166 / 277
十五章
平常 9
ウーヌの街に帰って来てからしばらく。
特に目立ったトラブルもなく。
普通に。
これまで通り、平和な日常が淡々と流れる。
二日に一回薬草採取の依頼を受け。
それが終われば、昼間っからギルドの片隅で飲んだくれて。
夕方になれば娼館へ。
お気に入りの嬢を指名して身も心も癒して貰い。
次の日は丸々休み。
そんな、正に天国の様なルーティーン。
王都じゃ、次々とトラブルに巻き込まれ。
かなり忙しくしていた訳だが。
本来の俺の人生ってこっち側だからね。
チート貰いこの世界に転生して、早くも35年。
何も成し遂げず。
それでいいのかなんて、ふと考えたりもしたけれど。
多分、これでいいのだ。
暇しないってのも別に悪くは無いのだが。
偶にだな。
頻発されるのは困る。
やっぱり余裕ある生活、これに勝る物はない。
それに、側から見たら平坦に見える様な日常でも。
別に何の起伏もないって訳じゃない。
生きてる本人からすれば、それなりに楽しい物だ。
そもそも、何も無かったって訳でも無いしな。
目立ったイベントが無かっただけで。
ギルド長が飛び込みで飲み会参加して来たのとか。
トラブルっちゃトラブルだし。
受付嬢の飛び込み?
ま、ああいうのはよくある事だから。
最早彼女の突飛な行動は日常の一部まである。
あの後行った娼館でも、そういや些細な事件があったな。
お土産と称して色々渡して。
セクシーなランジェリーにテンション上がったのか、普段しないようなプレイまで。
事の最中、嬢が不自然に動きを止め。
何かと思えば、まじまじと尻眺められるという謎の時間が発生。
しばらくして耳元で。
ノアちゃん元気みたいですね、なんて囁かれ。
一瞬、意味が分からなかったのだが。
視線を向けると、何やら訳知り顔な笑みを浮かべた嬢と目が合い。
表情を見てやっと理解出来た。
この件に関しては別に理解したくも無かったのだけれど。
恥ずかしいやら、どう反応したらいいのやら。
感情が完全に迷子に。
その反対に、嬢はプレイ前のやり取りで理解出来ずにハテナを浮かべていた部分。
ノアの体力が有り余っててどうこうって話。
これもおそらく得心いったのだろう。
点と点が繋がったと言わんばかりである。
……これ、本当に些細か?
まぁ、こんな事もありつつ総じて平和に暮らしている。
「今日も草むしりですか?」
「当然」
「毎日毎日、よく飽きませんね」
「仕事だからな」
都合の悪い記憶から目を逸らし。
今日も今日とて、ギルドにやって来た。
いつも通り。
目的は薬草採取の依頼の受注。
そして、向こうもいつも通り。
少しジト目気味な視線を俺に向け、軽口を叩いてくる受付嬢。
飲み会からしばらく。
多少は大人しかったのだけれど。
怒られないと分かると。
すぐ、元の態度に戻っていた。
ギルド長に仕事中の飲酒が見つかり。
飲み会で散々上司相手にこんな様な態度をとっていた彼女であるが。
幸いな事に、仕事をクビにはならなかったらしい。
ま、飲み会は無礼講って言うしね。
酒飲む前から幾つかの無礼があった気もするけど。
全て不問と。
あいつ、案外器のでかい男だったのか。
ノアに比べてオーラがないとか。
偉そうに踏ん反り返ってるだけだとか。
ハゲとか。
好き勝手言ってすまんな。
……いや、2人してギルドの職員に連れてかれてたしな。
器がデカいってよりは、同罪。
つまりお仲間である。
冷静に考えて、仕事中の飲酒とか無礼講どうこう以前に論外だし。
自分のことを棚に上げての説教。
ましてやクビになんてする気にはならなかったのかも。
それはそれとして。
部下の教育はしっかりやった方がいいと思うが。
やっぱりギルド長はギルド長か、謝罪を撤回させてもらおう。
「あ、ちょっと待ってください」
「ん?」
「依頼行く前に、渡さないといけないものがあって」
さっさと依頼を受け。
森へ薬草採取に向かおうとしたところ。
受付嬢に呼び止められた。
「おじさんにお手紙です」
そんなサービスやってないって、前言って無かったっけ?
