異世界ってどんなところ?教えてクーニャン先生

くま太郎 雅臣

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③ はじめてのお屋敷

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 2時間くらい歩いてるけど、町らしきものが見えない、本当に町はあるのか?しかし、さっきから気になることが。
 ミリアの後ろ姿を見て思ったんだが、ネコミミは有るのにシッポが無いぞ、何処かに隠してるのか?

「どうしたんですか?」
「んっ、あぁ~・・ちょっと聞いてもいい?」
「ヤラシイ質問ですか?」
「ジト目で人を見るんじゃない、ネコミミは有るのにシッポが無いなぁ~って思って」
「やっぱりヤラシイ質問じゃないですか、そうやって私のスカートを」
「ちが~~う、ネコミミがあったらシッポもだろ」

 ダメだ、こいつの中の俺は完全にヤラシイ人になってる、どうにか払拭しなければ。

「今のわたしはネコ率40%なのでミミしかないんです」
「40%?100%だったらどうなるの?」
「完全なネコになります」

 なぜ胸を張って「ネコになります」って言ったんだ?やっぱり異世界人は変わってるのか?

「町が見えてきました、少し見たらお屋敷に案内します」

 町の中に入ったタイガは見るもの全てが初めての物ばかりでテンションが上がっていた、ミリアにお願いして買ってもらったリンゴがミカンの味がして感動していた。

「異世界凄いな、あのリンゴどうやって作ってるのか気になるなぁ」
「着きましたよ」
「お屋敷デカっ!」

 お屋敷の中に入ったタイガはあまりの広さに失神しそうになった。なんだこの広さ、廊下の端が見えない・・・本当にこんなお屋敷あるんだな、アニメやラノベだけの世界かと思った。

「それでは、わたしは少し用があるので、あなたの部屋は廊下の端の方に用意してます」
「廊下の端が見えませんが」
「行けばわかります、確認が終わったらロビーに来てください」

 行けばわかるって、なんて雑な説明だ。とりあえず行ってみるか、しかし高そうな壺やら絵が沢山あるな、部屋の扉も沢山だ、ちょっとだけ覗いてみるか。

「ここは?書庫かな?」
「こっちは客間か」
「ここは・・・」

 3つ目の扉を開けた時、そこには1人の女性が着替え中だった。絶世の美女とはこの事かと思う様な綺麗な顔立ちで眩しいくらいの金髪、スタイルも抜群だった。

「あっ、その・・・青い下着とっても可愛いですよ」
「キャ~~~~~~~~!」

 何言ってんだ俺、早く逃げなければ、部屋は・・・こっちか。

 この出会いがタイガとお屋敷の主、ソラリス・マーキュリーのファーストコンタクトだった。


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