?」
ブラシを持ったまま、オレは母さんを凝視する。
「梢子が言うとったよ。朔也くんは東京に行くから、関西弁を直してるって」
「オレ、聞いてない」
いや、薄々予感はあった。去年から朔也は急に標準語を話しだして。慣れるまで時間がかかったけど、あえて理由は問わなかった。
関西から、この町から出ていくって聞きたくなかったから。
オレには打ち明けてくれへんのに、姉ちゃんには話すんや。手に持ったブラシが、こつんと床に落ちる。
オレに相談したら、反対するのが分かってるから……かな。
急に自分が心の狭い人間に思えた。ちくりと棘が胸を刺す。
「大丈夫なん、暁? ぼぉっとしてるよ」
オレの顔の前で、母さんが手を振るけど。大丈夫やないかもしれへん。
今日から勉強合宿で、ホテルは朔也とも同室で。事実を確認する時間はいくらでもある――けど確認して、東京の大学に行くのがほんまやったら。
こぶしをぎゅっと握りしめて、オレは洗面所を出ていった。
家を出ると、地面のアスファルトがうっすらと濡れて黒が濃くなってた。
夏休みやから学生もおらんし、通勤時間も過ぎてるから大人も歩いてない。炎天下でのマスクも汗ばんでしんどいけど、雨の日も湿気がこもって苦手や。
さっさとマスクを外したらええと分かってるのに、どうしてもお守りを外すことができへん。
シンプルな黒っぽい傘を差した朔也が、道に立ってた。合宿の荷物は少なめで、リュック一つにまとめてる。
朔也は涼しそうな水色のシャツに、細身のベージュ色のパンツスタイルだ。姿勢よく立つ姿は炎天下でも雨の中でも変わらへん。
「この間はありがとう。助けてくれて」
おはようの代わりに、中学の時の先輩に襲われそうになった時のお礼を告げる。
ほんまに訊きたいことは別にあるのに。「東京の大学に行く」という決定的な言葉をくらうのが怖くて、口にできない。
オレはさっさと駅に向かう。朔也が話しかけてくるけど、全部適当に返した。
今日は学校に行くよりも、もう少し長く電車に乗る。車内もがらがらで、オレと朔也は横並びに座った。
「妙におとなしいけど、具合悪いのか? 暁」
「わるない」
気遣ってくれる言葉に、心が苦しくなる。けど、あと一年半もしたら朔也はいなくなる。こんな風にオレのことを心配することもなくなる。
オレのスマホに位置情報のを入れたいって、言ってたやん。心配で置いて行けないって言ってたやん。
置いて行けない……ああ、そうや。尋ねる前にもう朔也は正解を言ってる。ほんまに神戸から、関西から出ていくんや。
静かな車内で、線路の継ぎ目のカタンカタンという音がする。高架から見える須磨海岸は、雨なのでパラソルが畳んだままで棒みたいに並んでる。
「ひたいが赤いぞ」
オレの顔を、朔也が覗きこんできた。急や、あまりにも急やったから。オレはびっくりして瞬きすらできんかった。
「ぶつけたのかな。痛くないか?」
なんやねん。さっきからオレのことを気遣う言葉ばっかりやん。もしかしてふだんから、そうやったん? オレの心配ばっかりしてたん?
