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◇第二章◇ 知人は友人になりますか?
第二十話 「目が潰れない程度には悪くないです」
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「……それで? あなた方は何をされていたのですか? 本日は使用人の職務を教授される日でしょう?」
「……はい。してもらっていました」
私をひとしきり説教したレイモンドさんは、胸ポケットから出したハンカチーフでモノクルを磨きながら言葉を投げかけてきた。
「……理解しました。その導入部分であるのが、先程の洗濯装置の件ですね?」
「はい」
「……アンナ、こいつに物を教えるのは諦めなさい。あなたの身が持ちません」
「そっそんなことはないですよ! ……たぶん」
「…………ごめんなさい」
そっと目を逸らして斜め下を向くアンナさんには、謝罪しかでません。導入なのにつまづくなんて、手の施しようがないよね、私。
「あ、あの。やっぱり私、諦め――」
「仕方ありませんね。私が立ち会います」
「……え?」
磨き上げたモノクルを鼻にかけなおして、レイモンドさんは深い溜息をこぼした。
「私がいれば、先程のような事態になる以前に防ぎきることが可能です。あなたにこれ以上、屋敷を破壊させません」
「……」
壊してません。壊しそうになっただけです。
でも、言い返したいけど、レイモンドさんの『何か文句でも?』って感じの無言の冷たい眼光に押されるしかない。
……だけど、レイモンドさんがいると心強いのは事実だから、ここは素直に頷いてお願いしなきゃね。
「あの……お願い、します」
「……それでアンナ。洗濯は本日はもう断念するとして。次は、どこへ向かうつもりだったのですか」
「はい、洗濯は後日改めて挑戦させていただきます! そうですね、調理場の説明でもさせていただこうかと考えていました」
私のお願いの言葉は無視ですかレイモンドさん。
そして、洗濯を今日はやめとくのは賛成ですけど、『挑戦』って何に挑戦するんですかアンナさん。むしろ、それは私ですよね?
「調理場ですか。……やめましょう」
「レイモンド様! お気持ちはお察しいたしますが、避けて通れるものではございませんので……」
「…………止むを得ませんか」
あの、何故お二人とも沈痛な表情を?
なんとなく理由は私だってわかるけど、さすがにちょっと傷つくんだけどな……。
「行きましょう。そして迅速に片づけましょう。厄介な案件は早急に手を付けるに限ります」
レイモンドさん、厄介な案件って言い方はやめてください。
あとアンナさん、どうして戦場に行く兵士みたいな顔つきなんですか。何か命について覚悟を決めたのですか。
◇◇◇
「ここが調理場です!」
広々とした空間の中央に調理台がドーンと大きいのが3つ、隅には同じく大きな樽が5つある。
あの壁沿いにある、私の膝丈くらいのテーブルみたいなのなんだろう? 2つあるけど……。
「この中で皆様のお食事を毎食作っています。本来はコックが複数いるのですが……あいにく人手が足りず、コックは一人しかおりません。なので、お食事の時間が近づくと、その時に限り私達の2、3人がここに配属となっています!」
「あの、さっき声をかけて人がいなくなったのは……」
「避難させたに決まっていますが、何か」
「いいえ。なんでもない、です……」
ああ、やっぱりそう? そうじゃないかなって思ったの。
レイモンドさんの冷静な判断が鋭く刺さるよ。ただ単に料理人さん達の身の安全を守っただけってわかってるからこそ、つらいものがあるね。
「あの。壁にあるテーブルみたいなのって……」
「……先に地雷を踏み抜きに行くなど、あなたは被虐趣味をお持ちのようですね」
「!? ち、ちが、違います、よ!」
何言ってるの、レイモンドさん!
ゴーヤでも食べたみたいな渋い顔して、私をからかってる?
「あれは、『コロエ』と呼ばれる加熱処理に使われる台です。台の上の右端に、赤い魔石がついていますのが見えるでしょう。あの魔石に触れ、火の精霊の力を借りて調理を行います」
今度は赤の魔石……。青は水の精霊だったけど、あの赤の魔石は火の精霊って言ってたから、火の精霊なら魔石の色は赤になるのかな?
コロエってレイモンドさんが言った台に近付いて観察してみる。
台の上の面には、こぶしより一回り大きいサイズのポッカリ空いた穴が2つ。しかもこの面って……木じゃなくて、金属でできてる。これって鉄?
……もしかして、これって私の世界で言うコンロ、だよね?
でも、これが使えたら便利だよね。こっちの世界に来ても、料理とかしてみたい。
元の世界では、私料理しかしなかったから。他の家事もしたけど……そこまでやっていたいものじゃなかった。
洗濯みたいに失敗したくないよ。使いたいっていうのもあるけど、扱うのがあのときよりもっと危険な火だから。もし、さっきみたいに火が噴き出したらって考えると、ゾッとしない。
……下手をしたら火事になっちゃう、よね?
「ほら、使いなさい」
「……あ、の……でも」
「躊躇している時間などありません。さっさとなさい」
「……はい」
レイモンドさんにせっつかれるかたちで、私は魔石に手を伸ばす。絶対、顔ひきつってるよ!
怖い。だけど、いずれ使えるようにならなきゃいけないんだから、今でも後でも変わらないよね。
どうか、普通につきますように。多すぎず少なすぎず、ほどほどの量でいいんです。
「……ついて」
お願いします、どうか。
手が、魔石に触れた。
コロエに、火が灯る。
「あ……!」
「やりましたね、リオン様!」
「……及第点、といったところでしょうか」
パチンと両手を叩いて喜ぶアンナさんの声と、冷静なレイモンドさんの声が聞こえた。
コロエには、息を吹きかけたら一瞬で消えちゃうような、か細い赤色の炎が穴に一つ浮かんでた。
……でも、もし調理することになったら、これじゃ何も炒められないよね。
中指の爪くらいの中火くらいにならないかな?
「! ……できた」
火の大きさが、ちょうどいい大きさになった。
もうちょっとだけ火力を上げて強火、とか……。
「!!」
え、ええ!? うまくいっちゃった。な、なんで?
洗濯の時は、全然調節できなかったのに。
「やればできるではないですか」
「初めてなのにすごいです、リオン様!」
え、えっと……まぐれ、じゃないですよね?
私がコツをつかんだんだってそう信じたいけど、ちょっと自信ない。
いつ、火が超強火になっちゃうかわからないから、もう、念のため消しとこうかな?
火よ、消えろー。消えてくださーい。
「……消えた」
うん、できた。手を放してみても、何も起きない。
「火は扱えるのですね」
「……はい。私もよくわからないけど、できました」
「なるほど。ですが、やはり不安は拭いきれませんね」
ごもっともです。あんなブクブク事件を起こした身としては、反論の言葉もないです。
「いいですか、あなたは周りに人がいるときに家事をなさい。でなければ、マクファーソン家の者の一人として、行動を認めることはできません。危険性が高すぎます。……いいですね?」
「はい」
『いいですね?』って疑問形だけど、ほとんど強制ですねレイモンドさん。でも反対はしません、正論だと思います。
「私は暇ではないので、職務に戻ります」
「……はい、お時間ありがとうございました」
「……嫌味では、なさそうですね」
「…………? 嫌味?」
え? お礼を言うのは、普通だよね?
だって、洗濯の時もたまたま通りかかっただけなのに助けてくれたし、今もコロエを使うのに立ち会ってくれたから……。
レイモンドさんだって用事……あ、職務って言ってたから、お仕事、かな? それがあるはずなのに。
どうして、そんなに不思議そうな顔をしてるの?
「食えないですね」
「あ、あの……」
「なんでもありません。あと、あなたのその服」
「?」
服? ……あ、そっか。そういえば私今、昨日とか一昨日とは違ってメイド服を着てたね。
だけど、服がどうかしたのかな?
あ、もしかして着方が間違ってるの?
レイモンドさんが険しい顔で私を睨んでる。……あの、もしかして、スカートの裾がめくれてたりしていますか?
……うーん? コッソリ後ろ手で触ってみたけど、どこもめくれてなさそう。
それとも、似合わないって言いたいのかな?
「……」
「あ、あの……?」
「目が潰れない程度には悪くないです」
「え?」
目が潰れ……? なんだか怖い言葉が……。
「では、せいぜい使用人見習いとして精進なさい。……どうせ無駄だとは思いますが」
「! は、はい……」
無駄って言われた……レイモンドさん、ハッキリと言いすぎです。
レイモンドさんはそう言うと、さっさと背中を向けて去っていった。
鋭い一言にショックを受けて、完全に彼の姿が見えなくなるまで呆然と見送っちゃってた。
「……よかったですね! リオン様!」
「え? あの……アンナさん、よかったって?」
そんな弾んだ声で話しかけられても、何がよかったの?
「あれ、褒め言葉と激励ですよ! 以前よりも、レイモンド様がリオン様をお認めになられている証拠です!」
「!? え、あの、あれがですか?」
「はい!!」
「…………そう、なんですか」
ニコニコと笑うアンナさんには申し訳ないけど、たぶん違うような……。レイモンドさんのさっきのって、そんなプラスの感情じゃないよ。
でも、もし仮に、アンナさんの言う通りそうだったら……。
レイモンドさんって、とっても不器用な人?
