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最終決戦
怒涛の
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爆風に包み込まれた土蜘蛛、大きな動きを見せようとしない。
二人は警戒しながらも爆風がなくなるのを見続けた。すると、煙の中で大きな影が見え始める。倒れているわけではない。
土蜘蛛が爆発と氷のつぶてによりやられたわけではなかった。
「やられては、いないみたい」
「そうらしいな、いやぁよかったわ。また新たな技を試せる。次は何を試そうか」
ケケケッと、悪魔のような笑顔を浮かべた月卯歌に、冷菓はもはや何も反応を見せない。いつものことだと思い、土蜘蛛の次の動きを見た。
だが――……
「…………無傷? のようには見えるけど、なぜ動こうとしないの」
「体が黒いから傷付いているのかわかりにくいとかか? いや、傷から法力があふれ出るからすぐにわかるか……。爆破は土蜘蛛には無意味と考えようか。次は体を刻んでやりたいが、地上からの攻撃は見えない何かによって阻まれてるからなぁ。うひゃ、楽しいなぁ」
「楽しんでいないで、早く倒して。あの式神を出せば一発でしょう」
「だめだ。確かにあいつは強いし、出せばすぐに片が付くだろう。だが、それだとつまらん。それに、俺は自分であいつを切り刻んでやりたいんだ。式神になんて頼るかよ」
「さいですか…………」
もう何も言うまい。そう心に誓った冷菓、土蜘蛛を見て首を傾げた。
「まだ、動かない」
「動かないなぁ。これは何かある、大きなもんが来てもいいように結界の準備はしておけ」
「はい」
さっきまでの笑顔を消し、月卯歌は冷菓を守るように前に出た。右の人差し指と中指を立て、何が来てもいいように集中。
静かな時間が進む、お互い何もしかけず、無言。月卯歌でさえ、土蜘蛛を見据え何もしかけようとしない。
『キッ、キシャッ…………』
かすかな声を出すと、牙が動き出し、目をギョロギョロと動かし始めた。
八つある目はすべて違う方向を見ており、気持ちが悪い。二人は動き出した土蜘蛛から目をそらさず見続けた。
「――――――っ、結界!!!!」
月卯歌が目を大きく開き、右手を振り上げ結界を何重にも出した。直後、見えない攻撃が放たれ、結界が破壊される。
「なに!?」
何重にも張っていたおかげで、結界は二、三枚残して攻撃を防ぐことに成功。何が起きたの変わらな冷菓は、結界を張った月卯歌を見た。
「今のはおそらく、法力をそのまま吐き出したものだろう」
「え、そのまま? どういうこと?」
「法力を何かに変換、または何かを挟んで発動させたのではなく、法力そのものを術者がくりだし、俺の結界を壊した」
「そ、そんなこと可能なの? 聞いたことすらないんだけど……」
「普通は知っていてもやろうとしねぇよ。式神にしたり、俺のように何かに変換した方が強いし様々な形で相手に攻撃を仕掛けることができる。その方が楽しいし、威力が段違いにあがる」
月卯歌が説明をしていると、土蜘蛛の口からドロッとした液体がしたたり落ち始めた。
「うげっ」
「反応は間違えていないけど、今は違うかと」
緑色のドロドロな液体が土蜘蛛かの口から出てくると、大きな塊まで一緒に出てきた。それは人の頭。緑の液体に包まれた人の頭部、そこからゆっくりと肩、体、胴体と。ズルズルと人が出始めた。
足まですべてが口から出ると、ボトッと地面に落ちる。
最初は動かなかったが、少しすると指先が動き始める。起き上がろうと地面に手をつき、ゆっくりと上半身を起こした。
よく見ると、その人は巫女の姿をしていた。髪は短く顎当たりの紫色、蝶の髪飾りをつけている。
緑色の液体は巫女の体からズルズルと落ち、姿を明快にした。
やっと周りを見回し始めた巫女は、頭を支えながら冷菓と月卯歌をとらえる。黒い、闇に染まった瞳には何も移さず、死んだように濁っていた。
何も言葉を発することはせず、その場にゆっくりと立ち上がった。周りを見回し、不思議そうに首を傾げる。
「まさか、さっきの攻撃で死ななかったですって? どういうこと? さっきの攻撃を防ぐことができるなどありえないわ。貴方達は一体なにもなのかしら」
女性にしては低い声で発せられたのは、困惑の言葉。そんな言葉を投げかけられ、冷菓も月卯歌も何も言えず黙り続ける。
「ちょっと、聞いているのかしら。女性の言葉を無視するなんて、教育がなっていないのね。これだから最近の男はダメねぇ、もっと女性の心を理解する努力をしていただかないと。あ、もしかして、貴方達は女性とお付き合いしたことがないのでしょうか? そうよねぇ、私に対してその無礼だもの。他の女性が貴女達を好きになるわけがないわ。まったく、もう少し努力をしなさいよ。そのままだと、これからも一生独身よ? いいのかしら?」
怒涛のけなし。しかも、その女性は冷菓までも男性に思っているらしく、二人をけなしていた。
何が起きたのかわからない冷菓はけなされたことより、なぜ女性が当たり前のように土蜘蛛の口から現れたのかわからず何も口にできない。そんな冷菓の困惑など月卯歌は気づかない。
いまだぐちぐち言っている女性をただただ見ていた。