せやからもうオレのことが面倒見きれんようになったん? だから置いて行きたくないけど、放っていくんや。
「……ふっ」
涙が滲みそうで、マスクの下で急いで唇を噛みしめる。
「オレに構わんといて」と、かすれる声を投げつける。いつも下りる須磨駅を過ぎて、車窓はふだんは見ない景色へと変わる。
瀬戸内海は一緒やのに、電車の左右の窓を松林に囲まれた須磨浦公園を抜けて、徐々に視界が開けていく。
さらに海の近くを走る、眼下に見えるJRの新快速が速いスピードで去っていく。
あかん。合宿とはいえせっかくのお出かけなんや。こんなしょぼくれとったらあかん。
オレは自分の頰を両手でパシンと叩いた。
「構わんといて」ってきつい台詞を投げたのに、電車を降りても相変わらず朔也はオレの様子を窺ってる。
傘を差してるから朔也の顔までは見えない。なのに足を止めたら、なんとかオレの顔を見ようと、膝を屈めるんが分かる。
バツが悪くなってオレは顔を逸らした。そしてさらに早足でホテルへ続く坂を上る。
朔也は面倒見がええから、甘えすぎてたんかもしれへん。女子に人気があるのに、オレはずっと朔也を独占してた。独り占めするのが当たり前やと疑うこともなかった。
どうしよう。もうええで、って言うた方がええんやろか。オレのことばっかり構わんでええで、オレとばっかりおらんでもええでって。
オレが足を速めると、朔也もまた早足になる。
あかん、こんな風に我儘に振る舞うのも、朔也の負担になる。呆れられてしまう。
けど、どうしたらええのか、何を言うたらええのか分からへん。
「やっぱり、梅園と谷山だ。ちょうどよかった」
後ろから声をかけられて、オレと朔也は立ち止まった。
傘を左右に揺らしながら走ってきたのは黒川だ。手首につけたチェーンブレスレットをじゃらじゃら鳴らし、パイナップル柄のアロハシャツにだぼっとしたパンツをはいてる。肩までの髪は結ばずにおろしてるから、普段よりももっとチャラい。
張りつめた空気が一瞬にしてほどけるのが分かった。
「傘さしてるから、すぐには二人って分からなかったよ。妙に早歩きだったけど、競歩でもしてるの?」
「していない」
朔也が短く応える。傘の下の顔は無表情だ。
「そりゃそうか。ホテルってこの道で合ってるよな」
「間違いない」
やはり朔也は必要最低限しか答えない。森の前に立ててある看板を指さすと、ちゃんとホテルの名前が書いてある。ホテルは小高い丘の上にある。
「黒川は茶道部なんやから、パイナップルよりお茶菓子とかお抹茶の方がええんとちゃうん?」
オレは人が増えたことでほっとして、黒川に話しかける。
「ん? アロハの柄のこと言ってる? そういう柄があったら考えてもいいかもなぁ」
太陽そのものを背負ってるような黒川が参入したことで、気まずい空気が一掃された。
胸のつかえがとれて、オレと黒川はどうでもええことを話し続けた。
傘の向こうから朔也の視線を感じる。
「なぁ、谷山」と、ふいに黒川が朔也に話をふる。
「合宿中は当然風呂にも入るし、二十四時間どころか二泊三日一緒だ。ようやく梅園のマスクの下を拝めるな」
え? そないなこと考えてたん。オレは黒川の嬉々とした声に、歩みを止めてた。
確かにホテルのそれぞれの部屋にお風呂はついてるけど。基本的には大風呂を使うように先生に言われてる。夜中や朝に部屋のお風呂に入らんようにらしい。
そうか……確かにお風呂は鬼門だ。
中学の時の修学旅行は、確か余分にタオルを持って行って口元を隠してた気がする。
しかも「キスしたいランキング」の事情を知ってる生徒ばっかりやったから、わざわざオレの口元を見ようとする不粋な奴はおらんかった。
「黒川」
鋭い口調で、朔也が呼びかける。道にまで伸びた木々の枝は、茂った葉が濡れた重みでしなってる。
「黒川は女子が三日間一緒に寝泊まりするなら、せっかくだからと服を剥ぎとって眺めたいタイプなのか?」
「……え?」
唐突な指摘に、黒川はぽかんと口を開く。
他の生徒が「遅れるでー」と声をかけながら、丘の坂を上っていく。
「いやいや、何を馬鹿なことを言ってるんだ、谷山。梅園のマスクと女子の服を一緒にしたらダメでしょ」
「一緒ではないが。何もなければ酷暑にマスクなどつけない。それでも暁が外さないのには事情がある」
朔也の目が怖い。鋭い眼光で黒川を睨みつけている。
同じ中学の出身の生徒以外は「キスしたい唇ランキング」のことを知らない。当然、オレが先輩らに狙われたことも。
「んー、失礼なことを言ってしまったみたいだ。冗談だろ……って流したらダメなんだろうな。ごめんな、梅園」
ぺこりと黒川が頭を下げる。同時に傘も一緒に下がり、布の上を水の玉がころころとすべり落ちた。
「オレ、分かったわ。黒川がなんで彼女に捨てられへんのか」
「捨て……っ。ひどい、仮定とはいえそんな残酷な言葉を聞かされるとは。こんなにも彼女に尽くしてるのに」
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