文字サイズ
小
中
大
特大
7 / 46
学園封鎖
「え?」「立てない」「なにこれ。」「きゃーーーー!!」
大騒ぎになる一同。
「あと三分だぞ。いいのか?」
壇上で気持ちよさそうに笑う正志だが、誰も聞いていない。
ふざけんな。何したんだ、元にもどせと喚くクラスメイト。
しかし、ただ一人だけ動き出した生徒がいた。
「はやく……はやく謝らなきゃ!」
上田明。クラスでは成績上位だが、積極的にクラスに関わることはなく、あまり正志に対しても関心をもたなかった。
「ほう……一人は頭がいい奴がいたのか。このクラスは猿の集団だと思っていた。がんばれよ」
他の生徒は混乱して、正志に対して怒声を浴びせるだけで何もしてない。
「お前、後で覚えておけよ」
光利たちは粋がって無意味に脅しを続けるが、正志は取り合わなかった。
「お前等に後なんかないよ。あと1分だぞ」
全裸で土下座しているのは上田一人。あとは焦っているのみだった。
「タイムリミットだ」
時間切れを宣言する正志。クラスは異様な雰囲気に包まれていた。
気がつけば、全員が自由にカラダを動かせるようになっていた。
倒れていた岡田も立ちあがり、憎悪をこめて正志をにらみつける。
「お前、何したんだかわからんが、後で職員室にこい」
しばらくして気がついた岡田教師が捨て台詞をはいて、出て行った。
その姿を薄笑いで見送る正志。
教師が出て行くと同時に、クラスの連中に取り巻かれた。
「お前……リンチだぞ」
「そうだ。こんな屑殺してしまえ」
「窓から放り投げようぜ」
罵声を浴び去られながら、正志は静かに念じる。
つかみかかろうとした瞬間、生徒たち全員が誰かに殴られた。
「え????」
皆が不思議そうに自分の拳を見る。自分の手が自分の意思によって動かず、自分に殴りかかってきた。
「なんで!や、やめてくれ!」
たちまち教室は阿鼻叫喚の地獄となった。
上田明は、その光景を恐怖しながら見ていた。
「やっぱり……あいつに絶対何か起きたんだ。足を動かせなくするなんて普通じゃない。土下座しておいてよかった」
その肩をポンと叩かれる。おそるおそる振り向くと、いい笑顔を浮かべている正志だった。
「お前、いいセンスしているよ。土下座してよかったな。約束どおりお前だけは許してやるよ」
そういわれて、明はコクコクと頷く。
「どうだ?今ならさらに特典として、次の時代世界を支配する新人類の席を用意してやるぞ。賢いお前なら、生き残る資格がある。俺に魂を売らないか?」
それを聞いて、明は逆に首をブンブンと振った。
「そうか。残念だな。ならさっさとこの学校から出ていけ。ここは地獄になるからな」
そういわれて、明は荷物をまとめて教室を出ようとした。
「そうだ。ついでに頼みたいが、今すぐ学校から出て警察に伝言してくれ。井上学園はこの俺、吾平正志が占領して、全校生徒と教師を人質に取ったってな」
「わ、わかった」
明は頷く。
「その後はどうするか自分で決めろ。そのまま逃げて俺に二度と関わらないか、それとも戻ってきて俺に従うか。前者なら少しの間は平穏に暮らせるが、その後は地球上を襲う地獄に巻き込まれるな。もし後者なら、生き残る資格ありだ。こうやって話を持ちかけられるだけでも、すごい幸運なんだぜ。いずれ、俺の手を取るために何万人もの人間が群がってくるようになるからな」
正志の言葉は理解できなかったが、圧倒的な恐怖に襲われて上田明はコクコクと首を縦にふった。そのまま逃げるように学校を後にするのだった。
明と正志が話している間にも、生徒たちは自分の手によって殴られ続けていた。
容赦ない一撃が顔面や鳩尾、股間など場所も急所ばかりを狙って与えられる。
ようやくその打撃がやんだときは、クラスの全員が反抗の意思を失って椅子にへたりこんだ。
「どうだ?お前等。これがいつまでも続く。それも一番起きて欲しくないときにな。例えばトイレ。例えばデート中。例えば受験中……ククク。果たしてお前たちはまともに生きていけるのかな」
正志が悪魔の笑みを浮かべると、クラス全員がそのことを想像して恐怖に震えた。
「ふざけんな・・」
それでも工藤啓馬は根性を出して立ち上がるが、正志の冷たい声が響いた。
「まだ反抗する馬鹿が居たのか。じゃ、連帯責任で全員もう10発追加だ」
正志の言葉どおり自分の腕に殴られて、クラス全員が崩れ落ちる。
「なんなら100発にしようか?自分を殴りつけて自殺する奴なんかそうそういないぞ」
その言葉をきいて、クラスの全員が絶望した。
「あ……あの。吾平くん、どうしてこんなことをするの?もうやめようよ」
