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58. 過去の過ち③
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眩い光の余韻も薄れ、視界が回復する。そして視界が完全に元に戻った。
「…ここは?」
と僕は言うと、
「ここは王宮。それも10年ぐらい前の時のものよ。」
とステラが返してきた。
「今回は4人全員いるんだな。」
と言い僕は辺りを見回した。すぐそこにルイトとナギエもいる。2人とも物珍しそうに辺りを見回している。
「こっちよ。ついてきなさい。」
とステラはいい、僕らの前を先行し、ある一つの扉の前に僕らを案内した。
「ここは客間だったところ。今私たちは魂だけの存在だから壁もすり抜けられるから。」
と言いステラは扉をすり抜けて中に入っていった。それに僕らも続き、中へと入った。すると、
「でしょう?本当に可愛いんですようちのステラは。」
「いやはや、まさに天から授けてもらった宝玉そのもののようなお子だ。」
と話している男性2名と、遊んでいる女児が2名、それに部屋の右奥の方では2名の奥方がお茶をしている。
「あれは…ステラと…」
「もしかしてステラちゃんと遊んでいるのって…」
と2人ともなんとなく察しがついたように呟いた。ステラはその言葉に頷くと、
「そうよ。あれが幼い頃のクロエ・シュトルツァーよ。」
と言った。
「なあなあクロエ嬢、儂と結婚の契りでも結ばぬか?一生楽して楽しく暮らせるぞ?」
と眼前では現国王が幼いクロエにまさかまさかのプロポーズをしていた。クロエの父親らしき人も、遠くで見ていた奥方のお二人も笑っている。しかも現皇后に至っては
「ごめんなさいね~。うちの主人綺麗な可愛い子がいたらす~ぐ側室死しようとするものだから~」
と冗談めかして笑っていた。
(これやってるのが国王じゃなかったら衛兵さん達にしょっ引かれるぐらいの案件だろ…)
と僕は軽く引いていたのだが、僕以外の3人は完全にドン引きしていた。
ステラは目を背けて恥ずかしそうにそっぽ向いている。まあ自分の親が小さくて可愛い年下好きもちなのだから僕でもバレたらああなるだろう。ちなみに言われた本人…クロエはというと、
「やだ!パパとママとねーねと一緒がいい!おっちゃんよりもステリャちゃんと一緒がいい!」
とふっつーに拒否した。まあそうだろうこの年頃の子供は遊びたい盛り…甘えたい盛りな時期だ。ここまでハキハキ言うことのでいる子も珍しいぐらいだとも言える。
「おお、クロエも言うなぁ…」
と言うと、
「そうね…」
とナギエは言うが、ステラは、
「でもこれが事実おかしくなりかけていたお父さんを確殺したのよ。ここからシュトルツァー家は衰退していき、今となってはクロエ以外の生き残りはなし。それに神になるだのなんだのって言い出したのはこの時が最初。一旦元の未来に戻るのだけど、戻ったら見せたいものがあるのこの後にお父さんが買った禁書をね。」
と言うとパチン!と指を鳴らす。それと同時に虹色の光が僕らを包み、浮遊感と共に現実へ…僕らの肉体のある未来へと魂が移動を開始した…
「…ここは?」
と僕は言うと、
「ここは王宮。それも10年ぐらい前の時のものよ。」
とステラが返してきた。
「今回は4人全員いるんだな。」
と言い僕は辺りを見回した。すぐそこにルイトとナギエもいる。2人とも物珍しそうに辺りを見回している。
「こっちよ。ついてきなさい。」
とステラはいい、僕らの前を先行し、ある一つの扉の前に僕らを案内した。
「ここは客間だったところ。今私たちは魂だけの存在だから壁もすり抜けられるから。」
と言いステラは扉をすり抜けて中に入っていった。それに僕らも続き、中へと入った。すると、
「でしょう?本当に可愛いんですようちのステラは。」
「いやはや、まさに天から授けてもらった宝玉そのもののようなお子だ。」
と話している男性2名と、遊んでいる女児が2名、それに部屋の右奥の方では2名の奥方がお茶をしている。
「あれは…ステラと…」
「もしかしてステラちゃんと遊んでいるのって…」
と2人ともなんとなく察しがついたように呟いた。ステラはその言葉に頷くと、
「そうよ。あれが幼い頃のクロエ・シュトルツァーよ。」
と言った。
「なあなあクロエ嬢、儂と結婚の契りでも結ばぬか?一生楽して楽しく暮らせるぞ?」
と眼前では現国王が幼いクロエにまさかまさかのプロポーズをしていた。クロエの父親らしき人も、遠くで見ていた奥方のお二人も笑っている。しかも現皇后に至っては
「ごめんなさいね~。うちの主人綺麗な可愛い子がいたらす~ぐ側室死しようとするものだから~」
と冗談めかして笑っていた。
(これやってるのが国王じゃなかったら衛兵さん達にしょっ引かれるぐらいの案件だろ…)
と僕は軽く引いていたのだが、僕以外の3人は完全にドン引きしていた。
ステラは目を背けて恥ずかしそうにそっぽ向いている。まあ自分の親が小さくて可愛い年下好きもちなのだから僕でもバレたらああなるだろう。ちなみに言われた本人…クロエはというと、
「やだ!パパとママとねーねと一緒がいい!おっちゃんよりもステリャちゃんと一緒がいい!」
とふっつーに拒否した。まあそうだろうこの年頃の子供は遊びたい盛り…甘えたい盛りな時期だ。ここまでハキハキ言うことのでいる子も珍しいぐらいだとも言える。
「おお、クロエも言うなぁ…」
と言うと、
「そうね…」
とナギエは言うが、ステラは、
「でもこれが事実おかしくなりかけていたお父さんを確殺したのよ。ここからシュトルツァー家は衰退していき、今となってはクロエ以外の生き残りはなし。それに神になるだのなんだのって言い出したのはこの時が最初。一旦元の未来に戻るのだけど、戻ったら見せたいものがあるのこの後にお父さんが買った禁書をね。」
と言うとパチン!と指を鳴らす。それと同時に虹色の光が僕らを包み、浮遊感と共に現実へ…僕らの肉体のある未来へと魂が移動を開始した…
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