2 / 13
プロローグ
ファースト・ギア
しおりを挟む
カチカチッ。
ポチポチッ。
カチャカチャカチャ。
ガッチャァァン!
狭い部屋の中でそんな物音をたてるのは、火黒 コウ。
齢17の少年である
「あー、くそっ!やっぱりクソゲーだった!」
・・・今、あなたは彼が負けたと思ったんじゃないだろうか?
否、レベルオールマックス・最高難度シナリオコンプリート・サブクエスト全クリ・所持金カンストetc・・・
少年は完膚無きまでにこのゲームを遊び尽くしていた。
そこまで極めておいてクソゲーと言い放った本人は────
早速次のゲームを探していた。
「あぁ・・・全部クソゲーだ、なんかないのか、一生続けれるようなゲーム・・・。」
これまでに幾度も求めてきた、『 一生遊べるゲーム』。
期待する度にその想いを切り捨てるエンドロール。
そして少年は小さく呟く。
この世界の、禁忌に触れる言葉を────
「いっそ僕が、ゲームみたいな世界に行ければな・・・」
口にした時、端末に新ゲームの招待状が送られてきた。
「ん?なんだこれ、タイトルも何も無いじゃんか、この会社、やる気あるの?」
今までにないくらいにクソゲー感漂うが、もしかしたら面白いかもと、先程切り捨てられた期待をかけて、そのゲームをインストール。
起動してみる。
「さて・・・どんなゲームだろう?」
瞬間、画面にノイズが走る。
否、空間にノイズが走る。
「な、何だよこれ!?」
答える者の居ないはずの空間に、答えになっていない声が響く。
『 この世界に不満があるのなら、こっちの世界においで、きっと楽しませてあげれるからっ!』
光が、爆発する。
音もない、視界もただ白一色。
そして次第に白は薄くなっていき・・・。
自分が目を閉じていることに気がつく。
「うぅ、何だよ、今の・・・。」
周囲を確認すべく、再び目を開く。
そこは────空中。
それを認識した途端、体が落下を始める。
「えっ、ちょっ!?うぁぁあぁっ!!!」
地面が、近づく。
それは即ち、死が近づくという事。
それが頭をよぎったと同時、身体中の力が一斉に抜ける。
そしていよいよ地面に衝突し────
────なかった。
「・・・は?」
否、地面に激突した際、衝撃と痛みが発生しなかった。
「ど、どうなってんの・・・?」
困惑し、周りを見回し、そして新たな疑問が思い浮かぶ。
「ここ・・・どこ?」
1人、崖の上にへたり込む少年の静かな疑問に答える者は誰1人いなかった。
ポチポチッ。
カチャカチャカチャ。
ガッチャァァン!
狭い部屋の中でそんな物音をたてるのは、火黒 コウ。
齢17の少年である
「あー、くそっ!やっぱりクソゲーだった!」
・・・今、あなたは彼が負けたと思ったんじゃないだろうか?
否、レベルオールマックス・最高難度シナリオコンプリート・サブクエスト全クリ・所持金カンストetc・・・
少年は完膚無きまでにこのゲームを遊び尽くしていた。
そこまで極めておいてクソゲーと言い放った本人は────
早速次のゲームを探していた。
「あぁ・・・全部クソゲーだ、なんかないのか、一生続けれるようなゲーム・・・。」
これまでに幾度も求めてきた、『 一生遊べるゲーム』。
期待する度にその想いを切り捨てるエンドロール。
そして少年は小さく呟く。
この世界の、禁忌に触れる言葉を────
「いっそ僕が、ゲームみたいな世界に行ければな・・・」
口にした時、端末に新ゲームの招待状が送られてきた。
「ん?なんだこれ、タイトルも何も無いじゃんか、この会社、やる気あるの?」
今までにないくらいにクソゲー感漂うが、もしかしたら面白いかもと、先程切り捨てられた期待をかけて、そのゲームをインストール。
起動してみる。
「さて・・・どんなゲームだろう?」
瞬間、画面にノイズが走る。
否、空間にノイズが走る。
「な、何だよこれ!?」
答える者の居ないはずの空間に、答えになっていない声が響く。
『 この世界に不満があるのなら、こっちの世界においで、きっと楽しませてあげれるからっ!』
光が、爆発する。
音もない、視界もただ白一色。
そして次第に白は薄くなっていき・・・。
自分が目を閉じていることに気がつく。
「うぅ、何だよ、今の・・・。」
周囲を確認すべく、再び目を開く。
そこは────空中。
それを認識した途端、体が落下を始める。
「えっ、ちょっ!?うぁぁあぁっ!!!」
地面が、近づく。
それは即ち、死が近づくという事。
それが頭をよぎったと同時、身体中の力が一斉に抜ける。
そしていよいよ地面に衝突し────
────なかった。
「・・・は?」
否、地面に激突した際、衝撃と痛みが発生しなかった。
「ど、どうなってんの・・・?」
困惑し、周りを見回し、そして新たな疑問が思い浮かぶ。
「ここ・・・どこ?」
1人、崖の上にへたり込む少年の静かな疑問に答える者は誰1人いなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
大人のためのファンタジア
深水 酉
ファンタジー
第1部
泉原 雪(いずはら ゆき)22歳。会社員。仕事は大変だけれど、充実した毎日を送っていました。だけど、ある日突然、会社をクビになり、ショックのあまりに見知らぬ世界へ送られてしまった。
何でこんなことに?!
元の世界に未練や後悔、思い出や大事なものとか一切合切捨ててきた人を「影付き」と呼ぶのだとか。
私は、未練や後悔の塊なのにどうして送られて来てしまったのだろう?
運命を受け入れられずに、もがいてもがいて行き着いた先は…!?
----------------------------------------------------------
第2部
記憶を奪われた雪。
目が覚めた場所は森の中。宿屋の主人に保護され、宿屋に住み込みで働くことになった。名前はキアと名付けられる。
湖の中で森の主の大蛇の贄と番になり、日々を過ごす。
記憶が思い出せないことに苛立ちや不安を抱きつつも、周りの人達の優しさに感謝し、自分らしく生きる道を探している。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる