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炎の大精霊の守り人
「酒の席は楽しめりゃ何でも良い」
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ゼリービーンズ王国の王都にある酒場にて。
とある男が立ち寄った。
その男はとんがり帽子と真っ黒なローブという、魔法使いらしい装いだった。
加えて、長い藤色の髪と金色の瞳──かの大魔法使いシャルルルカを想起させる特徴を持っていた。
男は酒場のカウンター席に座る。
すると、露出の多い服を着た女性が男の隣に座った。
「こんにちはぁ。貴方もしかしてぇ、あの伝説の大魔法使いシャルルルカ様ですかぁ?」
女性は大分酔っているらしい。
頬は朱をさし、体をゆらゆらと揺らしている。
「如何にも」と男は笑った。
「やっぱりぃ! アタシぃ、シャルルルカ様のファンなんですぅ」
そう言って、女性はシャルルルカの腕に巻き付いた。
腕に女性の柔らかいものが当たり、シャルルルカはほくそ笑んだ。
──顔はまあまあだが、体は好みだな。今日はこいつを持ち帰っちまおうか……。
これから彼女に触れることを妄想して、彼は舌舐めずりをする。
──全く、大魔法使いシャルルルカ様々だぜ。
シャルルルカはその場にいない英雄に感謝した。
今、酒場のカウンター席に座っているシャルルルカは、シャルルルカの名を騙る偽物であった。
髪色は染髪して紫色に変え、瞳の色は魔法で金色にした。
あとは、魔法使いの帽子と服を揃えるだけ。
彼がシャルルルカ・シュガーの名前を騙る理由はただ一つ。
女性から言い寄られたり、酒や食べ物を奢られたりなど、良い思いが出来るからだ。
──バレる心配はねえ。ほとんどの人は本物を見たことはねえし、この広い世界で本物と出会う確率も低いんだ。騙るだけ得──。
「隣、失礼しても?」
シャルルルカは偽物のシャルルルカにそう言った。
偽物は人当たりの良い笑顔を向ける。
「ええ、どうぞ」
シャルルルカは許可を貰うより早く、彼の隣の椅子に腰掛けた。
──なんだ、こいつ?
偽物は眉をひそめる。
シャルルルカはカウンターに頬杖をつき、偽物にべったりとくっつく女性の顔をじっと見つめた。
女性は居心地が悪そうに目を逸らした。
「あ、アタシ、お邪魔みたいだからもう行くねぇ。じゃあねぇ、シャルルルカ様ぁ」
女性は偽物からするりと手を離して立ち上がると、千鳥足でカウンター席から離れた。
──チッ。上物だったのに……。
偽物は心の中で舌打ちをした。
女が去ったことを気にせず、シャルルルカは明るい調子で言った。
「貴方があの大魔法使いシャルルルカとは驚きです。出会えた幸運を祝して、一杯奢らせて下さい」
その言葉を待っていた、と偽物はニヤリと笑う。
──女を逃したんだ。代わりにたくさん飲ませて貰うぜ。
「では、お言葉に甘えて。麦酒を一杯」
「おや、大魔法使いシャルルルが酒嫌いだとご存じでない? 結構有名な話なのですがね」
偽物は「はは」と笑う。
「それは誤解です。戦乱の最中、酒を楽しむ余裕がなかっただけ。それがいつしか、『酒嫌いだ』と言われるようになってしまって……」
「ええ、彼は酒が嫌いではない。酒に嫌われていただけ。一口飲んだだけで前後不覚になってしまう。だから、彼は飲まなかった」
店主が偽物の前に麦酒を置いた。
偽物はそれを飲む気にはなれなかった。
「知らなかったようですね」
シャルルルカは店主にフルーツジュースを頼んだ。
その間、偽物は思考を巡らせる。
──こいつ、妙に自信がある。シャルルルカと共に戦ったことがある兵士か何かか? だったら、分が悪ぃ。さっさと飲んでトンズラしちまおう……。
「……ああ、申し遅れました。私はシャルルルカ・シュガー……貴方と同姓同名の別人です」
「なっ……!」
──本物……!? いや、まさか。本物がこんなナリをしてる訳……!
