82 / 164
◇第五章 ルイス編◇ チャラい彼のヒミツに触れます
第三十七話 「私をあなたから締め出さないでください」
しおりを挟む
私の目がルイスの見慣れない三角形の耳に釘付けになっているのをどうとらえたのか、彼はクシャリと表情を#歪__ゆが__#めた。
「醜いだろ? これがあんたに見せたくなかったモンだ」
醜い? ルイスさんはそう思ってるの?
私に見せたくなかったから、あんなに冷たくしてたの?
「普段は出ないように気を張って、予防に封じる魔法までかけてんだ。けど、ここ数日ちょっとした拍子に出るようになった」
でも、さっきまで生えてなかったよね? どうして私とキスをして耳が出るの?
気を張るってことと関係があるの?
「……キスをした理由をまだ聞いてません」
「コレは出るのは感情が過剰に高ぶったときしかない。一番手っ取り早い方法だったからやった。それだけだ」
そんな理由で、私キスされたの?
見せるための……嫌われるための手段として?
「……っ」
止まっていたはずの涙があふれてくる。にじむ世界の中、ルイスさんは私の様子なんて気にもしないで静かに話しかけた。
「……あんただって、これで俺に幻滅しただろ?」
「!」
もしかして、無理矢理することで嫌がられることも計算に入れてるの?
完全に私に嫌われるために?
だとしたら……。
「ムカつきます」
「は?」
胸の中でもやっとしてた物が、イライラになって私を動かした。
グツグツ煮えそうなくらいの想いがせり上げてきて、それをそのまま口にした。
「あのですね。私、ファーストキスだったんです。それをどうしてわざわざ、こんな方法で奪われないといけないんですか」
悲しいし、悔しい。
ルイスさんにとってキスはどうでもいいものなんだって、当たり前みたいにしてるんだって感じちゃうことだったから。
私にとってルイスさんは、以前の関係を簡単に崩してもいいような相手に思われたんだってとらえられて。その程度の関係しか、築けてなかったの?
キッと真上にあるルイスさんの顔を睨みつけると、彼はたじろいだ。さっきはあんなことをして平然としてたくせに、その反応はなんですか。
「耳なんてどうだっていいです! そんなの生えたって、コスプレかなぁくらいにしか思いません!」
「は? どうだっていいって…………コスプレってそもそもなんだよ?」
なんかルイスさんが呆然と聞き返したりしてるけど知りません!
ルイスさんだって話を無視して横暴な行動をしたんだから、私だっていちいち答えたりなんかしないです!
元をたどっても、ルイスさんの論の根本が違うよ。
この世界に来てから、魔法とかファンタジーな事に触れてきた。元の世界には空想のこととしか描かれてなかったものがたくさん存在してて、この世界の常識とかに驚いてばっかりだった。
今更、獣の耳の有る無しで引くとか引かないとか、そんな次元は通り越してるんだから。
「見くびらないでください。私はそんなことでルイスさんへの気持ちを変えたりなんかしないです!」
「!」
今までルイスさんがどんな人達と出会って、どんな目を向けられてきたのかはわからない。でもきっと、彼の様子から獣の耳を見つけられた途端に嫌悪感を持たれたのかもしれない。
だとしても、それが私まで一緒だなんて勘違いされるのは心外でしかないよ。
もしも、ルイスさんが人からの接し方が変わってしまうことに怯《おび》えてるんだとしたら。
それが原因で、女の人なら誰でも優しくしてるっていうナンパな態度につながっているのなら。
全力でそんなことないって、否定したい。
そういう人ばっかりじゃないんだよって。少なくとも、私は違うってことはわかっていてほしい。
人の価値観って、そんな簡単なものじゃないって思うよ。
「勝手な決めつけで、私をあなたから締め出さないでください」
どうか、受け入れられるはずがないなんて前提を立てて、壁を作らないで。
だって、違うはずだよ。
獣の耳が生えていたって、いなくたって、今まで過ごしてきた時間で積み上げた思い出の中身まで変わらないでしょ?
