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第20話 文化祭が始まる
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そう。
俺は、先輩が好きなんだと思う。
いつからかっていうと、はっきり覚えていない。
でも、4月の部活紹介で、先輩がキャーキャー言われてるのにモヤモヤしたから、その時にはもう気にはなってたんだと思う。
「俺は……こんな、普通だし取り柄もないし、先輩は人気者だしカッコいいし」
『俺はゲームに関係ない平凡モブだけど、先輩は攻略対象者だから』
釣り合うはずがない。それは言えないけど。
夏休み以降、副会長と双子庶務はきちんと仕事しているらしい。
仕事が楽になったと先輩が喜んでいたから、本当に良かったと思う。
「え? ミスコン?」
「クラスから一人、代表を出すんだって」
「生徒会の発案らしいよ」
「静かにしろ」
怒られた。
今、俺は、交通安全委員の活動で、みんなで反射板をつけたベストを着て、校門前で立っている。
毎年のことだろうに、ジロジロ見られるのはなんなんだ。
その帰り、風紀委員長と副委員長に出会った。
まだ、俺への嫌がらせ犯、特にレイプ首謀者は捕まっていない。
毎回お詫びを言われるので、恐縮して「そんなことないです」ってわたわたしたら、手にしていたチラシを床にばら撒いてしまった。
どんくさくて嫌になる。
風紀委員長達にも、チラシを集めてもらった。
申し訳ない。
副委員長はチラシをじっと見ていたかと思うと、「1枚くれないか?」と言う。
漫研に描いてもらった力作らしいんだけど。
へぇ、なんか意外。
「好きなのか? その美少女戦士ポメリン。似合わないな」
俺が言えなかったことを、風紀委員長が言っていた。
剛毅だな。
そして、文化祭、当日。
俺は、斎木先輩と一緒に校内を回っていた。
ゲームであったなぁ、主人公が、先輩に手を繋いでもらって回ってたっけ。
「結構すごいな」
俺達の展示は、ダンボールで作った大型恐竜の模型だ。
天井まで届く大きさで、クラスにこういうの好きなやつがいて、なかなかの力作になったと思う。
「小坂はどの辺りを担当したんだ?」
「えっと。これです」
俺は下にある、緑に塗られた不揃いなシダを示す。
最初は、大型恐竜も手伝っていたんだ。
だけど、尻尾を壊してしまって、製作リーダーから「頼むから触らないでくれ」と言われてしまったんだ。
それを聞いて、先輩の顔が笑いを堪えるように歪んでいた。
笑っていいんですよ!
3-Sクラスは、執事喫茶をやる。
主人公が攻略対象者から、姫扱いされてきゅんきゅんくるイベントだ。
「出番はいつですか」
「……午後から」
「照れてます?」
耳が赤くなってた。
もう! 可愛いな!
俺は、先輩が好きなんだと思う。
いつからかっていうと、はっきり覚えていない。
でも、4月の部活紹介で、先輩がキャーキャー言われてるのにモヤモヤしたから、その時にはもう気にはなってたんだと思う。
「俺は……こんな、普通だし取り柄もないし、先輩は人気者だしカッコいいし」
『俺はゲームに関係ない平凡モブだけど、先輩は攻略対象者だから』
釣り合うはずがない。それは言えないけど。
夏休み以降、副会長と双子庶務はきちんと仕事しているらしい。
仕事が楽になったと先輩が喜んでいたから、本当に良かったと思う。
「え? ミスコン?」
「クラスから一人、代表を出すんだって」
「生徒会の発案らしいよ」
「静かにしろ」
怒られた。
今、俺は、交通安全委員の活動で、みんなで反射板をつけたベストを着て、校門前で立っている。
毎年のことだろうに、ジロジロ見られるのはなんなんだ。
その帰り、風紀委員長と副委員長に出会った。
まだ、俺への嫌がらせ犯、特にレイプ首謀者は捕まっていない。
毎回お詫びを言われるので、恐縮して「そんなことないです」ってわたわたしたら、手にしていたチラシを床にばら撒いてしまった。
どんくさくて嫌になる。
風紀委員長達にも、チラシを集めてもらった。
申し訳ない。
副委員長はチラシをじっと見ていたかと思うと、「1枚くれないか?」と言う。
漫研に描いてもらった力作らしいんだけど。
へぇ、なんか意外。
「好きなのか? その美少女戦士ポメリン。似合わないな」
俺が言えなかったことを、風紀委員長が言っていた。
剛毅だな。
そして、文化祭、当日。
俺は、斎木先輩と一緒に校内を回っていた。
ゲームであったなぁ、主人公が、先輩に手を繋いでもらって回ってたっけ。
「結構すごいな」
俺達の展示は、ダンボールで作った大型恐竜の模型だ。
天井まで届く大きさで、クラスにこういうの好きなやつがいて、なかなかの力作になったと思う。
「小坂はどの辺りを担当したんだ?」
「えっと。これです」
俺は下にある、緑に塗られた不揃いなシダを示す。
最初は、大型恐竜も手伝っていたんだ。
だけど、尻尾を壊してしまって、製作リーダーから「頼むから触らないでくれ」と言われてしまったんだ。
それを聞いて、先輩の顔が笑いを堪えるように歪んでいた。
笑っていいんですよ!
3-Sクラスは、執事喫茶をやる。
主人公が攻略対象者から、姫扱いされてきゅんきゅんくるイベントだ。
「出番はいつですか」
「……午後から」
「照れてます?」
耳が赤くなってた。
もう! 可愛いな!
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