悪役令息に転生したので、断罪後の生活のために研究を頑張ったら、旦那様に溺愛されました

犬派だんぜん

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番外編

8. 弟の願い 3 (アルベルト視点)

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 兄上は無事に結婚式を挙げられた。
 バッサリと切られた髪には驚いたが、短いほうが兄上には似合っていると思う。近寄りがたい儚い姫という雰囲気を一新して美少年となった兄上は、前よりも人間っぽい。
 ヴェルナー兄様とも仲が良いようでよかった。お互い話す内容は仕事と研究の話らしいが、ふたりともそれで問題なさそうなので、良い関係なのだろう。
 新年のパーティーにはヴェルナー兄様が兄上のことを王都に連れて来てくれそうだし、これからも1年に1度は兄上に会えると思っていた。

 兄上の第二王子殿下との婚約破棄の原因となったピンク頭が神子だと公表され、兄上がいる公爵領は浄化しないと言われてしまったが、結局兄上が開発した魔道具のおかげで神殿が森を浄化し事なきを得た。
 けれど、兄上の優秀さが王家の関心をひいてしまったようで、父上は今後兄上を領地から出さないおつもりだ。
 そうすると、私が会いに行かなければ兄上に会えない。
 父上を見ていると、仕事に追われ領地に顔を出すこともままならない状態だし、私もそうなるかもしれないから、学園に通っているうちに行けるだけ領地へ行って兄上に会っておこう。

「父上、母上、学園が休みの間は、領地で過ごしたいです」
「いいだろう」
「旦那様、リヒターは新婚です。やっと落ち着いてふたりの時間を取れるようになったのですから、休暇の間ずっと邪魔をするのは……」
「そうだな。アルベルト、やはり今年は短期間にしなさい」

 父上は領地に謹慎して兄上と会っていたのにズルい。
 でも新婚のふたりを邪魔するのは申し訳ないので、今年の春は短めにして、来年は休暇中ずっと領地に居座ろう。

 学園が休みになったら、カールも一緒に領地に行くことになり、指折り数えて休みになるのを待っていた休みの直前、兄上に勲章が授与されることが発表された。さすが兄上。

「カール、兄上が勲章の授与のために王都にいらっしゃるから、領地への旅行はなくなった。それで、ヴェルナー兄様もうちに滞在されるから、遊びに来ないか?」
「いいのか?」
「ああ。ジェイムスもどうだ?」
「行っていいなら」

 2人には是非兄上に会ってほしい。


 神子への謝罪で王都にいらっしゃったとき以来に会った兄上は、ヴェルナー兄様の隣でニコニコと笑っている。
 こんなに上機嫌な兄上は初めて見る。ヴェルナー兄様と上手くいっているようでよかった。

「アルベルト、浄化の件で迷惑をかけてごめんなさい」
「いいえ、勲章を授与されるなど、さすが兄上ですね」
「私は大したことはしていませんよ。こちらの魔道具技師のアントーニが開発したんです」
「初めまして。マクスウェル公爵家二子のアルベルトです」
「は、初めまして。魔道具技師のアントーニです。お目にかかれて光栄です」
「アントーニ、ずいぶん私と対応が違いますね」
「いや、ご子息様は、ほら、仕事仲間というか?」

 魔道具技師とかなり仲が良いようだ。きっと協力しながら開発したのだろう、そう思わせるお互いの信頼が見て取れた。
 技師も一緒に勲章を授与されるので、屋敷に滞在する。
 技師の分も含め、勲章授与の謁見と夜会の服を用意したりと、バタバタと過ごし、迎えた勲章授与の日、新しく仕立てた服に身を包む兄上はとても綺麗だ。

「兄上、綺麗です」
「ありがとう」
「子どものころ、兄上は御使い様なんじゃないかと思っていました」
「大袈裟です」
「ヴェルナー兄様、私の分まで兄上の晴れ舞台を見て来てくださいね」

