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限界オタクと推しとメインキャラと。
ゾンビ男子、失敗する
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塔の下のゾンビ達に別れを告げ、ノヴァ、リブラ、シュタインボック、スコルピオンの四人は来た道を戻る。
──ゾンビ達、元気そうで良かった。
ノヴァは周囲に気を配りながら歩みを進める。
暫くして、おんぼろ橋に差し掛かった。
橋が落ちないように、一人ずつ、橋を渡っていく。
一番手はリブラだ。
橋の安全性を再度確認するため、最初に渡ることとなった。
リブラは危なげなく、橋を渡り切った。
「次は誰じゃ?」
「ジジイが行けよ。次は俺様、最後はこいつ」
「逃げるなよ、二人共」
「逃げてどうなるよ。ここはゾンビの巣窟なんだぜ?」
「……それもそうじゃな。では、わしがわたている最中、くれぐれも橋を落としてくれるなよ。特にスコ坊」
「わーってるって」
スコルピオンはしっし、とシュタインボックを追い払うように手を振った。
シュタインボックはおんぼろ橋を渡っていく。
「おい、ノヴァ。ちょっとこっち来い」
スコルピオンは橋から少し離れた一本の木の下で、ノヴァを手招きした。
ノヴァはスコルピオンをに近寄る。
「なんだ? スコルピオン」
「さっき、ちょっとミスってたみたいでよォ。木の枝に糸が引っかかっちまってんだよ」
スコルピオンが指差した木の枝をよく見ると、一本の糸が引っかかってる。
「枝を折ってくれねえか」
ノヴァは訝しげにスコルピオンを見る。
表情からは何も読み取れない。
ノヴァは続いて、木の枝に引っかかってる糸の方をよく観察した。
糸は橋の方に繋がっていない。
木の幹にぐるぐると巻かれた糸から、一本だけはみ出しているようだ。
──この糸一本で橋を支えてる訳じゃなさそうだ……。
「橋が落ちそうだったら、俺様が何とかするからよ。橋の近くで見とくから、そっちは頼むわ」
ノヴァは頷いた。
「ああ、わかった」
スコルピオンはその場を離れ、橋のそばに立つ。
そして、ノヴァに目配せした。
ノヴァは頷いて、糸の引っかかった枝を折った。
しゅるり、と切れた糸が橋へと向かっていく。
「え──」
──これ、不味いじゃ……!
ノヴァはスコルピオンに目を向ける。
「スコルピオン!」
スコルピオンは笑うだけで、何もしなかった。
──どうして……!
おんぼろ橋の上には今、シュタインボックがいる。
橋が落ちる。
「お──?」
シュタインボックの体が宙に浮いた。
「シュタインボック様っ!」
ノヴァは届かないとわかっていながら、シュタインボックに手を伸ばす。
──《死霊の指揮者》でオレの体を──いや、崖の下には、落ちたゾンビ達がいる!
「《死霊の指揮者》!」
崖の下にいるゾンビ達を、シュタインボックの落下位置にかき集めた。
──せめて、クッションになるように!
どさり、とシュタインボックは崖の下に落下した。
ノヴァは崖の下を覗き見る。
「シュタインボック様! ご無事ですか!?」
「ああ……! 何とか無事じゃ!」
シュタインボックはゾンビに埋もれながら返事をした。
ゾンビ達はちゃんとクッションになってくれたようだ。
ノヴァはほっと息をついた。
「ああー。惜っしいー……」
スコルピオンがシュタインボックを見下ろして、ぽつりと呟いた。
ノヴァはスコルピオンの顔を見た。
──オレを騙したのか……。
「貴様、何をした」
リブラが対岸から問い詰める。
「俺様は何もしてないぜ?」
「嘘をつくな」
「俺様がてめえらに危害を加えられないの知ってんだろ? 従属契約でよお。てめえの弟が、橋を繋いでた、大事な糸を取ったんだ」
「貴様が折らせたんだろう。ノヴァにも貴様と同じ命令をしてある。ノヴァが人間に危害を加えることはない」
「じゃあ、悪意なく斬っちまったんだなァ。てめえの弟、とんだ考えなしだな?」
「貴様──!」
「──兄貴!」
ノヴァが慌ててリブラの腕を掴む。
「と、とりあえず、今はシュタインボック様を助けよう」
「……フゥー──……」
