NPCでも冒険したい!!

チム

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外伝 ケンタとアル

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 「よぉーアル今日もログインしとったのかよ」
 「そういうケンタも毎日ログインしてるじゃん」
 「どうなんだよ向こうでは」
 「あぁ現実世界?やっぱり人付き合いって難しいね」
 「まだ高校に慣れてないのかよ」
 「うん、ケンタと別の高校だし仲良い人とか作りにくいし」
 「まぁがんばれよ、よしなら今日も春イベ周回しますか」
 「うん、いいよ」 
 今は花見イベントがやっていて、モンスターを倒すとごく稀に特殊スキルがついた武器が落ちる。
 「あぁーやっぱり今日も落ちねえか」
 「確率低いらしいしそうとう運が良くないとね」
 「そこそこ俺も運いいと思うんだがな、休憩したらまた行こうぜ」
 「ねぇそこの君たち私も一緒に行っていい?」急に知らない冒険者に声をかけられてびっくりした。
 「まぁ別にいいけどな、なぁアル?」
 「うん僕も別にいいよ」
 「ありがとう、私も春イベの武器落ちないかモンスター倒してるとこだったんだよね」
 まぁ春イベで落ちる武器は相当強いらしいから集めるやつがおってもおかしくはないがこの人普通の冒険者とは違うような。
 そう思ったが効率的にも俺らは三人で狩をした。
 「今チャンス、ケンタよろしく」
 「おう任された」
 よし倒せた。
 「やるね君たち、でも所詮ゲームをプレイして決まった行動しかしてないんだろうけど」
 「うん?なんか言ったか?」
 「いやなにも」
 「そうか、ならいいんだがドロップアイテム確認と…」
 「ケンタなんか出たの?」
 「いやそれが落ちたんだよ」
 「なにが?」
 「だから春イベの武器」あまりに急に出たので実感がなかった。
 「私、鑑定スキルあるから確認してあげるから貸して」
 「おう、よろしく」
 この時俺はなんでこの人を信頼したんだと後悔した。
 「うん、本物だねスキルは…」
 <スキル>
 桜吹雪に身を隠し一定時間どんなものからも認識不可能
 「へーいいアイテムじゃん」
 「どんなスキルだったんだ」
 「実際に使ってみた方がいいよね」
 その瞬間マップやパソコンの画面上からはその冒険者の姿は消えた。
 「ありがとうこれは、私が使うね」
 「おいそれは、俺のだぞ」
 「私の名前は…」
 その名前をかき消すかのように暴風が吹いた。

 「なんで今頃こんな前の夢を見直したんだろ」
 「そう言えばあいつが言っていた名前聞き取れたような」
 「確か…あっ、あいつかもしかしたらナキ達が」
 急いでケンタはパソコンに、向かい電源をつけアルにメッセで
 「あの前見たことあるって言っていた鍛治士の女の正体わかったぞ、今からログインできるか?」
 本当にあいつだったらナキ達がはめられるかもしれない。
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