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現世 終わりという名の始まり
03話
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人の命の期限を人が決めることなどできるのだろうか。答えとしては「出来る」とも言えるし、「出来ない」とも言える。
誰も人を殺めよう、殺めたいとは思わないだろう。でももし殺めなくてはならないとき、人はどんな感情を持つのだろうか。
後悔か未来への希望かその心の中は分からない。
―――――
「ありゃっしたー」
適当な店員の挨拶を背に聞きながら俺は店を後にした。手にある袋にはつい今手に入れたゲームが入っている。どうしてゲームを買う時のワクワクはいつになっても色褪せないのだろうか。早く帰ってプレイしたい。
気持ちとシンクロするように帰宅する足取りも自然と軽くなる
―――――
私は元の世界に帰るために異世界に転生した。この世界は私が住んでいた世界とはまるで違う。大きな鉄の塊が高速で行き来し、地面は岩で覆われ、石でできた高い木だらけである。私は仲間にする人を探し来る日も来る日も歩いた。
この世界に転生して夜は8回来た。今日は9回目の朝だ。今日も私は町の中を歩いた。この世界では「しんごうき」と呼ばれているものが人の往来を管理している。「しんごうき」が赤色の時は道を渡ってはいけないらしい。この道でも「しんごうき」が赤になっている。
私は前に立っている人を見た。男の子だ。手には袋を持っている。なぜだろう。私は仲間になるのはこの人かもしれないと思った。なぜかわからないけどこの人なら私を救ってくれる。そんな気がした。私は意を決してこの人を突き飛ばした。あの高速で動く鉄の塊に当たればきっと死ぬだろう。
「あっ、危ない!」
誰かがそう言ったと同時に私は意識を失った。
―――――
「今日はやけに引っかかるな…」
さっきから何度目だろうか。ある度ある度その都度信号に引っかかっている。一刻も早く帰宅したいのに。
「またか…」
13個目の信号にまた引っかかってしまった。前の道路は大きな国道で車がせわしなく行き交っている。
俺の記憶はここまでだ。
―――――
運命とは残酷だ、とはよく言ったものだ。
いつも家から一歩も出ない俺が、たまたま家を出た、言うなれば
《外出する》◀
《外出しない》
この選択を、たった二択の選択を間違えたことになる。
だから運命は残酷だ。
―――――
俺はトラックに轢かれた。と言っても自分から轢かれに行ったのではない。誰かに押されたのだ。
だれだよ俺に恨みがあった奴は…殺される前に顔を拝見しておきたかった。
とまぁ「死んでしまっただろう」というまるで他人事のような感覚が、というより変な自身が自分の中にある。
でも意識はある。どういう事なんだろうか。俺は目を開けてみた。ここはどこだろう?
真っ白で何もない。
「目が覚めましたか斎藤孝彦」
誰だろうこの人は。綺麗な人だ。俺が愛読していたラノベとかでは女神様だったりするが…。
「私は森の神フラです。さぁ、その椅子にお座りなさい」
「えぇ、本当に女神様なんですか!いやぁー感動だな。俺死んでよかった!」
俺は女神様に会えたことがうれしくてつい大きな声を出してしまった。
いやでも本当に女神様が存在するとは…。生きててよかった!
いやもう死んでるか。
「あら、貴方は自分が死んだことが分かっているのですか。それなら話は早そうですね」
さぁさぁお座りなさいと女神様は俺に席を勧めてくれた。
俺は椅子に腰かけると女神様に質問をし始めた。
「女神様。こういう時ラノベでは異世界に転生させてもらえたりするんですが、実際はどうなんですか。いや、異世界に転生できるなら俺大歓迎ですよ!でもやっぱりそうもいかないですよねー」
「ら・の・べ?何ですかそれは。よく分かりませんが貴方は異世界に転生できることまで知っているのですか。
確かに貴方の言う通り、貴方には異世界に転生してもらいます。赤子となり今までの記憶をすべて消したうえで新しい人生を送ってもらいましょう」
おぉー!俺の理想のシチュエーションだ。異世界転生とはどんな感じだろうか。いやでも待てよ…記憶消されちゃったら異世界転生とは言わないんじゃ…
「ただ今回は事情が少し違うのです。貴方は誰かに殺されたということは分かりますか」
「…?。確かに信号を待っていたら誰かに突き飛ばされてトラックに轢かれましたけど…。これでも誰かに殺されたという事になるのでしょうか」
「そうですね。そして今回貴方を殺した者は異端の存在、転生者と呼ばれているものです。貴方はあそこで死ぬ運命ではなかったのですが何せ転生者は異端の存在。本来世界には存在しない者なのです。だから他人の運命を変えてしまうこともある。そして今回貴方を殺したのは…」
女神様は手招きをし誰かを呼んだ。俺の後ろから少女が現れた。
「今回貴方を殺したのはこのアスカ・フォレスト。貴方とは違う世界で生きていた者です。貴方の世界では『異世界』とも『パラレルワールド』とも言われている世界ですね。
その世界で生きていた彼女も転生者に殺された身、つまりあなたと同じです。
先ほどあなたに説明したように本来は記憶を消して異世界に転生しなければならないのですが、彼女は運命にない死を遂げた。