確かに、彼は噂通り、藤色の髪と金色の瞳を持っている。
しかし、ずたぼろの帽子と服から、英雄と呼ばれる人間だとは到底思えない。
それに、口元の詐欺師のような笑み……。
──こいつも俺と同じで、シャルルルカの名前を利用したいのか……?
それならば、わざわざ話しかけたりするだろうか。
もう一人の〝シャルルルカ〟がいるのならば、黙って別の酒場に行き、堂々とシャルルルカを騙れば良い。
こいつの目的がわからない。
偽物は焦る。
店主はシャルルルカにフルーツジュースを差し出した。
シャルルルカはグラスを待ち上げ、フルーツジュースの氷をからからと鳴らす。
「ちなみに、私は酒が飲めませんが、飲ませるのは好きでね」
先程、偽物が頼んだ麦酒をスッと差し出す。
「ここはどうぞ。私の奢りで。シャルルルカ様?」
シャルルルカはニヤニヤと笑う。
それを見た途端、得体の知れない気持ちの悪さが胃を襲った。
ガタン、と偽物は思わず大きな音を立てて立ち上がってしまった。
「おや、飲まれないんですか?」
「え、ええ。少し用事を思い出しまして……」
「それは残念です」
偽物はそそくさと酒場を出て行った。
シャルルルカは偽物を見送った後、残った麦酒をぼんやりと見つめた。
□
「良い趣味してんなァ、シャルルルカ」
火の精霊サラマンダーを連れた男──ホムラフラムがシャルルルカに話しかける。
「なんだ。見てたのか。ホムラフラム先生」
ホムラフラムは肩を竦めた。
「大魔法使い様の名を騙ってりゃ嫌でも耳につく」
「何、よくいる小物さ。酒場でちやほやされるために私の名を騙る。奢る奴も偽物だと理解しつつも持て囃す」
「酒の席は楽しめりゃ何でも良いからなぁ」
「本物としては面白くない」
「本物、ねえ?」
「何か言いたそうだな」
「てめえも偽物なんじゃねえのか」
「偽物なら、もっと上手くやるさ」
「ハッ。違いねえ」
ホムラフラムはシャルルルカから一つ席を開けて、カウンター席に座った。
酒を頼もうとしたところで、シャルルルカが口を挟む。
「ところで、ホムラフラム先生、君はいける口かい?」
「飲めなきゃ酒場に来ねえよ。……いや、てめえは飲めねえのにここに来たのか」
「飲めるのなら僥倖……。ここに丁度、飲み手を失った麦酒があるんだがね」
そう言って、シャルルルカはグラスを差し出す。
ホムラフラムは再び「ハッ」と笑った。
「言い方が回りくどいな、てめえ」
「ユーモラスと言ってくれ」
ホムラフラムはシャルルルカからグラスを奪い取ると、グビグビと麦酒を飲む。
「良い飲みっぷりだ。もう一杯どう?」
「良いのかよ」
「あんたが酔い潰れる様を見てみたくなった」
「てめえの金が尽きるのが先だぜ?」
シャルルルカとホムラフラムはグラスをぶつけ合い、笑い合った。
□
翌日、職員室にて。
ピエーロはアーヒナヒナに話しかける。
「昨日、シャルルルカ先生とホムラフラム先生が中庭で大暴れしたらしいですな。アーヒナヒナ先生が止めたとか?」
「……まあな」
アーヒナヒナは浮かない顔で答える。
「全く、これから毎日、同僚として顔を突き合わせるというのに、困ったものだ」
「ホムラフラム先生は【大精霊の守り人】として、長い間火山籠りしていた野蛮人ですからな。下界の常識など知らんのでしょう」
ピエーロは馬鹿にしたように笑う。
「そのまま、二人で潰し合ってくれれば良いんですがな」
「──誰と誰が潰し合って欲しいんだ?」
