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22話 ヨンジュンside
しおりを挟むリオンの他に必要な物を一緒に見に行った。
リオナはワンピースとパンプスを見ていた。
ワンピースは試着しなかったが、パンプスは流石に、履いてみないとわからない。
大変そうだったので、椅子に座ってもらって、履く手伝いをした。
ヨンジュン「浮かせてるのしんどいだろ、足を俺の膝の上に置いていいよ。」
リオナ「そっそんな、汚いですよ!1人でも履けますよ!」
慌てるリオナも、恥ずかしがっているリオナもかわいい。
シンデレラに靴を履かせる、王子になった気分だ。
ペタンコのパンプス。俺が骨折させてしまったから、ペタンコのを選んだんだろうな。よくなったら、ヒールのパンプスをプレゼントしよう。
ワンピースもパンプスもパジャマと同様に、店員にお願いした。
店を出てから、リオナから嬉しい提案があった。
リオナ「今度はヨンジュンさんの物を見に行きましょ!」
ヨンジュン「リオナが選んでくれるの?」
リオナ「私でいいなら、喜んで!」ニコッ
ヨンジュン「じゃあの店行ってもいいかな?」
リオナ「はい!もちろんです。」
話しながら、歩いているとリオナがよろけた。
ヨンジュン「リオナ!大丈夫??」
慌てて受け止めたが、疲れたのだろう、やはり車椅子で連れてきた方が良かったか…
リオナ「ありがとうございます…」
ヨンジュン「疲れたんじゃない?車椅子とってくるから、このベンチに座って待ってて!」
ここからは車椅子の方がいいと判断して、リオナをベンチに座らせ、走って車に戻った。
車椅子を用意して、すぐにリオナの元へ向かった。
リオナの姿が見えた、と思ったら男2人がリオナに近づいているのが見えて、車椅子を置いてらリオナのところに走った。
男1「お姉さん、1人?怪我して大変でしょ?俺たちが一緒に遊んであげるよ!」ニヤ韓国語
リオナ「…」
男2「無視しないで、一緒に行こう!ほら支えてあげるから」韓国語
男のは1人がリオナの身体に触れた。
リオナ「きゃっ!やめてください!」
男の手を払いのけた。
男1「日本人か?こいつ俺たちがなんて言ってるかわかってないんだ!都合のいいじゃん。連れてっちまおう。」
パシっ
ヨンジュン「汚い手で触るな!」韓国語
間に合った。リオナの泣きそうな顔を見たら、余計に男たちに腹が立った。
男2「なっなんだよ!そんなに怖い顔するなよ。連れがいたのか。すまなかったな。心配してやったんだよ!」韓国語
男2人は慌てて走って逃げていった。
気づいたら泣きそうな顔のリオナを抱きしめていた。
リオナ「ヨンジュンさん!…ありがとうございます。」
ヨンジュン「ごめんな1人にして。怖かったよな。」
リオナ「ヨンジュンさんが来てくれたから、もう大丈夫です。」ニコ
ヨンジュン「ほんとに…無事でよかった。」もう一度抱きしめた。
本当に間に合ってよかった。
ヨンジュン「疲れただろうし、今日はもう帰ろうか?それともまだ買い物したい?」
リオナ「お腹すきました!笑なんか食べてから帰りましょう!」
ヨンジュン「そうだね!そうしよう!」
リオンの様子にホットした。
車椅子にリオナを乗せて食事をし、頼んでいたものを受け取り、家に帰った。
運転中、疲れて寝ているリオナの顔を見ながらさっき抱きしめたことを、思い出した。
また…抱きしめたいな…。
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