グリムストーリー

チム

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わがままな赤ずきん

間違ったスタート

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 俺は神と名乗る人物によって童話の中の世界に入った。
 確かあの神が言ったことが正しければ自分の好きな童話の中だったよな、まぁ俺の好きな童話って言ったら赤ずきんだしここは、赤ずきんの世界だろうそれに…
 「俺の格好まるっきり狩人じゃないかよ」なんか叫びたくなって叫んでしまった。
 「そうですよ僕言いましたよね奏多さん、役になってもらうって」
 そこには手のひらサイズのあの神がいた。
 「なんで俺の名前をそれに、君が分身なの?」確かにあの神に似てるような
 「神だから名前くらい知ってるでしょう他に聞きたいことがないなら物語を始めるけどいいかい?」
 「なら質問、掲示板に書いてあったクエストってなに?」
 「そういえば言ってなかったですね今回のクエストは、狼を制御せよです」
 「狼を制御それってどういう意味?」
 「それは話せません、攻略方法は自分で見つけてください」
 「最後に一つ聞いていいか、この世界はなんで危機的状況にあるんだ?」
 「普通の物語とは異なってしまったからです、さぁ質問も終わりましたし開始します。それと開始したら僕は消えるので、では」そう言って神の分身は消えた。
 「始まったという、ならここは赤ずきんの家というわけか覗くのは悪いと思うが話がどう違うのかわからないし仕方ないよな」そう言って中を覗くと、いた赤ずきんを被った少女。
 耳を立てて聴いてみると
 「赤ずきんや、おばあさんが病気になってしまったのよ。おばあさんはお前をとっても可愛いがってくださったのだから、お見舞いに言ってあげなさい、きっと喜んでくださるから」
 おぉ本当に始まってやがる、ここら辺はいつも通りの赤ずきんだなここで赤ずきんが「はい、お母さん」って言っておばあさんのとこに行くんだよな。
 「えーやだよおばあさんが病気なのはわかったけど森は危ないって聞いたよ、そんなとこに私一人で行きたくない代わりにお母さんが言ってきてよ」
「そう言わず、いつもいつも甘やかしてる分、今日くらいおばあさんのとこ行ってきてよ」
 「あんな暗いとこ行きたくないの」
 うん?なんかいつもと違うような…
 「もうお母さんが代わりに行くからいいです」
 「やった」
 えっまってこれ赤ずきんだよね、なんでお母さん行っちゃうの。
 やば、お母さん出てきちゃった、隠れとかないと。
 「はぁなんであんなわがままな子に育っちゃったんだろう」
 そして、お母さんは森の中に入って行きました。
 ついて行ってみるか、森を突き進んでいくとお花畑が見えた。
 確かここで狼が出るんだよな。
  あれ?何事もないぞ。
それからおばあさんの家に着くまで狼に出会わなかった。
 あれ?狼でないじゃんどうなってるの?
 そして、無事赤ずきんの待つ家まで帰ってきました。                              ~完~
 うん?終わったと同時に人の動きも止まるのかこれは、失敗ってことかこうなったら確か「リセット」
 時間が戻り元の状態に戻った。
 まずは、赤ずきんをどうにかしなくちゃだな。
 

 
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