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第2章:王都謀略編
28話:需要と動線
朝、作業場に向かった。グレンが隣にいる。
中に入ると、トビアスが壺の管理番号を帳簿に記入しているところだった。
「トビアス、少しいい?」
「はい、何でしょう」
紙袋から軟膏を取り出した。王都で買ったあの壺。
「これ、見てもらえる?」
トビアスが受け取った。蓋を開ける。匂いを嗅いで、指先で少量取り、伸ばす。光に透かして色を見る。壺を傾けて固さを確かめる。職人の手順だった。
「……これ、うちのですね」
「分かるの?」
「配合の癖が出てます。レムリア草の精製工程で、私は温度を少し低めに引っ張るんです。そのぶん粒子が細かくなる。この質感は、その工程を経たものです」
「間違いない?」
「はい。自分の手で作ったものは分かります」
確定。王都で高級品として売られていた軟膏は、アーレン領産だった。
「これ、王都で金貨十枚で売られてたわ」
トビアスの手が止まった。
「……十枚?」
「うちの卸値の何倍だと思う?」
トビアスは答えなかった。壺をもう一度手に取って、蓋を開けた。さっきと同じ動作。でも今度は品質を確かめているのではなく、自分が作ったものをもう一度見ているという顔だった。
「……保管状態は悪くないですね」
「え?」
「軟膏は温度と湿度で劣化します。これは、ちゃんとした環境で保管されています。そこは安心しました」
値段より先に品質の心配をする。この人は、やっぱり職人だ。
「流通元は」
「不明。店員も教えてくれなかった」
トビアスが壺の蓋を閉めた。丁寧に、自分が作ったものを棚に戻すときと同じ手つきで。
「ただ、一つ確定したことがある。王都であなたの軟膏に需要があるということ。直販でも好調だし、転売で高値がつくくらいの市場がある」
「増産、ですか」
「そう。レムリア草の確保はどう?」
「今の採取量なら月産百壺が上限です。それ以上は採取範囲を広げるか、栽培を始めるか」
「加工の人手は」
「補助が二人いれば百壺は回せます。品質確認は私がやりますので」
「品質を落とさずに量を増やすなら、他に何がいる?」
トビアスが作業場を見回した。壺が棚にぎっしり並んでいる。
「保管場所がまず足りません。軟膏は温度と湿度で品質が変わります。今の作業場では、これ以上の在庫を適切に管理できません」
「倉庫ね」
「はい。専用の保管庫が必要です」
ルッツに相談する案件だ。
***
昼前にルッツの現場に行った。グレンがまた隣にいる。巡回のついでだと言うのだろうけど、巡回の順路はこっちじゃない。
ルッツは排水路の施工を指示しているところだった。こっちに気づいて走ってくる。
「お姉さん、どうしました?」
「相談。軟膏の増産に合わせて、専用の保管庫が要るの。温度と湿度を管理できるもの。場所と規模と段取り、考えてくれる?」
「任せてください。ちょっと待ってもらっていいですか」
ルッツが現場を見回して、しばらく考えていた。地面を見て、建物の並びを見て、指で何かを測っている。
「ここがいいと思います」
指したのは、作業場の裏手。南の斜面に面した場所だった。
「地盤が安定してるんで、基礎工事が楽です。大きさは——今の在庫量から見て、四間×三間あれば足りるかと」
「動線は?」
「動線?」
「荷馬車が入ってきて、壺を下ろして、保管庫に運び込む。出荷の時は逆。その流れ」
ルッツが少し黙った。
「……すみません、そこまで考えてなかったです。建てやすさで場所を選んじゃいました」
正直な子だ。ごまかさない。
裏手の場所は、作業場との行き来は近い。ただし荷馬車の通り道から外れている。出荷のたびに壺を担いで搬出路まで運ぶことになる。壺が十個なら大した手間じゃないが、百壺を回すなら動線は死活問題になる。