なぜ見ているだけなのか、冷菓が月卯歌を見ると、やっと口を開いた。
「緑の液体をまとい、見た目が気持ち悪い土蜘蛛の口から登場した女には言われたくねぇな」
二人は警戒しながらも爆風がなくなるのを見続けた。すると、煙の中で大きな影が見え始める。倒れているわけではない。
土蜘蛛が爆発と氷のつぶてによりやられたわけではなかった。
「やられては、いないみたい」
「そうらしいな、いやぁよかったわ。また新たな技を試せる。次は何を試そうか」
ケケケッと、悪魔のような笑顔を浮かべた月卯歌に、冷菓はもはや何も反応を見せない。いつものことだと思い、土蜘蛛の次の動きを見た。
だが――……
「…………無傷? のようには見えるけど、なぜ動こうとしないの」
「体が黒いから傷付いているのかわかりにくいとかか? いや、傷から法力があふれ出るからすぐにわかるか……。爆破は土蜘蛛には無意味と考えようか。次は体を刻んでやりたいが、地上からの攻撃は見えない何かによって阻まれてるからなぁ。うひゃ、楽しいなぁ」
「楽しんでいないで、早く倒して。あの式神を出せば一発でしょう」
「だめだ。確かにあいつは強いし、出せばすぐに片が付くだろう。だが、それだとつまらん。それに、俺は自分であいつを切り刻んでやりたいんだ。式神になんて頼るかよ」
「さいですか…………」
もう何も言うまい。そう心に誓った冷菓、土蜘蛛を見て首を傾げた。
「まだ、動かない」
「動かないなぁ。これは何かある、大きなもんが来てもいいように結界の準備はしておけ」
「はい」
さっきまでの笑顔を消し、月卯歌は冷菓を守るように前に出た。右の人差し指と中指を立て、何が来てもいいように集中。
静かな時間が進む、お互い何もしかけず、無言。月卯歌でさえ、土蜘蛛を見据え何もしかけようとしない。
『キッ、キシャッ…………』
かすかな声を出すと、牙が動き出し、目をギョロギョロと動かし始めた。
八つある目はすべて違う方向を見ており、気持ちが悪い。二人は動き出した土蜘蛛から目をそらさず見続けた。
「――――――っ、結界!!!!」
月卯歌が目を大きく開き、右手を振り上げ結界を何重にも出した。直後、見えない攻撃が放たれ、結界が破壊される。
「なに!?」
何重にも張っていたおかげで、結界は二、三枚残して攻撃を防ぐことに成功。何が起きたの変わらな冷菓は、結界を張った月卯歌を見た。
「今のはおそらく、法力をそのまま吐き出したものだろう」
「え、そのまま? どういうこと?」
「法力を何かに変換、または何かを挟んで発動させたのではなく、法力そのものを術者がくりだし、俺の結界を壊した」
「そ、そんなこと可能なの? 聞いたことすらないんだけど……」
「普通は知っていてもやろうとしねぇよ。式神にしたり、俺のように何かに変換した方が強いし様々な形で相手に攻撃を仕掛けることができる。その方が楽しいし、威力が段違いにあがる」
月卯歌が説明をしていると、土蜘蛛の口からドロッとした液体がしたたり落ち始めた。
「うげっ」
「反応は間違えていないけど、今は違うかと」
緑色のドロドロな液体が土蜘蛛かの口から出てくると、大きな塊まで一緒に出てきた。それは人の頭。緑の液体に包まれた人の頭部、そこからゆっくりと肩、体、胴体と。ズルズルと人が出始めた。
足まですべてが口から出ると、ボトッと地面に落ちる。
最初は動かなかったが、少しすると指先が動き始める。起き上がろうと地面に手をつき、ゆっくりと上半身を起こした。
よく見ると、その人は巫女の姿をしていた。髪は短く顎当たりの紫色、蝶の髪飾りをつけている。
緑色の液体は巫女の体からズルズルと落ち、姿を明快にした。
やっと周りを見回し始めた巫女は、頭を支えながら冷菓と月卯歌をとらえる。黒い、闇に染まった瞳には何も移さず、死んだように濁っていた。
何も言葉を発することはせず、その場にゆっくりと立ち上がった。周りを見回し、不思議そうに首を傾げる。
「まさか、さっきの攻撃で死ななかったですって? どういうこと? さっきの攻撃を防ぐことができるなどありえないわ。貴方達は一体なにもなのかしら」
女性にしては低い声で発せられたのは、困惑の言葉。そんな言葉を投げかけられ、冷菓も月卯歌も何も言えず黙り続ける。
「ちょっと、聞いているのかしら。女性の言葉を無視するなんて、教育がなっていないのね。これだから最近の男はダメねぇ、もっと女性の心を理解する努力をしていただかないと。あ、もしかして、貴方達は女性とお付き合いしたことがないのでしょうか? そうよねぇ、私に対してその無礼だもの。他の女性が貴女達を好きになるわけがないわ。まったく、もう少し努力をしなさいよ。そのままだと、これからも一生独身よ? いいのかしら?」
怒涛のけなし。しかも、その女性は冷菓までも男性に思っているらしく、二人をけなしていた。
何が起きたのかわからない冷菓はけなされたことより、なぜ女性が当たり前のように土蜘蛛の口から現れたのかわからず何も口にできない。そんな冷菓の困惑など月卯歌は気づかない。
いまだぐちぐち言っている女性をただただ見ていた。
なぜ見ているだけなのか、冷菓が月卯歌を見ると、やっと口を開いた。
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