――例え、彼が私自身を見てなかったことがあったとしても。
「お願いです。『私』を、『私じゃない他の誰か』として見ないでください。私として…………リオン・クガとして、ルイスさんに認めてほしいんです」
彼の目が大きく見開く。私の嘆願が出るなんて全く思いもしなかったみたいで、信じられないって気持ちが彼の顔から読み取れた。
「……いつから気づいたんだよ?」
「花祭りの頃から違和感は感じてました。明確にわかったのは、あのバジリスクに襲われたときです」
最初は些細な違和感。目が合っているはずなのに、彼の瞳に私が映っている気がしなかったとき。
一度悟ってしまったら、その後は知らないフリをするしかなかった。
「どうして、わかったんだ?」
「……私も、同じでしたから」
私はルイスさんに、先輩を重ねていた。
「ああ、そっか。俺ってあんたの『先輩』って奴とそっくりだったな」
「はい」
私が先輩に会えないように、彼が私を通して見つめていた誰かとはルイスさんにとっては会うのが困難な人なのかもしれない。
「その相手は誰ですか?」なんて、聞けないよ。
……それに知りたくなかった。
愛おしそうな、慈しむような彼の視線の先に、誰がいたかなんて。
きっとそれは、彼にとって他の誰とも比べ物にならないほどに、一番大切な人に違いないから。
――でも、それももう今、指摘してしまった。
彼にとったら、突かれたくなかった部分を刺激するようなことだと思う。そっとしておいてほしいって願っているはずのこと。
だけど、私を見て誰かの面影を追われるのはもう嫌。
彼が私を見ていないときに胸が痛んで。気づいてすぐは小さな痛みだったはずなのに、時間が経つにつれてその痛みは強くなっていった。
私をちゃんと見てほしいなんてお願い、単なるワガママだってわかってるけど。
ルイスさんは顔を悲しみで歪ませながら笑った。
それは明らかに、私達を不毛なことをしてるって思って自ら嘲笑うもの。
「似た者同士だな、俺ら」
「……そう、ですね」
たしかに、似てる。
本人じゃなくて、まがい物に手を伸ばそうとしていたこととか。
彼は私に向けてきてくれた親愛はきっと、『誰か』に向けてのものなんだと思う。
それを受けて勘違いをしてしまったのは、私。
――『先輩』じゃなくて、『ルイス・ハーヴェイ』という人物が心を占拠し始めたのは、一体いつからだったかな?
元の世界に帰らなきゃいけないって、ここに私は居ちゃいけないって、わかってるのに。
いずれ彼の傍《そば》を自分から手放さなきゃいけないことも、わかってはいるけど。
『彼にも私自身を好きになってほしい』なんて、欲張りな気持ちを自覚してしまった。
「でも、ルイスさんと私は違いますよ」
言ってしまったら、楽になるのかな。
でもルイスさんをこれ以上困らせたくないから、こんな感情は蓋《ふた》をして鍵をかけなきゃ。
泣きたいけど、今泣いたら止まらなくなりそうだから微笑んでみせた。
「そうか? 同じだろ?」
「いいえ、違います」
同じなはず、ないよ?
ルイスさんは私のこと、誰かの代わりだって思ってるかもしれない。よくて、友情でしかないはず。
「全然、違います」
だって、ルイスさん。知らないですよね?
私がいつの間にか、あなたを特別な気持ちで想い始めてたなんて。
さっきキスされたときは驚いたし、その理由を聞いたら悔しくて悲しくなったけど。
キス自体は嫌じゃなかった。
他の誰かとかだったら、きっと全然違った。
キスされたことにイラつきが隠せなくて、ビンタくらいはしちゃうと思う。
……ルイスさんだから、嫌悪感が少しもなかったんだよ。
そのことに気づいて、私だってさっきようやく自覚したんだから。ルイスさんが知ってるはずないよ。
……自覚したって、仕方のないことだけど。
――だって、これはあらかじめ結末が決まってる。
彼の心の中には私じゃない誰かがいて。
私はいずれこの世界を去っていく。
だから、これは片想いにもならない恋なんだってこと。
だったらこんな想い、なかったことにしちゃおう。
本音を隠して、私は表情を取り繕った。ほんの少しだけ、私の想いを混ぜて。
「だって私はもう、ルイスさん自身を見てますから」
誰かを重ねたりなんかしてない。
私は、先輩じゃなくてルイスさんに惹かれてる。
「醜いだろ? これがあんたに見せたくなかったモンだ」
醜い? ルイスさんはそう思ってるの?
私に見せたくなかったから、あんなに冷たくしてたの?
「普段は出ないように気を張って、予防に封じる魔法までかけてんだ。けど、ここ数日ちょっとした拍子に出るようになった」
でも、さっきまで生えてなかったよね? どうして私とキスをして耳が出るの?