機嫌をとるような声を出したのは、クラス委員長の山崎理沙。三つ編のおとなしい雰囲気の少女である
「は?」
一瞬、正志は何を言われたか本当にわからなかった。
「だって……クラスメイトにこんなひどいことするなんて……みんな友達なのに」
心の底から意味がわからないといった顔をしていた。
「お前……本当にバカだったのか。お前等の中に俺の友達なんか一人もいるかよ、全員10発追加」
クラスの全員からの叫び声が響きわたった。
正志を悪魔でも見るような目でみるクラス一同だったが、これから始まる地獄の始まりに過ぎなかった。
正志は上田明が学校を出たのを確認して、行動を始める。
「くくく……それでは、楽しい楽しい地獄の時間を始めようか」
正志は精神を集中させ、学園の周囲に精神結界を張る。
すると、校庭に巨大な魔法陣が出現した。
「な、なにあれ? 」
魔法陣をみてクラスメイトが騒ぐ。
「くく、これは人類が科学文明を発展されるにつれて失った『魔法技術』の一つで、『キングダム』という。つまり、この土地を俺の領土にする印だ。これで、今から学園に入ろうとした者は自動でソウルウイルスに侵されて激痛と共に昏倒して目覚めなくなる。その逆に出ようとしても同じことがおきる。さて、全校の生徒と教員に警告してやろうか」
正志はテレパシーで全員の脳に直接語りかけた。
『あー。俺は一年A組の吾平正志だ。俺は今まで散々クラスの連中に苛められ、苦しんできた。俺は俺を苦しめたお前達『人間』を許さない。よって、お前達には罰を受けてもらう。俺が許さない限り、お前達はこの校舎から出ることはできない。校舎から出た瞬間に激痛を感じるようにお前等の脳を設定した。激痛が続くと死ぬ事もあるから、死にたくなければおとなしくしているように。このゲームの詳細はまた追って連絡する』
正志の宣言は井上学園の中にいる全員の脳に届いた。
「今のはなんだ?」
「ねえ、あなたも聞こえた?今のって頭の中に直接響いたよね」
正志のテレパシーを受けて、困惑する生徒たち。
何人かの生徒が異常を感じて校庭に出ようとしたが、今まで感じたことが無いような激痛を感じて、あわてて校舎に引き返した。
「おい。やばいぞ。本当に校舎から出たら死にそうなくらい痛い思いをするぞ。俺たちは閉じこめられたんだ」
パニックが生徒達の間に広がっていった。
大騒ぎになる一同。
「あと三分だぞ。いいのか?」
壇上で気持ちよさそうに笑う正志だが、誰も聞いていない。
ふざけんな。何したんだ、元にもどせと喚くクラスメイト。
しかし、ただ一人だけ動き出した生徒がいた。
「はやく……はやく謝らなきゃ!」
上田明。クラスでは成績上位だが、積極的にクラスに関わることはなく、あまり正志に対しても関心をもたなかった。
「ほう……一人は頭がいい奴がいたのか。このクラスは猿の集団だと思っていた。がんばれよ」
他の生徒は混乱して、正志に対して怒声を浴びせるだけで何もしてない。
「お前、後で覚えておけよ」
光利たちは粋がって無意味に脅しを続けるが、正志は取り合わなかった。
「お前等に後なんかないよ。あと1分だぞ」
全裸で土下座しているのは上田一人。あとは焦っているのみだった。
「タイムリミットだ」
時間切れを宣言する正志。クラスは異様な雰囲気に包まれていた。
気がつけば、全員が自由にカラダを動かせるようになっていた。
倒れていた岡田も立ちあがり、憎悪をこめて正志をにらみつける。
「お前、何したんだかわからんが、後で職員室にこい」
しばらくして気がついた岡田教師が捨て台詞をはいて、出て行った。
その姿を薄笑いで見送る正志。
教師が出て行くと同時に、クラスの連中に取り巻かれた。
「お前……リンチだぞ」
「そうだ。こんな屑殺してしまえ」
「窓から放り投げようぜ」
罵声を浴び去られながら、正志は静かに念じる。
つかみかかろうとした瞬間、生徒たち全員が誰かに殴られた。
「え????」
皆が不思議そうに自分の拳を見る。自分の手が自分の意思によって動かず、自分に殴りかかってきた。
「なんで!や、やめてくれ!」
たちまち教室は阿鼻叫喚の地獄となった。
上田明は、その光景を恐怖しながら見ていた。
「やっぱり……あいつに絶対何か起きたんだ。足を動かせなくするなんて普通じゃない。土下座しておいてよかった」
その肩をポンと叩かれる。おそるおそる振り向くと、いい笑顔を浮かべている正志だった。
「お前、いいセンスしているよ。土下座してよかったな。約束どおりお前だけは許してやるよ」