ホムラフラムが顔を出す。
ピエーロは顔をこわばらせた。
「ゲエッ、野蛮人……」
「よお、ボンボン。野蛮人ってなァ俺のことか?」
「そ、そんな訳ないでしょう。ハハ、ハ……」
ピエーロは愛想笑いをする。
──この野蛮人を敵にすれば、炎の精霊の目が怖い。機嫌は取っておかなければ……。
「ふーん。そうかい」
ホムラフラムはボリボリと頭をかきながらそう言って、その場から離れた。
「何故こいつがA組の担任なのだ……。我が輩の方が相応しいのに……」
ピエーロは小声でブツブツと不満を呟いた。
「なんか言ったか?」
ホムラフラムは振り向いた。
「な、何も言ってません!」
ピエーロはぶんぶんと首を横に振って否定した。
「おはよう、教員諸君」
そう言いながら、シャルルルカが職員室に入ってきた。
シャルルルカは真っ直ぐホムラフラムに向かっていく。
あの二人が向かい合ったことで、職員室内に緊張が走った。
ホムラフラムは口を開いた。
「よう、シャーリィ」
──〝シャーリィ〟!?
職員室にいた教師一同、驚いた。
「やあ、ホムホム」
──〝ホムホム〟!?
職員室にいた教師一同、更に驚いた。
「昨日は無事に帰れたか? 大分酔ってたみたいだが」
「起きたらゴミ捨て場だったわ」
「そこまで酔えるのも一種の才能だな」
「そんなに褒めんなよ」
「貶してるんだが?」
ホムラフラムはシャルルルカと肩を組んだ。
「なあ、また奢ってくれよ」
「気が向いたらな」
──なんなんだ、この二人……。
昨日、中庭で殺し合ってたとは思えない距離感に、アーヒナヒナの頭は理解を拒否した。
とある男が立ち寄った。
その男はとんがり帽子と真っ黒なローブという、魔法使いらしい装いだった。
加えて、長い藤色の髪と金色の瞳──かの大魔法使いシャルルルカを想起させる特徴を持っていた。
男は酒場のカウンター席に座る。
すると、露出の多い服を着た女性が男の隣に座った。
「こんにちはぁ。貴方もしかしてぇ、あの伝説の大魔法使いシャルルルカ様ですかぁ?」
女性は大分酔っているらしい。
頬は朱をさし、体をゆらゆらと揺らしている。
「如何にも」と男は笑った。
「やっぱりぃ! アタシぃ、シャルルルカ様のファンなんですぅ」
そう言って、女性はシャルルルカの腕に巻き付いた。
腕に女性の柔らかいものが当たり、シャルルルカはほくそ笑んだ。
──顔はまあまあだが、体は好みだな。今日はこいつを持ち帰っちまおうか……。
これから彼女に触れることを妄想して、彼は舌舐めずりをする。
──全く、大魔法使いシャルルルカ様々だぜ。
シャルルルカはその場にいない英雄に感謝した。
今、酒場のカウンター席に座っているシャルルルカは、シャルルルカの名を騙る偽物であった。
髪色は染髪して紫色に変え、瞳の色は魔法で金色にした。
あとは、魔法使いの帽子と服を揃えるだけ。
彼がシャルルルカ・シュガーの名前を騙る理由はただ一つ。
女性から言い寄られたり、酒や食べ物を奢られたりなど、良い思いが出来るからだ。
──バレる心配はねえ。ほとんどの人は本物を見たことはねえし、この広い世界で本物と出会う確率も低いんだ。騙るだけ得──。
「隣、失礼しても?」
シャルルルカは偽物のシャルルルカにそう言った。
偽物は人当たりの良い笑顔を向ける。
「ええ、どうぞ」
シャルルルカは許可を貰うより早く、彼の隣の椅子に腰掛けた。
──なんだ、こいつ?