ノアはAランク冒険者だし。
あの時だけ、特別にみたいな話だった気が。
いつの間にかナチュラルに渡してくるようになったな。
例外対応を常態化させちゃだだろ。
まぁ、今の時期。
普通の馬車とかほぼほぼ動いても無いだろうし。
手紙ぐらい。
ギルドの流通網に乗せたとて。
売れる恩に比べ、対して影響も出ないのかもしれないけど。
封筒には、やはりノアの文字。
前までのノアなら特別扱いとか嫌がりそうな物だが。
今なら、多分使えるものは使う精神になっているのだろう。
いつの間にか強かになってたからな。
冒険者続けていくのだ、その上学園で講師までこなして。
そう考えたら、おそらく今の方が都合もいいはず。
ただ、いつもより分厚い気がする。
ついこの前まで、一緒に王都に居たと言うのに。
何をそんなに書くことあったのだろうか。
そっと覗くと。
やはり、それなりの枚数の紙が見えた。
……
ちょっとだけ嫌な予感がする。
王都じゃかなりトラブル続きだったし。
まだ地雷が埋まってたとか?
それで連絡とか、勘弁してほしい。
逆に考えれば。
早々に逃れて良かったとも言えるが。
後回し……は、辞めた方がいいよな。
碌なことにならない。
放置できるならともかく、身近な人間が関わってるとなるとね。
どうせ完全放置ってのも出来ないのだ。
躊躇いつつ開封。
ただ、手紙の内容は予想とは違い拍子抜けするものだった。
ノアからは軽い近況報告。
あのまま、諸々途中で帰っちゃったからね。
王都で発生した暴動のあらまし。
捕まえた黒幕が近々処刑されることになってるとか。
国から勲章を貰えることになったとか。
そんな様な話。
いや、軽いって言うには内容が濃いか。
今回の王都で散々トラブルに揉まれたせいで、多少感覚が麻痺してる説ある。
にしても、勲章か。
何を貰えるのかは知らないが、王様との謁見の機会とかあるのだろうか。
貴族への道も遠くないかもしれない。
都合よく、フィオナって後ろ盾もいることだしね。
それにS級冒険者とか。
数年内にはなっていても不思議ではない。
ちなみに、勲章は俺にも出そうと思えば出せたらしいが。
フィオナとノアの判断で、多分いらないでしょと無い方向で進めたらしい。
正解である。
正直、面倒ごとの匂いしかしない。
学園の講師勧めてきた時から、理解度が格段に上がっている。
何だかんだ、あれから数ヶ月は経ってるもんな。
欲しかったら言ってくださいとの事。
後からでも俺用の勲章は用意できなくはないらしい。
フィオナの貴族社会への影響力の強さを感じる。
ってか、後から用意できるって話以外にも。
こんなに早く勲章出すこと決まってることとか、元騎士団長の家の次男が処刑で話がまとまってるのとか。
彼女の影。
そして名家だったはずの元騎士団長の家と騎士団そのものの影響力の低下。
それを如実に表してる気がする。
ただの近況報告なのに、ほんのり恐怖すら覚えてしまう。
なんで、ただの報告にそんなの感じなきゃならんのか。
ま、俺には無害だし。
トラブルが起こった訳でもないのだから気にする必要もあるまい。
ノアからの近況報告はほどほどに。
他の手紙へ目を通す。
ただの近況報告でこんな量になるはずもなく。
やけに多かったのは別。
メスガキからの手紙が大半だった。
あんな別れだったのに。
律儀な奴め。
多分、ちゃんとお別れとお礼を言いにきたのに。
俺のせいで不本意な形になったから。
改めてってことなのだろう。
なんか初めのイメージに比べてやけに良い子である。
特に目立ったトラブルもなく。
普通に。
これまで通り、平和な日常が淡々と流れる。
二日に一回薬草採取の依頼を受け。
それが終われば、昼間っからギルドの片隅で飲んだくれて。
夕方になれば娼館へ。
お気に入りの嬢を指名して身も心も癒して貰い。
次の日は丸々休み。
そんな、正に天国の様なルーティーン。
王都じゃ、次々とトラブルに巻き込まれ。
かなり忙しくしていた訳だが。
本来の俺の人生ってこっち側だからね。
チート貰いこの世界に転生して、早くも35年。
何も成し遂げず。
それでいいのかなんて、ふと考えたりもしたけれど。
多分、これでいいのだ。
暇しないってのも別に悪くは無いのだが。
偶にだな。
頻発されるのは困る。
やっぱり余裕ある生活、これに勝る物はない。
それに、側から見たら平坦に見える様な日常でも。
別に何の起伏もないって訳じゃない。
生きてる本人からすれば、それなりに楽しい物だ。
そもそも、何も無かったって訳でも無いしな。
目立ったイベントが無かっただけで。
ギルド長が飛び込みで飲み会参加して来たのとか。
トラブルっちゃトラブルだし。
受付嬢の飛び込み?
ま、ああいうのはよくある事だから。
最早彼女の突飛な行動は日常の一部まである。
あの後行った娼館でも、そういや些細な事件があったな。
お土産と称して色々渡して。
セクシーなランジェリーにテンション上がったのか、普段しないようなプレイまで。
事の最中、嬢が不自然に動きを止め。
何かと思えば、まじまじと尻眺められるという謎の時間が発生。
しばらくして耳元で。
ノアちゃん元気みたいですね、なんて囁かれ。
一瞬、意味が分からなかったのだが。
視線を向けると、何やら訳知り顔な笑みを浮かべた嬢と目が合い。
表情を見てやっと理解出来た。
この件に関しては別に理解したくも無かったのだけれど。
恥ずかしいやら、どう反応したらいいのやら。
感情が完全に迷子に。
その反対に、嬢はプレイ前のやり取りで理解出来ずにハテナを浮かべていた部分。
ノアの体力が有り余っててどうこうって話。
これもおそらく得心いったのだろう。
点と点が繋がったと言わんばかりである。
……これ、本当に些細か?
まぁ、こんな事もありつつ総じて平和に暮らしている。
「今日も草むしりですか?」
「当然」
「毎日毎日、よく飽きませんね」
「仕事だからな」
都合の悪い記憶から目を逸らし。
今日も今日とて、ギルドにやって来た。
いつも通り。
目的は薬草採取の依頼の受注。
そして、向こうもいつも通り。
少しジト目気味な視線を俺に向け、軽口を叩いてくる受付嬢。
飲み会からしばらく。
多少は大人しかったのだけれど。
怒られないと分かると。
すぐ、元の態度に戻っていた。
ギルド長に仕事中の飲酒が見つかり。
飲み会で散々上司相手にこんな様な態度をとっていた彼女であるが。
幸いな事に、仕事をクビにはならなかったらしい。
ま、飲み会は無礼講って言うしね。
酒飲む前から幾つかの無礼があった気もするけど。
全て不問と。
あいつ、案外器のでかい男だったのか。
ノアに比べてオーラがないとか。
偉そうに踏ん反り返ってるだけだとか。
ハゲとか。
好き勝手言ってすまんな。
……いや、2人してギルドの職員に連れてかれてたしな。
器がデカいってよりは、同罪。
つまりお仲間である。
冷静に考えて、仕事中の飲酒とか無礼講どうこう以前に論外だし。
自分のことを棚に上げての説教。
ましてやクビになんてする気にはならなかったのかも。
それはそれとして。
部下の教育はしっかりやった方がいいと思うが。
やっぱりギルド長はギルド長か、謝罪を撤回させてもらおう。
「あ、ちょっと待ってください」
「ん?」
「依頼行く前に、渡さないといけないものがあって」
さっさと依頼を受け。
森へ薬草採取に向かおうとしたところ。
受付嬢に呼び止められた。
「おじさんにお手紙です」
そんなサービスやってないって、前言って無かったっけ?
ノアはAランク冒険者だし。
あの時だけ、特別にみたいな話だった気が。
いつの間にかナチュラルに渡してくるようになったな。
例外対応を常態化させちゃだだろ。
まぁ、今の時期。
普通の馬車とかほぼほぼ動いても無いだろうし。
手紙ぐらい。
ギルドの流通網に乗せたとて。
売れる恩に比べ、対して影響も出ないのかもしれないけど。
封筒には、やはりノアの文字。
前までのノアなら特別扱いとか嫌がりそうな物だが。
今なら、多分使えるものは使う精神になっているのだろう。
いつの間にか強かになってたからな。
冒険者続けていくのだ、その上学園で講師までこなして。
そう考えたら、おそらく今の方が都合もいいはず。
ただ、いつもより分厚い気がする。
ついこの前まで、一緒に王都に居たと言うのに。
何をそんなに書くことあったのだろうか。
そっと覗くと。
やはり、それなりの枚数の紙が見えた。
……
ちょっとだけ嫌な予感がする。
王都じゃかなりトラブル続きだったし。
まだ地雷が埋まってたとか?
それで連絡とか、勘弁してほしい。
逆に考えれば。
早々に逃れて良かったとも言えるが。
後回し……は、辞めた方がいいよな。
碌なことにならない。
放置できるならともかく、身近な人間が関わってるとなるとね。
どうせ完全放置ってのも出来ないのだ。
躊躇いつつ開封。
ただ、手紙の内容は予想とは違い拍子抜けするものだった。
ノアからは軽い近況報告。
あのまま、諸々途中で帰っちゃったからね。
王都で発生した暴動のあらまし。
捕まえた黒幕が近々処刑されることになってるとか。
国から勲章を貰えることになったとか。
そんな様な話。
いや、軽いって言うには内容が濃いか。
今回の王都で散々トラブルに揉まれたせいで、多少感覚が麻痺してる説ある。
にしても、勲章か。
何を貰えるのかは知らないが、王様との謁見の機会とかあるのだろうか。
貴族への道も遠くないかもしれない。
都合よく、フィオナって後ろ盾もいることだしね。
それにS級冒険者とか。
数年内にはなっていても不思議ではない。
ちなみに、勲章は俺にも出そうと思えば出せたらしいが。
フィオナとノアの判断で、多分いらないでしょと無い方向で進めたらしい。
正解である。
正直、面倒ごとの匂いしかしない。
学園の講師勧めてきた時から、理解度が格段に上がっている。
何だかんだ、あれから数ヶ月は経ってるもんな。
欲しかったら言ってくださいとの事。
後からでも俺用の勲章は用意できなくはないらしい。
フィオナの貴族社会への影響力の強さを感じる。
ってか、後から用意できるって話以外にも。
こんなに早く勲章出すこと決まってることとか、元騎士団長の家の次男が処刑で話がまとまってるのとか。
彼女の影。
そして名家だったはずの元騎士団長の家と騎士団そのものの影響力の低下。
それを如実に表してる気がする。
ただの近況報告なのに、ほんのり恐怖すら覚えてしまう。
なんで、ただの報告にそんなの感じなきゃならんのか。
ま、俺には無害だし。
トラブルが起こった訳でもないのだから気にする必要もあるまい。
ノアからの近況報告はほどほどに。
他の手紙へ目を通す。
ただの近況報告でこんな量になるはずもなく。
やけに多かったのは別。
メスガキからの手紙が大半だった。
あんな別れだったのに。
律儀な奴め。
多分、ちゃんとお別れとお礼を言いにきたのに。
俺のせいで不本意な形になったから。
改めてってことなのだろう。
なんか初めのイメージに比べてやけに良い子である。
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。