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十二章
騒動 13
よし、これぐらいでいいかな?
なかなか手間取ってしまったけど、綺麗に肉を削ぎ落とせた。
これ、魔法で耐久上げてなかったら。
間違いなく突き破ってただろうな。
チート様様である。
仮に破れたとて、それで詰みって事はないが。
蘇生して回復魔法をかけてと。
なかなかめんどくさい手順を踏む羽目になっていたはず。
しかも、次で上手くいく保証もないし。
強化魔法掛けたの。
我ながらナイスアイデアだったな。
完成品を部屋の隅にあるちょっとした台座の上にのせ観察。
こう見ると、アレだな。
某自称騎士の名前をしたディスカウントストア。
あそこに売ってる様な有名人のマスク。
それに似てる気がする。
作り方に反して、予想外にグロさってのを感じない。
まぁ、この時点でグロかったら失敗以外の何物でもないのだけど。
中々の出来だ。
クオリティーとしては勝ってるとすら思える。
中身くり抜いた本物だし、当然と言えば当然かもしれないが。
いわゆる超美麗版ってやつ。
人相が怖いのも相まって。
結構いい商品なのでは?
ハロウィンのコスプレなんかにもピッタリだ。
素人仕事にしては上出来だろう。
高値で売れる気もする。
って、そんなのは別にいいのだ。
そもそもこれ売るとか。
材料がバレたら間違いなく面倒なことになる。
多分、ミスリルの比じゃない。
人間はね。
他の動物と違って外野がうるさいから。
奴隷やらなんやらが許容されてる。
命が軽い世界のくせして、そこは一丁前。
宗教絡みはごめんである。
問題もなさそうだし、さっそく自作したマスクを装備。
なんだろう。
見た目だけは年齢指定掛からなそうな様相に整えられているが。
材料が材料である。
もの凄い不快感。
しかし、こうやって使う物だからね。
代わりもないし。
文句を言っても仕方がない。
肉も脂肪も。
魔法での補助のおかげもあって、限界までこそげ取れたのだ。
多分、大丈夫。
後は気の持ち様次第でどうとでもなる。
この部屋、鏡はないらしい。
犯罪者に自分の体の状態を見せるのも自白の助けになりそうだが。
まぁ、そこに文句を言っても仕方ない。
アイテムボックスから。
適当に、手鏡を取り出し確認。
お?
これ、結構良さげじゃね。
顔はいいとして、他は服が違うか。
本物は……
一応、横に転がってはいるのだけど。
上は派手に破けてるし。
下も血やら肉やでびっしり。
これを着るのか。
汚れは魔法で落として綺麗にするとして。
上は。
別に特徴的な服って訳でもない。
似てる服で代用。
アイテムボックスから取り出す。
鏡を再度確認。
……うん。
完璧、だな。
これで俺の変装はオッケー。
次は、死体の偽装か。
俺が死んだことにしなければならないのだ。
この亡骸。
もといスプラッタのまま放置は無いよな。
明らかに拷問のレベルを超えてる。
かと言って回復魔法だけかけて終わりだと。
まんま拷問官でしかない。
例えば、俺の服を着させたとしても。
うん。
顔がコワモテすぎる。
これはいただけない。
このまま放置は俺の方に疑いがくるだろうし。
アイテムボックスとかに収納して。
消してしまってもいいのだが。
拷問のやりすぎで死体が消えましたは。
ちょっと無理があるかな。
今と同じやり方での偽装も可能だが。
自分の皮を剥ぐのとか、流石にやりたくない。
出来る出来ないの話ではなく。
戦闘とか。
殺人とか。
チートがあるから平気なのだ。
俺の根本は一般人。
別に痛みに強かったり痛覚なかったり。
そんなことはない。
自分の顔の皮を剥いで、回復魔法で回復して。
ちょっと、勘弁してほしい。
多少の違和感は出るかもしれないが。
こっちは変身魔法で妥協するか。
自分の顔なのだ。
他よりはよほど見慣れてるし、他人に変装するよりはマシなはず。
でも、マシ程度。
知り合い相手には通じないだろうな。
まぁ、今回は相手が相手だ。
衛兵の目なんて節穴だし。
この世界には写真もないのだ。
行ける気がする。
一応、バレないように傷をつけて置くか。
人間の印象は七割以上顔だというからな。
そこを中心に。
単純に傷つければいいって物じゃない。
それなら皮剥いだまま、捨て置けば良かったわけで。
判別できないほど潰すだけだ。
そうではなく。
衛兵達から見て、拷問のやりすぎで殺した。
この発言に説得力を乗せるのが重要。
……ん?
