ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上

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十四章

始末 2

 メスガキが帰宅し。
 俺と、ノアと、女教師。
 3人になった。

 さっきも2人で何やら密談してた様子で。
 切実に身の危険を感じるが。
 しかし、だからってここから逃走すわけにもいかない。
 現状縛られたまま。
 今の俺が何をやっても悪化する未来しか見えないしね。
 大人しくするに限る。
 良い加減、牢屋で一件でそう学んだのだ。

 ノアが縄をリードの要領引っ張り。
 俺が無抵抗で連れられ。
 その様を女教師がニコニコ眺めるという。
 客観的に見ておかしな集団である。

 先ほどから、すでに視線を集めてはいたが。
 貴族街に入ってからさらに。
 まぁ、こんなの不審者でしかないもんな。
 いつ通報されてもおかしくない。
 勘弁してくれ。
 今、ノアを刺激されると。
 周り回って俺に帰ってくる予感。
 ……ごめん。
 他人の視線は気にならないとか抜かしていたけど。
 やっぱ、気になるかもしれない。

 いつまで続くのか。
 羞恥と、通報されないかの緊張感。
 半分絶望していたが。
 止まった。
 見覚えのある場所。
 ここが目的地だったらしい。
 どこに連れて行かれるのかと思えば。
 ノアの自宅である。

 良かった、のか?
 とりあえず詰所に戻されたりはしないらしい。
 一安心。
 いや、流石にそこまで疑っては無かったけどね。
 うん……

 しかし、室内でも解放はされず。
 リビングを通り抜け、そのまま寝室の方へ。
 な、何をするつもりだ!?

 ノアは相変わらず黙ったままだし。
 女教師も微笑んでるし。
 傍目には全く不機嫌には見えないのだけど。
 それが余計に怖い。
 黙々と。
 今度は井戸ではなくベットに。
 縛り付けられてしまった。

 ……

 えっと、どういうおつもりで?

 ベッドに寝かされた状態。
 2人から見下ろされる。
 心なしか、女教師の頬が赤くなっている様な。
 そして息も荒い。

 考えなくても分かる。
 この状況で。
 何やら、思い出していやっしゃいます?
 さっきの事。
 多分、聞こえちゃってたんだもんな。
 ここでやってたの。

 子供でもないのだ、想像ぐらいつく。
 なんなら、メスガキですら気まずそうにしてたし。
 ほぼ筒抜けだったのが想像に難くない。

 息子へ視線を感じる。
 もはや発情って感じだな、やはり痴女。
 でも、状況が状況だけに。
 危機を感じつつ。
 しかし、本能には逆らえないらしい。
 何故か元気に。
 美女に自分の息子を凝視されているのだ。
 そうそう抗えるものではない。
 仕方ない、よね?

「……変態」

 ノアがボソリと……
 やめろ!
 ジト目プラスその言葉は、俺に効く。

 ってか、こんな事してるお前らに言われたくはない。
 客観的に見て、だ。
 ベッドに縛り付けられてる男と、ベッドに男を縛り付けた人間。
 どちらが変態だろうか?
 ……
 どっちもですね。
 なんなら反応してる分、俺が形成不利まであるかもしれない。
 しゃーなし。
 今回は引き分けということにしておいてやる。

「今回は私から、いいんですよね?」
「まぁ、約束ですからね」

 何が?

 彼女の言葉にノアがそう答える。
 何が約束なのだろうか。
 そんな、疑問符が頭に浮かびつつ。
 へ?
 手をかけられ思考が中断された。

 どこに手をかけられたのかって?
 下半身。
 ってか、ズボンである。
 そのまま下ろそうとされて。
 おいおい。
 やめ!
 縛られてて抵抗できない。
 息子が引っかかるが、気にも止めず。
 まとめて下ろされてしまった。

 どうしてこうなった……
 いや、確かに元々そんな話はしていたけど。
 3人でどうとか。
 流れってものがあるじゃん。
 って言うか。
 お仕置きがどうとかって言ってなかったか?
 これがお仕置き?
 それなら歓迎ではあるが。

 あ、そっか。
 ノアはさっき帰ってきた時に色々解消出来たけど、女教師は隣の部屋で聞いてただけだもんな。
 ただでさえお預けされてたのに。
 余計に。
 しかも、同じ部屋にメスガキがいるから下手に自己発散も出来ないと。
 地獄かな?

 俺のあそこは特別大きい訳でもない。
 なのに目を輝かせる。
 ノアとは違い、経験豊富そうではあるのだけど。
 元クラスメイト。
 そこに思うところがあったのかもしれない。
 俺は覚えてないが。
 何も思わないと言えば嘘になる。
 やはり別種の、プレミア感の様な物はある。

 ……いや、単に飢えてる説もあるけど。

 ただでさえ綺麗な人。
 胸も大きいし。
 おっとり目な清楚系美女。
 見つめられて。
 それだけでぴくぴくと。

 ふーっと息だけ吹きかけられ。
 でも、それ以上はせず。
 一旦離れてしまった。
 優しげな笑みを浮かべている。
 同級生、なんなら前世を入れれば2倍俺の方が歳食ってると言うのに。
 年上のお姉様の様な。
 そんな、余裕すら感じる。

 見せつけるように……
 服を一枚一枚。
 まるでストリップのようだ。
 清楚な見た目とは正反対。
 サキュバスとか。
 その類の淫魔の様に思える。

 エロティックでありつつ、しかし娼館で働いてる人間とは違う。
 これはお仕事ではないのだ。
 行為自体が好きで、故に経験豊富で。
 その上で別にサービスでもない。
 こんな女の子とするのは初めてかもしれない。

 ノアも獣っ娘も、どちらも経験なかったし。
 プロは経験豊富だけど。
 違うのだ。
 近い相手では女将さんとか?
 でも、彼女は獣っ娘の補助って感じで。
 ここまで積極的では無かったし、発情もしていなかった。
 釘付けになる。
 彼女の身体から目を逸らせない。

 生まれたままの姿になった彼女。
 四つん這いになってベッドに。
 そのまま息子がパクリと、食べられてしまった。
 視線を上にずらすとノアと目が合う。
 相変わらずジト目のまま。
 何だろう、非常におかしな気分だ。

 ……ってか、ヤバくね?

 普段からノア相手は結構一杯一杯なのに。
 ほら、若いから。
 冒険者で体力もあるし。
 その上、お仕置きと称したのがやばいのはさっき学んだ。
 腹上死しかけたのだ。
 さらにビッチが1人。
 しかも、2人とも溜まってると来た。

 あ、これちゃんとお仕置きかも。
 わりぃ俺死んだ。
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