君と君…オレと私…君と私

SINRA

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7 許し、歩み、家族に。(4)

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隆弘「また連絡してくれ。」

凛「うん。」

隆弘「山本さんもありがとう。」

山本先生「はい。」

隆弘「それじゃまた。」
プツン

隆弘「だそうだ。」

香澄「……っく…っうぅ……」

『凛「私もガッコーのセンセーになるんだ!」

凛「それでねぇ!ママみたいになるんだぁー!」』

隆弘「香澄、まだ凛を許せないかい?」

香澄「……」

隆弘「確かに記憶はあるかも知れない、けど生まれてからはオレ達が凛の親なんだよ。」

香澄「でも…凛だと思ってたら…違う人だったのよ…」

隆弘「確かにそぉかも知れない。けど凛も凛として生きようとしてきたんじゃないのか?家族になるため。」

香澄「……」

隆弘「あれから3年もぉすぐ4年になる。香澄もそろそろ歩み寄らないか?」

香澄「………」

隆弘「大丈夫。香澄なら受け入れられるさ。」

香澄「…酷いことも言ったわ…」

隆弘「凛なら分かってくれるよ。」

香澄「でも話してる時にまた傷つけてしまうわ…」

隆弘「香澄だったら大丈夫だ。後悔だってしているんだろ?だから話しをしに行こう。」

香澄「………」
香澄は怖いと思いながらも頷き前へ進む事を決めた。



凛の家


山本先生「良かったな。」

凛「うん。みっちゃんも私の為に色々動いてくれて、ありがとう!」

山本先生「これからは凛が頑張るんだからな!」

凛「うん!私頑張るよ!それで母さんとも…仲良くなって教師になる!」

山本先生「あぁ、応援している。」

凛「いつか、みっちゃんと一緒に仕事したいなぁ!」

山本先生「そぉだな…そぉなれたらいいな。」

凛「うん。」

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