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11.スタンピード side冒険者ギルド
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ドバン!と大きな音がしてギルド長室の扉が開かれ青ざめた表情のフランが駆け込んできた。
「ぎ、キルド長!」
と何やら只事ではない空気を出す…というか事実大事だろう。フランはここの職員の中で一番肝っ玉が強く、コワモテの冒険者たちに怒鳴られようが平然としているような奴だ。ミルトとかが言いにきたら嫌味の一つでも言うつもりだったが、そうもいかない。
「…どうした?フラン」
と聞く。
「…ラゴンが…」
と不明瞭な声がフランの口から発せられる…
「え?何だって?良く聞こえなかった。」
「だから、ドラゴンです。ド・ラ・ゴ・ン‼︎ドラゴンが出たんです。」
この言い方からするに1~2m級なんて言うことはないだろう。
「…何m級の個体だ?」
と端的に聞くと、
「推定ですが5m程かと」
と言われる。天然産のドラゴンは10mを超えるが、その分動きの小回りが聞きにくい為、さほど脅威ではない。問題はダンジョン産…所謂フロアボスとしてでる4~6m級のドラゴンである。小回りも良く聞くし、ダンジョンのため、特殊な属性攻撃を持つ場合が多いため、こちらの方が一番驚異となるのだ。
「この近辺にいるBランク以上の冒険者並びにチームを集めろ。俺も交えた勢員でレイド戦で討伐する。」
と言い放ち、俺はギルド1階へと足を運ぶ。
「おい、みんな聞いてくれ!たった今入った情報だが、スタンピードの原因であろうモンスターが出た。」
と言うとあたりがざわつく。
「おい、ギルド長、その原因っつーモンスターは何なんだ?」
と冒険者の1人が聞いてくる。
「情報によればドラゴンって言う話だ。大きさは5、6m程…という情報だ。」
と言うと周りが更にざわつく。それはそうだ1~2m級のドラゴンならまだしも5、6m級となると本当に竜巻などの天災とほとんど変わらない。みんな命は大事だ。だからか、
「これからこのドラゴンを討伐しに行くが…誰か、ついて来る者はいるか?」
と聞くが、誰も名乗り出ない。
「ギルド長、私もついていく。」
と自分の獲物である自分の身長以上ある鎌を持ったフランがギルドのカウンターから出てくる。
「えっフランって戦えたのか?」
3年間一緒に働いてきたが、初耳だった。すると、
「これを見せれば文句ない?」
と彼女は虹色に輝くカードを見せてきた
「これは…ってお隣にあるグリミヤ国の冒険者カード!?しかもこの色、S級!?えっフランってもしかしなくてもすごい?」
とつい叫んでしまう。
「ふっふーん。どーだ、これでも結構才能があるんだぞ。」
と大鎌片手にない胸を反らす。
「え、S級がいるならお、俺も行く。」
「お、俺も!」
「わ、私も!」
と同行者が増える。そして総勢が30名となり、
「よし、行こう!」
こうして俺は30名を引き連れ、目撃情報のあった森側へとみんなを連れていくのだった。
「ぎ、キルド長!」
と何やら只事ではない空気を出す…というか事実大事だろう。フランはここの職員の中で一番肝っ玉が強く、コワモテの冒険者たちに怒鳴られようが平然としているような奴だ。ミルトとかが言いにきたら嫌味の一つでも言うつもりだったが、そうもいかない。
「…どうした?フラン」
と聞く。
「…ラゴンが…」
と不明瞭な声がフランの口から発せられる…
「え?何だって?良く聞こえなかった。」
「だから、ドラゴンです。ド・ラ・ゴ・ン‼︎ドラゴンが出たんです。」
この言い方からするに1~2m級なんて言うことはないだろう。
「…何m級の個体だ?」
と端的に聞くと、
「推定ですが5m程かと」
と言われる。天然産のドラゴンは10mを超えるが、その分動きの小回りが聞きにくい為、さほど脅威ではない。問題はダンジョン産…所謂フロアボスとしてでる4~6m級のドラゴンである。小回りも良く聞くし、ダンジョンのため、特殊な属性攻撃を持つ場合が多いため、こちらの方が一番驚異となるのだ。
「この近辺にいるBランク以上の冒険者並びにチームを集めろ。俺も交えた勢員でレイド戦で討伐する。」
と言い放ち、俺はギルド1階へと足を運ぶ。
「おい、みんな聞いてくれ!たった今入った情報だが、スタンピードの原因であろうモンスターが出た。」
と言うとあたりがざわつく。
「おい、ギルド長、その原因っつーモンスターは何なんだ?」
と冒険者の1人が聞いてくる。
「情報によればドラゴンって言う話だ。大きさは5、6m程…という情報だ。」
と言うと周りが更にざわつく。それはそうだ1~2m級のドラゴンならまだしも5、6m級となると本当に竜巻などの天災とほとんど変わらない。みんな命は大事だ。だからか、
「これからこのドラゴンを討伐しに行くが…誰か、ついて来る者はいるか?」
と聞くが、誰も名乗り出ない。
「ギルド長、私もついていく。」
と自分の獲物である自分の身長以上ある鎌を持ったフランがギルドのカウンターから出てくる。
「えっフランって戦えたのか?」
3年間一緒に働いてきたが、初耳だった。すると、
「これを見せれば文句ない?」
と彼女は虹色に輝くカードを見せてきた
「これは…ってお隣にあるグリミヤ国の冒険者カード!?しかもこの色、S級!?えっフランってもしかしなくてもすごい?」
とつい叫んでしまう。
「ふっふーん。どーだ、これでも結構才能があるんだぞ。」
と大鎌片手にない胸を反らす。
「え、S級がいるならお、俺も行く。」
「お、俺も!」
「わ、私も!」
と同行者が増える。そして総勢が30名となり、
「よし、行こう!」
こうして俺は30名を引き連れ、目撃情報のあった森側へとみんなを連れていくのだった。
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