 実際に御使いのような実績をあげて、勲章を貰うのだ。この勲章は、マクスウェル公爵家で研究を続けて良いと王家からお墨付きをもらったようなものだ。
 せっかくの兄上の晴れ舞台なのに、私はまだ成人していないから見られないのが残念だ。

 兄上の衣装には黄色いダリアがあしらわれている。神子の不興を買った花だから控えるべきという話もあったが、さりげなく図柄の一つとして取り入れられた。神子は体調不良で伯爵領で療養中らしいし、神子ではなく兄上が勲章を貰うのだから、気にしなくても大丈夫だろう。


 勲章授与の翌々日、約束通りにカールとジェイムスが遊びに来た。
 兄上とヴェルナー兄様と一緒に茶会をしているが、兄上が完ぺきな微笑を浮かべた余所行きの顔をしている。
 双方を紹介したが、カールもジェイムスも兄上のその雰囲気にのまれている。

「学園でアルベルトは上手くやっていますか?」
「は、はい。勉強も剣も優秀ですっ」

 驚いた。兄上が兄らしいことを言っている。
 友人たちが学校での私の様子を話し、それを興味深そうに聞いている兄上を、驚きの気持ちで見ていたら、兄上に不思議がられてしまった。

「アルベルト?」
「兄上が私の学園の生活に興味があったことに驚いているだけです」
「当然です。私の所為で学園で辛い思いをしていないか心配でしたよ」

 感激だ。私の片想いだと思っていたが、兄上とは両想いだったらしい。
 心配してもらえて嬉しい。公爵家に面と向かって喧嘩を売ってくる人はいないので大丈夫ですよ。

 しばらく話していて少し兄上に慣れたのか、ジェイムスが兄上に浄化の件について質問している。今一番の話題だから知りたいのだろう。

「リヒター様は、どういう経緯で今回の浄化の方法について思いついたのですか?」
「偶然ですよ。私はただ、森に行く冒険者が携帯できるように、ポーションに浄化作用がつけられないかと思って始めた研究でした。それがこんな大事になりました」
「それでこんな発見をされるとはすごいですね」

 自分の研究を褒められて嬉しかったのか、兄上が上機嫌で研究の中身を教えてくださるが、どんどん話が専門的になってきて、チンプンカンプンになってきた。けれど最初の余所行きの顔とは違って楽しそうに生き生きと、そして立て板に水の口調で説明し続けている。慣れている私でもその勢いに圧倒される。

「リヒター、そのあたりで」
「不純物が聖魔法に与える影響についてはまだ説明していません。仮説ですが、」
「リヒター、止まって」

 ヴェルナー兄様の制止に我に返ってから、兄上がしまったという顔をしているけれど、カールとジェイムスはポカンとしている。

 今日友人を呼んだ理由がこれだ。
 知って欲しかったのだ。兄上が噂とは全く違うと人だということを。
 浄化の件で注目の的である兄上についてあちこちで聞かれるが、決して実態を語ることができないこのストレスを、知って欲しかったのだ。そして愚痴を聞いてほしい。

 兄上はすでに神子からの糾弾やそのために領民の一部から非難されたことなど記憶の片隅に追いやって、好きな研究に没頭している。きっと神子のことは元から眼中になく、仕返ししてやったなど露ほどにも思っていないだろう。
 そして勲章を貰ったことも、決して口には出さないが、王都に呼ばれたり夜会に出たり面倒だ、くらいには思っていそうだ。
 周りの人の語る兄上と私の知る兄上が違いすぎて辛い。


 その後は余所行きの顔に戻った兄上と、家庭教師もしていたヴェルナー兄様に、今後の授業の難しいところや攻略のコツなどを聞いて、茶会は終わった。

「リヒター様は、なんというか、噂と違ったというか」
「兄上は外では完ぺきな公爵子息を演じていらっしゃるから」
「本当に研究がお好きなんだな」
「リヒター様を嫡子にって声もあると聞いたけど」
「領地にずっと引きこもって好きな研究をしていたいそうだから、それはないよ」