気を張るってことと関係があるの?
「……キスをした理由をまだ聞いてません」
「コレは出るのは感情が過剰に高ぶったときしかない。一番手っ取り早い方法だったからやった。それだけだ」
そんな理由で、私キスされたの?
見せるための……嫌われるための手段として?
「……っ」
止まっていたはずの涙があふれてくる。にじむ世界の中、ルイスさんは私の様子なんて気にもしないで静かに話しかけた。
「……あんただって、これで俺に幻滅しただろ?」
「!」
もしかして、無理矢理することで嫌がられることも計算に入れてるの?
完全に私に嫌われるために?
だとしたら……。
「ムカつきます」
「は?」
胸の中でもやっとしてた物が、イライラになって私を動かした。
グツグツ煮えそうなくらいの想いがせり上げてきて、それをそのまま口にした。
「あのですね。私、ファーストキスだったんです。それをどうしてわざわざ、こんな方法で奪われないといけないんですか」
悲しいし、悔しい。
ルイスさんにとってキスはどうでもいいものなんだって、当たり前みたいにしてるんだって感じちゃうことだったから。
私にとってルイスさんは、以前の関係を簡単に崩してもいいような相手に思われたんだってとらえられて。その程度の関係しか、築けてなかったの?
キッと真上にあるルイスさんの顔を睨みつけると、彼はたじろいだ。さっきはあんなことをして平然としてたくせに、その反応はなんですか。
「耳なんてどうだっていいです! そんなの生えたって、コスプレかなぁくらいにしか思いません!」
「は? どうだっていいって…………コスプレってそもそもなんだよ?」
なんかルイスさんが呆然と聞き返したりしてるけど知りません!
ルイスさんだって話を無視して横暴な行動をしたんだから、私だっていちいち答えたりなんかしないです!
元をたどっても、ルイスさんの論の根本が違うよ。
この世界に来てから、魔法とかファンタジーな事に触れてきた。元の世界には空想のこととしか描かれてなかったものがたくさん存在してて、この世界の常識とかに驚いてばっかりだった。
今更、獣の耳の有る無しで引くとか引かないとか、そんな次元は通り越してるんだから。
「見くびらないでください。私はそんなことでルイスさんへの気持ちを変えたりなんかしないです!」
「!」
今までルイスさんがどんな人達と出会って、どんな目を向けられてきたのかはわからない。でもきっと、彼の様子から獣の耳を見つけられた途端に嫌悪感を持たれたのかもしれない。
だとしても、それが私まで一緒だなんて勘違いされるのは心外でしかないよ。
もしも、ルイスさんが人からの接し方が変わってしまうことに怯《おび》えてるんだとしたら。
それが原因で、女の人なら誰でも優しくしてるっていうナンパな態度につながっているのなら。
全力でそんなことないって、否定したい。
そういう人ばっかりじゃないんだよって。少なくとも、私は違うってことはわかっていてほしい。
人の価値観って、そんな簡単なものじゃないって思うよ。
「勝手な決めつけで、私をあなたから締め出さないでください」
どうか、受け入れられるはずがないなんて前提を立てて、壁を作らないで。
だって、違うはずだよ。
獣の耳が生えていたって、いなくたって、今まで過ごしてきた時間で積み上げた思い出の中身まで変わらないでしょ?