偽物は眉をひそめる。
シャルルルカはカウンターに頬杖をつき、偽物にべったりとくっつく女性の顔をじっと見つめた。
女性は居心地が悪そうに目を逸らした。
「あ、アタシ、お邪魔みたいだからもう行くねぇ。じゃあねぇ、シャルルルカ様ぁ」
女性は偽物からするりと手を離して立ち上がると、千鳥足でカウンター席から離れた。
──チッ。上物だったのに……。
偽物は心の中で舌打ちをした。
女が去ったことを気にせず、シャルルルカは明るい調子で言った。
「貴方があの大魔法使いシャルルルカとは驚きです。出会えた幸運を祝して、一杯奢らせて下さい」
その言葉を待っていた、と偽物はニヤリと笑う。
──女を逃したんだ。代わりにたくさん飲ませて貰うぜ。
「では、お言葉に甘えて。麦酒を一杯」
「おや、大魔法使いシャルルルが酒嫌いだとご存じでない? 結構有名な話なのですがね」
偽物は「はは」と笑う。
「それは誤解です。戦乱の最中、酒を楽しむ余裕がなかっただけ。それがいつしか、『酒嫌いだ』と言われるようになってしまって……」
「ええ、彼は酒が嫌いではない。酒に嫌われていただけ。一口飲んだだけで前後不覚になってしまう。だから、彼は飲まなかった」
店主が偽物の前に麦酒を置いた。
偽物はそれを飲む気にはなれなかった。
「知らなかったようですね」
シャルルルカは店主にフルーツジュースを頼んだ。
その間、偽物は思考を巡らせる。
──こいつ、妙に自信がある。シャルルルカと共に戦ったことがある兵士か何かか? だったら、分が悪ぃ。さっさと飲んでトンズラしちまおう……。
「……ああ、申し遅れました。私はシャルルルカ・シュガー……貴方と同姓同名の別人です」
「なっ……!」
──本物……!? いや、まさか。本物がこんなナリをしてる訳……!
確かに、彼は噂通り、藤色の髪と金色の瞳を持っている。
しかし、ずたぼろの帽子と服から、英雄と呼ばれる人間だとは到底思えない。
それに、口元の詐欺師のような笑み……。
──こいつも俺と同じで、シャルルルカの名前を利用したいのか……?
それならば、わざわざ話しかけたりするだろうか。
もう一人の〝シャルルルカ〟がいるのならば、黙って別の酒場に行き、堂々とシャルルルカを騙れば良い。
こいつの目的がわからない。
偽物は焦る。
店主はシャルルルカにフルーツジュースを差し出した。
シャルルルカはグラスを待ち上げ、フルーツジュースの氷をからからと鳴らす。
「ちなみに、私は酒が飲めませんが、飲ませるのは好きでね」
先程、偽物が頼んだ麦酒をスッと差し出す。
「ここはどうぞ。私の奢りで。シャルルルカ様?」
シャルルルカはニヤニヤと笑う。
それを見た途端、得体の知れない気持ちの悪さが胃を襲った。
ガタン、と偽物は思わず大きな音を立てて立ち上がってしまった。
「おや、飲まれないんですか?」
「え、ええ。少し用事を思い出しまして……」
「それは残念です」
偽物はそそくさと酒場を出て行った。
シャルルルカは偽物を見送った後、残った麦酒をぼんやりと見つめた。
□
「良い趣味してんなァ、シャルルルカ」
火の精霊サラマンダーを連れた男──ホムラフラムがシャルルルカに話しかける。
「なんだ。見てたのか。ホムラフラム先生」
ホムラフラムは肩を竦めた。
「大魔法使い様の名を騙ってりゃ嫌でも耳につく」
「何、よくいる小物さ。酒場でちやほやされるために私の名を騙る。奢る奴も偽物だと理解しつつも持て囃す」
「酒の席は楽しめりゃ何でも良いからなぁ」
「本物としては面白くない」
「本物、ねえ?」
「何か言いたそうだな」
「てめえも偽物なんじゃねえのか」
「偽物なら、もっと上手くやるさ」
「ハッ。違いねえ」
ホムラフラムはシャルルルカから一つ席を開けて、カウンター席に座った。
酒を頼もうとしたところで、シャルルルカが口を挟む。
「ところで、ホムラフラム先生、君はいける口かい?」
「飲めなきゃ酒場に来ねえよ。……いや、てめえは飲めねえのにここに来たのか」
「飲めるのなら僥倖……。ここに丁度、飲み手を失った麦酒があるんだがね」
そう言って、シャルルルカはグラスを差し出す。
ホムラフラムは再び「ハッ」と笑った。
「言い方が回りくどいな、てめえ」
「ユーモラスと言ってくれ」
ホムラフラムはシャルルルカからグラスを奪い取ると、グビグビと麦酒を飲む。
「良い飲みっぷりだ。もう一杯どう?」
「良いのかよ」
「あんたが酔い潰れる様を見てみたくなった」
「てめえの金が尽きるのが先だぜ?」
シャルルルカとホムラフラムはグラスをぶつけ合い、笑い合った。
□
翌日、職員室にて。
ピエーロはアーヒナヒナに話しかける。
「昨日、シャルルルカ先生とホムラフラム先生が中庭で大暴れしたらしいですな。アーヒナヒナ先生が止めたとか?」
「……まあな」
アーヒナヒナは浮かない顔で答える。
「全く、これから毎日、同僚として顔を突き合わせるというのに、困ったものだ」
「ホムラフラム先生は【大精霊の守り人】として、長い間火山籠りしていた野蛮人ですからな。下界の常識など知らんのでしょう」
ピエーロは馬鹿にしたように笑う。
「そのまま、二人で潰し合ってくれれば良いんですがな」
「──誰と誰が潰し合って欲しいんだ?」
ホムラフラムが顔を出す。
ピエーロは顔をこわばらせた。
「ゲエッ、野蛮人……」
「よお、ボンボン。野蛮人ってなァ俺のことか?」
「そ、そんな訳ないでしょう。ハハ、ハ……」
ピエーロは愛想笑いをする。
──この野蛮人を敵にすれば、炎の精霊の目が怖い。機嫌は取っておかなければ……。
「ふーん。そうかい」
ホムラフラムはボリボリと頭をかきながらそう言って、その場から離れた。
「何故こいつがA組の担任なのだ……。我が輩の方が相応しいのに……」
ピエーロは小声でブツブツと不満を呟いた。
「なんか言ったか?」
ホムラフラムは振り向いた。
「な、何も言ってません!」
ピエーロはぶんぶんと首を横に振って否定した。
「おはよう、教員諸君」
そう言いながら、シャルルルカが職員室に入ってきた。
シャルルルカは真っ直ぐホムラフラムに向かっていく。
あの二人が向かい合ったことで、職員室内に緊張が走った。
ホムラフラムは口を開いた。
「よう、シャーリィ」
──〝シャーリィ〟!?
職員室にいた教師一同、驚いた。
「やあ、ホムホム」
──〝ホムホム〟!?
職員室にいた教師一同、更に驚いた。
「昨日は無事に帰れたか? 大分酔ってたみたいだが」
「起きたらゴミ捨て場だったわ」
「そこまで酔えるのも一種の才能だな」
「そんなに褒めんなよ」
「貶してるんだが?」
ホムラフラムはシャルルルカと肩を組んだ。
「なあ、また奢ってくれよ」
「気が向いたらな」
──なんなんだ、この二人……。
昨日、中庭で殺し合ってたとは思えない距離感に、アーヒナヒナの頭は理解を拒否した。
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