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春、雲一つない青空と桜の舞う今日
私は高校生になりました。
自分のクラスを確認して、入学式が始まる。校長の話に生徒会長、新入生挨拶と長々しい話が終わってHRでは担任の先生の話に自己紹介。
友達と話したり新しい友達を作る子たちもいた。
教室
(ガヤガヤ)
生徒A「どこの中学?」
生徒B「◯◯中だよぉ!」
(みんな友達作るの早いなぁ。
こんなんだったっけ?やべぇ昔のことすぎて覚えてねぇ…つかついてけねぇ…)
生徒C「あなたはどこ出身?」
主(……)
生徒C「お~い?聞いてるぅ?」
主「えっ?あぁオレ?じゃない私かぁ⁈」
(隣の席の子か。)
生徒C「そぉだよぉ~!何ボーとしてるの?笑」
生徒D「何か考え事かぁ?」
主(隣の席の子と仲良さげに話してたけど同中か?)
主「いや、みんな凄いなぁって思って。苦笑」
(みんな自分から話しかけれるってコミュ力っての高すぎだろ…)
生徒D「凄いって何が?」
主「いや、みんな自分から友達作りに話しかけてるからさ。」
生徒C「そぉかな?普通だと思うけど。」
生徒D「そぉだな…早く友達作んねぇとボッチになるかもだし。」
主(そんな事言われても、こっちは歳取ってる分女子と話すの抵抗あるんだよなぁ…中学まで男子と連んでたし。つか席隣ってだけで普通に声かけれるんだ…)
生徒C「あなたは?地元じゃないよね?」
(この子は確か相田菜奈って子だっけ?ふわふわした髪に可愛らしい笑顔、いかにも女の子って感じだな。こんな子と仲良く青春してぇなぁ…)
《ファンファンファン…(妄想中)
放課後夕陽の差し込む教室で菜奈と2人きり。
菜奈「ダメ!誰か来ちゃうよ。」
主「みんな帰ったさ…」
オレは菜奈の頬に手をあて顔を近づかせた。
菜奈「ダメだってば…」
主「ダメ?ホントに?ダメじゃ ないよね。」
菜奈「あっ♡」
ボン》
主(なんつってな!んな事起きねぇかなぁ!)
生徒D「どっからきたんだ?」
(でこっちの立ってる短髪は井上純だっけ?運動好きそうな子だ。2人とも地元の同中なんだろぉなぁ。)
《ファンファンファン…(妄想中)
部活終わりのシャワー室
汗を流している純の背後にきたオレは
純を後ろから包み込む
純「おっおい何入ってきてるんだよ!」
主「いいじゃん別に!おっ⁉︎いいオッパイしてるねぇ!」
純「何言ってんだよ、おっさんくさいぞ!って何処触ってあっ♡」
主「純って実はこぉゆぅの弱そうだよな?オレが教えてあげるよ?」
純「ちょっと待ってあっいやっ♡」
ボン》
主(ぐへへっ女の子同士ならこんくらいありうるよな)
純「おーい?」
主「えっあぁごめんごめん!なんだっけ?」
純「どっからきたんだって話!」
主「あぁ!大阪から引っ越してきたんだ。春からこっちで1人暮らし。」
純「大阪から⁉︎つかなんで1人暮らしなんだよ⁉︎親とかは?」
主「えっ親?親は…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[過去]
母「※して!わた※※の※を※※て!」
「出て※って!あな※※んか※※れなければ※※った!」
父「やめ※※い。凛!部屋※※いってい※※い!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[現在]
主「まぁ色々あって?苦笑」
主(あぁ不意打ちだ…いい妄想してたのにな…)
純「ふーん。」
主「あはははは…苦笑」
菜奈「女の子1人で暮らすって危なくない?」
主「まぁその辺は大丈夫だよ。腕には自信あるし!この辺のこともなんとなく覚えてるから交番の場所も知ってるし!」
純「何?来たことあんの?」
主「いや、おばあちゃんの家に何度かね!笑」
菜奈「じゃあおばあちゃんと住んだらいいのに。」
主「あぁおばあちゃんはもぉ…ね…」
菜奈「! ごめんなさい…わたし…」
主「いやいいって知らなくて当然だし!」
(まぁ嘘なんだけど…)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
説明 回想
そう、おばあちゃんの家なんてもぉとっくの昔になくなっているのだ。
それもおそらく90から100年前くらいになるのかな…
私、いやオレ、涼川凛は前世の記憶があるのだ…
今年高校から1人暮らしを始めて田舎の女子校に来たのだ。
なんとなく覚えてるってのは、前世の記憶があるからで、住み慣れた街にきたからそぉ言ってしまっただけ。
まぁすっかり変わっていってるけどね…
しかも前世は男…
田中信二って名前で、普通に暮らして漫画やアニメが好きなちょいオタク…
それでも普通に仕事して普通に恋して結婚して給料は少ないながらも奥さんや子ども、孫なんかもできたりして、まぁ妻は早くに先立たれてしまったが、幸せに年をとって寿命でこの世を去ったわけだ。
それがなぜか目が覚めたら知らない人たちに囲まれて何が何だかわからない状況で。
母?「凛ちゃんママですよぉ~^ ^」
父?「パパですよぉ~^ ^」
凛(えっ?俺死んだよな?家族に看取られながら死んでったはず…
つか誰この人たち?