「もう一つ。四間×三間は今の在庫量に合わせた計算よね」
「はい」
「増産するの。今の量じゃなくて、半年後の量で計算して」
「あ——」
ルッツが頭を掻いた。
「すみません。建物のことしか見えてなかった」
「初めてなんだから当然よ。場所は荷馬車道に面した東側のあたりで探し直して。規模は月産百壺を前提に、トビアスと話して詰めて」
「分かりました。明日までに出し直します」
走っていった。素直で、速い。言われたことへの対応は完璧。ただ、言われる前に自分で見えるかどうか。
(まだ慣れてないだけ。経験積めば分かるようになる)
***
夕方、執務室で帳簿を広げていると、セバスが書簡を持ってきた。
「ヴァルト商会からです」
封を開けた。売上報告。初回の五十壺は完売。追加発注の希望。数字は順調。
その末尾に、短い一文が添えてあった。
——契約時に気にされていた高値の軟膏の件。あれを扱っている商会を調べた。ブレーメン商会という中規模の商会で、同じ軟膏を継続的に高値で仕入れている。こちらの直販が安いにもかかわらず、切り替える様子はない。
手紙を置いた。
(安い方があるのに、わざわざ高い方を仕入れ続ける)
普通の商人ならありえない。安く仕入れて高く売る。それが商売の基本。安い仕入れ先が出てきたら、そっちに切り替える。そうしない理由があるとすれば。
(高く仕入れること自体が目的?)
意味が分からない。いや、意味が分からないということは、私の知っている市場原理の外側で何かが動いているということだ。
(でも、うちの売上には影響していない。ヴァルト商会経由の直販は順調。転売品が出回ってても実害はない)
紙袋の軟膏を棚から出した。あの現在600、潜在320の壺。
(いつか追う。でも今は増産が先)
手紙を帳簿に挟んだ。数字として記録しておく。それだけで今は十分。
窓の外ではルッツが東側の地面を測っている。隣でグレンが杭を持っている。
(……誰に頼まれたのよ、あの人は)
少しだけ笑った。帳簿に戻った。
中に入ると、トビアスが壺の管理番号を帳簿に記入しているところだった。
「トビアス、少しいい?」
「はい、何でしょう」
紙袋から軟膏を取り出した。王都で買ったあの壺。
「これ、見てもらえる?」
トビアスが受け取った。蓋を開ける。匂いを嗅いで、指先で少量取り、伸ばす。光に透かして色を見る。壺を傾けて固さを確かめる。職人の手順だった。
「……これ、うちのですね」
「分かるの?」
「配合の癖が出てます。レムリア草の精製工程で、私は温度を少し低めに引っ張るんです。そのぶん粒子が細かくなる。この質感は、その工程を経たものです」
「間違いない?」
「はい。自分の手で作ったものは分かります」
確定。王都で高級品として売られていた軟膏は、アーレン領産だった。
「これ、王都で金貨十枚で売られてたわ」
トビアスの手が止まった。
「……十枚?」
「うちの卸値の何倍だと思う?」
トビアスは答えなかった。壺をもう一度手に取って、蓋を開けた。さっきと同じ動作。でも今度は品質を確かめているのではなく、自分が作ったものをもう一度見ているという顔だった。
「……保管状態は悪くないですね」
「え?」
「軟膏は温度と湿度で劣化します。これは、ちゃんとした環境で保管されています。そこは安心しました」
値段より先に品質の心配をする。この人は、やっぱり職人だ。
「流通元は」
「不明。店員も教えてくれなかった」
トビアスが壺の蓋を閉めた。丁寧に、自分が作ったものを棚に戻すときと同じ手つきで。
「ただ、一つ確定したことがある。王都であなたの軟膏に需要があるということ。直販でも好調だし、転売で高値がつくくらいの市場がある」
「増産、ですか」
「そう。レムリア草の確保はどう?」