「……はい。してもらっていました」
私をひとしきり説教したレイモンドさんは、胸ポケットから出したハンカチーフでモノクルを磨きながら言葉を投げかけてきた。
「……理解しました。その導入部分であるのが、先程の洗濯装置の件ですね?」
「はい」
「……アンナ、こいつに物を教えるのは諦めなさい。あなたの身が持ちません」
「そっそんなことはないですよ! ……たぶん」
「…………ごめんなさい」
そっと目を逸らして斜め下を向くアンナさんには、謝罪しかでません。導入なのにつまづくなんて、手の施しようがないよね、私。
「あ、あの。やっぱり私、諦め――」
「仕方ありませんね。私が立ち会います」
「……え?」
磨き上げたモノクルを鼻にかけなおして、レイモンドさんは深い溜息をこぼした。
「私がいれば、先程のような事態になる以前に防ぎきることが可能です。あなたにこれ以上、屋敷を破壊させません」
「……」
壊してません。壊しそうになっただけです。
でも、言い返したいけど、レイモンドさんの『何か文句でも?』って感じの無言の冷たい眼光に押されるしかない。
……だけど、レイモンドさんがいると心強いのは事実だから、ここは素直に頷いてお願いしなきゃね。
「あの……お願い、します」
「……それでアンナ。洗濯は本日はもう断念するとして。次は、どこへ向かうつもりだったのですか」
「はい、洗濯は後日改めて挑戦させていただきます! そうですね、調理場の説明でもさせていただこうかと考えていました」
私のお願いの言葉は無視ですかレイモンドさん。
そして、洗濯を今日はやめとくのは賛成ですけど、『挑戦』って何に挑戦するんですかアンナさん。むしろ、それは私ですよね?
「調理場ですか。……やめましょう」
「レイモンド様! お気持ちはお察しいたしますが、避けて通れるものではございませんので……」
「…………止むを得ませんか」
あの、何故お二人とも沈痛な表情を?
なんとなく理由は私だってわかるけど、さすがにちょっと傷つくんだけどな……。
「行きましょう。そして迅速に片づけましょう。厄介な案件は早急に手を付けるに限ります」
レイモンドさん、厄介な案件って言い方はやめてください。
あとアンナさん、どうして戦場に行く兵士みたいな顔つきなんですか。何か命について覚悟を決めたのですか。
◇◇◇
「ここが調理場です!」
広々とした空間の中央に調理台がドーンと大きいのが3つ、隅には同じく大きな樽が5つある。
あの壁沿いにある、私の膝丈くらいのテーブルみたいなのなんだろう? 2つあるけど……。
「この中で皆様のお食事を毎食作っています。本来はコックが複数いるのですが……あいにく人手が足りず、コックは一人しかおりません。なので、お食事の時間が近づくと、その時に限り私達の2、3人がここに配属となっています!」
「あの、さっき声をかけて人がいなくなったのは……」
「避難させたに決まっていますが、何か」
「いいえ。なんでもない、です……」
ああ、やっぱりそう? そうじゃないかなって思ったの。
レイモンドさんの冷静な判断が鋭く刺さるよ。ただ単に料理人さん達の身の安全を守っただけってわかってるからこそ、つらいものがあるね。
「あの。壁にあるテーブルみたいなのって……」
「……先に地雷を踏み抜きに行くなど、あなたは被虐趣味をお持ちのようですね」
「!? ち、ちが、違います、よ!」
何言ってるの、レイモンドさん!
ゴーヤでも食べたみたいな渋い顔して、私をからかってる?
「あれは、『コロエ』と呼ばれる加熱処理に使われる台です。台の上の右端に、赤い魔石がついていますのが見えるでしょう。あの魔石に触れ、火の精霊の力を借りて調理を行います」
今度は赤の魔石……。青は水の精霊だったけど、あの赤の魔石は火の精霊って言ってたから、火の精霊なら魔石の色は赤になるのかな?
コロエってレイモンドさんが言った台に近付いて観察してみる。
台の上の面には、こぶしより一回り大きいサイズのポッカリ空いた穴が2つ。しかもこの面って……木じゃなくて、金属でできてる。これって鉄?
……もしかして、これって私の世界で言うコンロ、だよね?
でも、これが使えたら便利だよね。こっちの世界に来ても、料理とかしてみたい。
元の世界では、私料理しかしなかったから。他の家事もしたけど……そこまでやっていたいものじゃなかった。
洗濯みたいに失敗したくないよ。使いたいっていうのもあるけど、扱うのがあのときよりもっと危険な火だから。もし、さっきみたいに火が噴き出したらって考えると、ゾッとしない。
……下手をしたら火事になっちゃう、よね?
「ほら、使いなさい」
「……あ、の……でも」
「躊躇している時間などありません。さっさとなさい」
「……はい」
レイモンドさんにせっつかれるかたちで、私は魔石に手を伸ばす。絶対、顔ひきつってるよ!
怖い。だけど、いずれ使えるようにならなきゃいけないんだから、今でも後でも変わらないよね。
どうか、普通につきますように。多すぎず少なすぎず、ほどほどの量でいいんです。
「……ついて」
お願いします、どうか。
手が、魔石に触れた。
コロエに、火が灯る。
「あ……!」
「やりましたね、リオン様!」
「……及第点、といったところでしょうか」
パチンと両手を叩いて喜ぶアンナさんの声と、冷静なレイモンドさんの声が聞こえた。
コロエには、息を吹きかけたら一瞬で消えちゃうような、か細い赤色の炎が穴に一つ浮かんでた。
……でも、もし調理することになったら、これじゃ何も炒められないよね。
中指の爪くらいの中火くらいにならないかな?
「! ……できた」
火の大きさが、ちょうどいい大きさになった。
もうちょっとだけ火力を上げて強火、とか……。
「!!」
え、ええ!? うまくいっちゃった。な、なんで?
洗濯の時は、全然調節できなかったのに。
「やればできるではないですか」
「初めてなのにすごいです、リオン様!」
え、えっと……まぐれ、じゃないですよね?
私がコツをつかんだんだってそう信じたいけど、ちょっと自信ない。
いつ、火が超強火になっちゃうかわからないから、もう、念のため消しとこうかな?
火よ、消えろー。消えてくださーい。
「……消えた」
うん、できた。手を放してみても、何も起きない。
「火は扱えるのですね」
「……はい。私もよくわからないけど、できました」
「なるほど。ですが、やはり不安は拭いきれませんね」
ごもっともです。あんなブクブク事件を起こした身としては、反論の言葉もないです。
「いいですか、あなたは周りに人がいるときに家事をなさい。でなければ、マクファーソン家の者の一人として、行動を認めることはできません。危険性が高すぎます。……いいですね?」
「はい」
『いいですね?』って疑問形だけど、ほとんど強制ですねレイモンドさん。でも反対はしません、正論だと思います。
「私は暇ではないので、職務に戻ります」
「……はい、お時間ありがとうございました」
「……嫌味では、なさそうですね」
「…………? 嫌味?」
え? お礼を言うのは、普通だよね?
だって、洗濯の時もたまたま通りかかっただけなのに助けてくれたし、今もコロエを使うのに立ち会ってくれたから……。
レイモンドさんだって用事……あ、職務って言ってたから、お仕事、かな? それがあるはずなのに。
どうして、そんなに不思議そうな顔をしてるの?
「食えないですね」
「あ、あの……」
「なんでもありません。あと、あなたのその服」
「?」
服? ……あ、そっか。そういえば私今、昨日とか一昨日とは違ってメイド服を着てたね。
だけど、服がどうかしたのかな?
あ、もしかして着方が間違ってるの?
レイモンドさんが険しい顔で私を睨んでる。……あの、もしかして、スカートの裾がめくれてたりしていますか?
……うーん? コッソリ後ろ手で触ってみたけど、どこもめくれてなさそう。
それとも、似合わないって言いたいのかな?
「……」
「あ、あの……?」
「目が潰れない程度には悪くないです」
「え?」
目が潰れ……? なんだか怖い言葉が……。
「では、せいぜい使用人見習いとして精進なさい。……どうせ無駄だとは思いますが」
「! は、はい……」
無駄って言われた……レイモンドさん、ハッキリと言いすぎです。
レイモンドさんはそう言うと、さっさと背中を向けて去っていった。
鋭い一言にショックを受けて、完全に彼の姿が見えなくなるまで呆然と見送っちゃってた。
「……よかったですね! リオン様!」
「え? あの……アンナさん、よかったって?」
そんな弾んだ声で話しかけられても、何がよかったの?
「あれ、褒め言葉と激励ですよ! 以前よりも、レイモンド様がリオン様をお認めになられている証拠です!」
「!? え、あの、あれがですか?」
「はい!!」
「…………そう、なんですか」
ニコニコと笑うアンナさんには申し訳ないけど、たぶん違うような……。レイモンドさんのさっきのって、そんなプラスの感情じゃないよ。
でも、もし仮に、アンナさんの言う通りそうだったら……。
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