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失敗談①
しおりを挟む私の時代は、新人教育は怒られてなんぼって感じでした。説明時にメモを取っていなかったら「へぇーメモとらなくても覚えられるんや」と嫌味を言われる時代でした。
四月に新人として働き始め下旬には夜勤勤務が始まりました。
初めてした準夜勤務、相手は副師長で入院患者は約五十名でした。ナースコールは携帯でとれるようになっていました。しかし、ナースコールが鳴っても患者さんと話しているとすぐに出れず、すぐに携帯を取り出したとしても表示されている病室が自分が担当している病室か理解するまでに時間を要する。そんな状況・・「どうしてコールに出ないの」と副師長に怒られ、急ぐあまり表示される病室が自分の担当と勘違うのに出てしまい対応のため反対チームに走って行っているのを副師長に見つかり「どうしてここにいるの」と怒られ・・今から考えると私のフォローをしながら夜勤をされていた副師長はただただ大変だったと思うばかりです。今から思い返すと担当患者数はたぶん私は半分以下だったはずですし副師長は全患者の情報を全て把握した上で私との勤務に臨まれていたので相当大変だったと思います。私もいい年になり後輩を育てる側に回り勤務していましたが、今、当時の副師長と同じ状況で勤務しろと言われたら断固拒否すると思います。それぐらい新人との夜勤それも四月からの働き始めの四月夜勤なんて過酷すぎて想像もできません。
新人の頃はたくさん怒られましたがそれだけ私に期待をしてくれていたんだと思います。一度先輩に「あなたのことが嫌いだから怒るわけではない、立派な看護師になってほしいと思うから言うんやで、どうでもいい人には何も言わんし」と言われたことがありました。実際、指導状況を見ていた医師から小声で「これはいじめやなぁ」と言われたことがありましたがその時の私は「いいえ、指導です」と返答していました。実際、実家が遠く寮で一人過ごしていたしていた私を先輩看護師はことあるごとに食事や遊びに誘ってくれていたので、休みのほどんどは先輩看護師と出掛けていました。社会人として独り暮らしを始めた私が寂しい思いをしなかったのは先輩看護師の方々の見守りがあったからだと今は思います。
私が新人を指導しているときは、新人看護師に「患者の命にかかわること以外は失敗しても仕方がないと思ってる。誰でも最初から何でもできるわけではないし、やっぱり失敗しないと成長は難しいからなぁ。でも毎回失敗していたらあかんでちゃんとどうして失敗したか自分で考えて同じ過ちをおかさないようにしないと・・・でも点滴や採血は、早い時期に交代してよ血管が無くなるから」とよく笑いながら言っていました。新人教育には、多くの時間も必要ですが後輩の仕事をフォローする必要があるため先輩看護師にとってはなかなか大変な仕事なのですよ。
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