魔法剣士のはじめての冒険

くま太郎 雅臣

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17 オラリス王と餓狼一族

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 4人はオラリス城の王室で詳しい内容を聞いた、餓狼一族がオラリス王の抹殺とオラリス国の壊滅をも目論んでいるのでそれを阻止してほしいと言う内容だった。

「あのぉ~ 餓狼一族ってなんですか?」
「これは失礼、私はオラリス獣騎士の団長でドックルと言います、餓狼一族は狼の獣人で四天王と言われる4人がボスとして動いている者達です」

 大怪我をしていたドックルはクロス達に餓狼一族の事を話した、なんでも四天王の強さは異常らしい。

「カーミラはこの事知ってたのか?」
「まぁ良いではないか、修行の成果を試す機会を作ったのじゃろ」
「それはカーミラ殿の紋章・・お弟子さん?」
「違いますから!」

 ドックルに弟子と勘違いされそうになったが、事情を説明して誤解が解けた。

「ところでオラリス王はなぜカーテンの裏に?」
「国王様は恥ずかしがり屋なので・・」

 4人とドックルはクエストの話を進めた、今回の作戦は4つの門を守る事だった、四天王は必ず四方向から攻めて来るらしい。

「四天王って誰が強いとかは?」
「4人共異常ですが特に天狼は別格ですので、もし誰かが相手になった時はすぐ逃げて下さい」
「そ奴らはいつ攻めて来るのじゃ?」
「おそらく明日の朝かと」

 クエストの話を進めていた時、外が騒がしくなってきた、1人の兵士が王室に入ってきて「が・・餓狼が攻めて来ました!」その言葉で一気に緊張感が高まった。

「クソ!早すぎる!」
「まだ何も決まってないのに・・どうしよう」
「妾が決めてやろう!カゲトラは裏門、クロスは正門、カナは西、妾は東じゃ」

 突然の襲撃で城内はパニックになっていたが、王族の威厳かリエリーが指揮を取っていた。

「ワォォォォ~~~~ン!!」
「皆さん餓狼一族が門の近くまで来ています、国をオラリス王を守ってください!」

 4人はそれぞれの門の前に到着し、少し時間を置いて餓狼一族が現れた。

◆裏門

「あれが餓狼一族か・・先手必勝かな 雷遁 豪雷刃!」

 カゲトラの術は全て直撃したように見えたが1人だけ弾き返した者がいた。

「お前は誰だ?」
「先に名乗るのが常識でしょ」
「ふぅ~ コレだからガキは 俺は餓狼一族、四天王の1人ライガだ」
「僕は鬼道院カゲトラ、忍者だ!」

◆西門

「あれがそうね」
「なんだお嬢ちゃん そこに居たらジャマなんだけどなぁ~」
「あなた達 餓狼一族で間違いは無いようね」
「だったらなんだ」
「ここから先は行かせない!」

◆東門

 リエリーは密かにカーミラからある物を受け取っていた。

「おい!リエリー お前には特別にコレをやろう」
「なんじゃコレは・・もらっても良いのか?」

 カーミラから受け取った物は、何故か赤いトンガリメガネだった。

「なんだこいつは」
「妾の名はリエリー・クリスタ!貴様ら餓狼一族を成敗じゃ!」
「・・・・」

 リエリーは何故かテンションが高く、餓狼一族は少し引いていた。

◆正門

「なんで俺が正門なんだ」
「貴様は何者だ」

 正門に現れたのは額に三日月のアザがある餓狼一族の者だった、クロスはそのアザを見てドックルの天狼の話を思い出した。

「あぁ ここで俺、死ぬんだな・・・」




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