愛を知らないAランク冒険者は最愛を手に入れる

sae

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離れないで-4※※

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 色気全開で、今にも齧り付かれそうなほどの肉食獣みたいな顔してるのに……どうしてそんなに耳からとろけてしまいそうな甘い声を出すんだ。そんな声に囁かれて身体がおかしくならないわけがないのに。ジルは狙ったように聞いてくる。


「俺はさぁ……もっと見たいよ?感じて狂うアリシアを。俺を受け入れて、欲しがって……もっとってせがまれていろんなもんでドロドロになるアリシアが見てぇけどな。俺には見せてくんねぇの?誰になら見せれんだよ」
「……誰か、なんて……いない」

 こんな自分を晒せるの、ジルしかいない。


「いたら殺すけどな」

 また殺すとか簡単に言う……は、もう突っ込む気にもならなかった。


「いてたまるか。こんなアリシア見るのは俺だけだよ。俺の手だからこんなに可愛く感じてんだよ。そうだろ?」

 触れてくる手が優しくて。この大きな掌に頬を包まれて金眼に見つめられたらもう無理。逃げられるわけない、逃がしてもらえるわけがない。そして思うんだ。


 受け止めてくれるって。
 ジルならきっと……どんな私でも受け止めてくれる。私がどんなジルも受け止めようと思ったみたいに。


「お前のこと嫌いになるわけねぇよ。ましてこの状況で?……ないわ」
「あっ!」
「こんなに欲しがってんのに耐えてんの、逆にすごくね?もうすぐ挿入りそ……溢れて……あぁ……アリシア……まだダメ?怖くて無理?俺は嫌いになんかならない……好きで好きでたまんねぇよ……アリシアが」
「……っ!」
「好きすぎておかしくなる……もうおかしい。俺の方が狂ってるおかしい……でもそれでいい。お前に狂ってたい、だから許して?なぁ、もう挿れさせて?アリシアに離されないって実感させてよ……なぁ、ここ……挿れたい……奥まで……はぁ……」
「ぁ……ぁっ……」

 ぐちゅうっ……入り口がゆっくり開かれる。ジルの熱が差し込まれる、それを押し退ける力なんかない。私が望めばそれはもうひとつの熱になる、それを思ったら全身がキュンッと痺れるみたいに鳴った。


「ぁん、ぁっ……ジルっ」
「言うまで挿れない……この先まではお前に許されるまで挿れねぇ……だから……言え」

 金眼が見つめる、その瞳に吸い込まれる。ドクドク脈打つ音が全身に響いて、下腹部を締め付ける切ない苦しみに私だってもう限界だった。


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