ですから彼女には選択肢を与えました。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫
二つの命の選択です。そして彼女はこう選択した。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫ ◀
ただしそれには条件がありました。
この時間空間の中にはたくさんの世界が存在しています。そしてそれらの世界は互いに影響しあっている。どこかの世界で通常起こりえない転生が起きてしまうとおのずと他の世界にも影響が少なからずあるのです。
だから、世界の均衡を保つために異世界の者と共に転生する必要がある。だから彼女は異世界に転生し、貴方を殺した」
なるほど。さっぱり何を言っているか分からなかったが、つまりこの少女と共に転生すれば異世界で暮らせるという事だ。いやぁー夢のような話だな…。
「ご…ご…ごめんなさい!」
少女は頭が吹っ飛んでいくんじゃないかと心配になるくらいの勢いで俺に頭を下げた。
「貴方は全く関係ないのにこんなことに巻き込んでしまって」
少女は目に一杯の涙を浮かべながら何度も「ごめんなさい」と言っている。
「泣かないでいいよ。むしろ俺は君にありがとうっていう気持ちが強いから」
「へぇっ?」
「いやぁー、ラノベで夢見たシチュエーションが現実になるとはな…。君が殺してくれたおかげだよ。ありがとう!」
少女は呆気にとられている。確かに普通「殺してくれてありがとう」とかいう奴いないよな。
「本当は貴方にも二つの選択を与えるつもりでした。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫
でも貴方の気持ちは固まってしまったようですね。分かりました斎藤孝彦、貴方を異世界に転生させましょう。」
女神様はそう言って準備を始めた。
「あの…。私はアスカ・フォレストです。えっと…サイ…トウタカ…ヒコさん?」
「斎藤孝彦だよ。タカヒコって呼んでくれ」
「分かりました。タカヒコ、貴方にお願いがあります」
アスカは真っすぐに俺の目を見て言った。お願いとは何だろう。ちょっと楽しみだ。
「お願い?」
「はい。私の…私の世界の勇者になってください!」
勇者か…
―――――
人生とは選択の連続だ。
俺は一つ選択を間違え、元の世界で死を遂げた。俺だって本当は死にたくはなかった。でももうどうにもならないらしい。
だったら自分の運命をすんなりと受け入れてしまおう。
こうして俺の異世界ライフが幕を開けようとしているのであった。
誰も人を殺めよう、殺めたいとは思わないだろう。でももし殺めなくてはならないとき、人はどんな感情を持つのだろうか。
後悔か未来への希望かその心の中は分からない。
―――――
「ありゃっしたー」
適当な店員の挨拶を背に聞きながら俺は店を後にした。手にある袋にはつい今手に入れたゲームが入っている。どうしてゲームを買う時のワクワクはいつになっても色褪せないのだろうか。早く帰ってプレイしたい。
気持ちとシンクロするように帰宅する足取りも自然と軽くなる
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私は元の世界に帰るために異世界に転生した。この世界は私が住んでいた世界とはまるで違う。大きな鉄の塊が高速で行き来し、地面は岩で覆われ、石でできた高い木だらけである。私は仲間にする人を探し来る日も来る日も歩いた。
この世界に転生して夜は8回来た。今日は9回目の朝だ。今日も私は町の中を歩いた。この世界では「しんごうき」と呼ばれているものが人の往来を管理している。「しんごうき」が赤色の時は道を渡ってはいけないらしい。この道でも「しんごうき」が赤になっている。
私は前に立っている人を見た。男の子だ。手には袋を持っている。なぜだろう。私は仲間になるのはこの人かもしれないと思った。なぜかわからないけどこの人なら私を救ってくれる。そんな気がした。私は意を決してこの人を突き飛ばした。あの高速で動く鉄の塊に当たればきっと死ぬだろう。
「あっ、危ない!」
誰かがそう言ったと同時に私は意識を失った。
―――――
「今日はやけに引っかかるな…」
さっきから何度目だろうか。ある度ある度その都度信号に引っかかっている。一刻も早く帰宅したいのに。
「またか…」
13個目の信号にまた引っかかってしまった。前の道路は大きな国道で車がせわしなく行き交っている。
俺の記憶はここまでだ。
―――――
運命とは残酷だ、とはよく言ったものだ。
いつも家から一歩も出ない俺が、たまたま家を出た、言うなれば
《外出する》◀
《外出しない》
この選択を、たった二択の選択を間違えたことになる。
だから運命は残酷だ。
―――――
俺はトラックに轢かれた。と言っても自分から轢かれに行ったのではない。誰かに押されたのだ。
だれだよ俺に恨みがあった奴は…殺される前に顔を拝見しておきたかった。
とまぁ「死んでしまっただろう」というまるで他人事のような感覚が、というより変な自身が自分の中にある。
でも意識はある。どういう事なんだろうか。俺は目を開けてみた。ここはどこだろう?
真っ白で何もない。
「目が覚めましたか斎藤孝彦」
誰だろうこの人は。綺麗な人だ。俺が愛読していたラノベとかでは女神様だったりするが…。
「私は森の神フラです。さぁ、その椅子にお座りなさい」
「えぇ、本当に女神様なんですか!いやぁー感動だな。俺死んでよかった!」
俺は女神様に会えたことがうれしくてつい大きな声を出してしまった。
いやでも本当に女神様が存在するとは…。生きててよかった!
いやもう死んでるか。
「あら、貴方は自分が死んだことが分かっているのですか。それなら話は早そうですね」
さぁさぁお座りなさいと女神様は俺に席を勧めてくれた。
俺は椅子に腰かけると女神様に質問をし始めた。
「女神様。こういう時ラノベでは異世界に転生させてもらえたりするんですが、実際はどうなんですか。いや、異世界に転生できるなら俺大歓迎ですよ!でもやっぱりそうもいかないですよねー」
「ら・の・べ?何ですかそれは。よく分かりませんが貴方は異世界に転生できることまで知っているのですか。
確かに貴方の言う通り、貴方には異世界に転生してもらいます。赤子となり今までの記憶をすべて消したうえで新しい人生を送ってもらいましょう」
おぉー!俺の理想のシチュエーションだ。異世界転生とはどんな感じだろうか。いやでも待てよ…記憶消されちゃったら異世界転生とは言わないんじゃ…
「ただ今回は事情が少し違うのです。貴方は誰かに殺されたということは分かりますか」
「…?。確かに信号を待っていたら誰かに突き飛ばされてトラックに轢かれましたけど…。これでも誰かに殺されたという事になるのでしょうか」
「そうですね。そして今回貴方を殺した者は異端の存在、転生者と呼ばれているものです。貴方はあそこで死ぬ運命ではなかったのですが何せ転生者は異端の存在。本来世界には存在しない者なのです。だから他人の運命を変えてしまうこともある。そして今回貴方を殺したのは…」
女神様は手招きをし誰かを呼んだ。俺の後ろから少女が現れた。
「今回貴方を殺したのはこのアスカ・フォレスト。貴方とは違う世界で生きていた者です。貴方の世界では『異世界』とも『パラレルワールド』とも言われている世界ですね。
その世界で生きていた彼女も転生者に殺された身、つまりあなたと同じです。
先ほどあなたに説明したように本来は記憶を消して異世界に転生しなければならないのですが、彼女は運命にない死を遂げた。
ですから彼女には選択肢を与えました。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫
二つの命の選択です。そして彼女はこう選択した。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫ ◀
ただしそれには条件がありました。
この時間空間の中にはたくさんの世界が存在しています。そしてそれらの世界は互いに影響しあっている。どこかの世界で通常起こりえない転生が起きてしまうとおのずと他の世界にも影響が少なからずあるのです。
だから、世界の均衡を保つために異世界の者と共に転生する必要がある。だから彼女は異世界に転生し、貴方を殺した」
なるほど。さっぱり何を言っているか分からなかったが、つまりこの少女と共に転生すれば異世界で暮らせるという事だ。いやぁー夢のような話だな…。
「ご…ご…ごめんなさい!」
少女は頭が吹っ飛んでいくんじゃないかと心配になるくらいの勢いで俺に頭を下げた。
「貴方は全く関係ないのにこんなことに巻き込んでしまって」
少女は目に一杯の涙を浮かべながら何度も「ごめんなさい」と言っている。
「泣かないでいいよ。むしろ俺は君にありがとうっていう気持ちが強いから」
「へぇっ?」
「いやぁー、ラノベで夢見たシチュエーションが現実になるとはな…。君が殺してくれたおかげだよ。ありがとう!」
少女は呆気にとられている。確かに普通「殺してくれてありがとう」とかいう奴いないよな。
「本当は貴方にも二つの選択を与えるつもりでした。
≪異世界に転生する≫
≪元の世界に戻る≫
でも貴方の気持ちは固まってしまったようですね。分かりました斎藤孝彦、貴方を異世界に転生させましょう。」
女神様はそう言って準備を始めた。
「あの…。私はアスカ・フォレストです。えっと…サイ…トウタカ…ヒコさん?」
「斎藤孝彦だよ。タカヒコって呼んでくれ」
「分かりました。タカヒコ、貴方にお願いがあります」
アスカは真っすぐに俺の目を見て言った。お願いとは何だろう。ちょっと楽しみだ。
「お願い?」
「はい。私の…私の世界の勇者になってください!」
勇者か…
―――――
人生とは選択の連続だ。
俺は一つ選択を間違え、元の世界で死を遂げた。俺だって本当は死にたくはなかった。でももうどうにもならないらしい。
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