そういわれて、明はコクコクと頷く。
「どうだ?今ならさらに特典として、次の時代世界を支配する新人類の席を用意してやるぞ。賢いお前なら、生き残る資格がある。俺に魂を売らないか?」
それを聞いて、明は逆に首をブンブンと振った。
「そうか。残念だな。ならさっさとこの学校から出ていけ。ここは地獄になるからな」
そういわれて、明は荷物をまとめて教室を出ようとした。
「そうだ。ついでに頼みたいが、今すぐ学校から出て警察に伝言してくれ。井上学園はこの俺、吾平正志が占領して、全校生徒と教師を人質に取ったってな」
「わ、わかった」
明は頷く。
「その後はどうするか自分で決めろ。そのまま逃げて俺に二度と関わらないか、それとも戻ってきて俺に従うか。前者なら少しの間は平穏に暮らせるが、その後は地球上を襲う地獄に巻き込まれるな。もし後者なら、生き残る資格ありだ。こうやって話を持ちかけられるだけでも、すごい幸運なんだぜ。いずれ、俺の手を取るために何万人もの人間が群がってくるようになるからな」
正志の言葉は理解できなかったが、圧倒的な恐怖に襲われて上田明はコクコクと首を縦にふった。そのまま逃げるように学校を後にするのだった。
明と正志が話している間にも、生徒たちは自分の手によって殴られ続けていた。
容赦ない一撃が顔面や鳩尾、股間など場所も急所ばかりを狙って与えられる。
ようやくその打撃がやんだときは、クラスの全員が反抗の意思を失って椅子にへたりこんだ。
「どうだ?お前等。これがいつまでも続く。それも一番起きて欲しくないときにな。例えばトイレ。例えばデート中。例えば受験中……ククク。果たしてお前たちはまともに生きていけるのかな」
正志が悪魔の笑みを浮かべると、クラス全員がそのことを想像して恐怖に震えた。
「ふざけんな・・」
それでも工藤啓馬は根性を出して立ち上がるが、正志の冷たい声が響いた。
「まだ反抗する馬鹿が居たのか。じゃ、連帯責任で全員もう10発追加だ」
正志の言葉どおり自分の腕に殴られて、クラス全員が崩れ落ちる。
「なんなら100発にしようか?自分を殴りつけて自殺する奴なんかそうそういないぞ」
その言葉をきいて、クラスの全員が絶望した。
「あ……あの。吾平くん、どうしてこんなことをするの?もうやめようよ」
機嫌をとるような声を出したのは、クラス委員長の山崎理沙。三つ編のおとなしい雰囲気の少女である
「は?」
一瞬、正志は何を言われたか本当にわからなかった。
「だって……クラスメイトにこんなひどいことするなんて……みんな友達なのに」
心の底から意味がわからないといった顔をしていた。
「お前……本当にバカだったのか。お前等の中に俺の友達なんか一人もいるかよ、全員10発追加」
クラスの全員からの叫び声が響きわたった。
正志を悪魔でも見るような目でみるクラス一同だったが、これから始まる地獄の始まりに過ぎなかった。
正志は上田明が学校を出たのを確認して、行動を始める。
「くくく……それでは、楽しい楽しい地獄の時間を始めようか」
正志は精神を集中させ、学園の周囲に精神結界を張る。
すると、校庭に巨大な魔法陣が出現した。
「な、なにあれ? 」
魔法陣をみてクラスメイトが騒ぐ。
「くく、これは人類が科学文明を発展されるにつれて失った『魔法技術』の一つで、『キングダム』という。つまり、この土地を俺の領土にする印だ。これで、今から学園に入ろうとした者は自動でソウルウイルスに侵されて激痛と共に昏倒して目覚めなくなる。その逆に出ようとしても同じことがおきる。さて、全校の生徒と教員に警告してやろうか」
正志はテレパシーで全員の脳に直接語りかけた。
『あー。俺は一年A組の吾平正志だ。俺は今まで散々クラスの連中に苛められ、苦しんできた。俺は俺を苦しめたお前達『人間』を許さない。よって、お前達には罰を受けてもらう。俺が許さない限り、お前達はこの校舎から出ることはできない。校舎から出た瞬間に激痛を感じるようにお前等の脳を設定した。激痛が続くと死ぬ事もあるから、死にたくなければおとなしくしているように。このゲームの詳細はまた追って連絡する』
正志の宣言は井上学園の中にいる全員の脳に届いた。
「今のはなんだ?」
「ねえ、あなたも聞こえた?今のって頭の中に直接響いたよね」
正志のテレパシーを受けて、困惑する生徒たち。
何人かの生徒が異常を感じて校庭に出ようとしたが、今まで感じたことが無いような激痛を感じて、あわてて校舎に引き返した。
「おい。やばいぞ。本当に校舎から出たら死にそうなくらい痛い思いをするぞ。俺たちは閉じこめられたんだ」