「今の採取量なら月産百壺が上限です。それ以上は採取範囲を広げるか、栽培を始めるか」
「加工の人手は」
「補助が二人いれば百壺は回せます。品質確認は私がやりますので」
「品質を落とさずに量を増やすなら、他に何がいる?」
トビアスが作業場を見回した。壺が棚にぎっしり並んでいる。
「保管場所がまず足りません。軟膏は温度と湿度で品質が変わります。今の作業場では、これ以上の在庫を適切に管理できません」
「倉庫ね」
「はい。専用の保管庫が必要です」
ルッツに相談する案件だ。
***
昼前にルッツの現場に行った。グレンがまた隣にいる。巡回のついでだと言うのだろうけど、巡回の順路はこっちじゃない。
ルッツは排水路の施工を指示しているところだった。こっちに気づいて走ってくる。
「お姉さん、どうしました?」
「相談。軟膏の増産に合わせて、専用の保管庫が要るの。温度と湿度を管理できるもの。場所と規模と段取り、考えてくれる?」
「任せてください。ちょっと待ってもらっていいですか」
ルッツが現場を見回して、しばらく考えていた。地面を見て、建物の並びを見て、指で何かを測っている。
「ここがいいと思います」
指したのは、作業場の裏手。南の斜面に面した場所だった。
「地盤が安定してるんで、基礎工事が楽です。大きさは——今の在庫量から見て、四間×三間あれば足りるかと」
「動線は?」
「動線?」
「荷馬車が入ってきて、壺を下ろして、保管庫に運び込む。出荷の時は逆。その流れ」
ルッツが少し黙った。
「……すみません、そこまで考えてなかったです。建てやすさで場所を選んじゃいました」
正直な子だ。ごまかさない。
裏手の場所は、作業場との行き来は近い。ただし荷馬車の通り道から外れている。出荷のたびに壺を担いで搬出路まで運ぶことになる。壺が十個なら大した手間じゃないが、百壺を回すなら動線は死活問題になる。
「もう一つ。四間×三間は今の在庫量に合わせた計算よね」
「はい」
「増産するの。今の量じゃなくて、半年後の量で計算して」
「あ——」
ルッツが頭を掻いた。
「すみません。建物のことしか見えてなかった」
「初めてなんだから当然よ。場所は荷馬車道に面した東側のあたりで探し直して。規模は月産百壺を前提に、トビアスと話して詰めて」
「分かりました。明日までに出し直します」
走っていった。素直で、速い。言われたことへの対応は完璧。ただ、言われる前に自分で見えるかどうか。
(まだ慣れてないだけ。経験積めば分かるようになる)
***
夕方、執務室で帳簿を広げていると、セバスが書簡を持ってきた。
「ヴァルト商会からです」
封を開けた。売上報告。初回の五十壺は完売。追加発注の希望。数字は順調。
その末尾に、短い一文が添えてあった。
——契約時に気にされていた高値の軟膏の件。あれを扱っている商会を調べた。ブレーメン商会という中規模の商会で、同じ軟膏を継続的に高値で仕入れている。こちらの直販が安いにもかかわらず、切り替える様子はない。
手紙を置いた。
(安い方があるのに、わざわざ高い方を仕入れ続ける)
普通の商人ならありえない。安く仕入れて高く売る。それが商売の基本。安い仕入れ先が出てきたら、そっちに切り替える。そうしない理由があるとすれば。
(高く仕入れること自体が目的?)
意味が分からない。いや、意味が分からないということは、私の知っている市場原理の外側で何かが動いているということだ。
(でも、うちの売上には影響していない。ヴァルト商会経由の直販は順調。転売品が出回ってても実害はない)
紙袋の軟膏を棚から出した。あの現在600、潜在320の壺。
(いつか追う。でも今は増産が先)
手紙を帳簿に挟んだ。数字として記録しておく。それだけで今は十分。
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