リブラは眼鏡のつるを掴み、眼鏡の位置を正し、崖の下を見る。
「……そうですね」
□
シュタインボックがスコルピオンに命令し、《星を繋ぐ糸》の糸で、シュタインボックを崖の下から引き上げた。
シュタインボックはその場に座り、膝を立てて、ふう、と息をつく。
「申し訳ありません! シュタインボック様!」
ノヴァはシュタインボックに手をついて頭を下げた。
「オレの不注意で橋を落としてしまって……!」
「──良い」
「え……?」
「もう良い。この遠征は終いじゃ」
シュタインボックは杖をついて立ち上がる。
「スコルピオン、橋をかけ直せ」
「うへー。橋かけんのやだなあ。向こうで眼鏡が鬼の形相で睨んでやがる」
「当然じゃろう。このまま王国に帰らず、【墓場の森】で一生を過ごすつもりか?」
「説教される方がマシか……」
スコルピオンは前回と同じように橋をかけ直し始めた。
「ま、待って下さい! オレ、まだ──」
ノヴァは額を地面につけた。
「お願いします! もう一度だけ、オレにチャンスを下さい! 次は必ず、失敗しませんから!」
「次はない」
シュタインボックはそう吐き捨てる。
「そなたの気持ち、能力はわかった。──そなたの力は重要な戦力となろう」
「え……」
「協力してくれるな? ノヴァよ」
ノヴァは素直に頷けなかった。
騙されたとはいえ、自分の不注意でシュタインボックを危険に晒してしまった。
──オレは……戦いの役に立つのか……? 足手纏いになるだけなんじゃ……。
ノヴァは視線を下に落とす。
「でも、オレ……」
「言っておくが、スコ坊がわしを暗殺しようとするのはこれが初めてではない」
「えっ」
ノヴァは顔を上げた。
シュタインボックはフッと笑いながら、スコルピオンを見る。
「今回の件で、刑期はまた延びることになるじゃろう」
「ジジイを殺せば、従属契約はリセット。俺様は晴れて自由の身だろ?」
スコルピオンはニヤニヤと笑った。
「逃げ切れると思っているところが、愚かじゃのう」
ノヴァは不思議に思った。
殺されかけたのに、シュタインボックはまるで子供の悪戯を見つけたような反応をしている。
「さて、改めて──我々に協力してくれ、ノヴァよ」
ノヴァは力強く頷いた。
「は、はい! オレ、頑張ります!」
──ゾンビ達、元気そうで良かった。
ノヴァは周囲に気を配りながら歩みを進める。
暫くして、おんぼろ橋に差し掛かった。
橋が落ちないように、一人ずつ、橋を渡っていく。
一番手はリブラだ。
橋の安全性を再度確認するため、最初に渡ることとなった。
リブラは危なげなく、橋を渡り切った。
「次は誰じゃ?」
「ジジイが行けよ。次は俺様、最後はこいつ」
「逃げるなよ、二人共」
「逃げてどうなるよ。ここはゾンビの巣窟なんだぜ?」
「……それもそうじゃな。では、わしがわたている最中、くれぐれも橋を落としてくれるなよ。特にスコ坊」
「わーってるって」
スコルピオンはしっし、とシュタインボックを追い払うように手を振った。
シュタインボックはおんぼろ橋を渡っていく。
「おい、ノヴァ。ちょっとこっち来い」
スコルピオンは橋から少し離れた一本の木の下で、ノヴァを手招きした。
ノヴァはスコルピオンをに近寄る。
「なんだ? スコルピオン」
「さっき、ちょっとミスってたみたいでよォ。木の枝に糸が引っかかっちまってんだよ」
スコルピオンが指差した木の枝をよく見ると、一本の糸が引っかかってる。
「枝を折ってくれねえか」
ノヴァは訝しげにスコルピオンを見る。
表情からは何も読み取れない。
ノヴァは続いて、木の枝に引っかかってる糸の方をよく観察した。
糸は橋の方に繋がっていない。
木の幹にぐるぐると巻かれた糸から、一本だけはみ出しているようだ。
──この糸一本で橋を支えてる訳じゃなさそうだ……。
「橋が落ちそうだったら、俺様が何とかするからよ。橋の近くで見とくから、そっちは頼むわ」
ノヴァは頷いた。
「ああ、わかった」
スコルピオンはその場を離れ、橋のそばに立つ。
そして、ノヴァに目配せした。
ノヴァは頷いて、糸の引っかかった枝を折った。
しゅるり、と切れた糸が橋へと向かっていく。
「え──」
──これ、不味いじゃ……!