――例え、彼が私自身を見てなかったことがあったとしても。
「お願いです。『私』を、『私じゃない他の誰か』として見ないでください。私として…………リオン・クガとして、ルイスさんに認めてほしいんです」
彼の目が大きく見開く。私の嘆願が出るなんて全く思いもしなかったみたいで、信じられないって気持ちが彼の顔から読み取れた。
「……いつから気づいたんだよ?」
「花祭りの頃から違和感は感じてました。明確にわかったのは、あのバジリスクに襲われたときです」
最初は些細な違和感。目が合っているはずなのに、彼の瞳に私が映っている気がしなかったとき。
一度悟ってしまったら、その後は知らないフリをするしかなかった。
「どうして、わかったんだ?」
「……私も、同じでしたから」
私はルイスさんに、先輩を重ねていた。
「ああ、そっか。俺ってあんたの『先輩』って奴とそっくりだったな」
「はい」
私が先輩に会えないように、彼が私を通して見つめていた誰かとはルイスさんにとっては会うのが困難な人なのかもしれない。
「その相手は誰ですか?」なんて、聞けないよ。
……それに知りたくなかった。
愛おしそうな、慈しむような彼の視線の先に、誰がいたかなんて。
きっとそれは、彼にとって他の誰とも比べ物にならないほどに、一番大切な人に違いないから。
――でも、それももう今、指摘してしまった。
彼にとったら、突かれたくなかった部分を刺激するようなことだと思う。そっとしておいてほしいって願っているはずのこと。
だけど、私を見て誰かの面影を追われるのはもう嫌。
彼が私を見ていないときに胸が痛んで。気づいてすぐは小さな痛みだったはずなのに、時間が経つにつれてその痛みは強くなっていった。
私をちゃんと見てほしいなんてお願い、単なるワガママだってわかってるけど。
ルイスさんは顔を悲しみで歪ませながら笑った。
それは明らかに、私達を不毛なことをしてるって思って自ら嘲笑うもの。
「似た者同士だな、俺ら」
「……そう、ですね」
たしかに、似てる。
本人じゃなくて、まがい物に手を伸ばそうとしていたこととか。
彼は私に向けてきてくれた親愛はきっと、『誰か』に向けてのものなんだと思う。
それを受けて勘違いをしてしまったのは、私。
――『先輩』じゃなくて、『ルイス・ハーヴェイ』という人物が心を占拠し始めたのは、一体いつからだったかな?
元の世界に帰らなきゃいけないって、ここに私は居ちゃいけないって、わかってるのに。
いずれ彼の傍《そば》を自分から手放さなきゃいけないことも、わかってはいるけど。
『彼にも私自身を好きになってほしい』なんて、欲張りな気持ちを自覚してしまった。
「でも、ルイスさんと私は違いますよ」
言ってしまったら、楽になるのかな。
でもルイスさんをこれ以上困らせたくないから、こんな感情は蓋《ふた》をして鍵をかけなきゃ。
泣きたいけど、今泣いたら止まらなくなりそうだから微笑んでみせた。
「そうか? 同じだろ?」
「いいえ、違います」
同じなはず、ないよ?
ルイスさんは私のこと、誰かの代わりだって思ってるかもしれない。よくて、友情でしかないはず。
「全然、違います」
だって、ルイスさん。知らないですよね?
私がいつの間にか、あなたを特別な気持ちで想い始めてたなんて。
さっきキスされたときは驚いたし、その理由を聞いたら悔しくて悲しくなったけど。
キス自体は嫌じゃなかった。
他の誰かとかだったら、きっと全然違った。
キスされたことにイラつきが隠せなくて、ビンタくらいはしちゃうと思う。
……ルイスさんだから、嫌悪感が少しもなかったんだよ。
そのことに気づいて、私だってさっきようやく自覚したんだから。ルイスさんが知ってるはずないよ。
……自覚したって、仕方のないことだけど。
――だって、これはあらかじめ結末が決まってる。
彼の心の中には私じゃない誰かがいて。
私はいずれこの世界を去っていく。
だから、これは片想いにもならない恋なんだってこと。
だったらこんな想い、なかったことにしちゃおう。
本音を隠して、私は表情を取り繕った。ほんの少しだけ、私の想いを混ぜて。
「だって私はもう、ルイスさん自身を見てますから」
誰かを重ねたりなんかしてない。
私は、先輩じゃなくてルイスさんに惹かれてる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
乙女ゲームの正しい進め方
みおな
恋愛
乙女ゲームの世界に転生しました。
目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。
私はこの乙女ゲームが大好きでした。
心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。
だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。
彼らには幸せになってもらいたいですから。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
サトシ先生は美しき十代の乙女に手を出さない
白神ブナ
恋愛
高校一年一学期から三年三学期まで続く長編です。気になるサブタイトルを見つけて途中からでもお楽しみいただけます。
女子校あるあると、先生あるある、受験あるあるを描く学園恋愛ドラマ。
佐藤サトシは30歳の独身高校教師。
一度は公立高校の教師だったが心が折れて転職し、私立白金女子学園にやって来た。
一年A組の受け持つことになったサトシ先生。
その中の一人、桜井美柑はガチでサトシ先生に恋してしまった。
サトシ先生は、桜井美柑という生徒の存在を意識してしまいつつ、あくまで職務に忠実であろうと必死に適度な距離を保とうとするが……
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる