君と君…オレと私…君と私

SINRA

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4幸せな時間(1)

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夏休み後半お祭りや買い物などと満喫して秋。体育祭今年はリレーで純が大活躍してオレたち白組が勝って文化祭が近づいた。


委員長「それじゃあ、文化祭で何をやるか話し合いましょう。何か案のある人はいる?」

生徒A「ん~定番で言ったらお化け屋敷とか演劇とか?」

委員長「おぉばぁけ、やぁしぃき、とえん、げきっと。他に何かある?」

生徒B「後は屋台かな?」

委員長「やぁたぁいっと。」

菜奈「はいはいはいはぁい!」

委員長「はいは一回でいいわよぉ。何?相田さん?」

菜奈「はい!男装カフェがやりたいです!」

委員長「だんそぉうカフェっと。」

凛「ちょっと菜奈ぁ!」
と小声で話しかけると菜奈は親指を立てテヘペロっとした。

凛(テヘペロじゃねぇって!)

生徒C「めちゃくちゃやる気じゃん菜奈!そんなに男装したかったの?」

菜奈「違うよ…私はただ…」

委員長「ただ?」

菜奈「もぉ一度凛ちゃんの執事姿が見たいの‼︎‼︎」

凛「げほっげほっげほっ」

生徒A「えっ⁉︎何⁉︎凛の執事姿って何?」

教室がざわめく。

彩月「ちょっと凛大丈夫?」

菜奈は携帯を取り出し。
菜奈「これを見て!」

とバイト中の写メを見せると、一気に盛り上がった。

生徒B「何これちょぉカッコいい!」

生徒A「いつ?いつ撮ったのこれ⁉︎」

菜奈「前に凛ちゃんのバイト先に行った時に撮ったの!もぉ紳士的でスマイル注文しちゃった!」

教室の全生徒(・・・えっ?マック?)

菜奈「もぉそのスマイルが…」
ポッと赤くなる。

生徒A「えぇっ見たい!写メないの?」

菜奈「それがスマイルだけ撮らせてくれなかったの…」

生徒B「なんで撮らせてくれなかったの⁉︎」

凛「恥ずかしいから!」

生徒D「いいじゃん減るもんでもないし!」

凛「いぃや!」

委員長「ならクラスの出し物は男装カフェにしてメニューにスマイル入れたら良くない?」

生徒達「それだ!」

凛「ちょっと委員長⁉︎」

委員長「ならクラスの出し物は男装カフェに決まりね!」

凛「いや劇とかお化け屋敷は⁉︎」

委員長「男装カフェがいい人!」

生徒達「はぁい‼︎」

委員長「決まりね。」
ニコっとして言われてしまう。

彩月「諦めなさい。」

凛「えぇ…彩月も男装するんだよ?」

彩月「別に構わないわよ。」

凛「マジか…」

とクラスの出し物は男装カフェに決まった。

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