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看護師の質
しおりを挟む私は総合病院勤務を二か所経験しています。この二か所で大きく違ったのが看護師の質でした。全ての看護師がそうであったわけではありませんが、看護師として働いていると様々な看護師と仕事をする機会があります。患者のことを真剣に考えている看護師もいればその日の仕事が何事もなく終了すればいいと考える看護師、中には患者に怒りをぶつけている看護師など本当に様々です。私より上の世代の方は看護師としてのプライドが高い方が多くそんなに気になることはありませんが、年が若くなれば徐々にどうして看護師になったのだろうと考えるような人もいます。介護施設で職員が暴力を振るう事件がありますが私が老人となり介護を受ける側になったときには病院においても看護師からの暴力が出現してきそうで考えただけでも恐ろしいです。
質とは
ある病院で八時半の勤務終了後、引継ぎ看護師から話があると点滴溶解室に呼び出され
「●●さんのポータブルトイレのおしっこが捨ててなかったんだけど、ちょっとたるんでるんじゃないの。患者さんがおしっこの入っているポータブルに置かれた部屋で気持ちよく過ごすことができると思う?」
「思わないです」
「そうよねぇ。誰だっておしっこの匂いのする部屋で過ごすのは嫌よねぇ。そう思うのだったらこれからはちゃんと捨てるように」
「わかりました。すみませんでした。」
「謝るのは私に対してではないわよねぇ。嫌な思いをさせた患者さんによね。」
と言われました。
違うある病院で深夜勤務の時に巡回時にポータブルトイレに排泄を認めると交換をしていました。それを見ていた先輩看護師が
「そんなん朝まで置いておいて捨てたらいいのに」
それを聞いた私は絶句。私はその発言以降もずっと捨て続けました。
さぁ、看護師の質は歴然ではないでしょうか。
ある日、いつもと同じようにポータブル交換を行っていると、朝の巡回時に
「いつもありがとう。夜中も捨ててくれて」
と患者さんに言われました。患者さんは夜中であっても看護師の行動を見ているのです。
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