ノヴァはスコルピオンに目を向ける。
「スコルピオン!」
スコルピオンは笑うだけで、何もしなかった。
──どうして……!
おんぼろ橋の上には今、シュタインボックがいる。
橋が落ちる。
「お──?」
シュタインボックの体が宙に浮いた。
「シュタインボック様っ!」
ノヴァは届かないとわかっていながら、シュタインボックに手を伸ばす。
──《死霊の指揮者》でオレの体を──いや、崖の下には、落ちたゾンビ達がいる!
「《死霊の指揮者》!」
崖の下にいるゾンビ達を、シュタインボックの落下位置にかき集めた。
──せめて、クッションになるように!
どさり、とシュタインボックは崖の下に落下した。
ノヴァは崖の下を覗き見る。
「シュタインボック様! ご無事ですか!?」
「ああ……! 何とか無事じゃ!」
シュタインボックはゾンビに埋もれながら返事をした。
ゾンビ達はちゃんとクッションになってくれたようだ。
ノヴァはほっと息をついた。
「ああー。惜っしいー……」
スコルピオンがシュタインボックを見下ろして、ぽつりと呟いた。
ノヴァはスコルピオンの顔を見た。
──オレを騙したのか……。
「貴様、何をした」
リブラが対岸から問い詰める。
「俺様は何もしてないぜ?」
「嘘をつくな」
「俺様がてめえらに危害を加えられないの知ってんだろ? 従属契約でよお。てめえの弟が、橋を繋いでた、大事な糸を取ったんだ」
「貴様が折らせたんだろう。ノヴァにも貴様と同じ命令をしてある。ノヴァが人間に危害を加えることはない」
「じゃあ、悪意なく斬っちまったんだなァ。てめえの弟、とんだ考えなしだな?」
「貴様──!」
「──兄貴!」
ノヴァが慌ててリブラの腕を掴む。
「と、とりあえず、今はシュタインボック様を助けよう」
「……フゥー──……」
リブラは眼鏡のつるを掴み、眼鏡の位置を正し、崖の下を見る。
「……そうですね」
□
シュタインボックがスコルピオンに命令し、《星を繋ぐ糸》の糸で、シュタインボックを崖の下から引き上げた。
シュタインボックはその場に座り、膝を立てて、ふう、と息をつく。
「申し訳ありません! シュタインボック様!」
ノヴァはシュタインボックに手をついて頭を下げた。
「オレの不注意で橋を落としてしまって……!」
「──良い」
「え……?」
「もう良い。この遠征は終いじゃ」
シュタインボックは杖をついて立ち上がる。
「スコルピオン、橋をかけ直せ」
「うへー。橋かけんのやだなあ。向こうで眼鏡が鬼の形相で睨んでやがる」
「当然じゃろう。このまま王国に帰らず、【墓場の森】で一生を過ごすつもりか?」
「説教される方がマシか……」
スコルピオンは前回と同じように橋をかけ直し始めた。
「ま、待って下さい! オレ、まだ──」
ノヴァは額を地面につけた。
「お願いします! もう一度だけ、オレにチャンスを下さい! 次は必ず、失敗しませんから!」
「次はない」
シュタインボックはそう吐き捨てる。
「そなたの気持ち、能力はわかった。──そなたの力は重要な戦力となろう」
「え……」
「協力してくれるな? ノヴァよ」
ノヴァは素直に頷けなかった。
騙されたとはいえ、自分の不注意でシュタインボックを危険に晒してしまった。
──オレは……戦いの役に立つのか……? 足手纏いになるだけなんじゃ……。
ノヴァは視線を下に落とす。
「でも、オレ……」
「言っておくが、スコ坊がわしを暗殺しようとするのはこれが初めてではない」
「えっ」
ノヴァは顔を上げた。
シュタインボックはフッと笑いながら、スコルピオンを見る。
「今回の件で、刑期はまた延びることになるじゃろう」
「ジジイを殺せば、従属契約はリセット。俺様は晴れて自由の身だろ?」
スコルピオンはニヤニヤと笑った。
「逃げ切れると思っているところが、愚かじゃのう」
ノヴァは不思議に思った。
殺されかけたのに、シュタインボックはまるで子供の悪戯を見つけたような反応をしている。
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