えっ手小さ⁉︎なにこれ赤ちゃんの手?
オレが赤ちゃん?じゃあこの人たちオレの親?)
そんなこんなで今に至ると…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
凛「本当気にしないでいいから!笑」
菜奈「ごめんなさい…」
凛「だから気にすんなって!なんとも思ってないから!それよりさ久しぶりだから街も変わっててわからないとこもあるから良かったら案内とかしてくれないかな!」
菜奈「…うん!わかった!」
凛「じゃあ学校終わったらいいかな?」
菜奈「いいよ!純ちゃんも行くよね?」
純「あぁ!いいぜ!部活もまだ決めてないし暇だからな!」
凛「じゃあ決まりね!」
菜奈「うん!」
凛(本当のことなんか言えないしな…)
(ガラ)
先生「ほらぁ、席に着けぇ!」
先生の後ろをついて歩く生徒が1人…
(スタッスタッスタッ)
長く綺麗な黒髪。落ち着きのある歩き方。ピンと伸びた背筋。その冷めたような眼。
一目で直感した。この子、蒼崎彩月は【ダメ】だと…
春、雲一つない青空と桜の舞う今日
私は高校生になりました。
自分のクラスを確認して、入学式が始まる。校長の話に生徒会長、新入生挨拶と長々しい話が終わってHRでは担任の先生の話に自己紹介。
友達と話したり新しい友達を作る子たちもいた。
教室
(ガヤガヤ)
生徒A「どこの中学?」
生徒B「◯◯中だよぉ!」
(みんな友達作るの早いなぁ。
こんなんだったっけ?やべぇ昔のことすぎて覚えてねぇ…つかついてけねぇ…)
生徒C「あなたはどこ出身?」
主(……)
生徒C「お~い?聞いてるぅ?」
主「えっ?あぁオレ?じゃない私かぁ⁈」
(隣の席の子か。)
生徒C「そぉだよぉ~!何ボーとしてるの?笑」
生徒D「何か考え事かぁ?」
主(隣の席の子と仲良さげに話してたけど同中か?)
主「いや、みんな凄いなぁって思って。苦笑」
(みんな自分から話しかけれるってコミュ力っての高すぎだろ…)
生徒D「凄いって何が?」
主「いや、みんな自分から友達作りに話しかけてるからさ。」
生徒C「そぉかな?普通だと思うけど。」
生徒D「そぉだな…早く友達作んねぇとボッチになるかもだし。」
主(そんな事言われても、こっちは歳取ってる分女子と話すの抵抗あるんだよなぁ…中学まで男子と連んでたし。つか席隣ってだけで普通に声かけれるんだ…)
生徒C「あなたは?地元じゃないよね?」
(この子は確か相田菜奈って子だっけ?ふわふわした髪に可愛らしい笑顔、いかにも女の子って感じだな。こんな子と仲良く青春してぇなぁ…)
《ファンファンファン…(妄想中)
放課後夕陽の差し込む教室で菜奈と2人きり。
菜奈「ダメ!誰か来ちゃうよ。」
主「みんな帰ったさ…」
オレは菜奈の頬に手をあて顔を近づかせた。
菜奈「ダメだってば…」
主「ダメ?ホントに?ダメじゃ ないよね。」
菜奈「あっ♡」
ボン》
主(なんつってな!んな事起きねぇかなぁ!)
生徒D「どっからきたんだ?」
(でこっちの立ってる短髪は井上純だっけ?運動好きそうな子だ。2人とも地元の同中なんだろぉなぁ。)
《ファンファンファン…(妄想中)
部活終わりのシャワー室
汗を流している純の背後にきたオレは
純を後ろから包み込む
純「おっおい何入ってきてるんだよ!」
主「いいじゃん別に!おっ⁉︎いいオッパイしてるねぇ!」
純「何言ってんだよ、おっさんくさいぞ!って何処触ってあっ♡」
主「純って実はこぉゆぅの弱そうだよな?オレが教えてあげるよ?」
純「ちょっと待ってあっいやっ♡」
ボン》
主(ぐへへっ女の子同士ならこんくらいありうるよな)
純「おーい?」
主「えっあぁごめんごめん!なんだっけ?」
純「どっからきたんだって話!」
主「あぁ!大阪から引っ越してきたんだ。春からこっちで1人暮らし。」
純「大阪から⁉︎つかなんで1人暮らしなんだよ⁉︎親とかは?」
主「えっ親?親は…」
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[過去]
母「※して!わた※※の※を※※て!」
「出て※って!あな※※んか※※れなければ※※った!」
父「やめ※※い。凛!部屋※※いってい※※い!」
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[現在]
主「まぁ色々あって?苦笑」
主(あぁ不意打ちだ…いい妄想してたのにな…)
純「ふーん。」
主「あはははは…苦笑」
菜奈「女の子1人で暮らすって危なくない?」
主「まぁその辺は大丈夫だよ。腕には自信あるし!この辺のこともなんとなく覚えてるから交番の場所も知ってるし!」
純「何?来たことあんの?」
主「いや、おばあちゃんの家に何度かね!笑」
菜奈「じゃあおばあちゃんと住んだらいいのに。」
主「あぁおばあちゃんはもぉ…ね…」
菜奈「! ごめんなさい…わたし…」
主「いやいいって知らなくて当然だし!」
(まぁ嘘なんだけど…)
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説明 回想
そう、おばあちゃんの家なんてもぉとっくの昔になくなっているのだ。
それもおそらく90から100年前くらいになるのかな…
私、いやオレ、涼川凛は前世の記憶があるのだ…
今年高校から1人暮らしを始めて田舎の女子校に来たのだ。
なんとなく覚えてるってのは、前世の記憶があるからで、住み慣れた街にきたからそぉ言ってしまっただけ。
まぁすっかり変わっていってるけどね…
しかも前世は男…
田中信二って名前で、普通に暮らして漫画やアニメが好きなちょいオタク…
それでも普通に仕事して普通に恋して結婚して給料は少ないながらも奥さんや子ども、孫なんかもできたりして、まぁ妻は早くに先立たれてしまったが、幸せに年をとって寿命でこの世を去ったわけだ。
それがなぜか目が覚めたら知らない人たちに囲まれて何が何だかわからない状況で。
母?「凛ちゃんママですよぉ~^ ^」
父?「パパですよぉ~^ ^」
凛(えっ?俺死んだよな?家族に看取られながら死んでったはず…
つか誰この人たち?
えっ手小さ⁉︎なにこれ赤ちゃんの手?
オレが赤ちゃん?じゃあこの人たちオレの親?)
そんなこんなで今に至ると…
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凛「本当気にしないでいいから!笑」
菜奈「ごめんなさい…」
凛「だから気にすんなって!なんとも思ってないから!それよりさ久しぶりだから街も変わっててわからないとこもあるから良かったら案内とかしてくれないかな!」
菜奈「…うん!わかった!」
凛「じゃあ学校終わったらいいかな?」
菜奈「いいよ!純ちゃんも行くよね?」
純「あぁ!いいぜ!部活もまだ決めてないし暇だからな!」
凛「じゃあ決まりね!」
菜奈「うん!」
凛(本当のことなんか言えないしな…)
(ガラ)
先生「ほらぁ、席に着けぇ!」
先生の後ろをついて歩く生徒が1人…
(スタッスタッスタッ)
長く綺麗な黒髪。落ち着きのある歩き方。ピンと伸びた背筋。その冷めたような眼。
一目で直感した。この子、蒼崎彩月は【ダメ】だと…
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