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十一章
学祭 9
ドリンクと軽食を片手に観戦。
気分としては野球場。
プロではなく学生だし。
例えるなら、甲子園って所か。
ちなみにこの観戦セット、中で買った物ではない。
アイテムボックス産だ。
いや、分かるよ?
せっかくの学園祭なのだし、イベント事だ。
現地で買ったものを飲み食いするのが醍醐味である。
でも、流石にね。
さっきの紅茶で懲りた。
高いのだ。
学園内で売ってるような物は基本上流階級価格。
カフェはまだ接客あったからあれだが。
他はそうでもないし。
軽食を売ってるような屋台なんて。
商品を受け渡して終わりだ。
別にぼったくってる訳ではないんだろうけど。
正直、値段ほどの価値は感じない。
多少野暮かもしれないが。
十分楽しめてるし。
コスパも考えればこれでいいのだ。
ここに酒もあったら最高なんだけどな。
まぁ、言っても仕方がない。
いや、アイテムボックスの中には結構あるんだけど。
入場の時に懲りた。
ここで飲み始めたら、多分追い出される気がするし。
せっかく招待してもらったのに。
それは申し訳ない。
ノアに迷惑かける訳にもいかないしね。
ここじゃなくて、学園の外の。
王都の他の闘技場なら酒飲みながら見れるだろうし。
今度行ってみようかな。
今まであまり興味はなかったのだけど。
案外、面白いのかもしれない。
飲みながらの観戦はそこまでお預け。
今行われてるのは低学年がメインの様だが。
それでも。
学園の生徒同士のガチ戦闘だ。
結構見応えがある。
学園祭の催しで、学園内部のみの大会とはいえ。
観客が観客だからね。
出てるのも貴族だが、観客も貴族なのだ。
その影響力はかなりのもの。
将来に関わってくる。
そりゃ、出るとなれば本気にもなるか。
見る限り、魔法中心の戦闘スタイルの生徒が大半。
貴族が多いしね。
学園で魔法を教わることもあってか、使える人間が多いのだ。
年齢の割に。
かなりハイレベルな戦いが繰り広げられる。
参加者自体も結構な人数いるのに。
盗賊とか、低級の冒険者とか。
そこら辺とは鼻っから比較になりそうもないな。
流石に上級冒険者には並ばないけど。
別に彼らは戦闘が本職な訳じゃないからね。
学生なのだ。
その上でこの戦闘力。
案外、才能では近いものを持っているのかもしれない。
でも、それぐらいって感じ。
学園は一応研究機関も兼ねていて、彼らはその教育を受けている訳だが。
レベルが高いってだけ。
魔法自体の進歩はあまり感じない。
最先端の教育を受けてるはずの学園の生徒がである。
やはり魔法は個人依存なんだなと。
強く感じる内容だ。
まぁ、それに関して言えば生徒に責任はないのだけれど。
ちょっと寂しく思う。
前世じゃ、十年もあれば世界を変えるような発明がされていたからね。
分野はばらけていたが。
それでも、目まぐるしく変化していた。
この世界ではそれがないのだと思うと、楽しみが結構削られる。
一応、まだ期待はしてるけどね。
次は、メスガキか。
どうだろうな。
勝てるかどうか。
今までの様子を見てると。
正直怪しい所だ。
魔力の制御がある程度マシになったとはいえ。
ついこないだの事だしな。
学生ってこともあって他も未熟ではあるが。
経験の差ってのは結構大きい。
魔力自体は多いし。
可能性が無いとは言わないけど。
客観的にみれば、少し厳しいような気がする。
と思っていたのだが、開幕炎魔法をブッパ。
相手もそれに反応して水魔法で防ごうとしたっぽいが。
単純にメスガキの方が威力が強い。
そのまま押し切ってしまった。
降参すら言わせずにあっさりとKO勝利。
凄いな。
それに、この前以上に制御が安定している。
だから魔力量を生かしてゴリ押しで行ったのだろうけど。
それほど期間も無かったのに。
あれから頑張ったんだな。
そう思うと、ちょっと感慨深い気がする。
……って、あれ?
メスガキが持ってる杖。
なんか、見覚えある様な気が。
あれって……
俺が貸したミスリルの杖じゃね?
そういえば。
練習しろと貸したっきりだ。
回収するの忘れていた。
いや、別に高い物でもないしそれ自体は構わない。
構わないのだが。
元は銀で出来た杖としては最低限の品質の物。
それを俺が魔力でミスリルに変えただけだし。
大した値段ではない。
だから、渡したまま忘れていたのだけど。
あの杖。
魔力を安定させる性質があるのだ。
練習用に渡したのもそれで感覚を掴んでもらうため。
そりゃ制御も効くはず。
補助輪をつけたままなのだし、当然。
これ、チートでは?
やらかした?
初戦に勝利したメスガキ。
ノアに頭をよしよしされて照れている。
2人とも喜んでるっぽい。
まぁ、いっか。
過ぎたことは後悔しても仕方がない。
対戦相手はちょっとかわいそうな気もするが。
そもそも、装備に制限とかないだろうし。
別に悪事を働いた訳でもない。
メスガキにとってはあまり良くない気もするけど。
俺は教師じゃないし。
明確なルール違反でもないし。
今回のトーナメントのために高い装備揃えてきたって子も珍しくはないはず。
それと同じ様なものだ。
そのつもりはなかったが。
あれを買い取ってもらっても別にいい訳で。
レンタルも可。
元は銀だからね。
そこそこの値段で貸し出してやるのもやぶさかではない。
そう考えれば、おかしくもない。
チートではなくあくまで健全な応援の内って事で。
魔道具の類ならともかく。
杖であることに変わりはないし。
魔力も本人の物だし……
うん、多分大丈夫でしょ。
気分としては野球場。
プロではなく学生だし。
例えるなら、甲子園って所か。
ちなみにこの観戦セット、中で買った物ではない。
アイテムボックス産だ。
いや、分かるよ?
せっかくの学園祭なのだし、イベント事だ。
現地で買ったものを飲み食いするのが醍醐味である。
でも、流石にね。
さっきの紅茶で懲りた。
高いのだ。
学園内で売ってるような物は基本上流階級価格。
カフェはまだ接客あったからあれだが。
他はそうでもないし。
軽食を売ってるような屋台なんて。
商品を受け渡して終わりだ。
別にぼったくってる訳ではないんだろうけど。
正直、値段ほどの価値は感じない。
多少野暮かもしれないが。
十分楽しめてるし。
コスパも考えればこれでいいのだ。
ここに酒もあったら最高なんだけどな。
まぁ、言っても仕方がない。
いや、アイテムボックスの中には結構あるんだけど。
入場の時に懲りた。
ここで飲み始めたら、多分追い出される気がするし。
せっかく招待してもらったのに。
それは申し訳ない。
ノアに迷惑かける訳にもいかないしね。
ここじゃなくて、学園の外の。
王都の他の闘技場なら酒飲みながら見れるだろうし。
今度行ってみようかな。
今まであまり興味はなかったのだけど。
案外、面白いのかもしれない。
飲みながらの観戦はそこまでお預け。
今行われてるのは低学年がメインの様だが。
それでも。
学園の生徒同士のガチ戦闘だ。
結構見応えがある。
学園祭の催しで、学園内部のみの大会とはいえ。
観客が観客だからね。
出てるのも貴族だが、観客も貴族なのだ。
その影響力はかなりのもの。
将来に関わってくる。
そりゃ、出るとなれば本気にもなるか。
見る限り、魔法中心の戦闘スタイルの生徒が大半。
貴族が多いしね。
学園で魔法を教わることもあってか、使える人間が多いのだ。
年齢の割に。
かなりハイレベルな戦いが繰り広げられる。
参加者自体も結構な人数いるのに。
盗賊とか、低級の冒険者とか。
そこら辺とは鼻っから比較になりそうもないな。
流石に上級冒険者には並ばないけど。
別に彼らは戦闘が本職な訳じゃないからね。
学生なのだ。
その上でこの戦闘力。
案外、才能では近いものを持っているのかもしれない。
でも、それぐらいって感じ。
学園は一応研究機関も兼ねていて、彼らはその教育を受けている訳だが。
レベルが高いってだけ。
魔法自体の進歩はあまり感じない。
最先端の教育を受けてるはずの学園の生徒がである。
やはり魔法は個人依存なんだなと。
強く感じる内容だ。
まぁ、それに関して言えば生徒に責任はないのだけれど。
ちょっと寂しく思う。
前世じゃ、十年もあれば世界を変えるような発明がされていたからね。
分野はばらけていたが。
それでも、目まぐるしく変化していた。
この世界ではそれがないのだと思うと、楽しみが結構削られる。
一応、まだ期待はしてるけどね。
次は、メスガキか。
どうだろうな。
勝てるかどうか。
今までの様子を見てると。
正直怪しい所だ。
魔力の制御がある程度マシになったとはいえ。
ついこないだの事だしな。
学生ってこともあって他も未熟ではあるが。
経験の差ってのは結構大きい。
魔力自体は多いし。
可能性が無いとは言わないけど。
客観的にみれば、少し厳しいような気がする。
と思っていたのだが、開幕炎魔法をブッパ。
相手もそれに反応して水魔法で防ごうとしたっぽいが。
単純にメスガキの方が威力が強い。
そのまま押し切ってしまった。
降参すら言わせずにあっさりとKO勝利。
凄いな。
それに、この前以上に制御が安定している。
だから魔力量を生かしてゴリ押しで行ったのだろうけど。
それほど期間も無かったのに。
あれから頑張ったんだな。
そう思うと、ちょっと感慨深い気がする。
……って、あれ?
メスガキが持ってる杖。
なんか、見覚えある様な気が。
あれって……
俺が貸したミスリルの杖じゃね?
そういえば。
練習しろと貸したっきりだ。
回収するの忘れていた。
いや、別に高い物でもないしそれ自体は構わない。
構わないのだが。
元は銀で出来た杖としては最低限の品質の物。
それを俺が魔力でミスリルに変えただけだし。
大した値段ではない。
だから、渡したまま忘れていたのだけど。
あの杖。
魔力を安定させる性質があるのだ。
練習用に渡したのもそれで感覚を掴んでもらうため。
そりゃ制御も効くはず。
補助輪をつけたままなのだし、当然。
これ、チートでは?
やらかした?
初戦に勝利したメスガキ。
ノアに頭をよしよしされて照れている。
2人とも喜んでるっぽい。
まぁ、いっか。
過ぎたことは後悔しても仕方がない。
対戦相手はちょっとかわいそうな気もするが。
そもそも、装備に制限とかないだろうし。
別に悪事を働いた訳でもない。
メスガキにとってはあまり良くない気もするけど。
俺は教師じゃないし。
明確なルール違反でもないし。
今回のトーナメントのために高い装備揃えてきたって子も珍しくはないはず。
それと同じ様なものだ。
そのつもりはなかったが。
あれを買い取ってもらっても別にいい訳で。
レンタルも可。
元は銀だからね。
そこそこの値段で貸し出してやるのもやぶさかではない。
そう考えれば、おかしくもない。
チートではなくあくまで健全な応援の内って事で。
魔道具の類ならともかく。
杖であることに変わりはないし。
魔力も本人の物だし……
うん、多分大丈夫でしょ。
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