そう考えると、胴体に穴空いてるのはやりすぎか。
明らかに拷問で出来た傷ではない。
回復魔法を掛ける。
この魔法じゃ蘇生はできないが、大雑把な傷ぐらい治せるのだ。
死体と言っても、死にたてだからね。
各組織は結構生きてるし。
皮を剥いでた時も、筋肉の繊維がピクピクしていた。
皮膚を綺麗に治すような目的ならともかく。
この用途ならそこまで問題はない。
やりすぎて怪我した。
そう言い張れるぐらいまでは治癒出来るはず。
服も合わせて、8~9割型本人ってところか。
人間の顔。
見られるのは大抵、目元と口元と鼻筋。
まぁ、目は潰しても問題ない。
自白させるなら。
目が見えなくてもそこまで問題ないし。
すぐ死ぬ訳でもない。
口元は……
これは頬を殴られて歯が折れちゃったって形にして。
鼻は単純に曲げてしまおう。
いくら出来損ないとは言っても。
自分そっくりの存在を傷つけるというのは。
どうも、妙な気分になる。
やってて気持ちのいいものでもないが。
これが一番都合良さげだったし。
仕方がない、か。
流石にね、国ごと滅ぼせるとはいえ。
滅ぼしたくはないのだ。
ウーヌの街にも間違いなく影響が出て来るだろうし。
今の生活。
そこそこ気に入っているのだ。
よし、おっけ。
じゃあここからは作戦通りに。
拷問官として、正面から、堂々と退職しますか。
なかなか手間取ってしまったけど、綺麗に肉を削ぎ落とせた。
これ、魔法で耐久上げてなかったら。
間違いなく突き破ってただろうな。
チート様様である。
仮に破れたとて、それで詰みって事はないが。
蘇生して回復魔法をかけてと。
なかなかめんどくさい手順を踏む羽目になっていたはず。
しかも、次で上手くいく保証もないし。
強化魔法掛けたの。
我ながらナイスアイデアだったな。
完成品を部屋の隅にあるちょっとした台座の上にのせ観察。
こう見ると、アレだな。
某自称騎士の名前をしたディスカウントストア。
あそこに売ってる様な有名人のマスク。
それに似てる気がする。
作り方に反して、予想外にグロさってのを感じない。
まぁ、この時点でグロかったら失敗以外の何物でもないのだけど。
中々の出来だ。
クオリティーとしては勝ってるとすら思える。
中身くり抜いた本物だし、当然と言えば当然かもしれないが。
いわゆる超美麗版ってやつ。
人相が怖いのも相まって。
結構いい商品なのでは?
ハロウィンのコスプレなんかにもピッタリだ。
素人仕事にしては上出来だろう。
高値で売れる気もする。
って、そんなのは別にいいのだ。
そもそもこれ売るとか。
材料がバレたら間違いなく面倒なことになる。
多分、ミスリルの比じゃない。
人間はね。
他の動物と違って外野がうるさいから。
奴隷やらなんやらが許容されてる。
命が軽い世界のくせして、そこは一丁前。
宗教絡みはごめんである。
問題もなさそうだし、さっそく自作したマスクを装備。
なんだろう。
見た目だけは年齢指定掛からなそうな様相に整えられているが。
材料が材料である。
もの凄い不快感。
しかし、こうやって使う物だからね。
代わりもないし。
文句を言っても仕方がない。
肉も脂肪も。
魔法での補助のおかげもあって、限界までこそげ取れたのだ。
多分、大丈夫。
後は気の持ち様次第でどうとでもなる。
この部屋、鏡はないらしい。
犯罪者に自分の体の状態を見せるのも自白の助けになりそうだが。
まぁ、そこに文句を言っても仕方ない。
アイテムボックスから。
適当に、手鏡を取り出し確認。
お?
これ、結構良さげじゃね。
顔はいいとして、他は服が違うか。
本物は……
一応、横に転がってはいるのだけど。
上は派手に破けてるし。
下も血やら肉やでびっしり。
これを着るのか。
汚れは魔法で落として綺麗にするとして。
上は。
別に特徴的な服って訳でもない。
似てる服で代用。
アイテムボックスから取り出す。
鏡を再度確認。
……うん。
完璧、だな。
これで俺の変装はオッケー。
次は、死体の偽装か。
俺が死んだことにしなければならないのだ。
この亡骸。
もといスプラッタのまま放置は無いよな。
明らかに拷問のレベルを超えてる。
かと言って回復魔法だけかけて終わりだと。
まんま拷問官でしかない。
例えば、俺の服を着させたとしても。
うん。
顔がコワモテすぎる。
これはいただけない。
このまま放置は俺の方に疑いがくるだろうし。
アイテムボックスとかに収納して。
消してしまってもいいのだが。
拷問のやりすぎで死体が消えましたは。
ちょっと無理があるかな。
今と同じやり方での偽装も可能だが。
自分の皮を剥ぐのとか、流石にやりたくない。
出来る出来ないの話ではなく。
戦闘とか。
殺人とか。
チートがあるから平気なのだ。
俺の根本は一般人。
別に痛みに強かったり痛覚なかったり。
そんなことはない。
自分の顔の皮を剥いで、回復魔法で回復して。
ちょっと、勘弁してほしい。
多少の違和感は出るかもしれないが。
こっちは変身魔法で妥協するか。
自分の顔なのだ。
他よりはよほど見慣れてるし、他人に変装するよりはマシなはず。
でも、マシ程度。
知り合い相手には通じないだろうな。
まぁ、今回は相手が相手だ。
衛兵の目なんて節穴だし。
この世界には写真もないのだ。
行ける気がする。
一応、バレないように傷をつけて置くか。
人間の印象は七割以上顔だというからな。
そこを中心に。
単純に傷つければいいって物じゃない。
それなら皮剥いだまま、捨て置けば良かったわけで。
判別できないほど潰すだけだ。
そうではなく。
衛兵達から見て、拷問のやりすぎで殺した。
この発言に説得力を乗せるのが重要。
……ん?
そう考えると、胴体に穴空いてるのはやりすぎか。
明らかに拷問で出来た傷ではない。
回復魔法を掛ける。
この魔法じゃ蘇生はできないが、大雑把な傷ぐらい治せるのだ。
死体と言っても、死にたてだからね。
各組織は結構生きてるし。
皮を剥いでた時も、筋肉の繊維がピクピクしていた。
皮膚を綺麗に治すような目的ならともかく。
この用途ならそこまで問題はない。
やりすぎて怪我した。
そう言い張れるぐらいまでは治癒出来るはず。
服も合わせて、8~9割型本人ってところか。
人間の顔。
見られるのは大抵、目元と口元と鼻筋。
まぁ、目は潰しても問題ない。
自白させるなら。
目が見えなくてもそこまで問題ないし。
すぐ死ぬ訳でもない。
口元は……
これは頬を殴られて歯が折れちゃったって形にして。
鼻は単純に曲げてしまおう。
いくら出来損ないとは言っても。
自分そっくりの存在を傷つけるというのは。
どうも、妙な気分になる。
やってて気持ちのいいものでもないが。
これが一番都合良さげだったし。
仕方がない、か。
流石にね、国ごと滅ぼせるとはいえ。
滅ぼしたくはないのだ。
ウーヌの街にも間違いなく影響が出て来るだろうし。
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