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:身代わり国王の執務ー9:
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濡れた体のまま、ローテローゼはベッドに横たえられた。
「あ、あ、あの……?」
いつの間にか上半身裸になったマティスが、ベッドの傍に立っていた。ベッドサイドに置かれた蝋燭すべてに明かりが灯され、マティスの逞しい肉体を幻想的に浮かび上がらせる。
「あ……」
慌てて視線を逸らしたものの、気になってそちらをみてしまう。
年頃になってからは兄の裸体すら見ていないローテローゼにとって、それは物珍しいものでもあった。
わずかにベッドが、沈んだ。マティスが重みをかけたのだ。
いったいこれから何をされるのだろうかと、ローテローゼは混乱する。
「姫……何を考えているのかな? 目がうろうろと泳いでいるよ」
「えっ、えっと……」
「興味がおありのご様子」
「い、いえ、別に……」
年頃であってもなくても一対の男女が夜、ベッドですることといえば――限られている。
そしてそれに興味があるかないかと聞かれれば――。
「そ、そうね――興味はあるけれども、それは夫婦になってからよ!」
「ほう? では姫は俺と夫婦になる気がおありかな?」
「え、ど、どうしてそうなるの?」
「姫が興味を持っていることをやる、つまり俺と一線を越えるには夫婦になるしかない」
ローテローゼは、目の前で意地の悪い笑みを浮かべている男を、改めて見つめた。
マティスはこんな意地の悪い男だっただろうか。しかし、なぜか嫌な気持ちはせず、くすくすと笑がこぼれる。
「……マティスと、結婚? わたしが?」
「そう。そういうことをしたいんだったらいますぐに結婚すればいい」
マティスの長い指が、ローテローゼの顎から鎖骨、胸をなぞる。なぞられた場所がざわりと粟立ち、呼吸が止まってしまう。
「マティス……」
「貴女は本当に綺麗だ」
ぷくりと立ち上がっている胸の頂を、マティスがくりくりと弄る。
「やっ、だめ、やめて、だめよ……」
「夫婦にならなきゃできないもんな?」
「そ、そうよ――貞操っていうの?」
「貞淑なことだな。で? 続きがやりたいだろう? なら今すぐに俺と夫婦にならなきゃな?」
ローテローゼは、返事が出来なかった。
なぜなら――マティスの手が太ももの間に差し込まれ、秘すべき場所を弄り始めていたからだ。左右に押し広げ、指先が襞を擽っている。
「や……」
「何がイヤなんだか……。既に潤い始めて――淫乱な国王だ」
「王じゃないわ……わたしは身代わり国王、よ」
「……え、そこか、姫が引っかかるところは……これはまいったな……」
何やらマティスが唖然としている。が、ローテローゼはそれを追求するどころではなかった。
どういう仕組みで潤ってくるのか自分でもよくわかっていない場所を、マティスの指が這いまわって刺激するのだ。
こわい、と思う反面、この先どうなるのか、淡い期待もしてしまう。
もっと触って欲しくて自ら足を開きそうになって、ローテローゼは慌てて太ももを閉じた。
「――触るのをやめろ、と?」
「ち、ちが……」
はっと口元をおさえる。もっと触って、などとはしたないことが、言えるはずがない。
「では続ける。足を開いて」
恐る恐る足の力を抜くと、マティスが小さく笑った。その笑顔に、ローテローゼはぞくりと震えた。恐怖ではない。味わったことのない感覚だ。
「いい子だ……」
刺激はまだ続く。下腹部や背中がざわりと騒ぐ。
さらに、マティスになら我が身を任せてもいい、そう思ってしまう自分が、ローテローゼは不思議だった。
ほんの少し前までは、マティスはただの幼馴染、兄の側近としか思っていなかったのに、今では――こんなことをされても嫌ではないと感じる。
(わたしはマティスのこと、好きなの?)
わからない。
それとも、こんなことをされれば誰でも相手のことを愛するようになってしまうのだろうか。
――まさかね。そんなこと……
「あ、あ、あの……?」
いつの間にか上半身裸になったマティスが、ベッドの傍に立っていた。ベッドサイドに置かれた蝋燭すべてに明かりが灯され、マティスの逞しい肉体を幻想的に浮かび上がらせる。
「あ……」
慌てて視線を逸らしたものの、気になってそちらをみてしまう。
年頃になってからは兄の裸体すら見ていないローテローゼにとって、それは物珍しいものでもあった。
わずかにベッドが、沈んだ。マティスが重みをかけたのだ。
いったいこれから何をされるのだろうかと、ローテローゼは混乱する。
「姫……何を考えているのかな? 目がうろうろと泳いでいるよ」
「えっ、えっと……」
「興味がおありのご様子」
「い、いえ、別に……」
年頃であってもなくても一対の男女が夜、ベッドですることといえば――限られている。
そしてそれに興味があるかないかと聞かれれば――。
「そ、そうね――興味はあるけれども、それは夫婦になってからよ!」
「ほう? では姫は俺と夫婦になる気がおありかな?」
「え、ど、どうしてそうなるの?」
「姫が興味を持っていることをやる、つまり俺と一線を越えるには夫婦になるしかない」
ローテローゼは、目の前で意地の悪い笑みを浮かべている男を、改めて見つめた。
マティスはこんな意地の悪い男だっただろうか。しかし、なぜか嫌な気持ちはせず、くすくすと笑がこぼれる。
「……マティスと、結婚? わたしが?」
「そう。そういうことをしたいんだったらいますぐに結婚すればいい」
マティスの長い指が、ローテローゼの顎から鎖骨、胸をなぞる。なぞられた場所がざわりと粟立ち、呼吸が止まってしまう。
「マティス……」
「貴女は本当に綺麗だ」
ぷくりと立ち上がっている胸の頂を、マティスがくりくりと弄る。
「やっ、だめ、やめて、だめよ……」
「夫婦にならなきゃできないもんな?」
「そ、そうよ――貞操っていうの?」
「貞淑なことだな。で? 続きがやりたいだろう? なら今すぐに俺と夫婦にならなきゃな?」
ローテローゼは、返事が出来なかった。
なぜなら――マティスの手が太ももの間に差し込まれ、秘すべき場所を弄り始めていたからだ。左右に押し広げ、指先が襞を擽っている。
「や……」
「何がイヤなんだか……。既に潤い始めて――淫乱な国王だ」
「王じゃないわ……わたしは身代わり国王、よ」
「……え、そこか、姫が引っかかるところは……これはまいったな……」
何やらマティスが唖然としている。が、ローテローゼはそれを追求するどころではなかった。
どういう仕組みで潤ってくるのか自分でもよくわかっていない場所を、マティスの指が這いまわって刺激するのだ。
こわい、と思う反面、この先どうなるのか、淡い期待もしてしまう。
もっと触って欲しくて自ら足を開きそうになって、ローテローゼは慌てて太ももを閉じた。
「――触るのをやめろ、と?」
「ち、ちが……」
はっと口元をおさえる。もっと触って、などとはしたないことが、言えるはずがない。
「では続ける。足を開いて」
恐る恐る足の力を抜くと、マティスが小さく笑った。その笑顔に、ローテローゼはぞくりと震えた。恐怖ではない。味わったことのない感覚だ。
「いい子だ……」
刺激はまだ続く。下腹部や背中がざわりと騒ぐ。
さらに、マティスになら我が身を任せてもいい、そう思ってしまう自分が、ローテローゼは不思議だった。
ほんの少し前までは、マティスはただの幼馴染、兄の側近としか思っていなかったのに、今では――こんなことをされても嫌ではないと感じる。
(わたしはマティスのこと、好きなの?)
わからない。
それとも、こんなことをされれば誰でも相手のことを愛するようになってしまうのだろうか。
――まさかね。そんなこと……
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