27 / 42
大天狗
氷鬼先輩からのお願い
しおりを挟む
学校にたどり着いた二人はすぐに別れ、それぞれの教室へと向った。
いつものように授業を受け、昼休み。
屋上で司と登校時の話の続きをした。
「つまり、大天狗を倒すため、氷鬼家と炎舞家が協力するってことですよね?」
「うん。実力は本物だし、そこまで心配いらないよ。絶対に負けない」
強気な言葉を吐く司だが、不安はふるえる唇に現れている。
詩織がそれに気づかないわけもなく、青空を見上げたかと思うと、司にとって予想外な言葉を放った。
「私も、なにか協力出来ませんか?」
その言葉に、司は大きく目を開いた。
手に持っていた焼きそばパンを落としそうになり、慌ててつかみ直す。
「だ、大丈夫ですか!?」
「へ、平気。少しおどろいただけだから」
見ただけでも少しではないとわかる程動揺しているが、詩織はそこに対しては何も言わない。
「な、何におどろいたんですか?」
「いや、だって。、協力って、どういう意味で言ってるのかなって思って…………」
「意味って、そのまんまの意味なんですが……」
司の言葉の意味が分からず、詩織は眉を下げ問いかけた。
「えっと、その言葉の重さって理解している? 僕が行っているのは、あやかし退治。命を懸けているんだよ? 君は、命を一緒に懸けると言っているようなもんなんだよ? そこ、わかってるの?」
司の言葉に、詩織は息を呑む。
視線を落とし、考えた。
やっぱり、ここまでは考えていなかったんだなと思い、やっぱり協力をお願いするのはやめようと考えた。
「――――大丈夫です。わかっていますよ」
下げた顔を上げ、詩織は強気な笑みを浮かべた。
水色の瞳を見つめ、言い切った。
「えっ、わかっているって……」
「はい、わかっています。それでも、協力したいです。なにか、出来ることはありませんか?」
詩織の問いかけに、司はすぐに答えることが出来ない。
口をもごもごとさせ、視線を逸らす。
だが、詩織は逃がさない。
視線を追いかけ、のぞき込んだ。
「氷鬼先輩、なにか、私に言いたいことがあるんじゃないですか? さっきから、言いにくそうな顔を浮かべています」
しっかり見ているなぁと、司は観念したように頭をガシガシと掻き、ため息を吐いた。
「ごめん、さっき、少しだけいじわるした」
「大丈夫ですよ。いじわるではありません。私のことを気遣っての言葉であるのは、わかっていますから」
顔を離し、座り直す。
詩織は、困っている司を見て、クスクスと笑った。
「強いね、君」
「ふっふー!! だてに今まであやかしに追いかけられていませんよ!!」
「いばれることじゃないから……」
胸を張って言い切った詩織に呆れつつ、司は昨日の話を伝えた。
「実は、君に協力してほしいんだ。鬼の血があれば、こっちが優先で戦えるから」
協力してほしいと言っている割には、表情は暗い。
唇を噛み、詩織から顔を逸らしている。
(氷鬼先輩、なんでこんなに後悔しているような顔を浮かべているんだろう。なんで、こんなにくやしそうなんだろう)
司が何を思っているのかわからない。
なにもわからないから、何も言えない。だが、何か言わなければならないと、頭をフル回転させた。
「え、えっと……。具体的には、何をすればいいのでしょうか」
「戦闘時、君の血が欲しいの。そうすれば、大天狗を酔わせることが出来て、勝算が上がる」
「それって…………」
「そう。君に、戦闘に来てほしいと言っているんだ。だから、無理強いはしないよ。何度も言っているけど、命を懸けてあやかし退治をしているんだ。そこを踏まえてしっかりと考えてほしい」
司はそこまで言うと、また口を閉ざす。
何も言わなくなった司を見て、詩織はなぜか、ほほえみを浮かべた。
「行きたいです。私、氷鬼先輩と共に、あやかし退治に!!」
「えっ、わかってるの? 君、死ぬかもしれないんだよ? 本当に、わかってる?」
確かに、詩織なら協力すると言ってくれるとは思っていた。
だが、まさか、ここまで早く判断するとは思っておらず、聞き返してしまう。
「わかっていますよ。普段からあやかしに追いかけられている私ですよ? どのくらい危険なのかはわかっていますよ」
全て食べ終わったお弁当箱を片づけ、風呂敷で包み込む。
その間、詩織は笑みを浮かべていた。
「それでも、私で役に立つのなら、頑張りたいです。私も、氷鬼先輩を守りたいです。いつも、守ってくださっているので」
顔を上げ、司を見た。
迷いはなく、真っすぐ黒い瞳は司を見ていた。
覚悟が見えかくれしているその瞳に、司はもう引けないと察した。
「はぁぁぁ……。やっぱり、そうなるよね……」
「やっぱり?」
「うん。君なら絶対に受けると思っていたんだ。だから、言うのに悩んでしまった。君を、危険な場所に連れて行きたくないから」
司の素直な言葉に、詩織は頬を淡く染める。
(そこまで考えてくれていたんだ。そこまで真剣に、私のことを守ってくれているんだ)
それがわかると、詩織の口元がほころぶ。
笑みが自然と浮かび、司の頭をなでた。
「ありがとうございます。本当に、氷鬼先輩の気持ち、嬉しいです」
笑みを向けられ、頭をなでられている司は、何が起きたのかわからない。
「は?」と、目を丸くし、詩織を見る。
沈黙が続く中、詩織は自分が行ってしまっている行動に自分でおどろき、顔が真っ赤になる。
「す、すすすす、すいません!!」
ズサササッとはなれ、真っ赤になった顔をかくす。
(な、ななな、何をしているの私。本当に、何をしているの!? 無意識だったとはいえ、氷鬼先輩に、なんてことをしてしまったんだ!!)
一人で後悔していると、司が撫でられていた頭を触り、淡く染まっている顔を腕でかくす。
「あぁ……。本当に、君って人との距離感おかしいよね」
「え、そうですか? いや、確かに今回のは、あの、すいませんでした」
「別に、いやじゃないから大丈夫だよ」
頭を押さえていた腕を下げ、司は顔を上げ詩織を見た。
「今回の件、受けてくれてありがとう。炎舞家に報告しておくよ。次からは君も作戦会議に入ることになるけど、予定はない?」
「大丈夫ですよ。親に伝えておけば、特に……。友達もいないですし……」
「あはは……」と、目を逸らし悲しいことを言う。
友達に関しては繊細なところなため、司は何も言わない。
咳払いをして、ラスト一口の焼きそばパンを口に含む。
立ち上がると、屋上から出ようと歩き出した。
「あ、待ってください!」
「これから、放課後はいつでも空けていてほしい。作戦を立てるときは、学校で伝えるから」
「え、それなら、連絡先を交換しませんか? その方がお互い楽だと思います」
言いながらポケットからスマホを取り出した。
司は、顔だけを後ろに回し、「え」と、呆けた声を出す。
「いいの?」
「え、いいですよ?」
なぜ、改めていいのか聞かれたのかわからず、ひとまずうなずく。
司へと近づき、連絡先の画面を開いて見せた。
「登録、お願いします」
笑顔で詩織が言うと、司は少し迷ったがスマホを取り出し連絡先を入力。送信し、交換した。
「ありがとうございます」
「こちらこそ」
言うと、チャイムが鳴る。
二人は自分の教室に戻り、放課後にまた共に帰ることを約束した。
いつものように授業を受け、昼休み。
屋上で司と登校時の話の続きをした。
「つまり、大天狗を倒すため、氷鬼家と炎舞家が協力するってことですよね?」
「うん。実力は本物だし、そこまで心配いらないよ。絶対に負けない」
強気な言葉を吐く司だが、不安はふるえる唇に現れている。
詩織がそれに気づかないわけもなく、青空を見上げたかと思うと、司にとって予想外な言葉を放った。
「私も、なにか協力出来ませんか?」
その言葉に、司は大きく目を開いた。
手に持っていた焼きそばパンを落としそうになり、慌ててつかみ直す。
「だ、大丈夫ですか!?」
「へ、平気。少しおどろいただけだから」
見ただけでも少しではないとわかる程動揺しているが、詩織はそこに対しては何も言わない。
「な、何におどろいたんですか?」
「いや、だって。、協力って、どういう意味で言ってるのかなって思って…………」
「意味って、そのまんまの意味なんですが……」
司の言葉の意味が分からず、詩織は眉を下げ問いかけた。
「えっと、その言葉の重さって理解している? 僕が行っているのは、あやかし退治。命を懸けているんだよ? 君は、命を一緒に懸けると言っているようなもんなんだよ? そこ、わかってるの?」
司の言葉に、詩織は息を呑む。
視線を落とし、考えた。
やっぱり、ここまでは考えていなかったんだなと思い、やっぱり協力をお願いするのはやめようと考えた。
「――――大丈夫です。わかっていますよ」
下げた顔を上げ、詩織は強気な笑みを浮かべた。
水色の瞳を見つめ、言い切った。
「えっ、わかっているって……」
「はい、わかっています。それでも、協力したいです。なにか、出来ることはありませんか?」
詩織の問いかけに、司はすぐに答えることが出来ない。
口をもごもごとさせ、視線を逸らす。
だが、詩織は逃がさない。
視線を追いかけ、のぞき込んだ。
「氷鬼先輩、なにか、私に言いたいことがあるんじゃないですか? さっきから、言いにくそうな顔を浮かべています」
しっかり見ているなぁと、司は観念したように頭をガシガシと掻き、ため息を吐いた。
「ごめん、さっき、少しだけいじわるした」
「大丈夫ですよ。いじわるではありません。私のことを気遣っての言葉であるのは、わかっていますから」
顔を離し、座り直す。
詩織は、困っている司を見て、クスクスと笑った。
「強いね、君」
「ふっふー!! だてに今まであやかしに追いかけられていませんよ!!」
「いばれることじゃないから……」
胸を張って言い切った詩織に呆れつつ、司は昨日の話を伝えた。
「実は、君に協力してほしいんだ。鬼の血があれば、こっちが優先で戦えるから」
協力してほしいと言っている割には、表情は暗い。
唇を噛み、詩織から顔を逸らしている。
(氷鬼先輩、なんでこんなに後悔しているような顔を浮かべているんだろう。なんで、こんなにくやしそうなんだろう)
司が何を思っているのかわからない。
なにもわからないから、何も言えない。だが、何か言わなければならないと、頭をフル回転させた。
「え、えっと……。具体的には、何をすればいいのでしょうか」
「戦闘時、君の血が欲しいの。そうすれば、大天狗を酔わせることが出来て、勝算が上がる」
「それって…………」
「そう。君に、戦闘に来てほしいと言っているんだ。だから、無理強いはしないよ。何度も言っているけど、命を懸けてあやかし退治をしているんだ。そこを踏まえてしっかりと考えてほしい」
司はそこまで言うと、また口を閉ざす。
何も言わなくなった司を見て、詩織はなぜか、ほほえみを浮かべた。
「行きたいです。私、氷鬼先輩と共に、あやかし退治に!!」
「えっ、わかってるの? 君、死ぬかもしれないんだよ? 本当に、わかってる?」
確かに、詩織なら協力すると言ってくれるとは思っていた。
だが、まさか、ここまで早く判断するとは思っておらず、聞き返してしまう。
「わかっていますよ。普段からあやかしに追いかけられている私ですよ? どのくらい危険なのかはわかっていますよ」
全て食べ終わったお弁当箱を片づけ、風呂敷で包み込む。
その間、詩織は笑みを浮かべていた。
「それでも、私で役に立つのなら、頑張りたいです。私も、氷鬼先輩を守りたいです。いつも、守ってくださっているので」
顔を上げ、司を見た。
迷いはなく、真っすぐ黒い瞳は司を見ていた。
覚悟が見えかくれしているその瞳に、司はもう引けないと察した。
「はぁぁぁ……。やっぱり、そうなるよね……」
「やっぱり?」
「うん。君なら絶対に受けると思っていたんだ。だから、言うのに悩んでしまった。君を、危険な場所に連れて行きたくないから」
司の素直な言葉に、詩織は頬を淡く染める。
(そこまで考えてくれていたんだ。そこまで真剣に、私のことを守ってくれているんだ)
それがわかると、詩織の口元がほころぶ。
笑みが自然と浮かび、司の頭をなでた。
「ありがとうございます。本当に、氷鬼先輩の気持ち、嬉しいです」
笑みを向けられ、頭をなでられている司は、何が起きたのかわからない。
「は?」と、目を丸くし、詩織を見る。
沈黙が続く中、詩織は自分が行ってしまっている行動に自分でおどろき、顔が真っ赤になる。
「す、すすすす、すいません!!」
ズサササッとはなれ、真っ赤になった顔をかくす。
(な、ななな、何をしているの私。本当に、何をしているの!? 無意識だったとはいえ、氷鬼先輩に、なんてことをしてしまったんだ!!)
一人で後悔していると、司が撫でられていた頭を触り、淡く染まっている顔を腕でかくす。
「あぁ……。本当に、君って人との距離感おかしいよね」
「え、そうですか? いや、確かに今回のは、あの、すいませんでした」
「別に、いやじゃないから大丈夫だよ」
頭を押さえていた腕を下げ、司は顔を上げ詩織を見た。
「今回の件、受けてくれてありがとう。炎舞家に報告しておくよ。次からは君も作戦会議に入ることになるけど、予定はない?」
「大丈夫ですよ。親に伝えておけば、特に……。友達もいないですし……」
「あはは……」と、目を逸らし悲しいことを言う。
友達に関しては繊細なところなため、司は何も言わない。
咳払いをして、ラスト一口の焼きそばパンを口に含む。
立ち上がると、屋上から出ようと歩き出した。
「あ、待ってください!」
「これから、放課後はいつでも空けていてほしい。作戦を立てるときは、学校で伝えるから」
「え、それなら、連絡先を交換しませんか? その方がお互い楽だと思います」
言いながらポケットからスマホを取り出した。
司は、顔だけを後ろに回し、「え」と、呆けた声を出す。
「いいの?」
「え、いいですよ?」
なぜ、改めていいのか聞かれたのかわからず、ひとまずうなずく。
司へと近づき、連絡先の画面を開いて見せた。
「登録、お願いします」
笑顔で詩織が言うと、司は少し迷ったがスマホを取り出し連絡先を入力。送信し、交換した。
「ありがとうございます」
「こちらこそ」
言うと、チャイムが鳴る。
二人は自分の教室に戻り、放課後にまた共に帰ることを約束した。
0
あなたにおすすめの小説
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
図書室はアヤカシ討伐司令室! 〜黒鎌鼬の呪唄〜
yolu
児童書・童話
凌(りょう)が住む帝天(だいてん)町には、古くからの言い伝えがある。
『黄昏刻のつむじ風に巻かれると呪われる』────
小学6年の凌にとって、中学2年の兄・新(あらた)はかっこいいヒーロー。
凌は霊感が強いことで、幽霊がはっきり見えてしまう。
そのたびに涙が滲んで足がすくむのに、兄は勇敢に守ってくれるからだ。
そんな兄と野球観戦した帰り道、噂のつむじ風が2人を覆う。
ただの噂と思っていたのに、風は兄の右足に黒い手となって絡みついた。
言い伝えを調べると、それは1週間後に死ぬ呪い──
凌は兄を救うべく、図書室の司書の先生から教わったおまじないで、鬼を召喚!
見た目は同い年の少年だが、年齢は自称170歳だという。
彼とのちぐはぐな学校生活を送りながら、呪いの正体を調べていると、同じクラスの蜜花(みつか)の姉・百合花(ゆりか)にも呪いにかかり……
凌と、鬼の冴鬼、そして密花の、年齢差158歳の3人で呪いに立ち向かう──!
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
転生妃は後宮学園でのんびりしたい~冷徹皇帝の胃袋掴んだら、なぜか溺愛ルート始まりました!?~
☆ほしい
児童書・童話
平凡な女子高生だった私・茉莉(まり)は、交通事故に遭い、目覚めると中華風異世界・彩雲国の後宮に住む“嫌われ者の妃”・麗霞(れいか)に転生していた!
麗霞は毒婦だと噂され、冷徹非情で有名な若き皇帝・暁からは見向きもされない最悪の状況。面倒な権力争いを避け、前世の知識を活かして、後宮の学園で美味しいお菓子でも作りのんびり過ごしたい…そう思っていたのに、気まぐれに献上した「プリン」が、甘いものに興味がないはずの皇帝の胃袋を掴んでしまった!
「…面白い。明日もこれを作れ」
それをきっかけに、なぜか暁がわからの好感度が急上昇! 嫉妬する他の妃たちからの嫌がらせも、持ち前の雑草魂と現代知識で次々解決! 平穏なスローライフを目指す、転生妃の爽快成り上がり後宮ファンタジー!
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる