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第43話、気づいた気持ち☆
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また夜が訪れる……眠れない新しい夜が。
「ねぇ、舐めさせて……」
「え、あ……」
「お願い」
いいと、返事をする前に白鹿さんが私の腕を手に取り上へ掲げるように伸ばしてそこに頬を沿わした。ジッと見つめたまま頬から口へと肌に触れてきて私の腕に軽いキスを落とす。
「あ……」
白鹿さんの口から赤い舌が顔を出す。その舌が肌の上を優しく伝うから。
「んっ……」
それはまるで痺れる麻薬みたい。視覚だけで無理だ、白鹿さんが私の身体を舐めている、その光景を目にしただけで神経が震えるようで。
「甘いんだよ」
「え……」
「みゅーちゃんの身体……ずっと甘い」
「……」
「こんな香り知らない」
「……」
そう言ってくちびるが……舌が……腕から肩に、デコルテにと伝ってきて、白鹿さんの手がパジャマのボタンを器用に外してしまう。
「ぁ……」
「ああ……香りが……」
衣類を剥がれたら熱が放たれる。篭っていた熱が隠すことなく暴かれて……自分の身体の火照りがバレてしまう。それがただ恥ずかしいのに真正面から受け止める白鹿さんはどこか嬉しそうに、興奮して見えるからそれにまた私自身も羞恥心を煽られて……。
「ダメだよ、みゅーちゃん。そんなに興奮したら」
「し、してな……」
「寝るなんか嘘じゃん……興奮したいの?」
「……っ」
「嘘ついてもわかるんだから……俺の前で隠せると思う?」
思わない。
隠したくても暴いてくる。意思を無視して放たれる熱が、白鹿さんの嗅覚を刺激するから。
「だって……」
私だってわからない。気づいたらもう、いつからかもう……私は……。
「舐めさせて」
白鹿さんのくちびるが肌に触れる。デコルテから柔らかく膨らむ部分に降りてくる。白鹿さんの柔らかくて糸のような細い髪の毛が肌の上をなぞるのがくすぐったい。その髪を無意識で撫でてくしゃりと指に絡ませた。
「ぁ……」
「じゃあもっと……興奮しようか」
ちゅう……っと少し痛むほど。柔らかな皮膚の部分に吸いつかれて腰が浮いたらそこに腕を差し込まれて持ち上げるみたいに抱きしめられた。
(どうしよう……)
前からこんな風に抱きしめられるのは初めて。いつもは後ろから、囲うように抱きしめられていた。でも今は前から包むみたいに抱きしめられて胸が高鳴る。ドキドキする、今までとは違う、もっとときめく様なドキドキ。
(どうしよう……やっぱり私……)
安心するから、信頼できたから……そんなのは理由であってもどこか言い訳だ。その根底に眠る本当の気持ちに気づいたら答えなんか出ている。
(白鹿さんが……好き)
「んあ!」
いつのまにかナイトブラは下にズラされて、ツンッと尖る先端を舐め上げられる。熱い舌が転がす様に包んで吸い上げて刺激を繰り返してくる。それに私は素直に声をあげてしまう。
「あ、んっ……んん」
「気持ちい?」
「あっ……ぅんっ」
「すごく硬くなってるよ……舐められるの好きなの?」
「や、ぁ……聞かないでっ」
恥ずかしさでそんな風に返しても、クスッと笑われて。
「聞かなくてもみゅーちゃんの身体に聞けばいいか」
そうなのだ、私が何と言葉にしなくても白鹿さんには伝わってしまう。放つ熱で香りで……今の気持ちが溢れてしまう。
それなら……。
この気持ちは伝わってるの?
「ねぇ、舐めさせて……」
「え、あ……」
「お願い」
いいと、返事をする前に白鹿さんが私の腕を手に取り上へ掲げるように伸ばしてそこに頬を沿わした。ジッと見つめたまま頬から口へと肌に触れてきて私の腕に軽いキスを落とす。
「あ……」
白鹿さんの口から赤い舌が顔を出す。その舌が肌の上を優しく伝うから。
「んっ……」
それはまるで痺れる麻薬みたい。視覚だけで無理だ、白鹿さんが私の身体を舐めている、その光景を目にしただけで神経が震えるようで。
「甘いんだよ」
「え……」
「みゅーちゃんの身体……ずっと甘い」
「……」
「こんな香り知らない」
「……」
そう言ってくちびるが……舌が……腕から肩に、デコルテにと伝ってきて、白鹿さんの手がパジャマのボタンを器用に外してしまう。
「ぁ……」
「ああ……香りが……」
衣類を剥がれたら熱が放たれる。篭っていた熱が隠すことなく暴かれて……自分の身体の火照りがバレてしまう。それがただ恥ずかしいのに真正面から受け止める白鹿さんはどこか嬉しそうに、興奮して見えるからそれにまた私自身も羞恥心を煽られて……。
「ダメだよ、みゅーちゃん。そんなに興奮したら」
「し、してな……」
「寝るなんか嘘じゃん……興奮したいの?」
「……っ」
「嘘ついてもわかるんだから……俺の前で隠せると思う?」
思わない。
隠したくても暴いてくる。意思を無視して放たれる熱が、白鹿さんの嗅覚を刺激するから。
「だって……」
私だってわからない。気づいたらもう、いつからかもう……私は……。
「舐めさせて」
白鹿さんのくちびるが肌に触れる。デコルテから柔らかく膨らむ部分に降りてくる。白鹿さんの柔らかくて糸のような細い髪の毛が肌の上をなぞるのがくすぐったい。その髪を無意識で撫でてくしゃりと指に絡ませた。
「ぁ……」
「じゃあもっと……興奮しようか」
ちゅう……っと少し痛むほど。柔らかな皮膚の部分に吸いつかれて腰が浮いたらそこに腕を差し込まれて持ち上げるみたいに抱きしめられた。
(どうしよう……)
前からこんな風に抱きしめられるのは初めて。いつもは後ろから、囲うように抱きしめられていた。でも今は前から包むみたいに抱きしめられて胸が高鳴る。ドキドキする、今までとは違う、もっとときめく様なドキドキ。
(どうしよう……やっぱり私……)
安心するから、信頼できたから……そんなのは理由であってもどこか言い訳だ。その根底に眠る本当の気持ちに気づいたら答えなんか出ている。
(白鹿さんが……好き)
「んあ!」
いつのまにかナイトブラは下にズラされて、ツンッと尖る先端を舐め上げられる。熱い舌が転がす様に包んで吸い上げて刺激を繰り返してくる。それに私は素直に声をあげてしまう。
「あ、んっ……んん」
「気持ちい?」
「あっ……ぅんっ」
「すごく硬くなってるよ……舐められるの好きなの?」
「や、ぁ……聞かないでっ」
恥ずかしさでそんな風に返しても、クスッと笑われて。
「聞かなくてもみゅーちゃんの身体に聞けばいいか」
そうなのだ、私が何と言葉にしなくても白鹿さんには伝わってしまう。放つ熱で香りで……今の気持ちが溢れてしまう。
それなら……。
この気持ちは伝わってるの?
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