パニックが生徒達の間に広がっていった。
感想 2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
元大学生の異世界辺境伯ライフ-1-〜神のミスで全加護を得た俺、ステータス偽装で目立たず別世界の神の侵略を食い止める冒険記〜
平凡な大学生だった俺は、ある日突然、神のミスによって命を落としてしまう。
そのお詫びとして異世界へ転生することになったのだが、なぜか二度目の神のミスまで重なり、世界中の神々から"ありえない数の加護"を授かってしまった。
転生先は、辺境伯家の少年・アッシュ。
六歳で加護を授かるこの世界で、俺は規格外すぎる力を手に入れることになる。
しかし、その力はあまりにも危険だった。
だからこそ俺は、ステータスを偽装し、「少し優秀な六歳児」を演じながら、平穏な辺境伯ライフを送ることを決意する。
……そのはずだった。
王都への旅、個性豊かな仲間との出会い、次々と巻き込まれる騒動。
そして、この世界の裏で静かに動き始める、誰も知らない大きな脅威。
目立ちたくない最強少年が、知らぬ間に世界の運命へと巻き込まれていく――。
これは、最強なのに平穏を望む少年・アッシュが紡ぐ、爽快異世界ファンタジー。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
荷物持ちのお荷物だったおっさん、その荷物はチートでした。
荷物持ち――それは冒険者の中でも最も地味で、誰からも評価されない役割だった。
長年パーティで雑用ばかり押し付けられてきた中年冒険者・クレスタも、その一人。仲間の荷物を運び、野営の準備をし、戦闘では後ろに下がるだけ。「お荷物はお前だ」とまで言われ、ついにはパーティに騙されて、前人未到のマチョモ山に転送されてしまう。
しかし、誰も知らなかった。
そこで見つけた「荷物」こそ、この世界の常識を覆す最強のチート能力だったことを。
無限収納に、規格外の怪力、異常な耐久力。さらに拾った伝説級の宝や虹色の魔石、神話級の秘宝までも次々と手に入れ、気づけば国宝級の財産を持つ大富豪へ。
だが、クレスタ自身は金にも名誉にも興味がない。
彼が望んだのは、腹を空かせた子供たちが笑って暮らせる場所を作ること。
スラム街を丸ごと買い取り、巨大な宿舎を建設し、学校を作り、畑を耕し、子供たちに食事と仕事と学ぶ機会を与えていく。その優しさに惹かれ、凄腕の弓使い、投石の達人、美しき大魔法使い、元魔王軍の悪魔、そして伝説のフェニックスまでもが仲間となる。
一方その頃、魔界では四天王が復活し、ついには序列一位の魔王バアルが復活。世界中へ人類滅亡を宣言し、王国は勇者召喚という最後の切り札を切る。
世界が戦争へ向かう中でも、クレスタは今日も巨大な荷物を軽々と背負い、「子供たちの学校は順調かな?」と気にするだけ。
その何気ない一歩が、やがて魔王も勇者も王国も巻き込み、世界の運命を大きく変えていく――。
これは、「お荷物」と呼ばれた中年荷物持ちが、最強の力と底抜けの人柄で仲間を増やし、人も魔族も常識もひっくり返していく、痛快成り上がりファンタジーである。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
『異世界無双なんて後回し。まずは生きるために稼ぎます』
35歳の会社員・神崎恒一は、突然見知らぬ森の中へ転移した。
剣と魔法、そして魔物が存在する異世界。頼れる相手も帰る場所もないコウイチが、最初に直面した問題は――今夜の宿代だった。
彼が得たのは、《鑑定》《アイテムボックス》《隠蔽》《生成》という4つの固有スキル。
どれも使い方次第では強力だが、コウイチはすぐに気づく。
珍しい力を見せれば目をつけられる。高価な物を作れても、素性の知れない新人が売れば怪しまれる。そして、能力を使うためのMPにも限りがある。
ならば、目立たず、安全に、確実に稼げばいい。
薬草を採り、魔物を狩り、町の相場を調べ、必要とされる物を作って売る。小さな利益を積み重ねるうちに、コウイチの周囲には、それぞれ事情を抱えた仲間たちが集まり始める。
これは、最初から最強だった男の物語ではない。
生き延びるために金を稼ぎ、商売と冒険を重ねながら、仲間とともに成り上がっていく男の物語。
「無双するにしても、まずは明日の飯代からだな」
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