 2人は私の側近候補だから、そこは気になるのだろう。
 勲章も授与されたことだし、王都に来るのにもう問題はなさそうだが、兄上が先手を打って引きこもり宣言をしてしまった。嫡子の問題で揉めたくないから、ともっともらしい理由をつけていたが、だれもそんな理由は信じていない。
 一部には功績をあげた兄上を公爵家の嫡子にという話が未だに出るが、兄上を知る者ほど否定的だ。大貴族の当主、これほど兄上に向かない立場もない。けれど実際にその立場になれば、きっと兄上はそつなくこなしてしまうだろう。
 優秀な兄を持つと、弟としてはプレッシャーがしんどいときもある。

 帰る友人たちを送ってからサロンに戻ると、兄上が落ち込んでいた。私の友人の前で研究についてしゃべり続けたことを気にしているようだ。
 その落ち込む兄上を、すぐ横に座ったヴェルナー兄様が髪を撫でながら慰めている。こんなに近い距離で触れあっているのを初めて見たけど、きっと領地でもこんな風に過ごしているんだろうと感じる、とても優しい雰囲気だ。

「アルベルト、お友達の前でごめんなさい」
「大丈夫ですよ。友人にはいつもの兄上を知っていて欲しかったんです」
「いつもの私?」
「はい。外で見せている顔とは全く違って、実際は研究にしか興味がないってことを」

 ヴェルナー兄様が吹き出した。でもヴェルナー兄様だって思っているはずだ。

「そ、そんなことないです。アルベルトのことだって興味ありますよ」
「兄上、私が何を好きかご存じですか?」
「……」

 兄上、目が泳いでます。
 知ってましたよ。兄上が私の好きなことを知らないってことは。

「アルベルト様、リヒターは私の好きなことも知らないので、気にしないほうがいいです」
「そんなことないです。知ってます。歴史です。ファラデー王朝がお気に入りですよね」
「どうしたの?」
「なんで驚くんですか。ヴェルナーの好きなことをちゃんと調べました。王朝史も全巻読みました」

 兄上が自慢気に話しているが、まさか薬学と魔法学以外の本を読むとは、とヴェルナー兄様も驚いている。

「アルベルトの好きなことも、これから勉強しますから、何が好きか教えてください」

 兄上、それは調べたり勉強することじゃないのですが、その努力がちょっとズレているところも兄上らしいです。

「最近は馬に乗るのが好きですよ」
「……練習します」
「リヒター、落馬して怪我をしたらアルベルト様が気にされるから、止めておきなさい」

 兄上は運動全般が苦手だ。学園では剣も最低ラインで合格したらしい。しかも本人が最低ラインを越えたところで努力を止めてしまうので苦労したと先生から愚痴を聞かされた。
 学園では先生方も兄上の弟として私を見る。運動が得意だと驚かれ、勉強が普通だともっとできるはずだと期待される。
 せめて世紀の発見は、私が学園を卒業してからにしてほしかったです。

 それから、兄上によるファラデー王朝講座を、ヴェルナー兄様と聞いた。
 王朝史を全巻読んだだけあってとても詳しかったが、それでどの王様が面白かった?というヴェルナー兄様の質問に答えられず沈黙してしまった。
 むしろ面白いとも思えないものをそこまで覚えた兄上が素晴らしいし、兄上のヴェルナー兄様への愛情を感じる。
 好き勝手する兄上をヴェルナー兄様が見守っているのかと思っていたけれど、兄上もヴェルナー兄様に歩み寄ろうとしているのが分かって、ちょっと感動してしまった。


 次の休みには領地に遊びに行く約束をして、兄上は領地に戻って行かれた。
 道中は魔道具技師と研究の話をずっとしていて放置されるからと、ヴェルナー兄様は何冊か本を持ち込まれていた。そのほうが2人が気兼ねなく話ができるからね、と微笑まれるヴェルナー兄様は兄上に甘い。

 兄上、領地に行ったときは、馬には乗らなくていいので、研究の手を止めて私の相手をしてくださいね。
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